象印派画家の勘違い

印象派の巨匠 クロード・モネの本物など高くて買えない・・・ ならば描いてしまえ!(笑) DIY ここに極まれり。

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クロード・モネは大して有名ではないかも知れませんが、海の絵も沢山描いております。

主にフランスの南北の海岸の観光地で、北 (ドーバー海峡側) はエトルタという

ノルマンディー地方の町、南は地中海沿岸のアンティーブというリゾート都市に、

数か月滞在して制作をしたりしておりました。 この絵はエトルタの奇岩で有名な海岸で、

モネは子供時代にノルマンディー地方に住んだせいか、好んで何度も絵を描いている

ポイントです。



わたくしが持っているモネの画集にも、いくつもこの周辺の海岸が描かれた絵が載っています。



イメージ 1
1881年 「フェカン近くのグランヴァル」



イメージ 2
1881年 「断崖から見下ろした海」




イメージ 6
パッと見この浮世絵に、景色の切り取り方がとても似ておりますが・・・・
(安藤広重作 東海道五十三次の内 箱根)


イメージ 7
手前と、向こうの物体を描いて、距離感を出す考え方は、むしろこの絵の影響に思えます。





わたくしの意見ですが、モナリザは背景が景色になっておりますけれど、あれは女性の後ろに

綺麗な外の風景があるのもいいな〜というような、シーンの選択であって、あくまでも

女性の肖像を良く見せるのを主眼にした、背景のチョイスではないかと思います。


時代がかわってモネの手法は、距離感を強く鑑賞者に印象付けることで、その場所で

感じられる臨場感を伝えようという意図で、つまり自分が受けた印象というか、感動を

伝えるのが目的となった、構図の選択であると思われます。


レオナルド・ダビンチは、1452年誕生、1519年没で、日本の歴史でいえば室町時代・

後記くらい。 足利将軍は義澄、義稙などがなにやら政権争いをクチャクチャやっていた

時期のようですが、あまり有名ではありません。 今川義元が1519年、武田信玄が1521年、

織田信長が1534年に生まれておりますので、中学の歴史の授業では、応仁の乱が

終わって、戦国時代前のとばされる辺りの時期になりましょうか。 フッ

(わたくしが覚えていないだけという事も、大いにありえます)


モネはその点、日本風に言えば天保11年の生まれで、時は12代将軍徳川家慶 (イエヨシ) 

の治世です。。。。 こちらも、あ〜んまり有名な将軍ではありませんが、水野忠邦に天保の

改革をさせた人といえば、ちょっとピンと来る人もおられるかも知れません。

・・・・有名か、有名でないかの顕著なバロメーターとして、パソコンで変換すると、

ミズノタダクニは一発で出ますが、徳川イエヨシは、人名漢字変換しても出てきません。(笑)

わたくしは 「家」 と 「慶事」 を打って、「事」 を消して、なんとか出しました。


ご参考までですが、葛飾北斎は1760年生、1849年没、安藤広重 (歌川広重)は、

1797年生、1858年没。 モネが幼少の頃、亡くなったといった年代の画家たちです。

広重の、一番有名な宝永堂版東海道五十三次は、1850年代中盤頃の発行らしいので、

今考えれば、ペラ紙の浮世絵が2〜30年後にフランスの、モネの手に渡るというのも、

物を大事にする日本の風習あっての事かなとも思います。 当時は現代よりも、

紙も貴重ですから、そうそう捨てる品物でもなかったとは、推察できますけれどモネ。 ハハ

・・・・ は〜あ。 (溜息)


尚、年号など全て、今ウィキペディアで検索して調べておりますので、わたくしが写し間違って

いなければ、信用していただいてよろしいと思います。





イメージ 2
この模写の原画





イメージ 5
しかし、今日は岩肌の参考に違う場所の絵を見ながら、描きたいと思います。
エトルタ近郊には、岩のアーチが2ヶ所あるようで、この岩は描いている物とは違います。





イメージ 3
前回、ここまで描いてあります。





イメージ 8
まず、船に影を足して、もう少し存在感を出そうと思います。





イメージ 4
わたくしは黒を使わない画家なので、こういう場合は濃い青紫です。





わたくしは青はプルシアンブルーの強力な色素が好きで、よく使っておりますが、

この青は色相環上では黄色寄りの青なので、赤を混ぜて紫にすると、少々濁ります。

そのため、通常青紫を作る場合は、モーブという紫を混ぜて赤みを足しております。

ただし、この船のようにメインの物体ではなく、それほど鮮やかな色で塗りたくない場合は、

少々色を濁らせるために、あえて青と赤 (今回はアリゼリンクリムゾン) を混ぜる場合も

ございます。 




イメージ 9
更にクリムゾンを入れて・・・・




イメージ 10
水面に入れる、赤い色。




岩の陰が落ちている部分には、ところどころ赤 (赤紫) い色が入れてあります。

日陰の水面は、陽光が当たっているところよりも、光の反射が少ない分、海の中が透けて

見えますので、海底の岩影が見えているのかもしれませんが・・・・

上から、更に青や緑を塗る予定なので、半分隠れてしまう赤は多めに入れております。




イメージ 11
この色、この辺にも使えそうだから、塗っておこう。





イメージ 12
光が当たっている海面よりも、影の部分は描き込みが薄いので、濃い水色を更に塗りました。




イメージ 13
この色も、こっちにも使えそうだ。




イメージ 14
モネは岩に限らず、物体の影の面の、乱反射した光の当たっている部分に、
よく水色を使っています。 この参考の岩にしても、グレーに見える部分はそうとう青いです。




イメージ 15
輪郭線は、とりあえず緑で描いております。





イメージ 16
お習字ではないので、二度書きは禁止という事もないですが、
サラッと描いた方が感じが出ると思います。



イメージ 17
すでに輪郭線を描いてある部分も、濃い目の線で軽くなぞりました。




線の太さを強弱を付けるだけでなく、色の濃さもところどころ変えておくと、より自然な感じに

なるようです。 濃くした部分は、きっとなにか岩の陰かなにかあるんだろうな?・・・・という、

印象を与える事もできる、、、 ような、できないような。 (笑) この辺は、本家モネとの

画力の差がありますので、いたしかたないですが。





イメージ 20
前の写真で輪郭線を描いていた周囲の、緑の草原ももう少し塗り重ねます。





遠方の草原は、手前の草よりも濁った色を使いたいので、黄色と青を混ぜて作った緑に、

赤を少し入れて濁らせます。 日本の色相学がどういう説明をするかは分かりませんが、

アメリカの美大で習った感じでは、濁るとは三原色の3色が全部入っている事を言います。

鮮やかな緑は、青と黄色のみで造られるもので、赤が入ると濁って、厳密に言えば

茶色や、グレーの部類に入ってしまう事になります。 しかし濁るという言葉の語感は、

あまり良くありませんが、風景画など自然物を描く場合は、むしろナチュラルな色合い

ですので、いい雰囲気になる場合が多いと思います。


そうは言っても、印象派はそういった濁った色を使う、従来の絵画 (風景画) の技法の、

常識を覆すような色使いを開発した流派ですので、わたくしも色を濁らす部分は、

あくまでも限定的にするような心掛けはしているつもりです。





イメージ 18
濃い青、赤など塗った上に、更に濃淡の緑を塗りました。
そろそろ前に塗った色と、上から塗る色が混ざりすぎるようなので、一旦乾かします。





イメージ 19
手前の岩ですけど、、、、 ポルト・ダバル (アーチ岩の名前) より、ずいぶんと高いんですが、
こんなとこに、そんな高い岩が有るとは思えないので、困ったな。(失笑)






「ポルト・ダヴァルと針岩」 過去の加筆記事はこちらへ

2日目  
4日目 
5日目 
・6日目  この記事です。



作品No. 90 「ヴェトウィユの画家の庭園」 模写

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