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抗がん剤〜代謝拮抗剤〜

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抗がん剤 代謝拮抗剤

代謝拮抗剤とは
葉酸、プリンおよびピリミジンヌクレオチドの構造類似物質で
正常核酸代謝を阻害することにより、抗腫瘍作用を示す。

具体的な作用機序:
細胞周期依存性=DNA合成期(S期)に作用することが多い。
常に一定の濃度で長時間接触している必要がある=時間依存性
DNAを障害するわけではないので発がん性を示さない。
※細胞周期って何?
ヒトの細胞が細胞周期を1周するのにかかるのは30時間。
その時間配分はおよそG1(6〜12時間)、S(6〜8時間)、G2(3〜4時間)、M(0.5 〜1時間)。一般に癌細胞は細胞周期にかける時間が短く20時間くらいで1回転するものもある。
細胞周期の進行にとってひとつの重要な時期が
G1期とS期の境目に存在する。
抗がん剤が正常細胞にも作用しつつも癌細胞にダメージが大きいのはこの細胞周期の差による。


一般名商品名用量規制因子(DLF)
メトトレキサートメソトレキセート骨髄抑制・腎毒性
ペメトレキセドナトリウムアムリタ骨髄抑制・消化器症状
メルカプトプリンロイケリン骨髄抑制
フルオロウラシル5−FU精神神経症状
テガフールフトラフール骨髄抑制・消化器症状(内服・坐薬)精神神経症状(注射)
テガフール・ウラシルユーエフティ骨髄抑制・消化器症状
テガフール・ギメラシル・オテラシルTS−1骨髄抑制・消化器症状
カルモフールミフロール熱感・尿意頻数・精神神経症状
ドキシルフルリジンフルツロン消化器症状
カペシタビンゼロータ皮膚亀裂・出血性胃潰瘍・出血性腸炎
シタラビンオクホスファートスタラシド骨髄抑制
ヒドロキシカルバミドハイドレア骨髄抑制
シタラビンキロサイド中枢神経毒性(400mg製剤、他製剤は不明)
塩酸ゲムシタビンジェムザール骨髄抑制
リン酸フルダラビンフルダラ骨髄抑制・腎毒性
エノシタビン注射用サンラビン骨髄抑制

※用量規制因子とは
抗癌剤の至適用量と毒性に対する最大用量(MTD)は極めて近いので、
ほとんどすべての症例で骨髄抑制や消化器官障害などが問題となります。
これらの副作用は重篤な場合には死亡に至ることもあるため、
最も患者に悪影響を及ぼす副作用が用量規制因子(DLF)として示されます。




出典:じほう社 「がん治療と化学療法」

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