|
閑話休題で「お茶の思ひ出」を記すといったが、まとまらないので変更。
旅の思ひ出というものは「行き先ごと」且つ「時系列」で記すのが王道だが、非常に大変な作業なので「行き先毎」に「思いついたトピックス」で、つらつらと記そうと思う。
まずは直近に行った上海から。
第一回目は、食の西洋化が加速する中国で大人気の「ハーゲンダッツ:哈根達斯(哈の上にウムラウト付)」にいったこと。
日本でも同社の店舗は高級スイーツ店として、都市部の結構お洒落な場所に出店している。
中国本土でもそれは例外でなく、北京:西単や王府井、上海:新天地や浦東、南京東路など大都市の目抜き通りを中心に出店を行っているようだ。
我々が訪れたのは、南京東路にあるソフィテルホテルの1Fにある哈根達斯。
ガラス張りで開放度も高く、どうだみてくれといわんばかりの高級スイーツショップな佇まいである。
訪れる客層も、着飾った家族連れや、表情が硬いカップル等、どこかしら緊張感がある感じだ。もっともカップルはソファーに腰掛けてべったり寄り添って、見るだけでお腹一杯な感じだが・・・。
扉に向かうとすぐに背筋を伸ばしたドアマンが近寄ってきて、店内に導いてくれる。
ドアマンにテーブルまで案内してもらい、席に着く。
すぐにメニューを服務員が運んでくるので、目を通す。
メニューはアイスクリームを軸にしたかなり幅広い商品構成。
パフェからケーキ、サンドウィッチ、勿論、店内のショーケースにあるアイスクリームを実施に見て選ぶこともできる。もはや只のアイスクリームショップではない。
かなり目移りする。
しばらく悩んでいたが、自分は王道「芒果パフェ」、相方は同じでは面白くないので「巧克力パフェ」をチョイスする。
本当は冬期限定の「哈根達斯 巧克力フォンデュ」と洒落込みたいのだが、お腹が一杯で断念。
「いつかは巧克力フォンデュ」
次回の必達の公約だな。
注文後、5、6分でパフェは到着。
早速、いただく。
1月の上海はかなり冷え込んでおり、日が落ちた南京東路を行き交う人々はとても寒そうな様子だ。が、店内は空調が効いていて問題ない。「冷しもの」を食べる店のせいか、暑い位の温度調整である。
まずは芒果パフェ。
芒果といってもそれ一辺倒ではない。芒果系の「フルーティなシャーベット層」と濃厚な「生クリーム層」が交互に重なった「多階層」な造りとなっており、食べ手を「飽きさせない」工夫が凝らされている。トップは「カシスアイスクリーム」、次に「生クリーム」、「芒果アイスクリーム」、「生クリーム」、最後に「フランボワーズ」と多彩な攻撃を仕掛けてくる。
一度食べ始めると、箸もといスプーンは止まらない。食べ尽くすまで止まらない。
一息で食べられる(食べてしまう)ようなスイーツは、「美味しい」ということだな。
次に、「巧克力パフェ」。
こいつはなかなか手強い。かなりの甘さだ。
相方のチョイスだが、メニューの説明で「クッキー&クリームを使用」とあったので、その部分にググっときたらしい。
その期待を裏切ることなく、このパフェは上から「生クリーム」、「クッキー&クリーム」、「生クリーム」、「巧克力アイスクリーム」、「生クリーム」と織り重なる濃厚な構成だ。これまた、かなり攻撃的なラインナップで食べ手に襲い掛かってくる。甘味初心者には非常に危険なスイーツといえる。
相方は、そのパフェを見た時は「結構凄いね」と、少しひるんだ様子だった。しかし流石は上級者、一旦スプーンをつけると、徐々にペースが上がり、一気に完食。貫禄を見せつけた。
本来ならこの哈根達斯は、恋人と語らいながら、お洒落にスイーツを楽しむ上質の空間なのだろうが、我々にとっては貪欲なスイーツ胃に、甘いものを収める作業場に過ぎない。
瞬く間に平らげて満足し、夜の南京東路に飛び出していくのだった。
哈根達斯といえば「Cathay Pacific Airways」を必ず思い出すね。
左上:南京東路から見た哈根達斯
中上:ドアマンがドアを開けてくれる重い扉
右上:ゆったりして落ち着きがあり、且つカジュアルな店内
左中:一度食べたい哈根達斯の「巧克力フォンデュ」
中中:夜の南京東路。電力不足になるわな。
右中:「哈根達斯 芒果パフェ」。かなり多層&高層。
左下:「哈根達斯 巧克力パフェ」。かなり濃厚。脳髄に響くよ。
中下:「哈根達斯 芒果パフェ(近接1)」。生クリームと芒果の織り成すハーモニー。
右下:「哈根達斯 芒果パフェ(近接2)」。頭頂はカシスアイス。
(了)
|