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MRT芝山站から東に徒歩15分ぐらいにある芝山公園には、日本統治時代、ゲリラに襲われて殉職した日本人教師を祀った「六氏先生の墓」があります。 この地には1895年に芝山巖学堂という学校が建てられ、六人の日本人教師が赴任しました。 そして治安悪化にも関わらず、教育に情熱をかたむけた結果、命を落とすことになってしまったわけです。詳しい内容は、他のサイト様にお願いするとして・・・。 このお話は教育者の熱き情熱という美談には留まらないのがポイントです。 戦後、国民党が排日運動を進める中、この地に建てられていた六氏先生や台湾教育者を祀る芝山巖神社も排斥の対象となりました。その際、台湾人の手により六氏先生の遺骨が密かに移され、静かに守られ続けました。 そして、1995年に台北市立士林国民小学校(芝山巖学堂)の卒業生によって、この「六氏先生の墓」が再建されて今に至っています・・・。 歴史や政治的背景、時代の大きな流れと、自分の周りで起こった小さな流れ、想いを分けて考え、義を通す台湾人の精神に、ワタシは胸が熱くなり、自身を省みるのです。 さて、その芝山公園に行ってまいりました。 MRT淡水線・芝山站は地上に出た高架上にあります。 基隆河を超えると、街並みもぐっと落ち着いたものなり、生活臭を身近に感じることができるようになります。 平日の昼間だからでしょうか。人も車もバイクもあまり見かけません。夕方はすごそうですけどね。 住宅街を抜けるので、ランドマークの案内板なんかは皆無です。観光スポットに行くシチュエーションではないですね。 街並みを眺めつつ、ひたすら歩くこと15分。 バスで行くのが常套手段ですが、味気ないので(運動不足なので)今回は徒歩にいたしました。 芝山公園入口です。 光の加減だと思うのですが、不思議な雰囲気があります。 知人がこの画像を観て「何か変な感じがする。何かあるよ」と、何かを直感したようです(何かはわかりませんが)。 芝山公園には隣接して芝山巖惠濟宮があります。 ここの住職が六氏先生の遺骨をひそかに守ってくれていたそうです。 手入れが行き届いた見事な植樹がありますね。 小さなロープウェイ(滑車)で麓から荷を運んでいるようです。 惠濟宮から観た台北中心地方面です。 見慣れた街並みですね。 惠濟宮の裏手は深い樹木に囲まれたちょっとした森になっています。 六氏先生の墓はこの一角にあるのですが、見つけるのに少し迷ってしまいました。 歴史の事実をきちんと伝えることはとても大事なことだと思います。 良いことであれ悪いことであれ、歴史(事実)からしか我々は教訓を学べないのですから。 歴史的解釈は様々であって良いのですが、起こった事象は決して曲げてはならないのです。 なぜなら解釈が歪むから。 勿論、こういった歴史を取り上げることを許した現政府にも、充分な思惑があることも理解しなければなりません。我々自身が常に中庸の心で物事を見ることが大事なのだと思います。 やっと「六氏先生の墓」に到着しました。 静かに力強く、そして大事に建てられた「六氏先生の墓」。 目的は皇民化という日本型植民地政策の一環だったとしても、当時の先生方が持っていた想いは、迷いなく真っ直ぐなものだったのでしょう。 「六氏先生の墓」のすぐそばに廟があります。人影はありませんでしたが、線香が焚かれ、床も綺麗に掃かれていました。 「学務官僚遭難之碑」です。 これも戦後打ち倒されていたのですが、最近立て直されたとのことです。 碑文は伊藤博文卿揮毫とのこと。 公会堂のような建物には、この芝山巖事件を説明する資料が飾られています。 静かな建物内では、2、3人の学生が黙々と粛々と自習をしていました。 六氏先生が命をかけて説いた「教育の精神」は、100年を過ぎた今、この台湾にしっかり根付いていることを確信し、静かに公園を後にいたしました。 ・・・小腹が空いたなぁ。
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台湾の思ひ出07-2
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こんばんは、台ワンコさん!おつかれまでした〜。いや、タロコ渓谷ですか〜いいですね〜。花蓮方面はまだ弱いのでじっくり攻めてみたいです。そうですね、台湾ってばたばたしちゃうんですよね〜。次回こそは!っていつも思うんですけど。
2008/1/27(日) 午前 2:22 [ Kurocelestar ]
こんばんは、Sallyさん!頭とお腹はぜんぜん別でした。頭チームは満足したので、お腹チームも〜って感じになったのではないでしょうか。ぜひ、今度足をのばしてみてくださいね。良いところでしたよ。
2008/1/27(日) 午前 2:25 [ Kurocelestar ]
こんばんは、padva2002さん!ですね。日本の植民地スタイルが他の国とは違っていたからでしょうかね。統治する現地人を本当に日本人化させようとしていたわけですから・・・他の国は統治する国を「育て」ようとはしなかったわけですから・・・(植民地主義を肯定するわけではありません)。弘法寺の件、西門にあるやつでしたっけ?一度行きました。もちろん、萬年商業のついでに(笑)。
2008/1/27(日) 午前 2:31 [ Kurocelestar ]
駅からテクテク歩ける場所なんでしょうか?今度の旅で行ってみようかなと思います。食べるばかりでなくて、もちっと頭の旅行もしないとな。
ととろで、台北ではどこ行っても日本語話す人がいましたけど、台中はホテルもダイタイ英語。お店での買い物も英語でした。(Mr.Pin-Yeが一緒の時は違いましたが・・・)まぁ、日本でタマに仕事で会う台湾ビジネスマンは100%英語だしなぁ・・・
何となく空気は変わってるのかもしれません。もちろん台湾人の義理堅さが変わったとは思ってませんが・・・
2008/1/27(日) 午前 8:06
ほう、こういうところもしっかりカバーされてるのですね。わたしは嘉義の日本人巡査を祭った廟に行ったことあります。同じく、台湾の方が密かに守り続けてくれた結果です。そしてこの芝山駅、すぐそばの猫カフェなら行ったことがあるんだけどぉ〜(笑)。
ん〜、この小高い廟、昼間でも人気が少ないとちょっと怖そうです、いろんな意味で・・・。いや、厳かな気持ちになるのかな?
2008/1/27(日) 午後 5:26
KUROさん、僕の見解では、台湾併合時に台湾の住民たちに「清朝」支配下であったという自覚がなかったのでしょうか?旧明遺臣〜オランダ〜清と支配者がころころ代わりましてや一度として全土を統一したこともない、そのため日本統治が「すんなり」とうけいれられたのでしょう。(このあたりが台湾独立派の理論的根拠なんですが。「中華民国は日治以前台湾をしはいしたことがない」と。)確かに、日本にとって初めての植民地。経営はかなり考えられていたようです。質のいい統治者ばかりだったのでしょう。○○浪人とは違うのでしょう。したがって、光復後の国民党の駄目駄目役人が一層日治時代を「よい」と思わせるのでしょうね。植民地は僕も反対です。
2008/1/27(日) 午後 6:06 [ あぶらぼうず ]
こんにちは、おまつさん!ホテルとかだと外国人にはまず英語でしょうかね。台北は確かにパスポート見せると、日本語に変わるホテルマンが多いかも。あと、会話の中で何気に日本語を混ぜたりすると、日本語で対応してくれたりします(笑)。ワタシなんか中国語(偽)、英語(脆弱)、日本語(おぼつかない)、の三段併用活用で話を進めたりします。
2008/1/28(月) 午前 11:11 [ Kurocelestar ]
こんにちは、ニャンコセンセエ!ホント、頭を垂れるのみでございます。そういえば有名な台北の猫カフェの一軒、新竹の清華大学内に移ったような話をどこかで聞いたような・・・。ニャンコセンセエなら当然ネコイジリに出かけられてることでしょうけど。芝山公園、平日の昼間に1人で出かけるとちと怖いかも・・・。
2008/1/28(月) 午前 11:16 [ Kurocelestar ]
こんにちは、padva2002さん!なるほど、実質初めての統治であったわけですね。育てる統治と奪う統治。帝国主義に基づく領地拡大は許す余地は全くないのですが・・・。敗戦ということで全ての歴史を封じてしまうのは、統治された人たちに対しても失礼だと思うのです。自らが賛美することはなくとも、賛美してくれる人達に対して感謝することは大事なのではないかなと思います。国民党・・・今は変わってくれていることを望みます。馬氏、貴方大丈夫でしょうね?
2008/1/28(月) 午前 11:25 [ Kurocelestar ]
在住日本人としては押さえておかないといけないですね・・・こういうのは。
芝山なんて、取引先があるのでしゅっちゅう行っているのですが、ここは行った事ございません(恥)
国民党がこれからも、こういう歴史をちゃんと守ってくれれば良いのですけどね〜
・・・最近は緑党の正名運動もやりすぎだな〜とちょっと思ったりもしてます。やりすぎると、国民党(蒋介石)独裁時代の歴史が抹殺されたりして(爆)
2008/1/28(月) 午後 0:25
まあ、青緑共に行動が極端に寄ると台湾民意は180°変わりますからね・・・
今回の立法委員選挙は阿扁のやりすぎをいさめたってのもあるかな・・・と。
で、青色が多数派を後ろ盾に、逆方向に行きすぎると・・・しっぺ返しを食らうと(笑)
馬氏もそこの辺まで解らない訳じゃないでしょうから、ちょっと自重するでしょうね・・・しばらくは(爆)
民意はあからさまに大陸を敵に回しての独立も、ましてや大陸反抗も望んでないってのが本音でしょう。ですんで、その時の政策、主張によって、どちらにでも簡単に転びますよ。
あたしゃ、人物的には謝氏が良いと思いますけどね・・・
最近の青党の実利的な政策を喜ぶ台湾人は多いと思いますよ・・・目先の利益優先って事ね(笑)
2008/1/28(月) 午後 0:26
こんにちは、ぴんいえさん!微妙なところですね。確かに実利な国民党ですから、緑支持者の民意も組んで、微妙な方針で行くでしょうね。一度変えた施設の名前をどうするのか、総統府の案内係の方をどうするのか・・・いろいろ興味は尽きません。中正と現代の国民党を切り離すことには腐心するでしょうね。いっそのこと改名すれば良いのに(笑)。
2008/1/28(月) 午後 0:59 [ Kurocelestar ]
KUROさん、馬ちゃんも含めて国民党が変わるのは20年無理でしょうね。と、いうのは、国民党の看板で、そして経国先生の恩恵を受けた人が生きているうちは。馬ちゃんは現実派だからその辺柔軟かも。CKS離れがはっきりしているのは、馬より連戦のほうでしょう。
2008/1/29(火) 午前 8:08 [ あぶらぼうず ]
こんにちは、padva2002さん!ですかね・・・経国氏って微妙な評価ですよね。緑派の方も、微妙な評価してるし・・・。連戦氏は、こう言っちゃ悪いのですが、マスクがね(笑)。勿論、馬氏のあまりにもエネルギッシュなマスクは、質の悪い油を使った料理を食べた後の胸やけに近い感覚を抱いてしまうのです。いや、顔だけじゃないですけどね、政治は(笑)
2008/1/29(火) 午前 11:28 [ Kurocelestar ]
おかーちゃん(緑)曰く・・・
連戦の方がまだマシだそうです(笑)
経国先生はあんまり悪い評判は聞いた事ないですね。
まあ、ある意味、台湾民主化の礎を築いたと言えない事もないでしょうし。・・・李登輝氏が総統になったきっかけを作ったと言う意味でね。
2008/1/29(火) 午後 1:49
う〜ん、経国の評価は十分に今後検証が必要でしょうね。僕は「白色テロ」の本当の黒幕だと思っています。表は好々爺、裏は白色テロの本懐、というのは親子そろって、と思います。連戦は根が学者ですから、戦いにも弱く、嫁さんをゲットしたときだけ、「すばやかった」というのが人物評。(嫁は元ミス台湾)国民党下野の張本人の片割れとして「除名されないよりマシ」っていう立場ですが。悪いことをするときは「ドモる」って言われるくらいわかりやすい。宋ナニガシのように、泣いたりわめいたりすれば、人気がでるんでしょうに。
2008/1/29(火) 午後 5:35 [ あぶらぼうず ]
経国が李登輝を副総統にしたのは、糖尿病で死にかかっていた彼にとって、子供に後継を継ぐほど「世間知らず」ではなかったことと、「李老師」ならまさか自分とパパをスターリンみたいな目には合わせないだろう、と思っただけなのでしょう。美齢ママのお気に入りのカクハクソンを軍から追放したり、万年議員を引退させたり、なんてできるとは思っても見なかったのでしょうね。
2008/1/29(火) 午後 5:47 [ あぶらぼうず ]
こんにちは、ぴんいえさん!ん?顔的に?(笑)もう少し後での評価が必要なのでしょうかね。我々とて客観的に見れる立場、時代に生きていないのかもしれません。春節すぎたら選挙ですかぁ・・・。熱いですね台湾。
2008/1/30(水) 午後 2:21 [ Kurocelestar ]
こんにちは、padva2002さん!なるほど。そのへんは近々詳しく語りましょうか。連戦氏って根が真面目なんですね(笑)。悪党面で損してるなぁ・・・。
2008/1/30(水) 午後 2:23 [ Kurocelestar ]
こんにちは、padva2002さん!なるほど戦略家ですね。実際、今でも落ち着いた評価になっているということは、彼の目論見は当たったというわけでしょうか。総統府の熱いオジサマ達も、経国氏の説明に入ると歯切れが悪かったんでね。ささっと李老師の時代に移っちゃったんで。
2008/1/30(水) 午後 2:26 [ Kurocelestar ]