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週の初めから国会が始まり、民主、自民両党のトップの意外な一面が浮かび上がった。
鳩山首相は温和で激しい言葉は使わないと思っていたが、意外や意外、「あなたたちには
言われたくない」とか「このような状況を作ったのは誰でしょうか?」など、結構、きつい
表現を使っている。
原稿なしの直接対決で、どこまで臨機応変な応答ができるか、強烈な反朴ができるか期待が高まる。
一方の谷垣総裁だが、代表質問では無理に声を大きくしていた印象で、これだけの敗北をした後
だから有効な議論は展開できないのはやむを得ない。
批判しても、自らに唾することになるからで、民主党の政策を上回るような提言をしない限り、
良い点は取れない。
だが、問題は鳩山首相の所信表明演説への感想を述べたときである。
想定問答を用意していなかったのであろうか、会議場の印象を聞かれて、こともあろうに、
「ヒトラーの演説に声援を送るナチス・ユーゲントのようだ」と言ってしまった。
これを聞いて一瞬、唖然としてしまった。
国民の選挙で選ばれた国会議員をヒトラーの狂信的青年団に譬えてしまったのだ。
民主主義の基本から勉強しなおして欲しいと思う。
不思議なことにメディアはこの問題をあまり取り上げていない(私の見たり読んだりした
範囲でのことだが)。
谷垣氏は外務大臣を経験したかどうか記憶にないが、たとえ経験していなくても、このような
発言は、責任のある政党の代表がするべきではない。「良識の人」との前評判だったが、
とんでもない間違いである。野党とはいえ一国の大政党の総裁となる資格がないことを
暴露してしまった。
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