黒木昭雄の「たった一人の捜査本部」

小原勝幸を容疑者とするこの事件は、言いようのない不正義な社会構造を見せつける事になった。遺作小説『神様でも間違う』完成。

連載 警察はなぜ堕落したのか

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4 バスジャック事件
 山口県警はなぜ、バスを先送りにしたのか


事件の経過
(p70-71)

 暴走する十代の凶悪犯罪とでもいうのだろうか、連日のように発生する少年による凶行事件は、ついにバス乗っ取り・殺人事件まで引き起こすことになった。

 まず事件の概要をたどってみよう。
 平成十二年五月三日午後一時半ごろ、福岡県の九州自動車道の太宰府インターチェンジ付近で、佐賀市を出発した西日本鉄道の福岡行き高速バス「わかくす号」が、佐賀市内在住の十七歳の少年に乗っ取られた。

犯人の少年は、一人でバスに乗っていた小学一年生の女児に刃物を突きつけながら、運転手に「東京へ行け」と命令、一方で携帯電話を使って警察に「短銃を持ってこい」と要求した。

 そのためバスは福岡を通り越し、本州に入って山陽自動車道を東上。
途中、山口県の下松(くだまつ)サービスエリアを過ぎたあたりで、女性の乗客一人が剌され致命傷を負ったが(のちに死亡)、バスはそのまま走行し、広島県東広島市の奥屋パーキングエリアでいったん停車。

しかしバスはふたたび東京に向かって走りだし、燃料補給などのために小谷サービスエリアでふたたび停車した。そして、広島県警は翌四日午前五時すぎ、特別突撃部隊(SAT)らを突人させ、少年を銃刀法違反と人質による強要行為等の処罰法違反の容疑で現行犯逮捕した(のちに殺人容疑で再逮捕)。救出の際、乗客一人がケガをしたが、残りの九人は無事救出され、事件は発生から約十五時間半ぶりに全面解決となった。

 後日、広島県警に置かれた合同捜査本部の調べに対して少年は、「社会にアピールしたかった。乗客は(少女以外)全員殺すつもりだった」などと供述したことや、少年が平成九(一九九七)年の神戸連続児童殺傷事件(酒鬼薔薇聖斗事件)に影響を受け、警察庁などに犯行予告文を送りつけていたことが発覚し、社会に衝撃を与えた。



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