黒木昭雄の「たった一人の捜査本部」

小原勝幸を容疑者とするこの事件は、言いようのない不正義な社会構造を見せつける事になった。遺作小説『神様でも間違う』完成。

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あの右手では少女の首は絞められない!

医師の証言に価値があることは言うまでもない。
被害者の死亡推定日時があいまいならなお更のことだ。
ところが岩手県警は、17歳の女性を扼殺したとされる小原容疑者の右手を診察した医師にさえ、岩手医大法医学講座が出した司法解剖結果を伝えていなかった。

これはどういうことなのか!?
済生会岩泉病院の八重樫医師が、不可解な捜査に唖然とした―――

三陸ミステリー
岩手17歳女性殺害事件
疑惑の指名手配


あの右手では少女の首を絞められない!


黒木:小原のケガは?

八重樫:右手の小指と薬指の部分と
 手の甲の部分と
 全体的に腫れあがっている状態。


黒木:「機能の障害」とはどのような症状をいうのでしょうか?

八重樫:手の機能とは「握る開く」これができない状態ですね。
あれでは無理ですね。


黒木:どこの警察が事情聴取に来ましたか?

盛岡の東警察署だったと思います。


黒木:刑事さんがこられた? 
何人ぐらい来ましたか?

八重樫:2人です。
 女性の方と男性の方


黒木:何を聞かれましたか?

八重樫:おもにケガの具合を聞かれました。何度も話しているような内容です。
 こことここにケガがあって
 特に手を開くことができなかった。
 で、外科の常勤がいない病院なので
「すぐに外科の専門の先生の所にいってください」
 という話をしてお返ししたと。
「全く、握ることも開くこともできない状態だった」
という話はしました。


黒木:…ということは、人の首も絞められないという意味ですか?

八重樫:そうですね。
 左手を使えば良いのかもしれませんが、右手では無理ですね。
 それに対しての刑事からのコメントはなかったですね。
 私の話を聞いて終わりでした。

 「死亡推定が6月30日から7月1日なんですね。この2日間を岩手医大は死亡推定日時だと言っているわけ ですね」

えぇっ 死亡推定日時は、自分が診察した後になっているんですか?
それは…………
右手では無理です
左だけというのであれば、どうなのかわからないです。
あの手の状態で何かをしようとは思わないと思います。
少なくとも計画的には行わないと思います。衝動的には左でどうなるか分りませんけど。

死亡推定の日時がうろ覚えなんですが、(刑事に)聞いた話だと、自分が診察した何日か前だったような気がします。

黒木:そういうふうに言われたんですか?

八重樫:気がします。
 あっ、自分が診察したのは29日、で、死亡推定が30〜1日。
そういう話は言われていないと思います。言われていないです

黒木:そうですか

八重樫:そういう話は、全く聞いてません。
診察した後の死亡推定だとはまったく知りませんでした

八重樫:無理でしょう。
 少なくとも計画的にあの手で何かをしようとは思わないと思います。
 かなり痛がっていましたよ!
 実際にかなり痛いと思います


岩手県警は
岩手医大法医学講座が出した
被害者の死亡推定日時を
意図的にあいまいにした。
それはなぜか?

あの右手では
少女の首を絞められない!
とする医師の証言を封じるためだ!



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