黒木昭雄の「たった一人の捜査本部」

小原勝幸を容疑者とするこの事件は、言いようのない不正義な社会構造を見せつける事になった。遺作小説『神様でも間違う』完成。

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復元【1-9】岩手日報9

復元【1-9】岩手日報9
【ステージ1 事件発覚から指名手配 】
岩手日報9 2008.7.6(日)  朝刊
 
逃走の見方強まる
関与の男 自殺、痕跡見つからず
川井・殺人死体遺棄
 
 
 川井村田代の松草沢で、宮城県栗原市(住所省略)、無職佐藤梢さん(17)の他殺体が見つかった殺人・死体遺棄事件で、県警捜査本部(本部長・小舘欣康刑事部長)は五日、事件に関与したとみられる田野畑村の男(28)が自殺と見せかけ、実際は逃走した可能性が高いとの見方を強めた。
交友関係の割り出しや宿泊施設、交通機関などでの聞き込みに力を入れ、男の行方を追っている。
 男は二曰午前、同村の鵜の巣断崖入り□で消息を絶ったとみられる。断崖の上からは男の履物や財布、車の鍵、携帯電話のバッテリーなどの遺留品がぱらばらに離れた状態で置かれているのが見つかった。
 男が飛び降り自殺した可能性もあることから、県警は五日も警備船で断崖付近の海を捜索したが、これまでに人が落ちたような痕跡は見つかっていない。
 断崖付近から携帯電話の発信があったとの情報もあるが、遺留品に携帯電話本体はなく、不自然な点が多い。こうした状況から捜査本部は、男が自殺と見せかけて逃走した可能性が高いとみている。
 地元関係者によると、男は首都圈で生活したこともある。捜査本部は、県外も含めて男の交友関係などを幅広く調べ、発見に全力を挙げている。
 佐藤さんの遺体は一日夕に発見され、首に絞められた跡と頭に深い裂傷と骨折があった。捜査本部は遺体の状況などから、頭のけがは首を絞められた後、抵抗できない状態で橋から約4・5メートル下の沢に落とされた際にできたとみている。
 
2008.7.6(日)岩手日報-9 朝刊
 
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