黒木昭雄の「たった一人の捜査本部」

小原勝幸を容疑者とするこの事件は、言いようのない不正義な社会構造を見せつける事になった。遺作小説『神様でも間違う』完成。

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読者の皆様へ

【読者の皆様へ】
 
 黒木昭雄の息子の黒木昭成です。
 この度は、多くの方にご心配をかけました。本当にすみませんでした。父の死について多くの方が疑問に思われていると思いますので、この場を借りて説明させていただきます。
 
 まず、自殺か他殺かという疑問についてお答えします。間違いなく自殺です。「遺書の偽造なんて簡単にできるのではないか?」とか、「遺書があれば何でも自殺になるのか?」という書き込みを目にしました。しかし自殺であることに間違いありません。遺書のデータは親父のパソコンにありました。また、親父の字で手書きのサインもありました。そして、私をはじめ数人の人に送った最後のメールは、生前、親父が口癖のように言っていた内容です。あの遺書やメールは親父にしか書けません。「脅されてやらされたのでは?」という意見もありましたが、親父を知っている人なら分かると思いますが、あの黒木昭雄が脅されて遺書なんか書くと思いますか、また殺されると思いますか?それは絶対にありえません。
 
 自殺の原因についてお答えします。究極のところ本人にしか分かりません。これは、息子である私自身の考えです。私は、父の死を「名誉の死」と表現しています。もちろん、自殺という行為は一番やってはいけないことだと理解した上でこのように表現します。
 
 まず、「借金苦で自殺したのでは?」という意見についてですが、確かに親父には借金はありました。しかし、この時代にまったく借金がない人はいますか?しかも、私と姉は自立して親元を離れています。今後私たちにお金 がかかることはないはずです。親父から、「家を売ることになるかも」と話をされた方もいるようですが、家族全員親父の意見に反対しませんし、家族全員が仲良く一丸となっていることが一番と考えているので、家を売却する事なんて大きいことのように見えて、実は本当に些細な問題なのです。
 
 次に、「うつ病が原因なのでは?」という意見についてです。確かに親父はうつ病の治療のため、最近処方された睡眠薬と薬を飲んでいました。死ぬ時もこの睡眠薬を飲んで眠りました。確かに親父は仕事について悩んでいましたし、苦しかったと思います。しかし、親父は最後の最後まで母に心配をかけないようにしていました。また、突発的な自殺ではなく、計画的に、親父らしい最期を迎えました。病気が原因ではありません。
 
 親父の性格や人柄をみた人は特に「黒木昭雄は自殺なんかする人ではない」と思うのは当たり前です。家族思いで、正義感が強く、とても人間味のある父親です。私も信じられない気持ちはありました。
 
 そんな親父が自らの「死」をもって訴えたかった事があるのです。
親父は誰よりも警察を愛していました。「国民が最終的に頼るのは警察だ。だから警察をもっとよくしたい。」といつも言っていました。親父の活動はただの「警察批判」ではありません。親父の携帯電話には最後まで警視庁のマークが付たストラップがついていました。本当に警察を愛し、信じていたのです。
 
 岩手県少女殺害事件を「ジャーナリスト生命をかけた最後の事件」と言い、これ以上の手段がなくなるまで追究し、最後の手段として、自分の死と引き換えに多くの「追及の声」を得ようとしたのです。親父は常に、先を考えて行動する人間ですから、自分が死ねば、どのようになるかを考えていたはずです。「黒木昭雄の自殺」というニュースをきっかけに、ジャーナリスト生命をかけて取り組んだこの事件について、少しでも多くの人が興味を持ち、「追及の声」を上げることを願っているのです。
 
  どうかみなさん、そんな親父の覚悟の死を理解してあげてください。
 生前、親父に協力してくださった多くの方に心から感謝しています。そして、これからもよろしくお願い致します。
 
2010.11.17
黒木昭成 
 
 


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 黒木昭雄調査・取材事務所
 
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