黒木昭雄の「たった一人の捜査本部」

小原勝幸を容疑者とするこの事件は、言いようのない不正義な社会構造を見せつける事になった。遺作小説『神様でも間違う』完成。

お知らせとメッセージ

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警察庁が100万円の公的懸賞金をかけて、その足取りを追っている小原勝幸容疑者の元交際相手の女性が、初めてカメラの前で心境を語りました。

彼女は、この事件が動き出す昨年6月28日の昼頃まで、小原容疑者と行動を共にしていました。
ところが、一年にも渡って交際を続けた二人が分かれた日の深夜、“偶然”、彼女と同姓同名の佐藤梢さんが小原容疑者に誘い出され、遺体となって発見されたのです。

ブログの本文にも書きましたが、小原容疑者は、先立つこと25日前の6月3日、岩手県警久慈署の刑事に恐喝被害を受けた旨を訴え、被害届を提出しました。しかし不思議な事に担当刑事は、被害届そのものが「正式な受理ではなかった」と抗弁しています。
では、なぜ件の刑事は、6月30日の夜、被害届の取り下げを願い出た父親に、「あと2,3日で犯人を逮捕するので取り下げないで下さい」と言ったのでしょうか。

いずれにしても殺害された佐藤梢さんは、この恐喝事件現場で「Z氏(仮名)」なる人物から要求された120万円の保証人にされた、元交際相手の佐藤梢さんと同姓同名だったのです。

……そして、事件が動き始めた6月28日、一年にも渡って小原勝幸に翻弄され続けた元交際相手の佐藤梢さんは実家のある宮城県に逃げ帰りました。

今は“偶然”としか言えません。
でも、もし小原容疑者の目的が保証人である元交際相手の佐藤梢さんを連れ出す事だったら−――。
そして、その佐藤梢さんに断られた小原容疑者が、かねてからの知り合いだった、まったく別人の佐藤梢さんを身代わりとして連れ出したとするなら、「Z氏恐喝事件」は、本件「岩手17歳女性殺害事件」と無縁ではないと考えるのが普通だと私は思うのです。
だからこそ元交際相手の女性は、警察がこの恐喝事件を放置している事に不審を抱いているのです。

ついでに言いますが、私は8人の事件関係者と共に岩手県警警察本部と警察庁に情報を提供しました。
あれから3週間が経ちます。しかし今日の今現在に至っても当局からはまったく返答がありません。もちろん、このまま放置しておく気持ちはありませんが、町のお巡りさんが交通切符を処理せぬまま放置しだだけで問題になるこの時代に、警察本部みずからが、絶対に見過ごすことがあってはならないこの恐喝事件を握りつぶした事だけは、みなさんの記憶の中にしっかりと刻んでおいていただきたいと思います。


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