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「秋田連続児童殺害事件」
警察はなぜ事件を隠蔽したのか。
医大の検視って無視できるくらい軽いものなんでしょうか?「外傷なし」という虚偽。 捏造去れた転落現場。 早すぎる「事故死」の断定。 2009/8/6(木) 午前 9:40 [ CROSS ROAD]さんの書き込みを見て 思わず膝を打ちました。 CROSS ROADさんの疑問の答は 拙著の中に、すべて書かれているからです。 ■隠蔽された司法解剖結果 ■事故死を断定させるために使われた警察犬 ■警察を恐れるマスコミ 同じ東北管区警察局管内のこと、秋田県警と岩手県警の隠蔽手口は まるで判で押したようにそっくりです。 まずは、「秋田連続児童殺害事件」の概要をご覧下さい。 プロローグ/疑惑の捜査 2006年春、世界遺産「白神山地」の入り口に位置する秋田県の小さな町で相次いで幼い子どもの命が奪われる事件が起こった。 第一の事件は、「友だちに人形を見せに行く」と母親に言い残したまま行方を絶ったとされる町立藤里小学校4年生の畠山彩香ちゃん(当時9歳)が、翌日、自宅から8キロ離れた川の中州で遺体となって発見された事件だ。 警察は「事件と事故の両面で捜査した」と後に言うが、 彩香ちゃんの死因は水死とされ、捜査は継続されることなく事故死扱いにされた。 そして第2の事件が起きたのはそれから1カ月ほど経った日の午後だった。 下校途中にこつ然と姿を消した藤里小学校一年生の米山豪憲君(当時7歳)が翌日、自宅から8キロ離れた川岸の草むらで絞殺体となって発見されたのだ。 二人は、約30世帯が静かに暮らす団地の中の二軒となりに住む仲良しだった。 なぜ豪憲君が殺されたのか。 まえまえから彩香ちゃんの死因に疑問を持っていた住民はいきりたった。 ――以下省略―― 検視の謎(p102) 第一の事件から三ヶ月が経った7月14日、 「彩香ちゃんの遺体の頭部と頸部に骨折痕があった」 と、全国紙が報じた。 その記事を目にした瞬間、私は底氏知れない事件の深さを感じた。 能代署が記者クラブに配った広報文には、警察犬の活動の不正に加え、 彩香ちゃんの遺体の痕跡にまつわるウソが書かれていたからだ。 広報文の「第三報」には「検死結果」として 「特別な外傷なし」と書かれており、さらに続く「第四報」にも 「その他」として 「遺体には特異な損傷はなく」 「自宅近くの藤琴かわの岸辺で遊んでいるうち、川に落ちて流されたものと みなれる」 と断定的に書かれている。 しかもそれらは、 医師が観察した「検視」の結果だというから、驚愕という以外に言葉もない。 そもそも検視とは、 遺体が発見された所在地を管轄する地方検察庁または区検察庁の検察官が おこなうことになっているが、 実務的には「検察官は検察事務官または司法警察員に検視をさせることができる」 とする国家公安委員会規則及び刑事訴訟法に基づき、 現場を管轄する警察官や警察から嘱託された医師が検察官に代わって 検視を行うことになっている。 検視の目的は、変死体の死因が 「自殺」 「事故」 「他殺」 「病死」 のいづれかであることを明かにするために、五官をフルに使って遺体の状況を 調べる作業のことだから、 検視そのものは厳格な意味の捜査ではなく 捜査の端緒を得るためのものである。 そして検視の段階で不自然な点が認められると、そこから捜査がはじまり、 死因を見つけ出すために司法解剖へと進む。 一方、警察は死体の観察結果や生前の言動、近所の風評、家人、関係者の 供述の裏づけ等の捜査結果を総合的に検討し、 当該死因が犯罪に起因するか否かを判断することになる。 ――略―― 彩香ちゃんのケースも例外ではない。 だが、彩香ちゃんの遺体を検視した小野医師は、 遺体検案書に、 「特別外傷はなかった」 との文字を記載しマスコミに配られた広報文にもその文字が 反映された。 能代署と小野医師との関わり合いの深さまではわからないが、 小野医師が、警察犬を使った不正をしらなかったとしても、 小野医師の検視の甘さをかばう要素はない。 豪憲君の死体を遺棄したとして逮捕された鈴香が、 「大沢橋の欄干から彩香を突き落とした」 と自供するまで、彩香ちゃんは自宅近くの藤琴川の川原から 転落したことになっているからだ。 ――略―― 素人でも気づくそうした矛盾に、なぜか小野医師は言及しなかった。 そして、事実として、彩香ちゃんの頭部と頸部に骨折痕があったとするなら、 小野医師は、その事実に目をつむったか、見落としたとしか考えられないのである。 仮に骨折痕が検視では発見できないほど小さなものだったとしても、 警察が事故死として発表した時点で、転落場所がおかしいことぐらいは指摘できた はずだ。 そして小野医師が警察発表に対して異議を唱えてさえいれば、警察も捜査を 継続を余儀なくされたはずなのである。 では、小野医師は何もしなかったということなのか。 まずは、当時報じられた記事に目を通してみよう。 朝日新聞(2006.7.19)には、小野医師のコメントとしてこう書かれている。 「遺体を検視した医師は「水死体」と判断した。外見上の傷はなかったという。 『自殺など原因がはっきりしている大人ならともかく、子どもだからと、警察と相談して 司法解剖をしてもらった』」 さらに、 「司法解剖の結果、頭部の陥没骨折が判明したが、県警はこの傷を発表しなかた。 過って川に転落した際にできた傷と考えても矛盾しなかったことなどから、重視もしていなかった。解剖が終わったあと、県警幹部は 「これで一件落着だな」と話していた」 と報じられている。 ――略―― いずれにしても、小野医師が口を閉ざしたことで、彩香ちゃんの遺体にまつわる骨折痕の秘密は、3ヵ月間にもわたって封印されつづけることになった。 法医学教室の謎(p106) ――略―― 8月3日午後、米山勝弘さんと秋田大学を訪れた私は、豪憲君と彩香ちゃんの遺体を解剖したというN医師から当時の状況を克明に聞いた。 黒木 彩香ちゃんの遺体の頭部及び頸部に骨折痕はあったか? N医師 我々はお答えする立場ではない。いずれ裁判でわかる。 黒木 「遺体には特異な損傷はなく」という警察の発表は知っているか? N医師 知っていた。 黒木 では、なぜ警察発表の間違いを正さなかったのか? N医師 我々は発表する立場にない。 黒木 法医学教室が警察発表の間違いをしてきしていたら、警察は事件として捜査を始めたはずだ。もし、法医学教室が警察発表の間違いを正していたら、豪憲君は殺されずに済んだ。 N医師 我々は法律に基づいて解剖したのだから、回答する相手は、裁判所から令状をとって遺体の解剖を依頼してきた警察以外にない。我々は誰に対しても発言する立場にない。 つまりN医師は、 「法医学教室は、いかなる事情があっても絶対に発言しない」 とうのである。 確かに、「遺体には損傷がなかった」とする警察発表に対し、 「それは違う」 と法医学教室が指摘したら、「遺体には損傷があっ」と認めたことになってします。 最後に、無礼を承知で聞いた。 黒木 「黙っていてくれ」と警察から圧力を加えられたことはないか? N医師 他の人はわかりませんが、私はありません。 じつに明快な答だ。 法医学にたずさわる者、絶対に他言しない。それが彼らの鉄則であり、法医学界の 「守秘義務」 という掟だったのである。 なるほど、そういうことなのか。 秋田大学の門を出るとき、私はひどく納得することができた。 そもそも警察は、法医学教室を相手に口止めする必要はなかったのだ。 守秘義務を背負う彼らが、かたくなまでに完黙をつらぬくことを警察は知っていたのである。 そうなると、マスコミに気づかれないためにすべきことは限られてくる。 じっと息を殺して 時を待つことだった。(以上) 長々と書きましたが、 岩手県警もかつての秋田県警がそうであったように、 今日も、ただただ押し黙りつづけることで、 私の追究をかわそうと耐えているに違いないのです。 ちなみに秋田県警は警察犬を使って彩香ちゃんの転落事故死を決定づけました。 ところが岩手県警は、 「警察犬は実費で大金がかかる」 というウソで、小原父の要請をはねのけ、捜索に警察犬を使わなかったのです。 岩手県警も学習したのでしょう。 「守秘義務」 という法医学界の掟を利用することで死亡推定日時をねじ曲げ 小原勝幸に佐藤梢さん殺害の罪をなすりつけたのです。 梢さんの父親が「遺体検案書」を見せてくれなければ、 私自身、正確な死亡推定日時を知ることができませんでした。 梢さんのお父さんに感謝します。 秋田県警は一人の処分者も出さずに逃げ切りました。
岩手県警も似たような決着点を企んでいるのでしょう。 |
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