黒木昭雄の「たった一人の捜査本部」

小原勝幸を容疑者とするこの事件は、言いようのない不正義な社会構造を見せつける事になった。遺作小説『神様でも間違う』完成。

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CROSS ROADさん

通常ではあり得ない報道
酒井法子容疑者の事件でそう思いました。

マスコミはなぜそれほどまでに「酒井事件」を報じるのでしょうか?
女性が死んだ「押尾学事件」の方が重要なはずです。
そして逮捕容疑となった微量の覚せい剤にも大いに疑問が残ります。
あの「0.0008グラム」の覚せい剤は燻煙したあとの燃えカスであり、
成分こそ覚せい剤かもしれないけど、実質、再使用に耐える「覚せい剤」ではないからです。
だから、それだけで起訴するとなると検察の自殺行為。裁判では勝てません。
それなのに、なぜ当局はまるで引き延ばすように情報を小出しに蒔くのでしょうか。


検察には絶対的なメンツがあります。
だから、あまり大事にはしたくない。そう考えるのが普通です。
逆に、大事になったら「不起訴」にはできない。落としどころは「起訴猶予」。
私はそう視ていました。

でも、それでも、是が非でも起訴すると言うなら、高相容疑者との共同所持を証明する以外にない。
勝つために起訴する。
負ける戦いはしない。
それが唯一起訴権限を持つ、検察の王道だからです。


でもでも、この事件、やっぱり警察(検察)に誘導されているとしか思えません。
酒井容疑者=悪質
必要以上に、そう社会にすり込んでいるからです。

たとえば、覚せい剤事犯に関わった人が逃げるのは当然のことです。
100%逃げます。そして身体から薬物が消えた頃、何食わぬ顔で姿を見せるのは日常です。
要するに酒井容疑者だけが突出したワルではないのです。
現職時代、薬物と拳銃事犯を専門に200件以上摘発してきた私が言うのだから間違いありません。

それなのになぜマスコミはこうも酒井容疑者の悪質性ばかりを宣伝するのでしょうか。



少し話しがそれますが、私は警察と検察が組んで何かを企図していると読んでいます。
キーワードは「毛髪鑑定」。


たとえ毛髪鑑定の結果陽性反応がでても、過去の例でいうなら、毛髪だけで起訴することはない。
でも、社会を焚きつけて「不起訴は納得できない」とばかりに政治家や国民が大合唱したら・・・・・・

「常習者は震え上がるでしょう」

昨夜よみうりテレビの中で私が言った言葉の意味はそこです。

世論を味方にすれば、裁判所の判断も変わります。
酒井容疑者を必要以上の悪者にすれば、検察は、世論に押された形で酒井容疑者を起訴できるのです。
そして裁判所が毛髪鑑定による薬物使用で「有罪」と判事すれば、とてつもなく大きな判例になるわけです。

薬物犯罪は子孫にまで悪影響を残す絶対に許されない大罪です。
社会に多大な影響力を持つ者が厳しく処分されるのは当然のことです。

でも、その為に個人を生け贄にすることがあってはならない。 私は強くそう思うのです。

みなさんにも、そう言った意味で今後の成り行きに注目してほしいのです。


※CROSS ROADさんから頂いたメールに対する返信を転載しました。

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