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殺害から逮捕まで〈1〉(P20)
12月2日(殺害当日)午前8時、Aが鬼怒(キヌ)川の河川敷に戻る。
AはBとCをオデッセイに集め、
「須藤をどうするんだ。警察に捜索願が出ているし、金を引き出していることがばれるとやばい。
火傷がひどいし、殺したほうが早い。
俺は警察に捕まるのは絶対にいやだ。殺して山の中に埋めれば絶対にばれない」
「ネクタイで首を絞めて殺そう。燃やしてしまえば凶器もなくなってわからなくなる、
殺しても警察が来そうにない芳賀の山に穴を掘って埋めよう。
上からセメントを流して固めて土をかぶせればわからない」
と殺害計画を練る。
BとCは「わかった、やる」と答え、殺害謀議が成立した。
ただちにAとBはオデッセイで、Cと、そして東京で3人に加わったDとは正和君をインテグラの後部座席に座らせ、殺害現場となった芳賀郡の山林に向かった。
途中、彼らは、この日に日産自動車から振り込まれた正和君の給料9万8千円を銀行から引き出した。
その金で作業着、軍手、長靴、スコップ、桶、プラスチックのタンク、セメント、砂利、ベニヤ板を購入する。
公衆トイレでプラスチックのタンクに水を入れ、午後2時ごろ市貝町の駐車場に到着、作業着に着替える。
Aのオデッセイをその場に残し、Cのインテグラで殺害現場の山林に向かった。
正和君はインテグラの左側後部座席に座り、A、B、Cの3人がスコップで穴を掘るのをじっと見ていた。
「生きたまま埋めるのか、残酷だな」と放心状態でDにつぶやいた。
その後Dは、Aに命じられてセメントをこねる手伝いをした。
同日午後2時40分(殺害時間)、AはBに「ちゃっちゃと殺(や)ってこい」と正和君の殺害を命じた。
Cはインテグラの左側後部座席に座っていた正和君を車から降ろし、「服を脱げ」と命じる。
正和君は最後まで言われるがままに全裸になった。
「助けてくれ・・・・・・」正和君は弱々しい声で殺害される直前にAに懇願したが、Aはこれを黙殺し、一人で車に乗り込んだ。
BとCはDからネクタイを受け取り、正和君を座らせ、その両脇に立った。
正和君の首にネクタイをまわし、それぞれがネクタイの端を持って二人がかりで力いっぱい首を絞めた。
あまりの苦しさに正和君は首に手をやり、必死にもがいた。
そして、うめき、咳き込み、口から血を吐き、失禁し、うつぶせに倒れた。
それでもBとCは首を絞め続け、とうとう正和君は死んだ。
3分ほどかかった。
Aはその様子をインテグラのなかで、カーステレオを聴きながら見ていた。
正和君が動かなくなって死亡したのを確信し、BとCに「運べ」と命じ、正和君の死体を穴の中に落とした。
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http://blogs.yahoo.co.jp/kuroki_aki/7368089.html
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