黒木昭雄の「たった一人の捜査本部」

小原勝幸を容疑者とするこの事件は、言いようのない不正義な社会構造を見せつける事になった。遺作小説『神様でも間違う』完成。

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例えば、11月4日付の朝日新聞朝刊の1面記事にこんな見出しが踊っていました。

07年の英国人女性死体遺棄
市橋容疑者?大阪で整形

驚くべきは、「市橋達也容疑者とみられる男」程度の匿名情報が、新聞やテレビで大々的に報道されたことです。

この市橋容疑者とみられる男が同病院(後の報道では名古屋)を訪れたのは、
先月(10月)の下旬のことで、この男は、それに先立つ先月24日にも福岡市内の整形病院を訪ねたといいます。そして、その時使われた偽名が、ウソかホントか、名古屋市内の病院で使われたものと同じ。だから二人は同一人物。それが一気に膨らみ、市橋に似た男が、あたかも市橋と断定されたごとき扱いとなって「市橋達也報道」となったような−−−

賢い記者が、子どもにでも分かる矛盾に気づかぬはずはありません。
それなのに、「逃走資金は?」「協力者の影は?」などと、まるでそれが市橋容疑者本人であるかのように報道しているのです。

命じられるままに垂れ流すマスコミに、哀れを感じるのは私だけでしょうか。


病院関係者と称される通報者への気持ちは、地元メディアのインタビューに答えるリンゼイさんのお父さんと同じです。
似ていると知っていながら、手術が終わってから通報するバカがどこにいますか?
男が本当に市橋に似ていると思ったら何を捨てても通報するのが道理。手術中に通報すれば逃げられなかったはず。それなのに「同月(10月31日)にも診察の予約を入れていたが姿を見せなかった」とは、開いた口がふさがりません。


それにしてもマヌケなのが警察です。
どこの「警察関係者」がリークしたのかはしりませんが、これだけ報じられたら捕まるものも捕まらない。違いますか?
それなのに、警察は、「男が映った病院での画像を分析した結果、市橋容疑者である可能性が高いと判断し、有力な情報とみている」などと、やたら信憑性を強調するから、なおさら呆れます。警察の捜査はもっと緻密なもの。そもそも、病院に残された「申込書」などから市橋の指紋はみつかったのでしょうか?それに皮膚片や血液のサンプルぐらい採取したはずです。そうした結果もなしに「似ていた」だけで大報道。
私が言うのもヘンですが、報道の信頼性なんてその程度なのでしょかねぇ。

さて、
この報道に違和感を覚えるのは、毎年11月が、警察庁が定める「指名手配被疑者検挙月間」だからです。先月のことが、なぜ都合良く今月になってリークされたのか、偶然とは思えません。
いずれにしても警察は、「男の画像を、今週中に公開することも検討している」(朝日新聞11月5日朝刊)としていますが、もしかしたら、「検討」だけで終わるのかもしれませんね。見物です。

では最後に、一連の報道でいったい誰が得したのでしょうか。

1 金をかけずに宣伝することに成功した警察
2 金をかけずに報道枠を埋めたマスコミ


あまりのバカバカしさに、ため息がでました・・・・・・

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