黒木昭雄の「たった一人の捜査本部」

小原勝幸を容疑者とするこの事件は、言いようのない不正義な社会構造を見せつける事になった。遺作小説『神様でも間違う』完成。

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警官は狙いを定め、引き金を弾いた』  (草輝出版) 黒木昭雄

 
 ―初流出!内部情報 警察組織犯罪の手口を活写
 
  草輝出版 1999/10/29 ¥1800

 
 警視庁の偽領収書・裏金問題に関して、筆者自身や現場警察官の仲間が体験した事実、現場警察官のみが知る日々の不当、理不尽な命令や行動の事実が著述されています。
 キャリアの腐敗した主導体制が警察社会をむしばみ、その結果国民の不利益に繋がっていくか、その実態が客観的に描かれています。
 
 
--「最終章 感謝」より-----
 
 皆さんに心から感謝します。本当にありがとうございました。
 
 私はあなた方と出会わなければ、いまごろ大好きなPCに乗って、暴力団を追い回していた事でしょう。人生の設計ミスとでも言うのでしょうか、考えても見ればわれながら大きな転向-警察官からライターへ、不自由な精神世界から自由な精神世界へ-と飛翔したのです。
 
 
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  警察官26万人+αが証人
 現役警察官への応援歌
 

 
--【第1章】--- 
警察組織上層部の上納金吸上げ構図を解読する
 
・超過勤務手当て支給の怪
・警察協力団体との癒着構造
・本部・執行隊のピンハネ方法
・東京都議会はこの「不正」を知っていたか?
・国費はどこに消えうせたか?
・休日、休暇が消滅する不思議
・現場警察官の苦労

・殉職警察官の最期を看取る

 
--【第2章】---
偽領収書を私は書いた。誰でも書いた
 
 ・偽領収書・裏金事件の真相
 ・警察御用達出版社の搾取メカニズムの疑惑?
 
--【第3章】---
仮説・全国警察組織 「裏金作り」の伝統的構造
 
・ついに出てきた。元警察官の実名証言者
・交通違反反則金のウナル還流方法
・交通違反取締りの仰天手口
 
--【第4章】---
権力は自ら腐敗する
 
・通信傍受・盗聴方に反対する
・少年補導票の捏造は日常茶飯だ
・警察監察の真っ黒い闇
 
--【第5章】---
警察官への応援歌
 
・実績水増し-微罪処分手続書の不正
・実際のノルマ点数票でわかる、その証拠
・青少年対策は苦労ばかり多く、実績にならない
・はちゃめちゃな110番通報
・優秀な現場警察官が消えていく-採用制度の問題点
・今の昇任試験制度は治安を悪化させる
・驚くな!警察署長権限の猛烈
・婦警さんの「職域拡大」という甘〜い毒餌
・警視庁職員信用組合から流れ出る個人マル秘情報
・命懸けのカーチェイス・PC乗務員の嘆き
・公務執行妨害罪の手かせ足かせ
・緊急配備だ-完全装備着装せよ
・幻のリフレッシュ休暇
・一生苦しめる警察学校成績
・失敗は 減点となって一生消えない構造
・ふざけたことを言うな、何が職業倫理だ
 
--【最終章】 感謝---
     
 あとがき
 カーテンコール
  -最近の警察不祥事に思う
 付・警視総監に依頼の件
   

 
--「最終章 感謝」より-----
 
 本書がまさしく 「引き金」 となり、あとに続く多くの仲間がイリュージョン解放に歩を進めてくれれば、思いの外早く幻は消え去るかもしれないと、密かに願っているのだ。
 
 私はもう警察の仲間と立場は違ってしまった。しかし私は、組織上層部を告発すれども、警察を愛するものの一人である。警察の尊厳を願ってやまないものの一人である。真に国民に信頼される警察になってほしい者の一人である。その立場から現職の仲間たちに、私にできる「警察応援歌」を謳い続けるつもりだ。仲間と共に歩めることを切望してやまない。
 
 
 
  
この本は『黒木昭雄ホームページ』内で途中まで内容を読む事ができます。
 
 
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ブログ「たった一人の捜査本部」更新再開について
 
 捜査するジャーナリスト黒木昭雄が亡くなり、間もなく3か月を迎えます。
                    
 2010年11月17日に更新した「読者の皆様へ」では、父の死について多くの方が持っている疑問についてお答えしました。今でも、あの時答えた内容は揺らぐことはありません。父は岩手事件を訴える最終手段として自決し、「追及の声」を得ようとしたのです。
 
 今後、岩手事件の風化を防ぐため、そして黒木昭雄の功績を消さないためにも、資料保存を主の目的として、「たった一人の捜査本部」を更新し続けたいと考えております。父は亡くなりましたが、多くの方との友情、信頼関係を残しました。生前の父を応援してくださった方は皆、父の死後も応援し協力を続けてくれています。また事件解決を目指し戦っている人がいます。
 私自身も、黒木昭雄ファンの一人として岩手事件に興味を持った一人として声をあげ続けます。まだまだ戦いは始まったばかりですが、今後ともよろしくお願いいたします。
  
 
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 最後に、父が亡くなってからこの3か月間は私たちにとって苦しい時間でした。この苦しさは消えることはありません。その中で、私たち遺族を励まし元気づけてくださった方々に本当に感謝しています。ありがとうございました。
 
 

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得体の知れない「恐怖心」を植えつけられる p170-172
 
 
 やがて、一年の歳月が流れ、卒業のときがくる。人校当時三十三人いた同期、同教場の仲間は、落伍者があいつぎ、結局二十二人になっていた。たしかに一人前の警察官を養成するのだから厳しさも必要である。また組織防衛の観点からも、仮採用のこの時期に学生の本質を見抜き、排除することも重要な教官の任務かもしれない。しかし、動告を受け、泣く泣く退校していった友人を思うとき、はたして教官たちに思いあがりの気持ちはなかったのか? と今でも感じる。
 
 たかが警察学校の教官風情に青雲の志をもって警察官をめざす新人の人生を左右する資格が、本当にあるのだろうか。たとえ教官が神様に等しい能力を備えていたとしても、もっと慎重にことを運んでほしいと思う。
 
 警察学校での初任科教養課程を終えて卒業すると、人事記録、初任科教養課程成績順位の入った茶封筒を手に第一線警察署に配属される。これを卒配という。
 
 そして、卒配から約一年後に新任警察官はふたたび警察学校に集められ、今度は「初任総合科」という全寮制の補修敦養を受けることになる。基本的に初任科教養課程の延長だ。
 
 それが一般的、常識的、また警察官にとって必要な専門的な心得なら、当然すべきであろうが、この新人時に必要な「教育」にまぎれて、なにやら得体の知れない、組織に対する「恐怖心」のようなものが知らず知らずのうちに植えつけられる仕組みになっている。
 
 それを言葉で表現するのはむずかしい。ただ、在職二十三年、退職一年後の私が振り返って言えることは、「警察官は明らかに一般人とはちがう」ということだ。「警察組織には無条件で忠実であれ」「警察組織の秘密を外部に洩らすな」「万一、暴露したら、身の安全は保証されない」「昇進しない」「一生浮かばれない」ということを過去の事例を持ちだしながら、繰り返し教え込まれるのだ。
 
 そして、配属先でも担当の幹部や各課各係の幹部から警察官一般心得を教えられ、さらに服務規程、規範、要領、要綱など警察官にのみ適用される「内規」を、日々の生活のなかで体中に染み込ませ、やがてその警察的「掟」に縛られた奴隷ロボット警察官が完成するというわけだ。
 
 

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