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日本一有名な指名手配被疑者、市橋達也容疑者の身柄拘束の一報が流れました。 確か、名古屋の整形クリニックでの報道が流れたのが11月4日だから、ほぼ一週間の逃走劇です。 じわりじわり狭まる包囲網に市橋容疑者自身、さぞかし怯えていたことでしょう。私としては、彼がその間どこで何をし、何を考えていたのか、そして逮捕の瞬間と、この数日間の行動が特に気になるところです。 知りたいことは他にもあります。 リンゼイさん殺害事件が発覚したのは07年3月26日でした。その後、大阪の西成で建設会社の労働募集に応じたのは08年8月19日です。しかしこの時すでに市橋容疑者は整形してていたと言います。つまり、市橋容疑者は事件発覚から1年4ヵ月の間、人知れず8回近くもの整形をくり返していたことになるのです。そして死体遺棄罪(3年)の時効の成立まであますところ5ヵ月に迫った10月11日、なぜ市橋容疑者は1年以上も住み込みで働いた建設会社から姿を消し、逮捕の危険を押してまで福岡市内の美容外科に現れたのでしょうか。名古屋市内の美容クリニックで決め手となる写真を残したのも疑問です。 ですが、それはともかくとして、リンゼイさんを殺害したであろう市橋容疑者が逮捕されてほんとうに良かった。 率直に、警察の捜査過程に煮え切らない思いもありますが、今後は、事件の全容解明を期待し、逮捕に関わった警察官及び情報提供者のみなさんに労をねぎらう言葉を残したいと思います。 みなさん、本当にお疲れ様でした! 「市橋の逮捕で苦しみが薄れた」
中継で流されたリンゼイ・アンフォーカーさんのお父さんのコメントです。 この「岩手17歳女性殺害事件」も早く解決すると良いのですが――― |
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2009年11月10日
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この「岩手17歳女性殺害事件」は、一見、岩手県警の「初動捜査ミス」で起こった事件のように思われますが、私は、「初動捜査ミス」というには程遠く、悪意の満ち溢れた警察の組織犯罪だと視ています。 警察はあくまでも「岩手17歳女性殺害事件」と「Z氏恐喝事件」の関連を認めませんが、 「Z氏恐喝事件」なくして、「岩手17歳女性殺害事件」の発生は考えられません。 <黒木さん、もっと慎重に!> との助言は真摯に受け止めます。しかし、市橋容疑者の指紋が大阪の建設会社の寮で出たと聞いても、それでも私は釈然としません。今公開されている写真は名古屋の整形クリニックで撮影されたものではないからです。そもそもの写真にはヒゲがあったそうですが、「それでは先入観をもたせてしまう」との勝手な理由から、ヒゲを取った写真を新たに作り、その為に写真の公開が遅れたと聞きます。 おかしくはないでしょうか。 少なくとも市橋容疑者はヒゲをはやしていた。ならば、その本物の写真を公開して情報を集めなければ、徹底的に市橋容疑者の行動(足取り)を把握したとは言えません。私には、現物写真を公開しないことの意味がわからないのです。 「リンゼイさん事件」は、そもそも警察の大失態が引き起こした事件です。 当ブログで連載中の「桶川ストーカー事件」で殺害された猪野詩織さんのように、警察がまともに動いていればリンゼイさんの命は守られたかもしれません。 警察は、国民の信頼に値する組織か? 近頃の私は、
古巣であるはずの警察という組織に、どうしても疑問を感じてしまうのです。 |
写真週刊誌に先を越される(p35) しかし、その後の捜査はさらに異様な展開を見せる。 事件発生から2ヶ月がたった12月19日、詩織さん殺害の実行犯である久保田祥史被告 が逮捕され、その事業にもとづき、翌20日、小松武史被告ら3人が埼玉県警本部に逮捕された。しかしこの4人の居場所を突き止めたのは、冒頭でふれたように、写真週刊誌「フォーカス」だった。しかも複数の「フォーカス」関係者の証言によれば、この時取材を継続していたのは、実質的にはベテラン記者1人だけだったという。つまり埼玉県警は、たった1人の週刊誌記者に先を越されてしまったわけだ。県警は、いったい何人で捜査をしていたのだろうか。私は当初、警察の捜査能力の低下もここまで来たかと、暗澹たる気持ちになっていた。 ところが、取材を進めるうちに、捜査能力の低下だけが原因ではないと思うようになった。それは、埼玉県警詰めの記者から聞かされた、こんな話がきっかけだった。「捜査本部は当然、事件発生当初から詩織さんとトラブルのあった小松和人をホシと見て、捜査をしていたのですが、12月に入っても、現場の捜査員からは、『行方が全く掴めないんだ・・・・・・』という声しか聞こえてこなかったんです。しかし、捜査本部が彼らの居場所を知らなかったはずはないんです。なぜなら、小松兄弟らが詩織さん宅に押しかけたとき、彼らが柳の会社の名刺を置いていたため、事件当日、埼玉県警は柳の会社にガサ入れして、小松和人の兄(武史)の携帯電話や自宅の電話 FAX などの連絡先を発見し、入手していたのです」 考えてみれば、おかしな話だ。詩織さんらに対する名誉棄損は複数犯であることが分かっていたのだから、捜査本部は当然、実行犯の割り出しのために、小松和人の人間関係のチャートを作っているはずである。しかも9月21日の時点で、小松和人の戸籍謄本を詩織さんの母親に見せているのだから、当然、警察は詩織さん殺害時に、小松和人の親兄弟まで把握していなければおかしい。そして、事件に関わった柳の会社から小松和人との兄、武史被告の連絡先が見つかっているのだから、このルートをたどっていけば、容易に実行犯グループまでたどり着けたはずである。にもかかわらず、なぜか週刊誌に先を越されている。警察上層部において何かおかしな判断があったのではないかと疑いたくなる。 次回は、なぜ主犯を確保できなかったのか(p37)
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