黒木昭雄の「たった一人の捜査本部」

小原勝幸を容疑者とするこの事件は、言いようのない不正義な社会構造を見せつける事になった。遺作小説『神様でも間違う』完成。

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大げさな話しではないけど、
昨日、とんぼ返りで富山に行ってきました。
2年まえに決着した「氷見冤罪事件」取材です。

イメージ 1

写真の真ん中の男性が無実の罪で5年間も獄中生活を送った柳原さん。
左から二番目がテレビ朝日キャスターの長野智子さん。
それ以外は私とカメラさん、音声さん。

常識はずれの強行軍でしたが、自分としては、一瞬の気晴らしになりました。
なにより富山県は、亡くなった大親友中川一邦君の故郷。
久しぶりに機上から語りかけました!


放送予定は今月29日
「スクープスペシャル」(テレビ朝日系)
ちょいの間の出演だけど、よかったら見てね!


イメージ 2

    <氷見の高台にある公園・バックは富山湾を挟む雪の立山連峰。とてもきれいでした>
        控えめにツーショット
例えば、11月4日付の朝日新聞朝刊の1面記事にこんな見出しが踊っていました。

07年の英国人女性死体遺棄
市橋容疑者?大阪で整形

驚くべきは、「市橋達也容疑者とみられる男」程度の匿名情報が、新聞やテレビで大々的に報道されたことです。

この市橋容疑者とみられる男が同病院(後の報道では名古屋)を訪れたのは、
先月(10月)の下旬のことで、この男は、それに先立つ先月24日にも福岡市内の整形病院を訪ねたといいます。そして、その時使われた偽名が、ウソかホントか、名古屋市内の病院で使われたものと同じ。だから二人は同一人物。それが一気に膨らみ、市橋に似た男が、あたかも市橋と断定されたごとき扱いとなって「市橋達也報道」となったような−−−

賢い記者が、子どもにでも分かる矛盾に気づかぬはずはありません。
それなのに、「逃走資金は?」「協力者の影は?」などと、まるでそれが市橋容疑者本人であるかのように報道しているのです。

命じられるままに垂れ流すマスコミに、哀れを感じるのは私だけでしょうか。


病院関係者と称される通報者への気持ちは、地元メディアのインタビューに答えるリンゼイさんのお父さんと同じです。
似ていると知っていながら、手術が終わってから通報するバカがどこにいますか?
男が本当に市橋に似ていると思ったら何を捨てても通報するのが道理。手術中に通報すれば逃げられなかったはず。それなのに「同月(10月31日)にも診察の予約を入れていたが姿を見せなかった」とは、開いた口がふさがりません。


それにしてもマヌケなのが警察です。
どこの「警察関係者」がリークしたのかはしりませんが、これだけ報じられたら捕まるものも捕まらない。違いますか?
それなのに、警察は、「男が映った病院での画像を分析した結果、市橋容疑者である可能性が高いと判断し、有力な情報とみている」などと、やたら信憑性を強調するから、なおさら呆れます。警察の捜査はもっと緻密なもの。そもそも、病院に残された「申込書」などから市橋の指紋はみつかったのでしょうか?それに皮膚片や血液のサンプルぐらい採取したはずです。そうした結果もなしに「似ていた」だけで大報道。
私が言うのもヘンですが、報道の信頼性なんてその程度なのでしょかねぇ。

さて、
この報道に違和感を覚えるのは、毎年11月が、警察庁が定める「指名手配被疑者検挙月間」だからです。先月のことが、なぜ都合良く今月になってリークされたのか、偶然とは思えません。
いずれにしても警察は、「男の画像を、今週中に公開することも検討している」(朝日新聞11月5日朝刊)としていますが、もしかしたら、「検討」だけで終わるのかもしれませんね。見物です。

では最後に、一連の報道でいったい誰が得したのでしょうか。

1 金をかけずに宣伝することに成功した警察
2 金をかけずに報道枠を埋めたマスコミ


あまりのバカバカしさに、ため息がでました・・・・・・
桶川ストーカー事件


事件を未然に防いだ別の警察官の対応(p32)

しかし、この桶川事件のケースは、たんに刑事の怠慢だけではすまされない。それについてはおいおい説明するとして、その後の事件の経過をたどってみよう。
最初のトラブルから1ヶ月ほどたった7月13日のこと。詩織さんの通う大学や最寄り駅、父親の勤務先、さらには自宅付近に、ビラ作製の専門業者によって作られた、詩織さんを誹謗中傷するビラ約1000枚が貼られたり投函されるなどした。
 近所の住民からの知らせで気が付いた詩織さんの母親は、午前8時半過ぎ、あわてて上尾警察署に行き、すぐに現場に来るように訴えたという。しかし、なぜか刑2課長は、「すぐには行けない。家に帰ってって待っていてください」と、簡単に事情聴取を済ませただけで帰宅させてしまった。 結局、3時間半近く経過した11時15分頃、刑事が現場に現れ、実況見分を始めたというが、なんとまた、母親から渡された証拠のビラ8枚を廃棄してしまっていた。 詩織さんと母親は、その後も何度となく警察を訪れ、無言電話がかかってくることや、以前にも不審な人物が深夜に自宅付近を徘徊していたことなどを訴えたが、上尾警察署の捜査員はろくに話も聞かず、「告訴がなければ動けない。嫁入り前の娘さんだし、裁判になれば、いろいろ聞かれて辛い目に会うことがいっぱいありますよ」などと話し、家族に危害が及ぶのが怖いと訴える詩織さんに、「大学の試験があるでしょう。終わってからでいいじゃない。1週間後に来てよ」と追い返したという。 上尾警察署は7月29日にだって告訴を受理したというが、その後も詩織さんら家族に対する中傷はおさまらなかった。 8月23日、24日、今度は父親が勤務する会社に、詩織さんと父親を誹謗中傷し、父親を解雇するのは会社の責任であるなどと書かれた文章が入った封筒を550通が郵送されてきた。父親は上警察署を訪れ、
「この文章はひどい、犯人に接触してください。小松を逮捕してください。名誉棄損ですよ! 何とかしてください」 と訴えたが、上尾警察署の刑事2課長は、
「これは良い紙つかってますね。封筒に1枚ずつ切手が貼ってあり、費用がかかっていますね。何人かでやったようです」 とのんきに話し、父親がなおも逮捕を迫ると、
「これはケースバイケースですよ。こういうのはじっくり捜査します。警察は忙しいんですよ。大きな事件を抱えていますので」 と、そっけなく答えただけだったという。
 詩織さん家族らにこれだけのことがあったにもかかわらず、母親に小松和人の戸籍謄本と住民票を見せながら、近況を聞いた。
「ここ2、3週間は、不思議なことに、何の動きもありません」
 母親がこう答えると、
「それでしたら、告訴を取り下げてもらえませんか。告訴なんて簡単にできるから、何か起こってからでも遅くない」 と、何度も告訴取り下げを迫った。

 そして10月26日午後零時52分頃、通学途中の詩織さんは、桶川駅前の自転車置き場に自転車を止めたところ、待ち構えていた小松和人の経営する風俗店の従業員、久保田祥史被告に大型のサバイバルナイフで刺された。右の背中と前胸部を一度ずつ刺された詩織さんは「痛ぁい」と悲鳴をあげて倒れこみ、間もなく到着した救急車で病院に運ばれたが、同日午後一時30分頃、肺損傷による失血で死亡した。 じつは、小松和人は詩織さんと付き合う前にも、Kという交際相手の女性に対してストーカー行為を行い、騒ぎを起こしていた。しかし、このケースでは、女性からの被害届を受けた所轄警察署が小松を呼び出し、厳重注意したことで収まったのだ。この事実からしても、 SOS を発信し続けた詩織さんを死に追いやった上尾警察署の責任はあまりにも重い。


次回は、写真週刊誌に先を越される(p35)

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