黒木昭雄の「たった一人の捜査本部」

小原勝幸を容疑者とするこの事件は、言いようのない不正義な社会構造を見せつける事になった。遺作小説『神様でも間違う』完成。

【復元】ステージ2

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復元【2-3】小原容疑者は恐喝事件の被害者だった 2009.05.20
 
ステージ2 現地踏査・疑惑の浮上(取材メモ.3)
 
  
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 【二つの事件】
 これから先は掲示する図を元に説明していきたい。
まず、図1は小原膀幸を中心に二つの事件が重なり合った図である。

左側の円は一昨年(平成19年)の5月1日、小原勝幸が東北地方の沿岸部に住む30代の男に日本刀をくわえさせられた挙句「保証人が立てられないなら指を置いていけ」と迫られ、120万円を要求されたとして昨年6月3日、岩手県普久慈署に被害届を提出した梢Aの言う「Z氏恐喝事件」だ。(図2)
 
問題の恐喝場面に居合わせた小原容疑者の弟が事件現場を語った。
「恐喝事件が起きたのは一昨年の5月1日午後6時30分ころでした。この日の夕方、突然梢Aを連れたカツ(小原容疑者)が私の仕事場に現れ、『一緒にZの家に行ってくれないか』と頼み込んできたのです。私は、名前を聞いただけで直ぐにカツが逃げ回っているあの事だなと思いました」
 
 さかのぼること7ヶ月前の平成18年10月ごろ、小原容疑者はZ氏の紹介で関東地方で■■■工を営むCなる人物の仕事を手伝い始めた。ところが、小原容疑者はわずか数日でC氏の仕事場から逃げ出しZ氏の怒りを買う事になる。
「そりゃあ怒るのが当然でしょ」

取材に応じたZ氏が、組んだ両腕に力を込めて話し始めた。
「小原が『仕事を世話してくれ』と泣きついてきたから、かわいそうに思ってCさんの仕事を紹介したんです。それなのに小原は相談もなく仕事を棄てて逃げたんだから私の立場がない」
確かに、Z氏の気椅ちはわかる。だが、日本刀の先端をくわえさせ、「メンツを潰された迷惑料として120万払え」とはカタギのする事ではない。しかも『保証人が立てられないなら指を置いていけ』とすごんだとするなら通報されて当然である。

これに対しZ氏は苦笑いでこう反論した。
「あれで恐喝だといわれたら心外ですね。もしそれがホントなら今頃警察こパクられてますよ。そもそも私は日本刀なんて持ってないし指を詰めるように迫った事もない。
ただ、私がマジメな話をしてるのにヘラヘラと笑う小原に腹が立ち1.2発頭を叩いただけです。要求した金も120万円ではなく10万円です。今まで何度も飲み食いもさせたし、行くところがないと言うから家にも泊めてもやった。それに私は小原のためにローン会社から金を借りてまでわざわざCさんに謝りに関東にまで行ったんです。小原が返済するのは当然じゃないですか。女(梢A)の名前と携帯番号を便箋に書かせたのは事実です。警察に呼ぱれれば同じ事を話しますよ」
 この経緯が、図2で言うところの梢Aが岩手県警久慈署に握リつぷされたと言う「Z氏恐喝事件」である。
 
ところが事件は思わぬ方向に広がりを見せ始めた。
小原容疑者がZ氏と又わした約束を破り再び逃げ回ったからだ。腹の虫が収まらなかった約束を反故にされたZ氏だった。そのころからZ氏は、「こいつは金を払わず逃げ回っているとんでもないやつです。見つけたら通路下さい」などと、小原容疑者の実名と身体特徴を携帯サイト「全国指名手配」に書き込み小原容疑者の顔写具までも添付して追い込むまでになった。不思議な事にサイトは殺人事件後間もない7月15日付けで閉鎖されている。
 
ネットヘの巻き込みを認めたうえでZ氏が言う。
「私は思うことをそのまま書き込んだだけです」
 いずれにしても、Z氏のこうした行動が小原容疑者を被害届けの提出に駆りたたせたと視て間遠いない。こうした経緯があり梢Aを連れた小原容疑者は平威20年6月3日、岩手県警久慈警察署にZ氏を被疑者とする被害届けを提出した。

次は【ステージ2-4】
「岩手県警はなぜ恐喝事件を握りつぷしたのか」へ 
 
★訂正
誤:【ステージ2-5】
正:【ステージ2-4】
 
 
※このブログは事件関係者の協力と承諾のうえで成り立っているので、
転載頂くときは、できるだけ私どもにお知らせ下さい。
なお、二次加工は一切禁止とします。
 
 
復元【2-2】殺害された佐藤梢(B)さんの遺影 2009.05.20
 
ステージ2 現地踏査・疑惑の浮上(取材メモ.2)
 
  
 
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梢さんは、快活で誰にでも好かれる女の子だった。
 
それがなぜ−−
 
「必ず犯人を捕まえてください」
 
梢さんの遺影を前に祖母が声を震わせた。
 
 
次は【ステージ2-4】「小原容疑者は恐喝事件の被害者だった」へ
 
 
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復元【2-1】
被害者は、なぜこのような場所に遺棄されたのか 2009.05.20
 
ステージ2 現地踏査・疑惑の浮上(取材メモ.1)
 
 
 
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 昨年(平成20年)11月1日、事件発生からわずか4ヶ月という異例の早さで100万円の公的懸賞金が掛けられた『川井村地内における女性殺人、死体遺棄事件』は、警察庁が見せた意気込みとは真逆に事件からまもなく1年を迎えようとする今に至っても一向に進展を見せてはいない。そこには、地元メディアが報遺しない疑惑の捜査があるからだ。
 
 08年9月から現場を踏査し始め、全ての事件関係者からつふさに話を聞いて回った私は、捜査の中味を知れば知るほど警察の底知れぬ企みに驚きを隠せなかった。
「懸命な捜査」をアピールする岩手県警がしてきたことは、「最善の捜査を行った」という痕跡を残すためのパフォーマンスに過ぎず、実際は、殺害された佐藤楕さんを運れ出したとされる小原勝幸にことごとく殺人の容疑をかけるための偽装工作だったからである。これでは本当の意味の事件解決などありえない。
 
 
ウラに何かがある。
私は、徹底的に調べあけることにした--
 
 
図は、
岩手17才女性殺害事件関連地図
被害者・佐藤桶さんと加害者・小原勝幸容疑者の足取り

捜査特別報奨金に関する公告
警察庁HP内より
http://www.npa.go.jp/reward/index.html
 

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【訂正】
★訂正
誤:次は【ステージ2-2 疑惑検証】
「小原容疑者の元交際相手が実名告白」へ
 
正:次は【ステージ2-2】「殺害された佐藤梢(B)さんの遺影」へ
http://blogs.yahoo.co.jp/kuroki_aki/17208279.html
 
 
 

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