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今日も見事に晴れている。
山の方も考えたが、工事中の気仙沼大島の橋を見に行こうと 自然とフェリー乗場に。 港にあった復興商店街はすっかり更地になっていた。 そういえば去年は一度も気仙沼に泊まっていなかった。 帰ってから調べてみると、今は「南町紫神社前商店街」となって昨年の11月にオープンしているらしい。 (気仙沼プラザホテルのブログより) 同ホテルにはまた泊まる機会があるだろうから、その時に訪れてみよう。 仮設のフェリーターミナルでチケットを買うのもこれが最後かもしれない。 そもそもフェリーそのものもいつまで存続するのだろう? せめてもう一度、チビッコを積んで乗りたいものだ。 三が日ということもあり、島に帰る人々でフェリーは混んでいる。 橋の開通は来年度中と言うから2019年の3月までには完成するのだろう。 実際のところ橋はすでに出来上がっていて、周辺の連結道路の完成待ちのようだ。 島の住民限定でよいから橋だけでも渡れるようにしてあげたら良いのに・・・ なんて余計なことを考えてしまう。 前回、島に渡ったのは3月だった。 次は暖かい頃がいいなあと、前に自転車を借りたレンタルサイクル屋に行くと・・・ なんと!3日までお休みとな! 島の先端の龍前崎はいいとしても、亀山くらいは登りたい。 電動アシスト自転車の予定が、自らの足で登ることになった。 寒いはずの気仙沼で、汗をかきながらの登山となった(笑) 気仙沼から志津川までのR45を走っていると、ずっと見えている山がこの亀山だ。 標高は235mとたいしたことないが、周囲が海抜数mなのだから、見晴らしは良い。 震災の時に気仙沼で起こった重油の火災が、引き波でこの亀山を襲った。 そのため、中腹から上は禿山だ。 先ほど海面から見上げた橋を、今度は眼下に見下ろす。 それにしても風が強い。西からの風が遠くの山からの雪を運んでくる。 中腹にある大島神社に立ち寄ってから、 島の南側に下りて海沿いに回ろうか。 南側の道は行き止まり・・・ 何か乗り物に乗っているのなら、行って戻ればよいが 徒歩で下ってまた同じ道を登るのは辛い。 被害が少ないうちにUターンして、休暇村に向かう。 ベベルで行ぐべえで泊まるとしたら、どこだろう? なんて話しながら宿舎を探索。 そのまま田中浜へ降りる。 この辺は前回、横目に見ながら自転車で走った場所だ。 その時に見逃していた「みちびき地蔵」を探しながら歩くと 田んぼ道に小さな看板があった。 みちびき地蔵の話はこんな内容だ。 その地蔵は、明日死ぬという人の魂が亡者の姿になって、天国に導いてもらえるように挨拶に来ると言い伝えられている。 母子がその地蔵をしばらく見ていると、亡者の姿になった大勢の村人や、牛馬までもが次から次へと挨拶に来て、天へと上がっていった。 この様子を見た母親は怖くなり、子の手を引いて急いで帰宅した。子は父にその話をしたが、狐にでも化かされたんだろうと取り合ってもらえなかった。 翌日、島の浜辺の潮が引き、家族で潮干狩りに出かけた。浜辺には大勢の村人が出ていて、村の老人は、こんなにも潮が引くのは何十年ぶりだと話している。 やがて潮が満ちてくる時間になってもまだ潮が満ちてこない。 村人がおかしいと思っていたところ、沖の方から、山のように高い大津波が浜へ襲ってきた。 親子は急いで裏山に上り、3人とも助かったが、他の逃げ遅れた大勢の村人が津波にさらわれて亡くなった。 母親は、昨日見た亡者はこの津波で死ぬ人だったんだと確信した。 村の書きつけには、この津波で61人が亡くなり、牛馬6頭が死んだと記されている。 みちびき地蔵には今でも花や線香が欠かさずに供えられている。 朝からずっと歩いていることもあり、空腹も限界。 フェリー乗場からすぐの所に確か食堂があった。 さっき前を通った時に開いていたような気がする。 開いてなければ気仙沼まで戻らないと・・・ 天は我らを見放していなかった♪ ちゃんとお店は開いていた。 中は暖かく、もう天国のよう。 温かいフカひれラーメンにしようか迷っていると、 これから蒸すから時間かかるけどいい? どうせ次のフェリーには間に合わないし、その次はさらに1時間先。 あと瓶ビールとレモンサワー♪ 今思えば、このまま大島に宿を探せば良かった(笑) おじさんはおもむろに、外に牡蠣を取りに行った。 ここの牡蠣は当然地元大島産で、外洋側で育てられたものらしい。 生は苦手な俺だが、ここの蒸牡蠣は本当に美味しく食べられた。 多分、今まで生きて来た中で、一番牡蠣が美味しいものだと思えた瞬間だった。 フカひれの入っていないラーメンを食べ終わる頃、ちょうどフェリーの出航の時間だった。 そう遠くに行く元気も無い。 前から気になっていた岩井崎に行ってみよう。 気仙沼港に延びるバイパスの橋の工事下を抜けて、岩井崎へ。 亀山の上から見ていて、ずっと気になっていた岬だ。 仮設の駐車場から仮設の歩道を歩く。 しかし、風が強い。 気を抜くと、海まで吹き飛ばされてしまいそうだ。 沖合いには岩礁があるのか、白波が立つ場所がある。 震災後に取り上げられていら龍の松も、ここにあったんだね。 ここも芝生が緑の時に、ゆっくり訪れてみたい。 岩井崎灯台にも当然立ち寄る。 遠くに大島の龍舞崎灯台が見える。 大島が天然の防波堤と言われているのは、そういうことだったんだ。とあらためて感心。 取り壊されずに残っている気仙沼向洋高校に一礼して、R45へ出る。 流された鉄道の橋も、バス用に架け替え工事が進んでいる。 何時の日か、再び線路が敷かれる時が来るのだろうか? 三陸道も歌津ICまで延びて来た。 せっかくなので、さんさん商店街にも立ち寄るが きっとまた3月に来るだろう。志津川で給油を済ませ、そのまま三陸道へ。 今年もこうして東北で始まった。 またこんな感じで一年間お付き合いをお願いします。 |
DUCATI BEVEL
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小さな共感ですけど、わたしもナマ牡蠣はちょっと苦手です。
2018/1/14(日) 午後 9:37
私はカキフライでお願いします♪
今年もよろしくお願いいたします☆
2018/1/14(日) 午後 10:56 [ SMT ]
個性的でよく歩くお正月、3編楽しく読みました。
お地蔵さんのお話しは、怖いですね。
昔、生ガキで死ぬような目にあってますが、
好きなんでやめられません。
2018/1/15(月) 午前 7:49
トイレから出てくるなり、腰にぶる下げた手ぬぐいて手を拭きながら
「さぶいねぇお父さん、イキのいい蒸し牡蠣2人前とお酒ね」
そう言って「よっこらしょっ」と椅子に座る男前な姐さんの姿が目に浮かびます
大島の橋 30年度完成予定なんですね。この夏あたりに完成するのかと思ってた
時間がかかるんですね。
2018/1/15(月) 午前 11:37
オリさん
私も蒸した方が美味しいと思うのですが…
2018/1/15(月) 午後 11:09 [ くろきん ]
SMTさん
以前、能登や厚岸でカキフライを頼んで怒られました(笑)
今年もよろしくです。
2018/1/15(月) 午後 11:10 [ くろきん ]
山家さん
3日間、毎日20000歩以上歩いていました…
お地蔵さんの色々な話がありますが、ここのはシャレにならないですね。
2018/1/15(月) 午後 11:12 [ くろきん ]
ミレさん
トイレの入り口に牡蠣のメニューが貼ってあったようで…
大橋、橋はもう出来ているのにね…
早く通してやらないと、おじちゃんやおばあちゃんが…
みんな楽しみにしているってフェリーで話していました。
2018/1/15(月) 午後 11:14 [ くろきん ]
牡蠣は蒸すのが一番うまい。同感です、安心だし旨みも逃げないで高まるようですね。
風景はまた変わってるんでしょう、また行きます。
あ、石巻元気いちばっていう道の駅が出来てて沖縄での知り合いが地元に戻って働いてるんですよ、機会あれば覗いてみて下さい。
2018/1/17(水) 午後 3:03
SWさん
以前から蒸したのは美味しく食べれていたのですが
ここのは格別でした。
景色はここに来てまた大きく変化していますね。
また今年も、東北でお会いしましょうね。
石巻にも、立ち寄ってみます。
2018/1/20(土) 午前 11:30 [ くろきん ]