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時折陽も差すが雲の流れは早い。
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今日はR229を北上する。
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能登とにも海食のよる〇〇岩が多いが、この海岸線にも多く見られる。
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そう言えば昨日の鴎島の入り口にも瓶子岩があった。
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今日見た中で有名なのは親子熊岩。
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〇〇岩には、え?これが?というのが多いが、これはなかなかのものだ。
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ここに来る途中の地名も「熊石」だったので、昔からこの親子熊が有名だったのかもしれない。
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大成から海岸線を走る道道740号は、我々の持っているツーリングマップルでは、せたな町まで開通していない。
淡い期待を持ってGoogleマップを見ると、せたなまで抜けられそうだ。
当然、道道を選んで走る。
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積丹半島の道と同様に工事の苦労がうかがわれる道だ。
帆越山トンネルトンネルを抜けると太田山神社があった。
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車が2〜3台止まっていただろうか?
鳥居の先に急な階段が見えた。
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1度は通り過ぎたものの、何だか気になる。
戻って階段を上ってみる?
と、Uターンして鳥居の先に車を止める。
45度ほどの急な階段が上まで続く。
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しかもロープが…階段だけ上って上の鳥居をくぐったら戻って来よう。
今日は車の移動と決めていたので、ルーズなルームウエア(ある意味パジャマ)笑。
時折小雨が降っていたので、これにレインウエアの上だけを羽織り
サンダルじゃあ失礼なので、スニーカーに履き替えて
ロープもあったので念のため軍手も持って登り始める。
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急なうえに階段の幅も狭く登りにくい。
ロープに頼って登っていた相方が
「ここでもしロープが切れたら、下まで真っ逆さまじゃん!」と、急に冷静になった。
そして階段のてっぺんまで登り、ロープを見てびっくり!
よられたロープが後数本を残して擦り切れていたようだ。
何か虫の知らせでもあったのだろうか?
ちょっとぞっとした。笑
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ここから先は山道だ。何となく行けるところまで…という雰囲気になって
二人で先に進む。ロープが無いと厳しい道だ。
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必ずロープは複数本持つようにして、杭と杭の間は一人。
自然とそれを守って登るようになった。
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梯子のかかった崖を登った後で、帰りはこれを下りなきゃいけないんだよね?
と、当たり前のことに気づき始めた。
進むことを躊躇し始めた時に、上から年配の方が下りて来た。
手には山菜(行者にんにく?)を握りしめていた。
「そんな恰好じゃあ危険だから止めておきなさい。」と言ってくれるのを期待して声をかけてみる。
上までは35分くらいかかったかな?
途中であと二つ鳥居があるよ。最後がちょっときつかったけど…
俺も初めて行ったんだけどね。
後で二人で話したが、この「初めて」が決め手になってしまったようだ。
初めてでも登れるんだ…
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一つ目の鳥居のところには祠があった。
ここでレインウエアを脱いで置く。
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二つ目の鳥居を過ぎると、岩肌の崖に作られた金網の通路。
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躊躇することなく進む相方。足元は滑り易い…
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足元の金網の下は…
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そんな事にビビりながら上を見ると…
ただの崖なんですけど…
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崖の中腹の窪みから鉄の輪とロープが下ろされている。
本殿はあの窪みの奥?
「じゃあ登るね♪」とこれまた躊躇なく鉄輪に足をかける相方。
あの…鉄輪は我々の立っている金網の真上から下がっているんじゃなくて
何もない崖に下がっているんですけど…
まずは崖側に一歩踏み出さないと鉄輪に足をかけられない。
と言う事は足を踏み外すと崖下まで落ちちゃうという事で…
なんて考えている内に相方はもうあんな所に…
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「おいで〜凄いよ〜♪」
命綱が…カラビナが…なんて余計な事を考えたらダメ。
心を無にして一歩一歩登る。
決して崖下にピントを合わせない。笑
崖の面にピッタリ鉄輪がついている所は、足先しかリングにかからず…
かといって完全に鉄輪が浮いている所は身体が鉄輪と一緒に回って…
びびりながら何とか一坪ほどの本殿の窪みに入れた。
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本殿手前のスペースは1畳もない感じ。当然立つことも出来ない窪み。
頂上にあるんじゃ無かったんだね。
でも窪みっていうからには、下りる時はあの崖に一歩を踏み出さないといけない訳で…
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『俺は下りれないかも…』
「じゃあ私が先に下りようか?」いやいや、ここに一人残されるのは嫌。笑
かと言って相方を一人残すのも…
「私は平気よ。」「上から動画を撮ってあげようか?」
と俺のiPhoneを取ろうとする。
「あっ?でも私のポケットにはチャックが無いから、
下りる時に落としちゃうかも…」

相方は手ぶらで来ているようだ…
『俺から下りる。』
「一歩ずつ確実にね」「慌てないんだよ」
言われなくても慎重に鉄輪を一個ずつゆっくり下りる。
何とか金網スペースに足を着けて…ふ〜助かった。笑

続いて相方がガチャガチャを鉄輪を鳴らして下りて来た。
しかもリングを2つくらい飛ばして…俺の3倍くらいのスピードで。笑
俺にはあんなに1っ歩ずつ慎重にって言っていたのに…
「ここはGoちゃん(GoPro)だったね。」
「次はGoちゃん付けて来ないとね♪」
『次はもう登れないかも…』と俺。

帰り道は余裕が生まれ、珍しい草花を見つけながら下りる。
とカップルが一組登って来た。ちゃんとした登山靴とウエアだ。
挨拶だけして登って行った。何度も来ている人なのかね?
方やパジャマに運動靴、そして軍手の我々。
途中から霧が晴れて海が見えて来た。
あそこで晴れていたら、逆に怖かったかもね。
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なんて言いながら無事に戻ると、札幌から来たという自転車のおじさんが話しかけてきた。
『最後まで登ってきたんですか?』
「ハイ!」と我々。
おじさんはちょっと驚いた顔をして、いろいろ教えてくれた。
でも、最後までは登ったことは無いようだ。

おじさんに別れを告げて車を出そうとすると、ちょうどさっきのカップルが下りて来ておじさんと話をしていた。
パジャマと運動靴で登った話を聞いて驚いているかな?
逆に考えると動きやすい格好だし、あの鉄輪には登山靴よりスニーカーの方が適しているかもしれないから
スペシャリストに見えたかも。笑
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なんて馬鹿な話をしながら水垂岬灯台の先の岩場に車を止めて着替えることにした。
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灯台は簡単にアプローチする道が見つからなかったので、下からの撮影のみ。
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せたな町でR229に出た。
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灯台にひかれて港に出る。
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そして日本初の洋上風力発電所(風海鳥)があった。
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洋上とは言え試験的なもののようで防波堤のすぐ脇ではある。
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港では多くの巨大な部品が用意されていたので、
次に来た時には多くの風車が回っているだろう。

それにしてもお腹が減って来たので、せたなの街で食堂に入った。
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ここでカレーを頼むと、「そらのレストラン」を観て来たのか?
その映画は聞いたことはあったが、観たことは無かった。
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せたな町を舞台にした映画らしい。ついつい長話をしてゆっくりしてしまった。
ロケ地を案内したパンフレットもいただいたが、およそ空の上とは似つかわしくない天気。
それでも「せたなパノラマライン」が気になって行ってみたが、通行止めにして風車を建てる真最中。
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道道447から783と雨の牧草地帯を巡る。
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また、晴れた時に走りに来よう。
甲田菓子店も閉まっていてシュークリームも食べ損ねたしね。
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三本杉岩を眺めつつ、R229を北上。
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茂津多岬への道へ入る。15%の勾配が続く。
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幸いにして今は全線舗装されていた。
鴎島灯台と似たような形で同様の展望台を備えた灯台だ。
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標高日本一の灯台ということなので、出来れば遠方から海面と共に眺めてみたいものだ。
ここでは、久しぶりに鳴いているウグイスの姿を見た。
さらにR229を北上すると、海側の丘の上に灯台が見えた。
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本目岬灯台だ。
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歩いて登れるルートがあるようだが、
そもそもこの日は道東への移動日にしたつもりが
ずいぶんゆっくりしてしまっている。(いつものことだが…)
今日は帯広に泊まる予定なので先を急ぐことにする。

道道523で内陸に入り、黒松内まで。
数年前に連続して黒松内の「たんぽぽハウス」に泊まったので、
何となく懐かしい道を
「ただいま〜♪」と走る。
黒松内から道央道、道東道と走って芽室ICで下り帯広へ。
明日からはずっと晴天の予報。ひさしぶりの道東を走るぞ!


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