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PASO750 奇跡の2000km

ある寒い土曜日の朝、1台のマシンが届いた。
1989年登録。
走行距離は2000km♪
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ようやく慣らしが終わるかどうかと言ったところだろうか?
1度も継続車検を取ることなく、1991年に眠りについたようだ。

まずは各部の観察。
タイヤをはじめとするゴム部品は全滅・・・
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まるで新車のまま眠っていたかのようなシート下
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ヒューズホルダも加水分解の真っ只中。

とりあえずバッテリを繋いで、イグニッションスイッチをONにするが・・・
うんともすんとも言わない。
何度かスイッチのON/OFFを繰り返していると・・・
接点の酸化皮膜がとれたのだろうか?
ようやくランプ類が灯り始めた。
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しかし、新品のように綺麗な燃料ポンプは不動。
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このままにしていると、抵抗の高い部分が発熱してくる可能性があるので
あとは接点部分をメンテナンスしてからにしよう。

タンクキャップを開けると、異臭が・・・
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燃料センサーを手で動かしてみるが、燃料計はピクリともしない。
タンク内の錆と言い、燃料系も全滅だ。

サスペンションは前後ともNG。
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ブレーキも前後ともピクリとも動かない。
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シールが抜けているとかでは無く、マスターが固着しているようだ。
シール交換のみで済めばよいが・・・



当然ながらクランキングは厳禁。
ひょっとしたらエンジンオイルも新車時の物が入っているかもしれない。
とりあえず、ヘッドを開けてシリンダを確認するか?錆びていなければ良いが・・・
その後、オイルを加えながら手でゆっくりと回してやろう。
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24年の眠りから目覚めることができるだろうか?

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