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空は小雨模様。
この先、週末まで北海道全域は雨の予報。
東北は明後日から晴れそうだ。
雨の北海道を取るか?晴れの東北を選ぶか?
深夜のフェリーに空きがある。
雨空よりも青空だ♪
週末の便をキャンセルして、今夜の便を予約した。
急に北海道最終日になってしまった。

思い残すこと無く走ろう。(四輪で)
R275を下ると、左手に緑色の橋が見えた。


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すかさず相方が脇道に入る。
どうやらこの橋の存在を入手していたようだ。
第三雨竜川橋梁。
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ポン・カムイコタン渓谷にかかる旧深名線の鉄橋だ。
桁橋はイギリスから輸入したものが使われているという昭和6年竣工の橋だ。
保存会の手によってメンテナンスされているらしく、橋の塗装も綺麗な状態だ。
そしてこの橋の完成したその日の最後の作業で、青年主任技師が命を落としていると言う。
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一昨日の雨竜ダムもそうだが、昔の建造物は多くの方の犠牲の上に成り立っていることが多い。
手を合わせ、その場を離れる時、先々月にドカマンさんから聞いた塩狩峠の話を思い出した。

塩狩峠で自分の身を犠牲にして事故を未然に防いだ鉄道員のことだ。
ちょうど途中のルート上に塩狩峠があるので、寄ってみよう。
r48で和寒からR40へ。
今では緩やかな立派な道となった峠を越えて、少し入ったところに
塩狩峠記念館があった。
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この実話を元に小説を書かれた三浦綾子さんの旧宅を復元したという施設だ。
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俺の母親がクリスチャンということもあり、三浦綾子さんの名前とは親しみがある。
できれば見学したかったが、まだ開館前ということもあり、外から拝見するだけで我慢した。
眼下に塩狩駅が見えたので、そちらに行ってみることにしよう。
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駅手前に塩狩ヒュッテがあり、横浜ナンバーのインプレッサが止めてあった。
雨の中、塩狩駅の待合室には年配の男性が1人いた。
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次の列車を待っているのだろうか?
時刻表を確認すると、あと20分程で旭川行きの列車が来そうだ。
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珈琲とパンで休憩しよう。
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軒下でお湯を沸かしていると、どこからかレインコートを着た女性が現れ、
我々とおじさんに遠慮したのか、雨の中ホームまで歩いていった。

やがて警報機が鳴り、列車が現れた。
普段、小湊鉄道の旧国鉄色の列車を見慣れているためか、JRの車両は新しく見えてしまうから困りものだ。
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列車からは若い男性が1人下りて来て、走り去る車両にカメラを構えていた。
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代わりにレインコートの女性が乗った。
北の峠の駅で我々を含めて5人の人生が交錯した瞬間だ。
もちろん、その後何も起きてはいないが・・・いつかこの5人が再会する奇跡が起こらないとは限らない。

なんて安っぽいドラマ仕立ての事を考えていたら、列車を降りた男性はヒュッテの方に歩いて行き
インプレッサのトランクに荷物をしまっているのが見えた。
「あぁ、雨ならこういう楽しみ方もあったなぁ。」と、今夜のフェリーに変更したことをちょっと残念に思った。

さてと地図を見ると、この先に比布の駅があることに気づいた。
比布周辺の道路は線路と45°傾いて碁盤の目状に走っている。
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このため、駅に向かうにはどうしてもジグザグに走行する必要がある。
1986年の夏に北海道を訪れた時、この比布駅を挟んで南比布、北比布と駅を見に行った。
その時もジグザグに走って、何だかまどろこしい思いをした記憶が蘇った。
夜の比布駅を一晩の宿にしようと考えた当時の我々は(この時の我々は当時の友人と私)
駅の待合室で荷物を広げようとした。
ちょうど帰ろうとしていた職員が、
「ここは鍵をかけるから寝るならホームにして!」
とホームの軒下を案内してくれた。今思うとホームで寝る方がよほど危ないと考えてしまうが・・・
「バイクもいたずらされるといけないから、ホームに入れちゃって」
ホーム端のスロープからバイクを押し上げて、ホームで並んで寝ることになった。
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比布駅は俺の世代の人なら知っていると思うが、あのピップエレキバンのCMで使われた駅だ。
ピップの会長と樹木希林さんの絶妙なやりとりで人気のあったCMだ。
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ちょうど1986年、その年の春に会長の横矢さんが亡くなっていた。
バイクと共に熟睡していた深夜、物音にビックリして目を覚ました。
寝ている真横に、なぜか特急列車が停車していて驚いた顔で車窓からこちらを見ている乗客と目が合った。
とりあえず見なかった事にして、寝袋に顔を沈めた記憶が鮮明に残っている。
翌朝、会長を偲んで二人で写真を撮った。
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こちらが現在の姿だ。
今思えば、並んで写真を撮れば良かったかもしれない。
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そんな想い出の比布駅だが、思っていたとおり駅舎は新しくなっていた。
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待合室のサイズ感は当時のまま。
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隣には洒落たカフェが出来ていた。
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いつもは朝から営業しているようだが、この日はお盆ということもあってか
昼からの営業だった。
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きっとまた来る機会があるだろうから、その時の楽しみにしよう。

バイクを置いたホームのイメージはすでに無く
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立派な看板だけがやけに目についた
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掲示板には、さきほどのCM撮影の時の様子が記事になって紹介されていた。
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希林さんと会長のサイン色紙と一緒に。
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比布商店街を抜け、旭川の街を避けるようにr486からr295へ。
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そのままr1160で大雪山旭岳を目指す途中でダムが現れる。
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忠別ダムだ。
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駐車場に車を止め雨の中、天端を歩き始める。
この忠別ダムは重力式コンクリートダムとロックフィルダムの複合構造だ。
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手前のコンクリート部分を歩いていくと、途中からロックフィルに切り替わる。
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なんとも嬉しい一粒で二度美味しいダムなのだ。
雨の中、堤頂長885mを歩いて、反対側の資料館へ。
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ずいぶんと凝った展示をゆっくり眺めてから、また885m歩いて戻る。
「さっき、尻尾の先が白い鳥が飛んでいたんだよ〜」と相方。
「あっ!いた!あれあれ〜♪」
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『あれって、オジロワシじゃないの?』
あいにくiPhoneしか持っていなかったので、引いた写真しか撮れなかったが
確かにオジロワシだ。

北海道には留鳥がいるという話を聞いたことがあったが、まさか出会えるとは♪
ヒグマとオジロワシに出会えただけで、今回の北海道ツーリングは満足だ(笑)
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旭岳はまた楽しみにしておいて、道道r213で北美瑛から千代ヶ岡駅へ
駅の先の道から美瑛の丘に入るが、セブンスターとかマイルドセブンには何にも興味を示さないので
R452から、r580へ。
この辺りの景色の方が自然な感じで良い気がする。

r70からR38で、美瑛、富良野を避けるように走る。
気持ちの良く流れるr135からR452を走ると、桂沢湖が見えて来た。
そのまま左に曲がると
ちょうど除雪ステーションがあったので、ここでトイレ休憩。
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ちょっと走ると橋の挿げ替えが行われるよう様子。
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この辺のダム湖の貯水量も増える予定なのだろうか?
ふと左手に錆びた鉄橋が目に入った。
林道の入り口のような場所があったので、そこから進入すると
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桂沢林道のようだ。
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地図上で桂沢湖をショートカットするような林道があり、気になっていた道だ。
廃道のような道を歩くと、先ほど見えた鉄橋があった。
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道路との接続部分が流されて、通行止めとなったのだろうか?
人が渡る分には、まだ強度は十分にありそうだ。
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ここから、さっきの挿げ替えの橋が見える。
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高さからいって、この桂沢上橋もいずれ沈んでしまうのだろう。

さらにR452を先に進むと、左側の川の水位がまた上がり始めた。
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霞みがかった湖面に立ち枯れた木々が幻想的だ。
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道路も挿げ替えられたようで、高い位置を走り始める。
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また大きな橋が見えて来た。

そして夕張岳の看板。
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何となく南アルプス林道の戸台大橋を思い出してしまった。
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ここは一般車も走れそうなので、今のうちに渡ってみようと白銀橋を渡る。
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この先の夕張岳の登山、林業のための道路のようだが、ずいぶんと立派な道だ。
ダムの補償で造られたのだろうか?
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この天気で、行き止まりまで行くことも無いだろうと、途中で引き返すことにした。
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橋のたもとには、旧道と
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鉄道の鉄橋らしいものが半分水没していた。
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ここもいずれ湖の下に沈むのだろう・・・
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長いトンネルを抜け、旧道から夕張シューパロダムを目指すが通行止。

ちょうど出た所に南大夕張駅跡があり、車両が保存されていた。
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三菱石炭鉱業大夕張鉄道線の駅だったため、この保存会の人の手に寄って維持管理されている。
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客車は自由に立入ることが出来たため、中を見学させてもらう。
林業からダム工事、そして炭鉱と、この駅も賑わった時代があった。
そしてこの客車もたくさんの人が乗ったことだろう。
目を閉じるとそんな光景がモノクロームで想像できる。

大きなダムのある川沿いには、こういう鉄道とストーリーがある。
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大井川のように、うまいこと観光業に転換できれば生き残れたのだろうが・・・
ひととおり、見学させていただいた後、今度は山の上からダムのアプローチを試してみる。
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が、こちらも駄目。そもそもダムは見学できないみたい。
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徒歩でなら近くまで行けそうなので、車を置いて歩いて行くと・・・
おくつろぎ中のキタキツネの家族に遭遇。
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こりゃ熊に会ってもおかしくないぞ。
でも鈴は持ってないし、音を出さないと・・・
と言うことでYoutubeで「森のくまさん」をかけながら歩く。
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下流側が進入禁止のダムは多いけど、上流側が見れないとはね。
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そもそも上流側が見たかったのは、
今は見れないらしいこの橋の片隅でも見れたらと思ったから
夕張森林鉄道の三弦橋。
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Webから借用

今の夕張シューパロダム建設前にあった大夕張ダム(今は湖の下に沈んでいる)建設時にその補償として架けられた橋のようだ。
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Webから借用

ちょうど井川アプトラインのレインボーブリッジみたいだ。
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Webから借用

大きく違うのは片や観光名所に。
こちらはその後の夕張シューパロダムによって沈められたということだ。

無いものねだりではないが、こちらの橋の方が見応えがあったと思うだけに、今まで知らずに生きてきたことが悔しい。
今後はよほどの渇水が無い限り、見ることはできないとの事。
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Webから借用
うぅ〜近くならちょくちょく来れるのになぁ。

そう言えば、さっき走った白銀橋の先の橋も断面が三角だった。この三弦橋をリスペクトしたものなのかもしれない。
試しに川向こうからのアプローチもしてみたが、結局同じダムの下に出るだけだった。
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このダムの周りも背丈の高い雑草の中に集合住宅やらお店などの繁華街が見られる。
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こんな光景は、これからの日本で増えて行くのだろうな。
たくさん歩いて、お腹が空いたので新夕張駅前の道の駅に立ち寄ってみる。
ここで大南夕張炭鉱の小さな展示スペースがあったので見学。
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と、近所のカレー蕎麦情報の掲示が見についた。
ここの名物はどうやらカレー蕎麦らしい。
歩いて行ける栗下食堂でさっそく注文。
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炭鉱夫たちのソウルフードだったというカレー蕎麦はコクがあり、濃い味でそして辛かった・・・
追加で御飯までもらってお腹いっぱいに。

ここから高速に乗ってしまおうかとも考えたが、まだフェリーまで時間はある。
道道r74で峠を越えて鵡川まで、この辺りは2013年に走ったきりだ。
道路はそんなに変わっていない感じを受けた。

日高道から道央道へ、苫小牧を過ぎた辺りのPAで仮眠。
すっかり寝過ぎて21時(笑)そしてガソリンの残量が少ないことに気づく。
この先の有珠山SAのスタンドは20時まで。それ以外は給油所無し!
仕方なく室蘭でいったん下りてR36でスタンド探し、
Web上では開いているハズのスタンドも、実際に前を通ると開いていなかったりして・・・
結局閉店間際のスタンドに前のお客さんが粘っていただいたことが幸いして滑り込む。
これで本州に戻れるぞ♪

伊達ICから再び高速に乗り、函館のフェリー乗場でチェックイン。
あれ?乗船開始までまだ1時間あるよ。
ずっと気になっていた函館山に登る?
雲の動きは早く、さっきまで雲に隠れていた函館山頂上のアンテナが見え始めた。
登ったらすぐに降りるんだよ。と、函館山を目指す。
7回目の北海道で始めての函館山だ。
夜遅いこともあり、通行規制も無い。
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山の中腹で夜景が見えたと思ったら、頂上付近は霧。というか雲の中。

何も見えない展望台を満喫?して、とんぼ返りでフェリー乗場へ。
函館山へ行く時間配分もわかったし、これからはこのスケジュールで帰ろうね。
なんて言っていたら、乗船案内が始まった。
さようなら〜北海道♪
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今回は新しく導入されたビューシート。
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3時発なので、ビューと言うか、ちゃんと眠れるようにと思ったのだが
中途半端なこの日程のこの時間。2等の雑魚寝部屋もガラガラだった。
向こうの方が良く眠れたかも?なんて思いながらも少しだけリッチな気分で熟睡。

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