MINI Bike

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空は小雨模様。
この先、週末まで北海道全域は雨の予報。
東北は明後日から晴れそうだ。
雨の北海道を取るか?晴れの東北を選ぶか?
深夜のフェリーに空きがある。
雨空よりも青空だ♪
週末の便をキャンセルして、今夜の便を予約した。
急に北海道最終日になってしまった。

思い残すこと無く走ろう。(四輪で)
R275を下ると、左手に緑色の橋が見えた。


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すかさず相方が脇道に入る。
どうやらこの橋の存在を入手していたようだ。
第三雨竜川橋梁。
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ポン・カムイコタン渓谷にかかる旧深名線の鉄橋だ。
桁橋はイギリスから輸入したものが使われているという昭和6年竣工の橋だ。
保存会の手によってメンテナンスされているらしく、橋の塗装も綺麗な状態だ。
そしてこの橋の完成したその日の最後の作業で、青年主任技師が命を落としていると言う。
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一昨日の雨竜ダムもそうだが、昔の建造物は多くの方の犠牲の上に成り立っていることが多い。
手を合わせ、その場を離れる時、先々月にドカマンさんから聞いた塩狩峠の話を思い出した。

塩狩峠で自分の身を犠牲にして事故を未然に防いだ鉄道員のことだ。
ちょうど途中のルート上に塩狩峠があるので、寄ってみよう。
r48で和寒からR40へ。
今では緩やかな立派な道となった峠を越えて、少し入ったところに
塩狩峠記念館があった。
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この実話を元に小説を書かれた三浦綾子さんの旧宅を復元したという施設だ。
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俺の母親がクリスチャンということもあり、三浦綾子さんの名前とは親しみがある。
できれば見学したかったが、まだ開館前ということもあり、外から拝見するだけで我慢した。
眼下に塩狩駅が見えたので、そちらに行ってみることにしよう。
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駅手前に塩狩ヒュッテがあり、横浜ナンバーのインプレッサが止めてあった。
雨の中、塩狩駅の待合室には年配の男性が1人いた。
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次の列車を待っているのだろうか?
時刻表を確認すると、あと20分程で旭川行きの列車が来そうだ。
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珈琲とパンで休憩しよう。
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軒下でお湯を沸かしていると、どこからかレインコートを着た女性が現れ、
我々とおじさんに遠慮したのか、雨の中ホームまで歩いていった。

やがて警報機が鳴り、列車が現れた。
普段、小湊鉄道の旧国鉄色の列車を見慣れているためか、JRの車両は新しく見えてしまうから困りものだ。
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列車からは若い男性が1人下りて来て、走り去る車両にカメラを構えていた。
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代わりにレインコートの女性が乗った。
北の峠の駅で我々を含めて5人の人生が交錯した瞬間だ。
もちろん、その後何も起きてはいないが・・・いつかこの5人が再会する奇跡が起こらないとは限らない。

なんて安っぽいドラマ仕立ての事を考えていたら、列車を降りた男性はヒュッテの方に歩いて行き
インプレッサのトランクに荷物をしまっているのが見えた。
「あぁ、雨ならこういう楽しみ方もあったなぁ。」と、今夜のフェリーに変更したことをちょっと残念に思った。

さてと地図を見ると、この先に比布の駅があることに気づいた。
比布周辺の道路は線路と45°傾いて碁盤の目状に走っている。
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このため、駅に向かうにはどうしてもジグザグに走行する必要がある。
1986年の夏に北海道を訪れた時、この比布駅を挟んで南比布、北比布と駅を見に行った。
その時もジグザグに走って、何だかまどろこしい思いをした記憶が蘇った。
夜の比布駅を一晩の宿にしようと考えた当時の我々は(この時の我々は当時の友人と私)
駅の待合室で荷物を広げようとした。
ちょうど帰ろうとしていた職員が、
「ここは鍵をかけるから寝るならホームにして!」
とホームの軒下を案内してくれた。今思うとホームで寝る方がよほど危ないと考えてしまうが・・・
「バイクもいたずらされるといけないから、ホームに入れちゃって」
ホーム端のスロープからバイクを押し上げて、ホームで並んで寝ることになった。
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比布駅は俺の世代の人なら知っていると思うが、あのピップエレキバンのCMで使われた駅だ。
ピップの会長と樹木希林さんの絶妙なやりとりで人気のあったCMだ。
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ちょうど1986年、その年の春に会長の横矢さんが亡くなっていた。
バイクと共に熟睡していた深夜、物音にビックリして目を覚ました。
寝ている真横に、なぜか特急列車が停車していて驚いた顔で車窓からこちらを見ている乗客と目が合った。
とりあえず見なかった事にして、寝袋に顔を沈めた記憶が鮮明に残っている。
翌朝、会長を偲んで二人で写真を撮った。
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こちらが現在の姿だ。
今思えば、並んで写真を撮れば良かったかもしれない。
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そんな想い出の比布駅だが、思っていたとおり駅舎は新しくなっていた。
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待合室のサイズ感は当時のまま。
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隣には洒落たカフェが出来ていた。
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いつもは朝から営業しているようだが、この日はお盆ということもあってか
昼からの営業だった。
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きっとまた来る機会があるだろうから、その時の楽しみにしよう。

バイクを置いたホームのイメージはすでに無く
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立派な看板だけがやけに目についた
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掲示板には、さきほどのCM撮影の時の様子が記事になって紹介されていた。
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希林さんと会長のサイン色紙と一緒に。
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比布商店街を抜け、旭川の街を避けるようにr486からr295へ。
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そのままr1160で大雪山旭岳を目指す途中でダムが現れる。
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忠別ダムだ。
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駐車場に車を止め雨の中、天端を歩き始める。
この忠別ダムは重力式コンクリートダムとロックフィルダムの複合構造だ。
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手前のコンクリート部分を歩いていくと、途中からロックフィルに切り替わる。
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なんとも嬉しい一粒で二度美味しいダムなのだ。
雨の中、堤頂長885mを歩いて、反対側の資料館へ。
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ずいぶんと凝った展示をゆっくり眺めてから、また885m歩いて戻る。
「さっき、尻尾の先が白い鳥が飛んでいたんだよ〜」と相方。
「あっ!いた!あれあれ〜♪」
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『あれって、オジロワシじゃないの?』
あいにくiPhoneしか持っていなかったので、引いた写真しか撮れなかったが
確かにオジロワシだ。

北海道には留鳥がいるという話を聞いたことがあったが、まさか出会えるとは♪
ヒグマとオジロワシに出会えただけで、今回の北海道ツーリングは満足だ(笑)
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旭岳はまた楽しみにしておいて、道道r213で北美瑛から千代ヶ岡駅へ
駅の先の道から美瑛の丘に入るが、セブンスターとかマイルドセブンには何にも興味を示さないので
R452から、r580へ。
この辺りの景色の方が自然な感じで良い気がする。

r70からR38で、美瑛、富良野を避けるように走る。
気持ちの良く流れるr135からR452を走ると、桂沢湖が見えて来た。
そのまま左に曲がると
ちょうど除雪ステーションがあったので、ここでトイレ休憩。
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ちょっと走ると橋の挿げ替えが行われるよう様子。
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この辺のダム湖の貯水量も増える予定なのだろうか?
ふと左手に錆びた鉄橋が目に入った。
林道の入り口のような場所があったので、そこから進入すると
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桂沢林道のようだ。
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地図上で桂沢湖をショートカットするような林道があり、気になっていた道だ。
廃道のような道を歩くと、先ほど見えた鉄橋があった。
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道路との接続部分が流されて、通行止めとなったのだろうか?
人が渡る分には、まだ強度は十分にありそうだ。
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ここから、さっきの挿げ替えの橋が見える。
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高さからいって、この桂沢上橋もいずれ沈んでしまうのだろう。

さらにR452を先に進むと、左側の川の水位がまた上がり始めた。
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霞みがかった湖面に立ち枯れた木々が幻想的だ。
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道路も挿げ替えられたようで、高い位置を走り始める。
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また大きな橋が見えて来た。

そして夕張岳の看板。
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何となく南アルプス林道の戸台大橋を思い出してしまった。
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ここは一般車も走れそうなので、今のうちに渡ってみようと白銀橋を渡る。
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この先の夕張岳の登山、林業のための道路のようだが、ずいぶんと立派な道だ。
ダムの補償で造られたのだろうか?
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この天気で、行き止まりまで行くことも無いだろうと、途中で引き返すことにした。
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橋のたもとには、旧道と
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鉄道の鉄橋らしいものが半分水没していた。
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ここもいずれ湖の下に沈むのだろう・・・
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長いトンネルを抜け、旧道から夕張シューパロダムを目指すが通行止。

ちょうど出た所に南大夕張駅跡があり、車両が保存されていた。
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三菱石炭鉱業大夕張鉄道線の駅だったため、この保存会の人の手に寄って維持管理されている。
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客車は自由に立入ることが出来たため、中を見学させてもらう。
林業からダム工事、そして炭鉱と、この駅も賑わった時代があった。
そしてこの客車もたくさんの人が乗ったことだろう。
目を閉じるとそんな光景がモノクロームで想像できる。

大きなダムのある川沿いには、こういう鉄道とストーリーがある。
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大井川のように、うまいこと観光業に転換できれば生き残れたのだろうが・・・
ひととおり、見学させていただいた後、今度は山の上からダムのアプローチを試してみる。
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が、こちらも駄目。そもそもダムは見学できないみたい。
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徒歩でなら近くまで行けそうなので、車を置いて歩いて行くと・・・
おくつろぎ中のキタキツネの家族に遭遇。
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こりゃ熊に会ってもおかしくないぞ。
でも鈴は持ってないし、音を出さないと・・・
と言うことでYoutubeで「森のくまさん」をかけながら歩く。
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下流側が進入禁止のダムは多いけど、上流側が見れないとはね。
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そもそも上流側が見たかったのは、
今は見れないらしいこの橋の片隅でも見れたらと思ったから
夕張森林鉄道の三弦橋。
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Webから借用

今の夕張シューパロダム建設前にあった大夕張ダム(今は湖の下に沈んでいる)建設時にその補償として架けられた橋のようだ。
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Webから借用

ちょうど井川アプトラインのレインボーブリッジみたいだ。
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Webから借用

大きく違うのは片や観光名所に。
こちらはその後の夕張シューパロダムによって沈められたということだ。

無いものねだりではないが、こちらの橋の方が見応えがあったと思うだけに、今まで知らずに生きてきたことが悔しい。
今後はよほどの渇水が無い限り、見ることはできないとの事。
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Webから借用
うぅ〜近くならちょくちょく来れるのになぁ。

そう言えば、さっき走った白銀橋の先の橋も断面が三角だった。この三弦橋をリスペクトしたものなのかもしれない。
試しに川向こうからのアプローチもしてみたが、結局同じダムの下に出るだけだった。
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このダムの周りも背丈の高い雑草の中に集合住宅やらお店などの繁華街が見られる。
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こんな光景は、これからの日本で増えて行くのだろうな。
たくさん歩いて、お腹が空いたので新夕張駅前の道の駅に立ち寄ってみる。
ここで大南夕張炭鉱の小さな展示スペースがあったので見学。
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と、近所のカレー蕎麦情報の掲示が見についた。
ここの名物はどうやらカレー蕎麦らしい。
歩いて行ける栗下食堂でさっそく注文。
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炭鉱夫たちのソウルフードだったというカレー蕎麦はコクがあり、濃い味でそして辛かった・・・
追加で御飯までもらってお腹いっぱいに。

ここから高速に乗ってしまおうかとも考えたが、まだフェリーまで時間はある。
道道r74で峠を越えて鵡川まで、この辺りは2013年に走ったきりだ。
道路はそんなに変わっていない感じを受けた。

日高道から道央道へ、苫小牧を過ぎた辺りのPAで仮眠。
すっかり寝過ぎて21時(笑)そしてガソリンの残量が少ないことに気づく。
この先の有珠山SAのスタンドは20時まで。それ以外は給油所無し!
仕方なく室蘭でいったん下りてR36でスタンド探し、
Web上では開いているハズのスタンドも、実際に前を通ると開いていなかったりして・・・
結局閉店間際のスタンドに前のお客さんが粘っていただいたことが幸いして滑り込む。
これで本州に戻れるぞ♪

伊達ICから再び高速に乗り、函館のフェリー乗場でチェックイン。
あれ?乗船開始までまだ1時間あるよ。
ずっと気になっていた函館山に登る?
雲の動きは早く、さっきまで雲に隠れていた函館山頂上のアンテナが見え始めた。
登ったらすぐに降りるんだよ。と、函館山を目指す。
7回目の北海道で始めての函館山だ。
夜遅いこともあり、通行規制も無い。
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山の中腹で夜景が見えたと思ったら、頂上付近は霧。というか雲の中。

何も見えない展望台を満喫?して、とんぼ返りでフェリー乗場へ。
函館山へ行く時間配分もわかったし、これからはこのスケジュールで帰ろうね。
なんて言っていたら、乗船案内が始まった。
さようなら〜北海道♪
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今回は新しく導入されたビューシート。
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3時発なので、ビューと言うか、ちゃんと眠れるようにと思ったのだが
中途半端なこの日程のこの時間。2等の雑魚寝部屋もガラガラだった。
向こうの方が良く眠れたかも?なんて思いながらも少しだけリッチな気分で熟睡。

今夜の便で利尻に渡る予定だったが、明日からは北海道全域で天候が悪い予報。
今日もこの道北エリアだけは辛うじて晴れているが、他は全部雨模様だ。
悔しいけど、利尻はまた次回にするか・・・
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出来るだけ天気の良い方にと、R232を北上する。
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早朝は空いてていいなあと、海から登る虹を見ていると
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相方が悲鳴を上げる。
「ク、クマー!!!」
そこそこ大きな真っ黒な熊が我々の車の目の前を横切っていた。
海側から山側へ歩いて渡り、山側の斜面を半分くらい登ったところで
こちらを向いて止まった。

相方も車を止めて、熊を見つめている。
2人(1人と1頭?)で眼の飛ばしあいだ(笑)
熊(ヒグマ)が先に目をそらし、斜面の頂上まで登り
再び眼の飛ばし合い(笑)
ほんのわずかな時間がずいぶんと長く感じる。
その後、ゆっくりとヒグマは山側に姿を消した。

「勝った?」二人で目を合わせた。
「熊だったよね?」
「とうとう出会ったね。」
「思ったより顔が丸かった。」
「毛が真っ黒で艶々〜」とか、しばらく興奮状態。
まあ、こちらは車の中だから落ち着いて見てられたわけで・・・
これが山の中を歩いていた時だと思うと、ぞっとする。
しかし、初山別のしかも国道で会えるとは・・・
もっとも三毛別羆事件も苫前だから、いても当たり前なのかも。
今回の旅の一番の収穫?ですっかり満足した二人。

さっきまでの悔しい気持ちも吹っ飛んでしまった。
熊事件も落ち着き、朝ご飯もまだだったのに気づく。
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遠別を過ぎたところで道をそれ、海沿いでモーニング珈琲を入れる。
海の向こうには利尻山がハッキリと見える。
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今日渡れば・・・と、余計なことを考えてしまう。
ここからしばらく海岸線の道を走る。
オントルイ手前にもずいぶん風力発電が増えたものだ。
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手塩からはいつものように道道r106へ。
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オントルイもさんざん寄っているので、走り抜けるだけ。
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贅沢なものだ。
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利尻山も下から雲が出てきて、まるで宙に浮かんでいるようだ。
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抜海の街を走り抜ける。
開いているお店もめっきり少なくなった。
ここを抜けると北海道に来たという実感が湧くから不思議だ。

r106をそのまま走り、南稚内駅横から稚内へ。
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今後のこともあるので、利尻島へ向かうフェリー乗場を視察。
まるで空港のような立派な作りだ。
隣は稚内港国際旅客ターミナル。
いつかはサハリン。
行くと決めなければ、なかなか行けないね。

とりあえず、いつもの猿払まで行こう。
遅くなったら、あそこでキャンプでも良いし。
R238から道道r121で内陸を走る。
道北の内陸部はどこも気持ち良い道だ。

沼川からr138で、オホーツク海に出る。再びR238で猿払へ。
今日はここからライダースタートだ。
まずはおっさんと走れなかったエサヌカ線。
今は案内表示も親切に出ているので迷うことはない。
ここから、いくつかのクランクを経て延々と直線路が続く。
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最初のクランクで左へ行くと、海沿いのダートコースだ。
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砂もさほど深くないので、小径タイヤのチビッコでも安心して走れる。
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日本の端っこのダートだけど、なんだか荒川の土手を走っているのと変らないような・・・
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かなりの距離を走って泥だらけになり、
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水溜りを突っ切って走ってパンツもビショビショ♪
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そして、エサヌカ線の終点に出る(笑)
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結局エサヌカはちょっとしか走らなかった・・・
ちょうどダートから出た時に、2台のオフロードバイクが元気良くダートコースに突っ込んで行った。
そうじゃなきゃっ♪やっぱりここに来たら大地を感じないとね。

R275からr84へ。
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そしてr710でクローバーの丘へ。
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そのまま下ってR238に。
とりあえず猿払に戻って、軽く食事。
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第二部はR238を北上し、いつもの道道r1077に入る。
PASOやベベルだとあっと言う間の行程も、チビッコだと大移動だ(笑)
r889で宗谷丘陵へ。
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丘陵というだけあってアップダウンを繰り返す。
下りは良いが、登りになると高回転まで回らない。
スロットルについて来ないのは、燃料が足りていない感じだ。
一昨日フィルターを取り外したから、タンクのゴミが流路を塞いでいるのか?
そもそもドレン用の細いチューブでは流量が足りていないのか?

考えても仕方ないので、流量に合わせたスロットル開度で相方を追う。
相方は気持ちよく走れているようで、あっという間に視界から消える。

後ろを気にして、つまらない時間を過ごされるよりは、よっぽど良い。
なにせここは、宗谷丘陵なのだから♪
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せっかくチビッコなので、脇道にそれて白い貝殻の道を走ってみる。
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ここはやっぱり陽が差していて、青い空と青い海が似合う。
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まあ、そんな贅沢も言ってられない。

最後まで走って、郵便局脇を抜けて宗谷湾側のR238へ。
北に向かってリーンして、再びr889で宗谷丘陵へ。
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その昔、PASOで入らせていただいた牧草地を横目に、
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宗谷灯台へ。
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何度も北海道に来ているし、宗谷岬にも何度も寄っている。
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しかし宗谷灯台に立ち寄るのは。実は初めてなのだ。
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向かいのラーメン屋には行列が出来ている。
でもこの灯台に立ち寄る人は誰もいない。

ふと海岸に目をやると、最北の碑の前にも行列が・・・
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どうやら写真を撮る人の順番待ちで並んでいるようだ。
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ここまで来て・・・
いや、ここまで来てるからなのか?
もう止まる気もしなくなってスルー。

最北の碑のさらに奥の海に入って昆布を採って食べていた、
あのおっさんと相方のインパクトを考えると、余計な想い出を上書きしたくない。

何だかエンジンの吹けもだんだん悪くなってきたし、大人しく戻ることに・・・
相方のスリップに入って車速を上げたりしていたら、いつの間にか2台でバトル?
下りはスピードが乗るので、ついつい全開♪

燃料の供給が追いつかない状況で、ピストンに穴が開いたりしなければ良いが・・・
と、思っているそばからプスプス・・・
リザーブに切り替えると、息を吹き返した。

そしてまた全開♪
するとまた、プスプス・・・
今度は何度キックしても駄目・・・

猿払まで10キロくらいなので、ジタバタしているくらいならトランポを取りに行った方が早い。
相方のXE(グリ)で猿払まで行って、トランポで戻ることにしよう。

「押して歩いているね。」と、相方。
『へたに押して歩いていると、みんな心配して止まるから・・・』と俺。
トランポにXEを積んで戻り始めると・・・
『えっ?』とずいぶん近い所で相方が押して歩いていた。

『ここまで押したの?』と俺。
「キックしたらエンジンがかかったから少し走ったら、また止まった」
「それを2回繰り返したら、ここまで来た」と・・・
「みんな心配して声をかけてくれるんだよ。予備ガソリンありますよ〜とか・・・」
「中には引き返して、声をかけてくれる人もいてさ〜」
「ソロの人が止まってくれる確立高いよね〜」
『貴女の女子力もまだ捨てたものじゃないね(笑)』と俺。
「見た目じゃ女子ってわからないでしょっ!」
なんて話しながら、廃業した牧場の入口のスペースでバイクを積んだ。

猿払でキャンプ?とも考えたが、空模様も怪しいし、今のうちに移動しておこう。
結局バイクではさわり部分しか走らなかったエサヌカ線を、四輪で全線走り
浜頓別からR275で内陸へ。

F104を展示してある寿公園前を走って
R40で美深まで走り、R275で
結局またまたセイワ温泉へ。

早目に着いたので、幌加内蕎麦もいただいた。
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明日からしばらくは北海道全域で雨の予報。
晴れ間が見られるのは、最終日だけかもしれない・・・
前線の影響だろうか、天候が安定しない日が続く。
今日から3日間だけ羽幌沿海フェリーが増便されており、焼尻〜天売が一日で周れる。
我々には利尻や礼文より合っているのかもしれない。
そんな事を思いながら、R239で羽幌へ。
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ここも4年前に走った道。
海沿いのR232に出る。
あの時、おっさんと別れた交差点だ。
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セイコーマートで朝食と昼食の食料を仕入れ、フェリー乗場で準備をしながら朝食。
フェリーより高速船の方が35分早く焼尻島に着く。
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ただ2便以降の高速船は天候状況により運航検討中のようだ。
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天候状況???
その予想は的中し、とにかく波が荒く小型の高速船は揺れる。揺れる。
食べたばかりだったことも悪かったのだろう。
焼尻島に着く頃には、胃の中は空っぽになっていた。
フラフラと島に上陸。こんな身体で歩けるのだろうか?

そう、今日一日はバイクに乗らず、歩く事に決めたのだ。
小さな島だし、歩いた方がより楽しめると思ったからだ。
まずは反時計周りで海沿いを・・・
と、歩き出す。
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記念碑の所までで疲れてしまって、ちょっと休憩。
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何だかこの先の道は単調そうなので、内陸へ
厳島神社をお参りしてから、オンコ自然林へ。
不思議な形をしたイチイ(現地ではオンコと呼ぶらしい)の木を
一本一本眺めながら歩くと、急に道が開けてくる。
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右側は牧草地。
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そして左側には羊が放牧。
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ここは食用羊のサフォーク種の国内有数の産地とか。
そして両側ともなだらかに海に向かって弧を描いて落ちていく。
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ここをチビッコで走り抜けるのも気持ち良いだろうが
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やっぱりこの島は人の力でゆっくり楽しみたい。

並んでいた電信柱も、右手の港に消えていき、より空が広く感じるようになる。
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そして海へと向かい、その先には天売島が見えてくる。
島の端の鷹ノ巣園地には、ガイド付き観光バスと自転車の人々が居た。
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でも、みんな足早に去って行く。
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ここが一番の見所じゃないのかな?
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背負ってきた水とコンロでお湯を沸かし、ゆっくりと珈琲とおやつを楽しむとしよう。
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天売島へ向かうあの坂道を自転車で下ったら気持ち良いだろうな。
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ここからは島の南側を延々と下りながら歩く。
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島の道はどこも格別だ。
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白浜キャンプ場にはキャンプと海水浴を楽しむ車が数台。
晴れていれば海も綺麗なブルーなのだろう。

丘の上に白い灯台が見えて来た。丘を登ると浄水施設?
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何だか落石岬を思い出させる光景だ。
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ここで迷っていても仕方ないので、下の道から灯台を眺めながら海岸線を周る。

焼尻港に下りると、夏祭りの準備中。
帰りのフェリーで寄った頃に始まるのかな?

と、ポスターのモデルになったおじさんを見つけて大騒ぎ♪
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そうこうしたら天売島行きのフェリーがやって来た。
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(もう高速船には乗らないぞ!)
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なるべく揺れない船底に近い部屋でウトウトしていると、
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30分弱で天売島に到着。
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しかし、足の疲労はすでにピーク?
空模様も怪しいし・・・
まずは灯台♪と思って右方向に行くが、残念ながら登れそうにない。

とりあえず珍しい色のゴメ岩灯標を見てから、時計回りに島の外周を歩く。
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少し歩くと大粒の雨がザーとやって来た。
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思わず厳島神社(この島にもあった)の境内で雨宿りさせていただく。
地元のおじさんから中に入って休んで、ついでに晴れるように拝んで行きな。
と言われ、お言葉に甘えて上がって休んでいると。
雨も止んで来た。
焼尻のオンコの森の代わりに、こちらは野鳥の森があったので
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散策道を歩いてみる。こんな天気では野鳥も現れてくれもせず・・・
再び海岸線の道へ下りて、島の外周を歩き始める。
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延々と登りが続くなか、いきなり道路が鳥の糞で真っ白になっている場所がある。
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ウミネコの群棲地のようだ。確かにウミネコの雛がウロウロしている。
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そして「マムシ注意」の看板。
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鳥の卵を狙ってくるのだろうか?
相方はマムシを見たことが無いらしく、びくびくしながら先に進む。
赤岩灯台が見え始めてくる頃、道端に鳥の死骸が目立つようになる。
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そしてウトウの巣穴が無数に広がる。
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ウトウの巣立ちは6月〜7月のようなので、何らかの理由で巣立ちできなかったヒナが、ここで途絶えたのだろう。
そうそう、巣穴の周りにはネズミも多く見られた。
鳥の巣、卵、死骸、ネズミ、マムシとシュールな映像が続く場所だ。
そう言えば、この島は野良猫を厳しく管理している。
だからネズミが多いのか?
巣穴の上に設けられた歩道を歩き、灯台横を通って
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展望所へ。足元は巣穴でいっぱい。
ココ、ヒナのいる時期に来たらどういう事になるのだろう?
しばし自分の今いる位置を認識しつつ、海を眺める。
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とてもココでお茶をする気にはなれない。
ここから島の中腹、千鳥が浦園地までも登りだ。
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まだまだ道の両脇にはヒナの死骸がいっぱいだ。
千鳥が浦園地に着くと、横殴りの大粒の雨が降ってきた。
雨宿りできそうな屋根は無いが、ちょうど園地の看板が風避けとなり、なんとか雨をしのぐことが出来た。
通り雨が過ぎた後、観音崎展望台まで出て崖に続く海鳥の群棲地を遠くから眺める。
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晴れていたら凄いんだろうね。
もっとも我々は野鳥の知識も持ち合わせていないし、
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タッキーのお兄さんと来たら、全部説明してくれるんだろうね。
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なんて話しながら歩く。
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ここで、最初に行きそびれた天売灯台が見えて来る。
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重たくなった足にはずいぶんな距離だ。
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砂利道を歩き、近づいて行くと何だか足場が組まれている。
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改修工事の最中だったようだ。
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外壁の塗装はすでに終わっているようでピカピカだ。
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珈琲でも入れて・・・と思っていたが、のんびりしている時間は無さそうなので
ペットボトルのお茶とお菓子だけで済ませて、フェリー乗場へ向かう。
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灯台の下がフェリー乗場なのだが道が無いため、グルっと周らなくてはならない。
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高台からフェリーが港へ入港してくるのが見えた。
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ちょうどピッタリだ。
次に来る時は綺麗な天売灯台が見れるかな?
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帰りの便は焼尻島経由だ。
ちょうど祭りが始まった所だった。
相方は一時下船して生ビールを買うつもりだったようだが、そんな余裕は無かった。
先ほど見たポスターのモデルとなったおじさんがフェリー業務を終えて
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お祭りモードに変わって行く一部始終を船上から見届け
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お祭りのMCのお姉さんの
「さようなら〜♪焼尻へまた来てね〜♪」のアナウンスを聞きながら
焼尻島を後にした。

羽幌温泉で疲労した足をほぐし、一瞬で意識を失った。
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本日の歩行距離:25.8km 歩数:41894歩
朝一番で幌加内の道の駅のトイレに行くと
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何だか見覚えのあるインテルラゴスブルーのZ4Mが。
ナンバーを見ると首都圏。
もしかしてって話しかけてみると、やっぱり4年前に小平ダムを渡る道道r126で出会った氏であった。
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最近はブログの更新もしていないようだが、毎年この時期には北海道に来ているらしい。
あの時の(バッタの)話をしたら、ちゃんと覚えてくれていて。
お互いの旅の幸運を祈って別れた。
この広い北海道で2回も偶然会えるのだから、きっと3回目もあるだろう。

この幌加内は日本一の蕎麦の産地らしい。
どうも蕎麦と言うと信州のイメージが強かったが、この広大な蕎麦畑を見たら敵わないと思った。
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蕎麦畑の中を朱鞠内湖まで走る。
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小雨が降って来たが、ここで負けたらバイクに乗らなくなってしまう。
晴天も良いが小雨まじりも趣があってよい。(負け惜しみ)

道道r688を走って名寄に向かう途中、左手の畑が黄色に埋めつくされていた。
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ヒマワリ畑かな?と脇道にそれる。

これが出来るのがチビッコの良い所だ。
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さほど広くないけど、見事にビッチリ。
みんな同じ方向を向いている。
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反対に周れば・・・当然みんなコッチ向き♪
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おバカな事をやっていると、近所の畑のおじさんがやって来て、
『チエブンにもっと広いヒマワリ畑があるよ。』と教えてくれた。
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小さいバイクはみんな警戒心が無いのか、気軽に声をかけてくれる。
チエブン?と首をかしげながら教えてもらった道の途中で
今回初のセイコーマート。
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ここで地図を確認。
なるほど、「智恵文」という駅がある。
まあ、そっちの方に行ってみようと適当に走って行くと、
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今度は右手にヒマワリの丘。
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ちょっと畑の周りをひと回り。
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さらに行くとまたヒマワリ畑。
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そしてまた・・・もうどれでも良くなって・・・
道道r252を行くと、道の突き当りがそのままホーム。
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宗谷本線のそこが智恵文駅だった(笑)

ここまで来たのだからと、道道r49からr680を入って函岳を目指す。
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途中からダートになるが、我々のはチビッコクロスカントリー。
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まだトレールなどという言葉も無かった時代のマシンだ。

とは言え、16インチのフロントタイヤは簡単に轍に捕まり、ちょっと深い砂利でもハンドルを取られる。
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山の上の方は雲の中だったから心配したが、
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加須美峠までは視界良好。
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ここからの道は函岳で行き止まりなので、再び戻ってくることになる。
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特に急な登りも無く、山の中腹を進む。
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だんだん霧が濃くなってきた。
そもそも眺望は期待して来ていないので、どうせなら360°真っ白の方が潔い。
走りやすいダートを抜けて駐車場に着くと、期待通りの真っ白。
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頂上のあるレーダー施設の裏まで歩くと、
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見事に360°ホワイトアウト♪
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ここまでだと、次回はもうこれ以上しか無いわけで、逆に楽しみが増えたというものだ。
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そう言いつつもしばらくここで遊んでいたが、
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晴れるどころか深くなる一方なので諦めて退散。
帰り道は見事に霧の中、前も後も霧に包まれてダートを走る。
それでも加須美峠まで来ると、霧は晴れていた。
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ちょうどジムニーで来ていたご夫婦に声をかけられる。
『XE懐かしいね〜俺の初めてのバイクだったんだよ。』
当時を知る人以外は、XEを知る人は少ない・・・
『この先は砂利が深いから気をつけて』チビッコにはみんな優しい(笑)

せっかくなので、下りは歌登町へ向かう道とする。
こちらの方が緩やかで走りやすい道だ。
ただ、なるほど砂利の深い部分が時折現れる。
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小径タイヤに下りの深い砂利は辛い。
でもだいぶ走り慣れて来たのか、相方も良いペースで走っている。

出た先は道道r120。
天の川トンネルの牽牛橋側だ。
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4年前におっさんと立ち寄ったあのトイレに立ち寄って、
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天の川トンネルを抜ける。
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(なぜかトンネルに入ると必ず全開バトル♪)
そろそろお腹が空いてきた。
下川の街でランチにしようか?
と話しながらr120を進むと、「トロッコ王国」の看板が
ここなら何か食べれるかもと立ち寄るが。
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カレーは御飯が無くなっていて終了。
お蕎麦はタッチの差でハーレーおじさん達が行列したので、嫌になって止める。

トロッコ王国は廃線になった美幸線の線路を使ってトロッコを走らせる施設。
家族連れもいっぱいなので、早々に退散。

r49からr60へ。
と、この辺で何だかエンジンの吹けが悪くなる。
ガス欠?と、リザーブに切り替える。
そしてしばらく走ると、また吹けなくなる。
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タンクキャップを開けて中をのぞくと、まだガソリンは残っている。
ろくに整備もしないで積んできちゃったからな・・・

と、反省しながらキャブのドレンを緩めるが、ガソリンは出てこず・・・
フロートバルブが詰まったかな?
そう思いつつも簡単にチェックできる所から。

フュエルチューブをキャブから抜いて、ガスの流れをみると。
出ない・・・
タンクから抜くと出る・・・
と言うことは、フュエルチューブに間のフィルタが犯人?

ただ、フィルタを外すとチューブの長さが足りない。
フィルタを吹いたり、逆さにしたりで回復を試みるが、どうにも芳しくない。
仕方ないので、キャブのドレン用のチューブを外して代用。

ひと回り細いが、まあ大丈夫でしょ。
無事にエンジン始動♪
こんな所で途方に暮れずにすんだ(笑)

先に進むと橋から見える川?まるで湿原のように水かさが増している。
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と、工事中のダムが見えて来た。
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ダムの完成と共に上流の川の水かさが増して来ていたのだと、そこで気づいた。
次に来た時は水没しているだろう。今だけ見れる景色だったのかもしれない。
水のことを考えていたら排水をもよおしてきた。
しかし、まだ工事中のため、一般用のトイレは無いようで・・・
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代わりにダムカードをもらって発進♪
エンジンは好調♪
と、気になるカフェ?の看板が!
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この感覚は黒松内のタンポポハウスを同じだ。
吸い込まれるように脇道にそれると・・・
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見事な雰囲気。
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お店の中もなかなか・・・
オーナーは旅好きなのだろう。世界中を歩いた写真や絵が飾られている。
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手作りのキャンピングカーで日本を周った話も。
ここ下川に移住した時の写真や
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そして北国の猫・・・
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二人でカレーと珈琲をいただき、マスターの興味深い話を聞かせてもらう。
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石垣島に住もうかとも考えたが、あそこは何もしなくても生きていける。
ここ(下川)は身体を動かさないと生きていけない。
自分にはこちらの方があっている。と話されていた。
カウンター横に販売用の蜂蜜の瓶があった。

そう言えば途中の山の中でたくさんの蜂箱を見かけた。
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あんな薄暗い森の中に何の花があるのだろう?
と、不思議に思っていた。
マスターに聞いてみると、菩提樹の花がたくさん咲いていて蜜には困らないそうだ。
菩提樹の蜂蜜。
楽しみである。

絵も音楽も楽しむマスターの話を聞いていると根が生えてしまいそうなので
頑張ってお尻を上げて、走る事にする。
冬も営業をしているというし雪の中、訪れてみたいお店だ。
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下川の街へ出て給油。
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ここも4年前におっさんと走り抜けた街だ。
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道道r758を走って名寄からr729で朱鞠内へ。
途中どうにも寒くなり、お腹が痛くなる前にレインウエアを着込む。
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何気ないこういう道端での写真が、のちのち良い想い出になったりするものだ。

出発時に気になっていた雨竜ダムを見ようと、展望台に登る。
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残念ながらダムに入ることは出来なかったが、フェンス越しに見る事は出来た。
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昭和18年。戦時中に造られた旧いダムだ。
建設に当たり、多くの方が強制労働により犠牲になっているらしい。
職場でカッター1つ使用することも出来ない時代が来るとは、当時は考えることも出来なかっただろう。
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陽の落ちた湖も何だか神秘的で素敵だ。
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今日の走行はここまで、疲労した身体をせいわ温泉で癒すとしよう。
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今年の夏休みは3年前に途中リタイアした北海道の島に渡る計画を達成しようと考え
あわよくば利尻山を登り、林道も走りと欲張った計画を立てていた。

マシンは何にしようか?
せっかくだから23インチのワークブーツで北の大地を駆けようかと
XL250Sを準備。
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ところが・・・
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とりあえず普通に走るまで復元したが、出発当日になって再考。

積み下ろしの頻度や車中での快適性を考えると、ちびっこグリグラの方が良いのではないか?
と言う話になり、急遽XE75を準備する。
何とか金曜日の夜10時過ぎに出発♪

ふざけた事に今年の盆休みは混雑緩和のため、土日割引をやめて木金曜で割引をやるとNEXCO東日本が告知していた。
毎回混雑を避けるために金曜日に夜に出る我々は関係ないが、どう考えてもいつもの休日前日よりも交通量が多い。
NEXCOの狙い通りなんだろうけど・・・

ぷんぷん腹を立てて片側一車線の常磐道の渋滞を進む。
効果があればGWにも導入するとか・・・
逆に出かける人が少なくなる方が心配だ。

しかも金曜日のうちに、とりあえず高速に乗ったと思われる車がSA、PAで大量に止まって休んでいる。
どこのPAもSAも車線にはみ出すほどの車で溢れていて、とても危険な様相だ。
この状況をNEXCOがどう考えるか見ものである。
どうせ止まらない我々には関係ないが、これで効果有りと判断したら、とんでもない話である。

いつものように紫波SAでワンストップ給油&トイレタイム。
常磐道渋滞によるタイムロスを縮めるべく、先を急ぐ。
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第二みちのく有料道路の三沢ICをほぼ予定通りに下り、野辺地経由でR338を北上。
六ヶ所村周辺の施設は相変わらず立派だ。風力発電もずいぶん増えている気がする。

県道r248で下北半島の太平洋側を走り、
尻屋崎も周ろうかと思ったが、フェリーの時間もあり、
あまりゆっくりも出来ないのでr266からR279で大間に向かう。
せっかくなのでバイパスではなく、海沿いの旧道を走ろうと相方がハンドルを切った。

対岸の北海道は見えそうで見えない。
相方が山側のアーチ橋に気付いたようで、車を左端に寄せた。
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入れそうな道を登ると、アーチ橋をくぐった先に避難所があり、車が止めれそうなスペースが
あったため、そこに止めさせてもらいアーチ橋を望むと素敵な床屋が目に付いた。
看板は「和子のとこや」。
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とうぜん和子さんが切ってくれるのだろう。
夏休み前に髪を切りたかったのだが時間が無くて切れずにいた。
フェリー出航まではまだ2時間ほど時間がある。

いつも決まった床屋に行く人も多いが、俺は一時期、同じ床屋には二度と行かないルールを作り、数年間床屋巡りを楽しんだ事がある。

ワクワクしながら扉を開けると、奥で包丁の音が「トントン♪」と聞こえる。
お昼御飯の仕度をしているのだろう。
「こんにちは〜」と声をかけると、中から期待通りの年配のそして綺麗にお化粧した女性が出て来た。
あえて名前は聞かなかったが、当然「和子さん」だろう。

カットだけお願いして、橋に引かれて来たこと、そしてフェリーの時間を告げると
「十分間に合うわね。」と、手際よくカットと洗髪をしてくれた。
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その間もいろいろな話を聞かせてくれた。

アーチ橋が大湊鉄道の大間線を敷く予定で作られたこと。
森林鉄道の予定が太平洋戦争で中断。
そして大間の砲台強化のために、再開し急ピッチで工事が進められていたものの
泰緬鉄道建設のために資材を転用されて、再び放棄。今に至っているようだ。
下北のこんな端まで鉄道工事が進められていたことを今の今まで知らなかった。

そしてショウケースに飾られていた貝がらの話。
和子さんの話では毎年冬の始まる前、10月終わりごろから11月にかけて貝がこの海に打ち上げられてくるらしい。
貝にタコが乗ってやってくる。と言っていた。

タコブネとかアオイガイとも言っていたので、てっきりタコがアオイガイの貝殻に乗ってサーフィンの様にやって来るのだとばかり思っていた。
帰ってから調べるとフネダコとかとも呼ばれる貝殻を背負ったタコのようだ。
メスは大きく、オスは小さいというのも和子さんの話と一致する。
オスの小さな貝殻をいただいてきたので見てみると、なるほど普通の貝殻とは様子が異なる。
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それにしても繊細で綺麗な貝殻(タコガラ?)だ。

大切に飾らせてもらおう。
そうこうしていると洗髪も終わり、相方も襟足を剃ってもらっていた。
驚いたことに和子さんのこの店は来月、NHKの新日本風土記で取り上げられるらしく
その取材がこの15日あるという。

その他にも、まだ冷凍庫に保管してあるという巨大なスルメイカの話、
昔の漁師の話や、近所の子供達の話など、貴重なお話をたくさん聞くことが出来た。

最後にアーチ橋の撮影ポイントを教えていただき
「また来ますね。」とお別れした。
教えていただいた場所でアーチ橋の撮影をして、
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フェリー乗場に向かう。
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その途中で相方が
「これから毎年、大間からフェリーに乗る前に散髪だね♪」
「ん?何もフェリーに乗る時じゃなくてもいいのか?」
「ねえ?年に何回くらい髪を切るの?」
「そのうち半分は和子さんに切ってもらって〜」と・・・
話をしている間にフェリー乗場に。
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そして「アッと言う間に函館〜♪」

いつものように大沼公園ICから道央道へ。
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深川ICを下りてR275。
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そのまま幌加内まで走って
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1日目終了。


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