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「ろう粉」の謎

丹波産の「丹波黒」の証として、黒豆の種皮の周りに「ろう粉」と呼ばれる、
白い粉が噴くことがしばしば挙げられます。

確かに、「丹波黒」には白い粉が薄く付着しており、
北海道産の黒豆は、真っ黒のテカテカです。

この白い粉は一体何なのでしょうか?
様々な作物の白い粉を研究しておられる、
京都学園大学教授の深見治一先生はこうおっしゃっています。


「『ろう粉』とは『ワックス』、つまり油脂である。
ということは、水に弾くはずであるので、
手や指で持っただけで取れることはない。

黒豆の白い粉は指で持つと白い粉が取れてしまうので、
ワックスではない。
だから『ろう粉』と呼ばれているものは、
実は厳密に言うと『ろう粉』ではない。」


と。

-じゃあ先生、この白い粉は一体何なんですか?


「はっきり分かりません。
ただ、植物が生きていく上で自分の身を守る為に、
様々な方策を取っているように、
この白い粉も、黒豆が自分の身を守る為に出しているもの
ということは十分に考えられます。」


とのことです。

ところが、黒豆の農家の方から面白いお話を伺いました。
この黒豆に噴く白い粉は、栄養分を多く含んだ丹波篠山の土壌が、
黒豆に沢山の栄養分をもたらし、
良質なたんぱく質として豆の中に蓄えられ、
溢れ出したものが白く粉となっていると言うのです。

これには、科学的な裏付けを取っていませんが、
証明されれば、丹波篠山で育った「丹波黒」だけに
「ろう粉」が噴く理由が、単に品種だけのものではなく、
豊かな土壌と気候がもたらしたものであると分かります。

まだまだ謎の多い「ろう粉」ですが、
何か期待のようなものが感じられます。


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