駄ネコな毎日

なのはさん中心のSSサイトです。

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 ※皆様にご注意です
 時間を掛けておきながらなんですが、このSSは本当に駄文だと思います。
 別に気にしないと言う人だけお読みくださいませ。




 晴天の青空の下、私は芝生に寝転んでゆっくりと流れていく雲を眺めていた。芝生に寝転がってどこまでも広がる青空を眺めていた。
 芝生の上に寝転がってどこまでも広がる青空を眺める。
 「こっちッスよー!」
 そんな私の横を颯爽とウェンディが走り抜けていく。走り抜ける。
 「ノーヴェ、捕まえて!」
 「任せろ!」
 ウェンディの後に続いて、ノーヴェとセインが走り抜けていった。
 ギンガの更生プログラムを受けながらみんなと穏やかに過ごす毎日。
 そんな日々の中で私は自分の中に起きた変化に戸惑っていた。
“止めてみせる!”
 不安の中でも自分の思いを貫き通す姿が眩しかった。
 そんなあの人から目を逸らしていたはずなのに・・・気が付けばあの人の姿を思い出していた。
 大切な人を奪われた不安と迷いの中で、なぜあんなにも真っ直ぐに飛べるのだろう。
 それだけが頭の中を駆け巡っていた。もしかしたら、撃ち抜かれたあの時にどこか壊れてしまったのかもしれない。
 「・・・ダメだ」
 服に付いた草を払いながら立ち上がって、ギンガの姿を探した。
 同じ任務に就いていたギンガなら、あの人のことを少しは知っているはずだ・・・
 「ギンガ」
 「はい?」
 歩いていたギンガを見つけて、すぐ側まで行って話し掛ける。
 「少し、聞きたいことがあるんだけど・・・いい?」
 見えない何かに突き動かされていた。



 『あなたが示すその道で』



 高町なのは一等空尉。戦技教導隊の若手ナンバーワンで、不屈のエースオブエース。
 ギンガから聞かされるあの人は、管理局では随分と有名な存在だった。
 「あと・・・これは、言ったらまずいような気がしますけど・・・」
 そこまで喜々として語っていたギンガが急に言葉を濁した。
 「なのはさんには絶対に秘密ですよ?」
 そう注意して、私の耳元でそっと囁いた。
 「・・・・・・ああ、なるほど」
 『管理局の白い悪魔』
 私もこれには少なからず同意した。
 あの規格外の砲撃魔法は悪魔と賞賛されてもおかしくかった。
 「あと、これはなのはさんの親友の一人で私もよく知っている人が豪語していたことなんですけど。『何かをオトさせたら、なのはの右に出るものはいない』―――だそうです。」
 「確かに。あの砲撃で落とせない物はないと思う」
 「ただ、この場合の『オトす』は言葉の意味合いが違うんですけどね。その人も『オトしすぎ』って泣いていました」
 何かを思い出したように口元を押さえながら、ギンガは笑いを堪えていた。
 「落としすぎって・・・どういう意味?」
 「そればっかりは秘密なんですよ。いろんな人に口止めされていますから」
 多分、一番重要だと思う部分をギンガははぐらかしていた。
 「気になりますか?」
 「・・・・・なにが?」
 「なのはさんの事が気になるのかな、と思いまして。ディエチさんが姉妹以外の誰かに気を掛けるなんて珍しかったものですから」
 「そんなこと・・・ない」
 的を射すぎているギンガの質問に、私はなんて答えていいのか分からない。
 「本当は私からではなく、なのはさん本人から聞くのが一番なんですけどね」
 当たり前のように言うギンガの何気ない一言に、私の心はざわついた。
 更生プログラムが終了しても、易々と此処から出られないことはギンガも知っているはずなのに・・・
 踵を返してギンガから離れた。
 後ろでギンガが何かを言っていたけど振り向けなかった。
 会えるわけ・・・ない。
 そう思っただけなのに、体から何かが抜けていくような感覚に襲われた。
 『会えない』
 延々と繰り返されるその言葉が酷く煩わしかった。



 いつものように芝生の上に寝転んで流れていく雲を眺める。
 「高町、なのは・・・」
 あれから何日経っても忘れることが出来ない。
 ギンガから聞き出したあの人の名前を呟いただけで私の中の何かが一際強く反応する。
 「なのは・・・」
 会えないって分かっているのに・・・
 「なのは・・・」
 それでもあの人の名前を呟いてしまう。
 「・・・・・・・」
 「・・・あれ?もう呼んでくれないのかな?」
 どこからか惚けたような声が聞こえてくる。
 「なのはさーん、見つかりましたか?」
 なのは・・・さん?
 その名前に反応して、ガバッと上体を起こして周りを見渡す。
 「うん、ここにいたよ。これから二人で話すから、ギンガはあっちの方お願いね」
 その人は私の真後ろで当たり前のようにギンガと話をしていた。
 「はーい、分かりました。何かあったらお呼び下さい」
 「ありがとう、ギンガ」
 呑気に会話を繰り返す二人に私はまったく付いていけない。
 「なんで・・・此処に」
 搾り出せた言葉はそれだけだった。
 「あなたに話があってね。とりあえずその体勢じゃなんだから、ちゃんと座ろうか」
 上体だけを起こしていた私にポンポンと芝生の上を叩いて座るように促してくる。
 座ったのを確認してからコホンとわざとらしい咳払いをする。
 「話に入る前に確認したいんだけど。私の事知ってるかな?」
 「はい・・・少しだけですけど、ギンガから教えてもらいました。高町なのは一等空尉」
 「そっか。私もあなたのことはギンガから聞いてるし。それじゃあお互いの自己紹介はなしにして、早速本題に入らせてもらうね」
 カバンの中から数枚の書類を取り出すと真剣な表情で話し出した。
 「大事な話っていうのは、あなたのこれからについてなんだ」
 「これから?」
 「単刀直入に聞くね。戦技教導官になってみるつもりはないかな?」
 「戦技教導官、ですか?」
 「あなたのその技術は管理局でもトップクラスに入るんだ。そんな凄い技術を持っている人ってとても少ないの。だからその技術をたくさんの人に教えて欲しいんだよ」
 「なんで私が?」
 「あなたの狙撃と砲撃に私が惚れたから、かな?」
 サラッと凄いことを言い出した。
 「このまま埋もれたままにするのは勿体ないよ。もっと鍛えれば管理局随一の狙撃手にだってなれる」
 「それにしても気が早すぎます。まだ更生プログラムは終わってないですから、ここから出ることは出来ません」
 「それもね、あなたの意思一つでどうにか出来るんだよ」
 取り出した数枚の書類を私の目の前に広げる。
 「これは?」
 「読むよりは言った方が早いから簡単に説明するね。まず、あなたの更生プログラムはギンガから私に移行。で、私は監察官と戦技教導官を兼任してあなたの面倒を見ていく」
 「そんな無茶苦茶な・・・」
 「そんな無茶苦茶なことをこの数枚の紙でどうにか出来るんだよ。あと、これも重要な問題なんだけど・・・保護監察が解けるまでは私と一緒に住むことになるんだ」
 「一緒に、ですか?」
 「もちろん不自由はさせないよ。あなたのしたいことを自由にしてもいいし、教官資格を取る間に本当になりたいものがあったらそれを目指してもいい。結局、保護監察が解けた時点であなたは自由になるわけだし」
 「破格の条件ですね」
 「それくらい、私はあなたの技術を買っている。そう思ってくれればいいよ。どうかな?」
 迷う理由はどこにもなかった。
 ただ、一つだけ・・・
 「私は・・・」
 「ん?」
 「私は・・・強くなれますか?自分の思いを真っ直ぐに貫いていけるぐらいに・・・強くなれますか?」
 俯きながら子供じみた質問をしていた。
 「なれるよ」
 笑うわけでも、呆れるわけでもない、凛としたあの人の声に私は俯いていた顔を上げた。
 「みんなそれぞれ求める強さは違うけど、あなたがそうなりたいなら絶対になれる。私はそういう人達をたくさん見てきたから」
 真剣な表情で言い切るその姿に思わず魅入ってしまう。
 「強さの意味とその理由を知りたいなら、この手を取って」
 おもむろに立ち上がったあの人は、私の目の前に手のひらを差し出してきた。
 「あなたが目指す所まで絶対に導いていくから」
 ―――あとは、あなた次第
 そう言われている気がした。
 差し出された手のひらにそっと自分の手を重ねた。
 「よろしく・・・お願いします」
 導かれるように自分の手を重ねていた。
 そこにもう迷いはなかった。



 「そろそろ行こうか」
 閉じた扉を見つめていた私にあの人がそう告げた。
 ギンガから話を聞いていたらしく、みんなは快く送り出してくれた。
 “もう帰ってこなくていいッスからねー”
 “たまに連絡してくれればいいから”
 ウェンディとセインからも激励とは言えない声援をもらった。
 「行きましょう・・・なのは」
 いつまでも立ち止まっていられない。
 目指す先はもう分かっている。その道を示してくれる人もいる。
 「これからは厳しい訓練の毎日だよ。ちゃんと付いてこれる?」
 繋いだ手を少しだけ強く握られた。
 なんとなく離したくなくて、私達の手はあれからずっと繋いだままだった。
 「付いていきます。強くなるって決めましたから」
 ハッキリと言い切る私を見て、なのはは嬉しそうに微笑んだ。
 「それでも、もし迷いそうになったらこの手をしっかり握って。私は何があってもディエチの手を離したりしないから」
 「はい、私もそれまではなのはの手を離しません」
 どこまでも広がる青空に向かって、高々に繋いだ手を振り上げた。



 あなたのようになること
 
 それは容易くはない目標だけど

 あなたが示すその道で

 導きの手があるかぎり

 私は迷いなく前に進んで行ける





 あとがきという名の言い訳・・・だらけ


 はい、すみません!仕上げるのに5日も掛かってしまいました。しかも「なのは×ディエチ」になっているかも怪しいSSです。
 本当はもっと甘い展開にしたかったんですけどねー。
 書き終わってみたら結局グダグダになってしまいました。自分の技量ではここまでが限界デス。どうか責めないでください。 
 
 それにしても・・・ディエチの口調がどうにもわからない。
 アニメにちょっとしか出ていない上にセリフもあまりなかったので、ディエチのキャラを掴みきれませんでした。
 自分から書くとか言っておきながらなんですけど、ウェンディの「〜ッス」みたいな分かりやすい口調とキャラだったら良かったんですけどねー。

 取り敢えず、如何でしたでしょうか?
 「何かをオトさせたら、なのはの右に出るものはいない」このセリフは、いつものごとく同人誌からパクリました。
 本当はおまけも入れる予定でしたが、文字数が5000を越えるので入れられませんでした。
 いつか小ネタで載せたいと思いますので、「なのディエ」派の方達(あんまりいないかな?)は楽しみにしていてくださいな。

 もし誤字脱字があったらコメントに書いてくださるととても助かります。自分では気付かない時があるので・・・


 それでは!

 

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はじめまして
なのディエなんて初めてみました!
希少カプって皆が書かない位だから、
やっぱり難しいんだろうなと思います。
これを5日で仕上げただなんてgood(^-^)jobです。
続きも楽しみにしています。
それじゃあ、次はヴィヴィヴィで(ry 削除

2007/10/21(日) 午後 8:38 [ DH ] 返信する

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2010/7/21(水) 午後 5:15 [ セフレ ] 返信する

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