子犬を家族の一員に迎えたら、さっそく“しつけ”を始めましょう。 しつけとは「ダメ」を伝えるものではなく、「こうすれば良いのだ」と教えることです。
愛犬と友達のような関係で生活したいと考えている人もあるようですが、 犬は群れで生活する習性を持っており、常に一番強いリーダーに服従するという本能を持っています。 ですから、飼い主がいつも犬の言いなりになって甘やかし、 犬の欲望をみたしている状態で犬に対して強いリーダーシップをとっていないと、 犬は自分のほうが飼い主より上位であり、群れの(家族の)トップであると勘違いすることとなります。 そのような状態を権勢症候群またはアルファシンドローム(アルファとはリーダーのこと)といい、 飼い主に対して威嚇したり、攻撃に出ることもあり、 犬にとっても飼い主にとっても不幸な結果となってしまいます。 そうならないように、しっかりとした正しいしつけをすることにより、 犬は人に対して服従することに喜びを見出し、情操が豊かになり、 幸せに暮らしていくことができるのです。
しつけを成功させるために重要なことは、飼い主と犬との関係です。 犬は下位もしくは同等のものの命令には従いません。 犬が飼い主の言うことに良く従うためには、飼い主を心から敬愛していることが第一条件です。 犬は飼い主に喜んでもらうために命令に従うのです。 では、飼い主が犬に愛されるアルファ(リーダー)となるために、 毎日の生活の中でどう接すればよいのでしょう・・ ここで言う一貫性とは、犬から見ての解釈で、人間の理論ではありません。 犬の頭脳は3歳の幼児と比較されるので3歳児を基準に考えるとよいかもしれません。 まず、例をあげましょう。 「子犬のうちはソファに座ってかまわないが、大きくなると邪魔だから、ダメ」、 「週末は散歩に行くが、平日は忙しいからダメ」、 「赤ちゃんがいないうちは寝室に入ってもよいが、子供ができたら不潔になるからダメ」 これらの理論は、大人からみれば一理ありますが、 3歳の子供に理解し難いように、犬も理解できないのです。 犬にとっての一貫性とは
と言うことです。
もしこの一貫性が保たれないと、犬は飼い主のリーダーとしての権威に疑問を持ち、 ストレスから好ましくない行動をとることもあります。 あらゆるしつけの基本となります。 名前を呼んで犬が目を合わせたら、大げさなくらいほめてやることが重要です。 犬は飼い主のことを頼るべきリーダーであると自覚します。 飼い主が食べてから犬に与えましょう。 吠えて食事を欲しがるからといって与えると、犬は「うるさくした」結果、食事が出来たと思い、 「吠えた」ことが報われたことになります。 家や敷地は犬にとって自分の群れの縄張りなので、 縄張りの出入りを先に行うのは、リーダーでなければなりません。 犬は常に優位に立ちたがるので、以下のことを必ず守りましょう。 通路に犬が寝そべっていたら犬をどかせてから通りましょう 家族が座るソファや座布団には座らせないようにしましょう 帰宅した時は、犬がどんなに喜んでも無視しましょう 散歩のときは犬の行きたい方向に行くのではなく、コースは飼い主が決めましょう 遊ぶときの主導権も飼い主が握り遊びを終わるときも飼い主が決めましょう
☆命令ははっきり音節を切って発音し、手のジェスチャーと合わせて理解を助けること☆ 同じ命令を繰り返さないこと 命令・罰・ほうびの3種類は、調子を変えて発声する 一度指示したことは必ず実行させる 命令を実行したら、必ずほめてやりましょう
犬のからだをさわってやることは、健康チェックとともに大切なコミュニケーションとなります。 犬は足先、お尻や下腹部にさわられることを嫌いますが、 優しくほめながらさわってやれば、次第に慣れてさわられることに喜びを覚えるようになります。 |
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