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今日は、ついに見てきましたよ!!
ホタル帰る原作の映画、「俺は、君のためにこそ死にに行く」
感想は・・・
自分で宣伝しといて言いにくいのですが・・・ちょっとがっかりしました(^^;)
なぜかというと、まず原作本を読んでいない人には伝わりにくかったんじゃないか、若者が見たらちんぷんかんぷんじゃないかということ。
私は映画とか脚本に詳しいわけではないので、プロの方に提言するのもなんですが、個人の感想として、です。
場面がコロコロ変るんですよね。
こう、いろいろなエピソードを欲張って取り入れすぎたために場面展開が激しくて、ついていけない。
だからいまいち登場人物たちに感情移入できない感じ。。
もっとエピソードを絞って、ストーリー性を持たせたほうが良かったんじゃないかな。
もちろん私は原作本を読んでいたし、主人公鳥浜トメさんや特攻についての知識は一般の若者よりは持っているので、エピソードごとに思い出されて号泣しましたけどね笑。
でも私が泣いたのはほとんど戦闘の場面でした。
たとえば60年前の特攻が行われた本物のフィルム(アメリカが撮影したもの)や、知覧での空襲で人が打たれる場面、アメリカの軍艦に日本の飛行機が突っ込む場面(特に最後の方の)とかです。
私は本物の戦闘を見たことがないので、こういう場面は迫力があってすごくリアルに感じるんだと思います。
視聴者に理解してもらえないと思ったのは、たくさんあったのですが、たとえば関大尉。
彼は1944年10月に行われた最初の特攻隊隊長に選ばれた人です。
彼が初めてその使命を与えられ、苦悩しつつ受け入れる(?)場面があるのですが、解説がないんですね。だからいまいち意味がわからない。
だって、関という方が初めて特攻をしたって知っている人なんてあんまりいないのでは?
それから、特攻兵たちの世話をすることになった女学生の子たちが、特攻兵から家族への手紙を預ける場面もあります。
でもただ紙らしきものを渡していて、意味がわからない。
そのころ軍には、兵から家族への手紙に厳しい検閲があって、特に特攻は機密だし、弱音などは吐けなかったんですね。
そういう事情は若い人は知らないと思うし。
まぁ細かいことなんですけど><
そんな感じで、気になる点がたくさんありました。
その中でも一番いやだったのは、これはもう私の考えになってしまうけど、戦争美化です。。
最後のほうに、「あの子らは愛する人たちを守るため、夢を抱いて若くして散っていった」のようなセリフがあるんです。
岸恵子さん(鳥浜トメさん役)が、おだやかに微笑して「何度思い返しても美しい若者だった」みたいなセリフもあります。
少し記憶があいまいなので確かなセリフではないけど。
私はそれは違うと思う。
夢なんか抱けるわけがないと思う。死を前にして、夢って・・・
私としては、美しい若者たちというよりは、戦争の悲しさ、悲惨さをもっと残してほしかったです。
美しくなんかない。戦争から美しさなんて生まれるわけがない。特攻は犬死ではないけど、でももう二度とあのようなことは起こしたくない。特攻で死んでいった人たちもきっとそう願っている。
鳥浜トメさんが生きていたら、きっとそう言いたかったんじゃないかな。
私はそう思う。
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