緑ケ岡地名ライブラリー in 釧路

「釧路地方の地名を考える会」(1998年5月創立)を活動支援していたブログです。2017年5月改称しましたー.

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 「ルー・クシュ・ポール」を立項しているのは鎌田正信著『道東地方のアイヌ語地名ー国有林とその周辺−』です。
 鎌田氏は地理院図に「ルークシュポール川」と記載があるも、著書内での項目は「ルークシポール」で立て、地名解は「ルー・クシ・パル(ru・kus・par)」で行っています。その意味は「道が・通ってい(る?)・入口」と解釈しています(296p)。
 
 「ポール」は「洞穴」と解釈するかとおもいますが、地形的にそうした「トンネル」めいた地形があるとはおもえません。その限りで「パル」=「入り口」は妥当するように思えます。
 ただ前掲書に解説のある「かつてはその沢筋を通って跡永賀、昆布森方面へ出たのであった」ということになると、いかがでしょうか。
 ルークシュポール川の支流に「ポンルークシュポール川」があります。この川筋には農業経営体が軒を連ねています。また尾幌郵便局の郵便配達員がこの川に沿った道を用い、局から「大字跡永賀村」への道として使用していたことを聞いています。しかいルークシュポール川から跡永賀へのルートは寡聞にして聞いたことがないのです。
 
 聞いているのは、厚岸・釧路の郡界付近で採炭した石炭を、鉄道開業以前の時代には厚岸湾に送り出すルートとして「郡界」→「ルークシュポール川」→「尾幌川」を送るも短期間でああったということです(『鉄道が生んだ街 六十五年の記録』)。
 大正6年12月1日の釧路ー厚岸間鉄道開通後は、「郡界」→「尾幌川」→上尾幌駅に転じたと聞いています(『鉄道が生んだ街 六十五年の記録』)。
 
 ただ、「ルークシュポール」・「尾幌川」→「別保川水系支流」→(深山)→「チョロベツ川」を経て、昆布森へのルートは生かされているようにも思えますが、現在のところ確証はありません。
 永田方正『北海道蝦夷語地名解』、山田秀三『北海道の地名』の両著には、「ルークシュポール」は立項されていませんでした。(H.Satou)

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