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『ラスト・フレンズ』
スペシャルアンコール特別編「今を生きる若者達の愛」
演出:遠藤光貴
見事なまでに総集編でしたね・・・。
地元局の「瑛太さん演じるタケルの視点から送るラスト・フレンズ特別編」というCMに騙された。
こんなCMさえなければ、単なる総集編だろうと思ってたのに・・・。どこがだ。
しかも、美知留(長澤まさみ)と宗佑(錦戸亮)に比重がかなり置かれていて。
本編から美知留中心のシーンには何も面白みが感じられなかったので、それを延々と流されても。
退屈で退屈でたまらなかった。
瑠可(上野樹里)とタケル(瑛太)を中心にまとめてくれてれば、見れたのに。
微妙に同じシーンでも別テイクを使われていたり、そうゆうのはありましたが。
新しく撮ったシーンも・・・。
平塚(西原亜希)が美知留を攻撃していたのは、宗佑に大事にされていると勘違いしていたからだって。
無駄に美容室に出かけたオグリン(山崎樹範)がそれを知るわけで。
知るわけですけど、そこから何かがあるわけでもなく・・・平塚が今では申し訳ないと思っているくらい。
タケルのトラウマに関して、姉の白幡優子(伊藤裕子)から電話があって。
家族が出来たから、幸せだから許せる、幸せになってねって告げると姉は無言で涙を流して、見たいな。
うーん・・・姉はタケルに許して欲しかっただけなわけ?
であれば、9話だっけ?での意味深な登場は何の意味があったのかな。瑠可に嫉妬してそうな雰囲気だった時。
これくらいで片付けるんなら、別にお菓子を贈ったりさせるだけに留めておけば良かったのに。
しかも、タケルが家族が出来たからって言ってるところで、その視線の先にいるべきは瑠可だろ、と。
で、その瑠可はというと・・・あれだけ?!
エンドロールが流れてきてから登場って・・・上野樹里のスケジュールが押さえられなかったの?
モノローグがあっただけで、セリフらしいセリフもなかったし・・・。
最後のモノローグを瑠可とタケルに読ませたところ、そこだけは良かったかな。
しかし、なんというか、主演は長澤まさみですよ、って世間に再認識させたいがためのような特別編だったなぁ。
編集の仕方も何かつなぎ方がおかしいと感じるところもあったし。
しかも、なぜか突然”提供”のテロップが表示されたのは何?CMに入るわけでもなかったし・・・。
評価:5.0
視聴率:17.4%
<総評>
始まる前は一切期待していなかったドラマですが、始まってみるとツッコミどころは多かったですが、結構はまって見れました。
重たいテーマをどう扱うかと思っていたんですが、そこは重たく見せるだけで、結局は浅い扱いに。
注目を集めるためのキーワードとしてアイテム的に扱ったのは否めないので、そこは褒められたものではないですね。
最終話での死ぬ死ぬ詐欺といい、特別編といい、視聴率がほしいがための作戦はむしろ酷かったです。
全てを丸く片付けるラストにしちゃったので、浅くしか踏み込んでない個々の問題を大げさにしただけ
という感じが強くでてしまったのも残念です。
途中まではエンターテイメントとして盛り上げていることで成り立っている部分があったのに。
けど、人間関係の絡め方・・・というか、そういったのはとても上手かったと思います。
だからこそ、それぞれの問題の描き方は浅くても、視聴者を引き込めた要素の1つだったかと。
ただし、水川あさみのエリは、タイトルバックの5人に入ってるんだから、もっと絡めるべきだったと。
このドラマは恐らく、性別・年齢でかなり好みが別れたと思います。
10代20代の女性がメインに見ていたんではないのかな。特に20代女性。
何かしら共感できるポイントというか、リアルに重なる部分って少なからずあって。
このドラマの立役者はどう見ても上野樹里と瑛太で、ずっと言ってますが、彼らが1番手2番手で間違いない。
「のだめ〜」の印象が覆された上野樹里、マイナスなイメージで苦手だったんですけどね。
瑠可の弱さや葛藤、それからタケルといる時、美知留といる時、エリといるとき、様々な表情を見せてくれました。
瑛太も、「篤姫」の大河が似合わなさ過ぎて、微妙・・・な部類に入ってきていたんですが、
まさかここまで中性的な役がはまるとは思ってなかったです。
瑠可とタケル、この2人が中心のドラマであれば、もっと面白かったんじゃないのかなー。
私を含める友人達の全員一致の意見で、目線が瑠可・タケルでしたもんね。おそらく一般的にも。
美知留に関しては文句で盛り上がりましたが。笑
錦戸亮も、ジャニーズなのに、頑張っていたとは思います。あくまで、ジャニーズなのに、ですが。
水川あさみの明るい役は始めてみましたが、自然でいいなと思いました。
しかし個人的には、宗佑はやっぱ山田孝之辺りが演じていれば・・・と思わずにはいられません。
(彼の場合は別の意味で賛否両論あるだろうけど)
長澤まさみは、ドラマにでるなら「プロポーズ大作戦」のようなメンバーで出たほうがいいと思う。
演技が上手い同世代と出ると、逆に気の毒になります。
もしくは、もっと演技力を鍛えるべき。表情の種類が数えられるほどしかない。
ま、なんにせよ、最終話・特別編以外の宇多田ヒカルの主題歌は本当にマッチしててよかった。
総合評価(平均):6.95
平均視聴率:17.70
※本編のみです。(特別編除く)
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