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<ストーリー>
1990年夏、大学を卒業したクリス・マッカンドレス(エミール・ハーシュ)は、両親(ウィリアム・ハート、マーシャ・ゲイ・ハーデン)や妹(ジェナ・マローン)に何も告げずに、アラスカに向けて旅立った。旅の途中で彼は、様々な人に出会い、成長してゆくのだったが、一方で、突然去っていったクリスのことを思い、家族は、苦しんでいた・・・。

<感想>
不仲な両親から逃避するために、一人、旅に出た実在の人物、クリス・マッカンドレスの足跡を描いた作品です。
尊敬することができない両親から、精神的にも、金銭的にも独立するために、全てを捨て、自分の足跡を追わせないように、周到に計画して旅に出たクリス。
そこまでクリスを追い込んだものは、何だったのか。そして、彼が求めた物は何なのかを、映画は、徐々に明らかにしてゆきます。

ナレーションはジェナ・マローン演じるクリスの妹、カリーン・マッカンドレス。
クリスと共に育ち、彼と同じ境遇で育った彼女が、彼の気持ちを代弁しているようでした。

動機はどうあれ、文明社会から逃れて、自然を愛し、旅に出る人は、多いです。
実際クリスも旅をしながら、そういう人たちに出会い、語り合います。
すぐに別れなければならない人もいれば、別れがたい人もいて、
それでも、彼は、自分を抑えきれないかのように、旅を続けます。

そういう体験をした人は、きっと、街に戻って、猥雑な事ごとに溢れた生活を送ることは、とても苦痛なことなのだろうなと思います。
実際、クリスも、街に戻ってもすぐに、去るシーンがありました。その気持も、分かりますね〜。

自然の中での生活は、
純粋に生きるための、自分だけの生活。
自然の驚異と、それとの闘い。
危険も多いでしょうけれど、それだけに、また、充実感も感じられるのでしょう。

クリスを演じたのは、エミール・ハーシュ。彼のことは、10代の頃(「卒業の朝」「イノセント・ボーイズ 」)から注目してました!(^^)。
終盤の激やせシーンは、俳優としての意地を見ました。でも、その後、ちょっとリバウンドで太っちゃったかもーーー(^^;。

監督は、製作、脚本も兼ねたショーン・ペン。
ジョン・クラカワーのノンフィクション「荒野へ」を読んで、感動し、10年がかりで映画化したそうです。

クリスの生き方は、若いときの衝動として理解も出来ますが、自然を甘く見たという気もしないでもないです。
でもそれは、あくまでも結果論で、数年後、何事もなく、家族の元、もしくは、社会生活に戻ってきていたかもしれないし、そのまま大自然と共に生き続けることになったかも。どちらにしても、貴重な体験として、彼の人生に大きく影響したことでしょう。

ショーン・ペンの作り上げたこの映画は、繊細で美しく、感動的で、前向きな印象の作品で、すばらしかったと思います。      


2007年 アメリカ アドベンチャー・伝記   
<監督>ショーン・ペン
<キャスト>エミール・ハーシュ , マーシャ・ゲイ・ハーデン , ウィリアム・ハート , ジェナ・マローン , キャサリン・キーナー , ヴィンス・ヴォーン , クリステン・スチュワート

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この作品には胸打たれました。。
ショーン・ペン作品を少しずつDVDでも見直しているのですが、これが今のところ最新作ですよね。
益々磨きがかかって、次はどんな作品を彼は作るのだろう・・・と、その期待もより大きくなりました。
大好きな作品です ^^ トラバさせて下さいませ。

2009/10/3(土) 午前 8:52 恋 返信する

これは魂揺さぶられた思いがしました。
エミールくん熱演でしたねぇ。ショーン・ペンの演出もお見事でした。
ほんとに素晴らしい作品でしたね〜
トラバさせてくださいね♪

2009/10/3(土) 午後 0:37 じゅり 返信する

【恋さん】ショーン・ペンって、俳優としては、あまり好きじゃないんですけれど、監督としては、とても繊細な感覚を持っていて、すばらしいなと思いますね〜。
これからも、素敵な作品をどんどん作って欲しいです。

2009/10/3(土) 午後 7:12 kuu 返信する

【じゅりさん】熱演でしたね。あのやせ衰えた姿には、驚きました。
ショーン・ペンの監督としての力量は、すばらしいですね。

2009/10/3(土) 午後 7:46 kuu 返信する

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音楽もよかったし、あの若者の自立心にまず感心しました。自然の怖さを顧みずっていうやつは若気の至りでした。

2009/10/3(土) 午後 10:22 mossan 返信する

お金まで燃やしちゃうんですからね。あれを出来るのは、たいしたもんだ!と、そこだけでもすでに、感心してしまいました(^^)
でも、自然にとって人間の存在って、ちっぽけだなぁとも思いました。

2009/10/4(日) 午前 11:16 kuu 返信する

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私はどうも親の目線で見てしまったので、自ら若い命を落としてしまった彼の行動が無謀に見えてしょうがなかったです。
エミール君のラストの痩せ方は凄まじかったですね〜
TBさせてくださいね。

2009/10/4(日) 午後 9:11 Swan 返信する

随分と重なる部分がありました・・・。そうです。この体験があったから、戻ってこれたようです・・・(^^)TBさせてください。

2009/10/5(月) 午前 7:25 NZ_RR 返信する

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足跡を描いて、どーすんのだろうwww足の大きさ比べるのかな。。。。。

2009/10/5(月) 午前 7:28 [ esu**i123 ] 返信する

【Swanさん】親としてみたら、本当に親不孝な青年ですよね。
親に反発する気持ちも分かるけど、全てを捨てていってしまうなんて、ちょっと親に同情してしまいました。
エミール君は、熱演でしたね!

2009/10/6(火) 午後 7:25 kuu 返信する

【nz rrさん】そうでしょうね。自然と共に生きるということは、危険も近くにあると言うことですね。貴重な体験であることは、確かなんですけどね。

2009/10/6(火) 午後 7:30 kuu 返信する

【esupai123さん】彼がどうやってあの場所にたどり着いたのか、知りたかったんでしょうね〜。

2009/10/6(火) 午後 7:32 kuu 返信する

これは見応えがあって、いろいろ考えさせられた映画でもありました〜
最後は残念でやりきれない思いでした。
ショーン・ペン監督作品を初めて観たんですが・・
やりますね〜(σ´T`)σ
TB,させて下さい☆

2009/10/19(月) 午後 11:41 A☆co 返信する

本当に、ラストは、やりきれない思いが強かったです。
もったいないというか、なんで・・・というか。
ショーン・ペン、監督業が、絶好調ですね。

2009/10/20(火) 午前 9:39 kuu 返信する

心に訴えかけられる作品でした^^
クリスの旅する姿に憧れながら、自分じゃ出来ないなぁと。。
エミールの渾身の演技は見事でした♪

トラックバックお願いします!!

2009/12/20(日) 午前 7:48 れじみ 返信する

あのような気儘な旅に憧れるところもありますが、やっぱり自然は厳しいですよね。私には、絶対無理!!
エミールは、見事でしたね。

2009/12/22(火) 午後 4:27 kuu 返信する

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