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空気人形

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<ストーリー>
川沿いの古びたアパートに住む冴えない中年男、秀雄(板尾創路)と暮らすのは、「代用品」の空気人形(ペ・ドゥナ)。ある日、心を持ってしまった空気人形は、メイド服を着て、外へと向かう。外の世界は、新鮮で、美しく、そして、出会ったビデオ店の店員・純一(ARATA)に、彼女は、恋をしてしまう・・・。

<感想>
久々に、ペ・ドゥナの最新主演作ということで、初日に見に行きました。

ほとんど情報を入れずに見たのですが、思った以上に大人の映画でした。

空気人形・・・それは、男の寂しさを癒すラブ・ドール・・・。

あまり日の目を見ない、淫靡なイメージのラブ・ドールですが、今作は、空気人形が、心を持ってしまうというファンタジーです。
しかも、本来、空気人形が担う、エロティックなシーンも出てきます。
”部品”を洗うリアルなシーンもあって、ギョッとさせられたり・・・(^^;。
でもそれは、孤独で、からっぽな愛の残滓のようで、なんだか、うら悲しい場面でした。

心を持った人形が、外の世界を楽しむ様子は、とても美しくて、微笑ましいです。
新しいことをひとつひとつ学んだり、美しい(からっぽな)ビンを集めたり、何でもないことでも、新鮮で、楽しそうでした。

そして、空気が抜けてしまった彼女に、純一が息を吹き込むシーンは、彼女の悲しみと喜びを同時に感じさせられる、強いインパクトのあるシーンでした。

ただ、彼女の出会う人々は、それぞれ孤独で、寂しい人たちばかり。
心を持っているはずなのに・・・。

彼女も、心を持ったことで、得たことも多いけれど、孤独や、悲しさ、苦しみなど、負の感情も持つことになり、戸惑ってしまうのです。
でも、生きるって事は、そういうことなんですよね・・・。切ないなぁ。

演じるのは、韓国女優のペ・ドゥナ。
たどたどしいけれど、味のある日本語が、空気人形に、とてもよくマッチしていました。
透明感のある、この雰囲気は、彼女以外の女優さんでは出なかったのでは・・・と思います。   

原作は、「自虐の詩」の業田良家。20ページの漫画がこの映画の元になったそうです。   


2009年 日本 ロマンス・エロティック   
<監督>是枝裕和
<キャスト>ペ・ドゥナ , ARATA , 板尾創路 , 余貴美子 , 岩松了 , 柄本佑 , オダギリジョー

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