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昨日の殿の様子で、いつ病院から連絡が来るかもしれないと思うと落ち着かず、
その後の準備もしておきたいと思い、会社を休みました。
まずは殿の「法名」探し。
我が家は母親が長野の善光寺に縁あって、生前からの永代供養をしており、
皆、法名もらっているので、殿の法名を書いた紙と位牌の写真を探しました。
母親と私のはすぐ出てきたのですが、殿は見つからず。。
でも昨年の大掃除の時、どこかで見た記憶があったので、ありそうなところを
一通り見ました。
そうしたら、殿が昔、当時の美濃部都知事からもらった「叙勲」の通知書が出てきました。
戦争に行ったためにもらえたものらしいです。
次には、四国霊場をお遍路バスツアーに行き、お寺で記帳してもらった奉納経帳やたすき?
などが出てきました。
改装後の生家の写真も出てきました。 よく故郷に帰りたいと言っていましたが、かなわず。
これらをお棺に入れてあげようと整理していたら、法名が出てきました。
このまわり路は必要だったのかも。
ゲン(飼っていた犬)の写真を入れてあげようと、アルバムを探していたら、
父親が50代頃の写真も出てきました。
当時は、普通のサラリーマンのおじさんで、イケてる感じは
全くしませんでいたが、今見なおすと、結構かっこいいではないですか。
アルバムを母親に渡したら、じっくりと見始めて、「お父さんってイケメンだったのね。」
今頃わかったのか〜。
ちなみに、母親は最近、「イケメン」の意味を知りました。
午後は、近所の葬儀屋さんに行って、事前の準備、段取りがどう進むかを
おさらいしてきました。
ほぼ一年前、殿が肺炎で入院した時、葬儀の相談をしに行って、
いろいろ聞いていたのですが、もう忘れてしまっているので、再確認。
その後、一度家に戻ってから、病院に行きました。
昨日の様子がかなりショックだったので、今日はどうなっているのだろうと緊張。。。
殿のベッドに近づいたら、ピコピコ鳴っていて、看護師さんが、アラームがなる
酸素レベルを下げる調整をしていました。 その設定値78% やだなぁ。。。
殿の酸素レベルは80%台前半。昨日より10%落ちました。
呼吸数は40弱。心拍数は100の大台に乗っています。熱は37.8度。
呼吸は荒く、痛々しくてかわいそうですが、看護師さんが言うには、本当に苦しかったら、
顔をしかめるはずだそうです。 でも、殿の顔は普通に寝ている感じです。
その表情が救いかも。。
タイミングがいいと、時々呼びかけに目を開けるそうですが、分かっているのかどうかは
分からないそうで、私の呼びかけには反応してくれませんでした。
私はただ見守るしかないので、眠くなってきて立ち寝モードになってきました。
何とか1時間の面会を過ごし、家に帰って夕食後、トンボ返って夜の面会に行きました。
午後の殿の様子にあまり変化はなかったですが、お昼に鼻から入れた栄養剤が
胃でうまく消化できておらず、夜は止めたそうです。
尿も午後より余り出ていないみたい。。
昨日お医者さんに、『できることは一通りやったが良くならない。』と言われましたが、
それでも病院は肺炎の治療薬を点滴してくれています。
ここまで、殿を頑張らせていいのか。。。
もし酸素吸入を止めたら、しばらくして殿は楽になるでしょう。
でもそれは、殿をすぐに死なせにかかるわけで、娘自ら手をかけるような
決断をする勇気は出てきません。 末期患者の看取りは悩ましい。。。
先ほど家に帰り、お棺に入れてあげる殿の洋服選択を始めました。
新しいセーターが出てきたので、入れてあげようかと思ったら、母親が着ると。。
トレーナーも出てきました。殿には大きいので、これは私が着ると。
殿には新しいワイシャツか、スポーツシャツになりそうです。
今日は多くのことがあって、すでにお眠です。
明日以降のために体力温存します。 おやすみなさい。
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再びの肺炎
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今日は午後一でケアマネさんに来てもらい、痰吸引や酸素吸入の
在宅看護となる場合、どこかに転院する場合について、
それぞれどんな風になるのか、教えてもらいました。
在宅看護になる場合、どれほど家族が大変かということがようやく
実感を持って分かり、介護者の多くの人が離職せざるを得ない現実が
目の当たりに来た思いでした。
ケアマネさんが帰ってすぐに、午後の面会に行ってきました。
と、殿!!!!!
横向きの体を小さく「くの字」に曲げて、眠っている姿は明らかに昨日と違い、
具合が悪そう。顔が少しむくんでいるようであり、呼吸数も50、60。
酸素量は98%前後でしっかり取れていましたが。。
手を握り、呼びかけましたが反応はあまりありません。
ミトンは両手とも外されていました。 管を抜く力もなくなっているのでしょうか。
時々、目を開けて周りを見回すので、『わかる?』と聞いたら小さくうなづきました。
その時の目、表情はしっかりしているのですが、すぐまた目を閉じます。
手を握って、顔を近づけて声をかけていたら、ぎゅっと手を握り返して来て、
眉間にしわを寄せて、私に何か話しています。 でも、空気が漏れる音すら聞こえない。。
でも、まだ力があると、また手を握ってしばらくしたら、
急に目を開けて頭をあげ、眉間にしわ寄せて怒った表情で、何か言いながら、
握った手を私につき返してきました。
殿はしんどいのに、手を握られたり、頭をなぜられたりしているのが不快のようです。
私が必死になりすぎたみたい。
ところで、入院して今日でまる一週間。
入院時に説明を受けたままで、こんなに状態が変わっているのに、病院側はちゃんとした
説明をしようともしないのか?
主治医の説明が聞きたいと、看護師さんに頼みましたが、今は手が離せないというので、
夜の面会の時でいいと頼みました。
面会時間が終わって一端家に帰り、早めの夕食を済ませて夜の面会に行きました。
酸素濃度は94%に落ち、殿の「くの字」はさらに深くなっていて、眠っていました。
夜の看護師さんに聞くと、痰は20〜30分おきに取るくらい多く、肺炎は悪くなっているとのこと。
呼吸数が多くなっていて、肩で呼吸をしているので相当にしんどいだろうと思うのですが、
本当に苦しかったら、もっと暴れたりするので、それなりに順応している様子と言うことでした。
さすが殿。。
再度、看護師さんに主治医の説明を頼み、担当チームのヘッドO先生が
レントゲンを見せながら説明をしてくれました。
レントゲン写真は、右肺の上が何とか正常そうなだけで、後は白くなっていました。
入院時より相当に悪化しています。
肺炎のための投薬・治療はすべてやったが、薬が効いてこず、もうできる治療はないとのこと。
腎臓の機能が低下していて、尿の出が悪くなっており、心臓機能も落ちてきているとのこと。
使える肺の部分も少なくなっているうえに、堅くなって息をしても肺が広がってこないそうです。
できることは人工呼吸器をつけると、酸素量が確保できて、痰の吸引、意識も改善される
かもしれない。
でも、呼吸器の違和感を取るため、鎮静剤を投与するので血圧が下がったり、呼吸を低下
させることになるかもしれない。
また、状態が改善しなくても、つけてしまったら、人工呼吸器は外せないルールになっている。
呼吸が回復して外すか、心臓が止まって外すかしかない。
殿が感じる苦しさについても、このままと人工呼吸器をつける場合について聞きました。
余りどちらも変わらないだろうとのこと。
このままなら二酸化炭素が吐けなくなって朦朧としてくる(すでにそんな感じ)し、
呼吸器なら鎮静剤で眠らせるということだそうです。
先生は私の質問に対し、これらを何度も説明してくれました。
お医者さんも、人工呼吸器をつけたらどうなるということは言えない
(責任問われたくないのよね。)と言います。
飲み込みの悪い私もだんだんわかってきて、たとえ人工呼吸器をつけても、
肺炎の改善見込みは小さく、『もういいから外して』と、頼んでも外せず、
家族は心臓を止まるのを待つのみとなるように思えました。
先生は、私が少しでも長く生きていてほしいと願っていると思っているようで、
人工呼吸器をつけたらどうかと、何気に勧めてきます。
『このままにしていたら、後どれぐらいですか?』 と聞くと、
『分からないが数日ではないか。』とのこと。
母親の答えは分かっていましたが、母親に連絡すると話を終え、電話をしました。
やはり、思っていた通りの答えがすぐに返ってきました。
さすが母親、達観しています。
この状態なら、私もそれが正解に思います。
病室に戻って、先生に伝えようと思ったのですが、もういないとのことで、
看護師さんに、『このままでいく』ことを伝えてくれるように頼みました。
殿はちょうど痰の吸引をしており、目を開け、私をしっかり見ました。
私がいることを分かっているようでした。
吸引が終わると目を閉じ、また眠りだしました。
看護師さんは、『少し山登りをしているくらいの苦しさで、そんなに苦しくないはずですよ。』
と慰めてくれました。
殿の頭に手をやり、また『明日来るからね。』と、言って帰りました。
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昨日も夜の面会に行ってきました。
殿は、鼻から胃に挿入されているチューブで、点滴のように
栄養剤を入れられているところでした。点滴から徐々に切り替えて行くのだそうです。
バイタルデータは大きな変化はなく、酸素量は98%前後ですが、
酸素量はレベル7に上がっていました。
酸素レベルを上げたり下げたりして様子を見ているそうです。
熱は落ちついてきたという看護師さんの話でしたが、37.6度だそうで、
前日は36.7度で熱はないと聞いたので、あまりいい状況に思えません。
殿の手や額も熱く、呼びかけの反応も前日より落ちていました。
日中に車椅子に乗ったそうで、それで疲れたのかもしれないと看護師さんは
言っていました。
平熱が36度あるかどうかなので、今の体温は殿にとってはしんどいと
思います。
看護師さんが拘束のミトンを外してくれました。両手ともむくんでいて、
採血のためと思われる青あざが両手の甲にできています。
いつも細い筋の様な手が、こんなにむくんだのは見たことがありません。
手が自由になった殿は時々、手を持ち上げて顔のそばに持っていこうとします。
看護師さんは顔がかゆくて気になってるみたいだと言っていますが、殿は口に差し込まれた
チューブが気になっていて、それを触りたがっているようです。
のどや口に異物を入れっぱなしにされているのですから、当然気持ち悪いはずで、
肺炎をよくするためとはいっても、殿のしんどさを考えると今の処置に迷いも出てきました。
母親は元気だからと伝えると、目に涙がにじんだように見え、家に帰して
あげたいなとも思います。
でも、血色はよく、話していることが分かって頷いたり、首を振ったりしている殿を見ると、
まだ回復できるんじゃないかと思い、このまま肺炎の経過をみたいと思います。
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今日も計画停電はないそうです。
洗濯にいそしみます。
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今日はもろもろの雑用を済ませた後、夜に面会に行ってきました。
普通なら車で行くところですが、ガソリンを温存したいので、バスです。
殿は昨日、鎮静剤を切ったので、昨日より反応がしっかりしていました。
お昼には少し車いすに乗り、目が覚めていたそうです。
でも、今日の看護師君の説明を聞いていると、痰は相変わらず多く、
肺炎は目に見えてよくなっているという状態ではなく、高濃度酸素でようやく
人並みの呼吸が確保できている状態だそうです。
それでも、バイタルデータは心拍数が90近くてやや高めでしたが、投与している
酸素変わらずレベル6、殿の酸素量は100%。血圧、呼吸数の変化あはまりありません。
私がいる間は、痰がらみの呼吸音もなくて、昨日より調子がいいように思えました。
『眼を開けて。』というと、目を開け、私が来ていることは分かり、母親は元気で、よろしくと
言っていた、と伝えると、頷いていました。
今日は計画停電がなく、天気もよくて暖かかった事を話すと、それについても頷いて
分かっている様子。
『ゲン(飼っていた犬)の写真を見たい?』というと、頷くので目の前に掲げたら、
眼をしっかり開け、顎を引いて、じっと見ようとしていました。
写真を手に持ちたかったようなのですが、線がついていて危ないので止めさせました。
その様子は、いつも家にいるときと同じ。
挿管したままなので、喉が変な感じがするかと聞いたのですが、しっかりと首を横に振り、
『変じゃないの?』と、聞くと頷きました。
いつもと違うことをされていても、それを受け入れ、大丈夫だというのは殿らしいです。
むくんだ右手で私の手をぎゅ〜っと握ったので、『もう一回強く握ってみてください。』と言うと、
また、ぎゅ〜っと握ってきました。 その感じも家にいた時と同じで衰えていません。
殿はなかなか握力は強く、家で腕を握らせて歩くと、つねられて痛いくらいなのです。
と、急にピコピコとアラームが。。。 酸素量が80%台に落ちてしまいました。
一瞬びっくりしましたが、まもなく100%に回復しました。
握った手の指に酸素センサーが付いているので、誤動作したようです。
殿の耳元で私 「お父さん、手を握ると酸素センサーがおかしくなるから止めとこうな。」
いたずらっ子になった気分でした。
面会時間が終わり、明日また来ることを告げると、何か言いたそうに口を動かし、
空気が少し漏れてきました。
挿管していて声が出せず、何を言いたいのか分かってあげられないのが、悲しいです。
「大丈夫だから、よく寝てください。」と残して、帰りました。
これから少し雑用をして、体力温存のため、早めに就寝します。
おやすみなさい。。
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帰りのバスで、考え事をしている間に降りるバス停を通過してしまったので、
駅まで行き、スーパーの様子を見てきました。
今朝は開店前から10m以上人が並び、お店があけば店内は年末のようにすごい人数。
混乱はなかったですが、どのレジも長蛇の列でした。
夜はいつもの様子に戻っていました。品物がなくなっているのではないかと思いましたが、
パンの棚は空っぽでしたが、それ以外は、まずまず商品は残っていました。
ひどい買占めはないようなので、少し安心しました。
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先ほど、夜の面会から帰ってきました。
殿は救命救急センターの中で、2人部屋に移されていました。
そして、今夜担当の看護士さんは、昨日のとても親切な看護師さんとは違った
タイプの仕事に対して前向きな青年でした。
病院についたら殿がゼイゼイ呼吸をしているので、ナースコールで呼んだら、
その看護師さんがやってきて、説明しながら殿の痰を吸引してくれました。
さっきも吸引したばかりだったそうで、余り頻繁にやると血圧も上がるし、本人も
苦しいので、頃合いを見てやっていると言い、『痰が絡みやすくなっている。』と、
申し送りを受けているそうです。
午後の面会の時の看護師さんに、鎮静剤を止めると聞いていたので、『なぜ?』
『どんな薬品を点滴しているんですか?』、 『熱はありますか?』
いろいろ聞くたびに、その前向き君は、丁寧に答えてくれ、
『何か気になることがあったら、看護師を捕まえて、なんでも聞いてください。
経過が分かっていれば答えられることですから。』
看護師の仕事に対するやる気を感じました。 こういう青年に会うと、元気をもらえます。
ここは、お医者さんより看護師さんの方が患者目線で見てくれてるみたい。
殿の超ヤセなのに、むくんでしまった右手をにぎったら、力なく、しばらく握られるままに
なっていたのに、いつの間にか、私の手をちゃんと握っていました。
鎮静剤がなくなったので、呼びかけると目を開けることが多くなりましたが、
反応は乏しく、私のことを分かっているような、いないような。。。
バイタルデータは、酸素量が96〜97%と昨日の100%よりやや落ち、
呼吸の波形データも乱れ気味ですが、数値データは悪くないです。
面会時間1時間の間、首を振ったりして落ちつかない殿のむくんだ右手を握って
さすっていました。
面会終了時間が来て、『明日また来るからね。』というと、
『ゼイ』 痰の絡んだ呼吸が返ってきました。
お医者さんは肺炎はよくなってきていると言っていましたが、痰が絡んで来ているのは
気になります。
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殿のお隣は、中年前期ぐらいの男性で、TVを見ながらご家族と談笑してました。
酸素マスクはもちろんのこと、点滴もしていないようで、普通に会話していて
いったいどこが悪いのだろう?
「救急救命センター」って、名の通り、急性期の重篤な患者が運ばれるところで、
危機を脱したら一般病棟か、別の病院に移すと思っていたですが。
殿にしても、危篤状態ではないので、内科などに移ってもいいんじゃないかと
思うのですが、この病院の「救命救急センター」ってどういうところなんだろ?
まぁ、一般病棟より手間いらずです。
おしめやタオルは持ってこなくていいと言われるし、使わないものは、
持って帰ってくれと言われるし。
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