鳥獣戯語

[散歩道]を新設。俳句のネタにと思いながら果たせなかった写真をどうぞ・・・

ことわざ遊び

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 目は口ほどにものを言い の巻
 
 アメリカ国務省の日本部長の発言が物議を醸している。
 「沖縄はゆすりの名人だ」・・・・・なんと露骨な差別発言! これが前任の在沖総領事の言葉だというから、驚きである。
 
 なんでも、アメリカの大学生を前にして彼が行った 「講義」 なのだそうだが、当然沖縄からは激しい 「抗議」 が上がっている。
 
 「講義」 の全容が明らかになって、戦後、半世紀以上にわたってアメリカが 「良きパートナー・日本」 をどのように見てきたか、その本音が曝け出された気がする。
 
 米軍基地の沖縄県外移転の要求に対して・・・・・曰く 「基地をつくったときには周りは田んぼ(サトウキビ畑?)ばかりだった。後から沖縄人が基地の周りを都市化して人口を増やしていったのだ。」・・・・・(わかりやすく翻訳すれば) 「先住権は米軍にある。後から来たものが文句を言うな」 ということ。
 
 民主党政権について・・・・・曰く 「民主党政権は沖縄を理解していない。沖縄にコミュニケーション『パイプ』を持っていない。」・・・・・・(これも翻訳すれば) 「民主党政権はこれまでの『日米安保体制下の沖縄の位置』を理解していない。だからアメリカと沖縄のつなぎ役を果たすことができない」
 
 自民党について・・・・・曰く 「まだ自民党の方が、沖縄に通じ沖縄の懸念を理解していた。」・・・・・(つまり) 「かつての自民党政権は『ゆすりの名人=沖縄』に通じていて、『沖縄の反逆』の怖さを理解していた」と言いたいらしい。
 
 そして、日本国憲法第9条について・・・・・曰く 「もし日本が米軍を必要としないという理由で改憲したら、アメリカはアメリカの利益のために日本の土地を使えなくなる。」・・・・・(要するに) 「日米安保条約の核の傘はアメリカにとって欠かせない『商売道具』であって、それを有効に作用させるためにアメリカは『憲法9条』を日本に認めさせたのだ。ここで改憲を許せば、米軍基地の存在理由を失うばかりでなく、日本および周辺諸国への足場を失うことになる」
 
 さらに曰く 「沖縄県民の3人に1人は『軍隊がなければ平和になる』と信じている。そんな人間と話をするのは不可能だ。」・・・・・(別の言葉で翻訳すると) 「非武装中立なんてちゃんちゃらおかしい。そんな絵空事をいまさら持ち出す連中とは話にならないね」
 ここにこそ、戦後日米関係の本質的な問題が如実に表れている。日本国憲法第9条は、もともと日本に軍隊を二度と持たせないための『国際的封じ込め戦略』の産物である。少なくともアメリカをはじめ連合国の一致した思惑であったはずである。それをオブラートに包んだ言葉が 「非武装中立」 である。しかしこれを受忍した日本においては全く違う思想へと昇華していった。 すなわち 「非武装中立こそ国際的恒久平和を実現する道である」 という思想である。 背景には日本特有の 『一億総懺悔』 があったかもしれないが、しかし、この 『非武装中立』 の憲法思想を最も忠実に体現して見せたのが、くだんの日本部長の言う 「3人に1人の沖縄県民」 なのである。
 
 それにしても、沖縄に後からやって来ながら 「先住権」 を主張したり、沖縄に苦渋を飲ますために様々な 「飴玉」 を用意した自民党政権を 「沖縄の理解者」 と持ち上げたり、その一方では 沖縄を 「ゆすりの名人」 と蹴落としたり ・・・・・ まったく言いたい放題のこの御仁、名前を ケビン・メア という。
 
 そういえば、ピッタリのことわざがあった
         
      メア 口放題に物を言い
 
 
 
 
 

飛耳長目

 飛耳長目(ひじちょうもく)・・・・・古い昔のことや遠い外国のことなどに見聞を広めること。転じて、書物のことを指す。また、学問のことを 飛耳長目の道 と言った。
 
 いまや書籍も電子化される時代である。時間と国境を越えて広がるインターネットこそ 「飛耳長目」 と称するにふさわしい。
 名門大学の入試にYahooの 「知恵袋」 が悪用されたという。 なるほど、「学問は飛耳長目の道」 というわけか !?
 
 しかし、だからこそ、この 「飛耳長目」 は時の体制から 目の敵 にされてきた。古くは中国の 「焚書坑儒」 日本の 「禁教令」然り、新しくは中国とGoogle アメリカとWikileaks 然りである。実際に チュニジア・エジプト・リビア・・・と広がった政変劇の根っこにもこの飛耳長目=インターネットがある。
 
 フェイスブックやツイッターは、権力にとってまことに厄介な存在らしい。
 まさに 民の口を防ぐは水を防ぐよりも甚だし である。
 
 とは言いながら、日本の事情はいささか異なるようである。インターネットの普及と相俟って進む各種 「世論調査」 が曲者なのだ。事あるごとに(事がなくても)報道媒体はこぞって 「意識調査」 を発表する。曰く 「○○新聞の調査によれば○○内閣の支持率はひと月前に比べて 云々」 というあれである。
 これを知ったわれわれ一般大衆は、 「自分がいまどういう属性にいるか」 「自分の意見がどの程度の位置を占めているか」 「政権の明日はどうなりそうか」 一目でわかるような仕組みになっている。これがひとむかし前であれば、労働者や学生は、「巷へ出てデモをする」 ことでやっと自分の位置を確かめられたのだが、いまや自分の部屋にいるだけでそれができてしまう。つまり、不安や不満の 「はけ口」が巧妙に用意されていると見ることもできる。
 その意味では 「世論操作がしやすくなった」 とも言え、中東諸国のように 一触即発 の緊張状態に陥ることはなさそうである。
 
 その代わり、ここまできた民主主義はそれはそれでまた為政者にとっては厄介なもので、「消費税を上げる」 と言えば言ったで、その必要性はそっちのけで 「嫌」が世論を席巻することになる。
 
 ここ数回の国政選挙を見るにつけ、各政党・派閥の党利党略がらみの主張の変遷を聞くにつけ、ついつい次のことわざを思い浮かべてしまう・・・・・
 
 溜息をすれば親の寿命が縮む
 
 国民が溜息をすれば政権の寿命が縮まる。というわけで、我が国の民主主義の脆弱さが気になる。
 
 
 
 新たに『ことわざ遊び』のコーナーをつくりました。
 
 歌は世につれ世は歌につれ・・・・・ことわざも世につれ様変わりしていきますね。
 新解釈あり珍解釈あり、言い換えありで、けっこう楽しいものです。
 で、このコーナーではぼくなりのことわざ遊びをしたいと思います。よろしくお付き合いのほどを・・・・・
 
 さて、第一回は かわいい子には旅をさせよ の巻 
 
 エジプトに続いてリビアでも長期独裁政権が崩壊へと向かっています。首都トリポリが民衆によって制圧されるのは「もはや時間の問題」だとか。「最後の一人になっても戦う」ってカダフィの次男が叫んでましたが、カダフィの一族も「国外退去かさもなくば死」の選択を迫られているということでしょう。
 国外退去・・・・・彼らを受け入れる国はあるのでしょうか?
 イスラム教国はカダフィの敵だし、社会主義国といってもそれぞれ わが道を行く  だし。 中国?・・・・・民族問題や貧富の格差で揺れている中にカダフィを入れたらそれこそ 火に油を注ぐ ようなものだものねえ
 
 じゃあ、北朝鮮?・・・・・民主主義人民共和国といいながら世襲の独裁国家だからカダフィには居心地がいいかも知れないけど、つい最近 「ドン」 の 古希の祝賀式典をやるために地方都市の電力を全部ピョンヤンへ引っ張っちゃったもんだから、民衆の間にとうとう不満が爆発したって言うし、ここも引き受けますかねえ
 
 なら、ロシア?・・・・・ここも久しぶりにゴルバチョフが出てきてプーチン批判をぶち上げたところだし、チェチェンなどイスラム教徒が黙っちゃいないだろうしねえ
 
 となると、キューバ?・・・・・ふ〜む、おおらかな国民性だから、もしかしたらねえ
 
 いずれにしてもカダフィ一族の 「流浪の旅」 が始まりますね。
 エッ、その話と かわいい子には・・・ とどんな関係があるって?
 
 だから カダフィの子には旅をさせろ っての
 
 
 
 

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