興行ビザ規制に於ける私的考察

国策として断行された興行ビザ規制の是非を探る

最後のピンパブ

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最後のピンパブ 23

その驚くべきことは、
レズ女史の在留期限の丁度一か月前にして勃発した。
 
 
 来客、中断・・
 

最後のピンパブ 22

レズ新婦の哀願に対し○井氏 溜息を吐きながら答えて、
 曰く。
 
  ” フィリピン人が 自分で偽装結婚を仕組もうなんぞとは
    百年早いんだよ。
    なんで最初から私に相談しなかったのサ。
    偽装結婚をナメているからヨ。
    トラブルがない相手を紹介してあげたのに。 ”
 
とて後日、
○井氏は 直ぐにカタが着くとの安易な気持ちで
ダンナと話し合いの場を設けた。
 
 ところが、ダンナには いつも見せる柔和な態度は微塵もなく、
  ” ホントの結婚と思っていたのに、
            騙された ”
 もし同居せずんば、New感に駆け込む、と収まらない。
 
 もしもの時には ”5万円 ”に数万上乗せすればカタが着く・・ 
   とは全くの楽観的観測であったようで、
 
 結局、ダンナは倍額提示の10万の条件にも
 一向に耳を貸す様子もない
 
 お手上げ状態にて困った○井氏、
 オレに任せとけ、と大きく胸を叩いた以上
 何とかせにゃ面目丸潰れ。
 しかも、レズ女史は ババア、人妻、生意気フィリピン人
 中心のアルPの中で、
 新入りでとびきり若々しく、加えて上玉にして一際光る存在にて、
 ミセの売り上げを大いに上方修正した功労者である。
 
  モノホンのタレントと思い込んで日産するのもパッカード、
  骨の髄までシボ・・・の客も多数あり。
     (ちょいと古い・・ワカルかな?)
 
そんなこんなで、○井氏は 事の決着を
トモダチの8さん(注)にお願いした。
  (注 ヤクザやさんの意味である)
 
8さんは お安い御用、と軽く胸を叩き・・・
ある日のある夜、ダンナを呼出してどう喝した。
 
  ” コリャア〜、オンドレ!!
    ワリャ〜ア、ナメとんのか。
    誰にタテついとるのか解っトンのか。
    家に火〜つけたろか。
    ドツイたろか・・殺したろか!!
    ケツの穴から指突っ込んで、
         奥歯ガタガタいわしたろか・・  ”  ときて、
 
 ダンナは顔を引きつらせ、小便を洩らしながら
       転がるように帰ったそうな。
 
 
後日、○井氏にダンナから丁重に詫びの電話あり。
前回の高飛車な態度はどこへやらで、
 
  ” ども すみませんでした。
    もう決してご迷惑はおかけしません。 ”
 
            と、平身低頭であったらしい。
 
 以後、偽装結婚の5万はレズの給料から天引きされ、
 ○井氏の口座からダンナの口座に振り込まれる事となった。
 
    これにて一件落着かと思われた・・のだが、
    さ〜〜て、その後。
 
   驚くべき結末が待っていた・・・
  
 
 
 

最後のピンパブ 21

レズタレントが偽装結婚の相手としてターゲットにしたのは
御年60、開業時からの古い客でトラブルメーカーのピン中であった。
 
 痩身、猫背を何時も冴えない服装で包み、
 肺病かと思うほど咳き込む。
 
 週一来店にしてワンセットノーオーダー
 
 好みのタレントに安物プリ携をプレゼントしては
 保護者宜しく早朝から夕方まで、狂気に近いほどしつこく電話。
 
 時には 千円ほどと思われる装飾品をプレゼントするのだが、
 タレントが意のままにならぬと気付いた時、
 ケ〜タイを返せ、ジュエリ〜を返せ・・と怒り狂う。
 
 これが何時ものパターンで新しいタレントが来るたびの
 いわばセレモニーのようなものであった。
 
 しかも、大抵は美人をターゲットにするのだから
 ○イク○ン一同、呆れ果ててモノも言えない。
 
かくの如く、彼はモテない客の条件を必要にして
十二分に揃えていて、その上カネには不自由と来ている。
 
彼は 偽装結婚の代償月5万の誘いに一も二も無く食らい付いた。
 
彼女の帰国後、彼は結婚のために二度渡比したのだが、
当然、諸費用(渡航費、滞在費、遊興費)は全て彼女の負担である。
 
その費用総額は タレントにとっては余りにも大金であって、
特定のパトロンを作らないレズタレントが
大金をせしめて帰ったとも到底おもわれず・・
 
 一体どうやって工面したのかと不思議に思ったのだが、
  答えは簡単、・・・実は日配レズ恋人が財政援助したと知った。
 
    げに偉大なるは パワ〜 オブ ラブなるかな。
 
 
さて、
1年近くの苦労の末、彼女は日本人男性の配偶者として
目出度く舞い戻るに成功し、
即刻古巣○イク○ンに勤めるに至る。
しかして給料は一日マン以上で月額にして50マン近くなる。
 
タレント時代のネットサラリーから考えれば夢のような大金である。
 
 
 
レズ新婦の居住する場所は 予ての計画通り、
恋人である日配の宅にて。
日配オクサマの幼馴染、大の仲良しとて居候。
 
超お人よしのダンナは 愛する奥様の幼馴染を疑いもせず
上にも置かぬ丁重な扱いで、 奥様と幼馴染はWベッドを占領し、
子供の時からの習慣とて一糸まとわぬ姿で抱き合って就寝するも
己は隣室のソファーにて雑誌を枕。
 
 ここに於いて 彼女のめくるめく愛の日々と
 ”カネ”のジャパニーズドリームは
 成就したかに思われた。
 
 
ところが、来日一か月も過ぎた頃、
突如思いもしない異変が発生。
 
貧乏新郎が約束を翻し、激しく同居を迫って来たのだ。
 新郎曰く、
  ”同居しなければ偽装結婚をNew感にご注進する・・” と。
 
レズ新婦は偽装代の値上げならば兎も角も、
オトコと一緒に暮らすなどとは寒気をモヨオスともいうもの。
 
この新郎は カネばかりでなくオンナも共々欲しかったようで、
彼女さえコチラに来れば何とかなると踏んでいたようだ。
 
困り果てたレズ新婦は 経営者○井氏に泣きついた。
 
  ○井氏の対応は次のようであった。
 

最後のピンパブ 20

大津波に等しき今回の興行ビザ規制により
タレントは跡形もなく消失したのだが、
○イク○ンの営業的繁盛が微動だにしなかったのは
多数のうら若き日配ピリピンの存在である。
 
そのニッパイの創出は 経営者○ケ○氏の地道な努力が
積み重ねられた結果である。
 
しかし、その手法は決して違法の領域に踏み入るものではなく、
唯ひたすら結婚相手の日本人男性を紹介したのみであったのだが、
それにしても中には数名の偽装結婚が存在したのは事実で、
彼もしくはミセ側もそれを承知してはいたものの、
直接偽装結婚には介入した訳ではなく、
相手との契約は 専らタレント自身が直接に行ったものである。
 
さて、
ある日配フィリピン人、今店舗の最終の元タレント。
今興行ビザ規制にも拘らず、彼女は殆ど例のない連続出演という
幸運を引き当てた(リクエストでカムバック)。
しかしても、如何にジーザスを讃えようとも拝もうとも
再び三度目の幸運がやって来ないのは明々白々にて・・
    ジャパニズドリムを揺るぎないモノにするためには、
    例によって婿探しに狂奔せざるを得ない。
 
 
ところが、困った事で・・
彼女は 若く容姿端麗、言い寄る日本人男性数多あれど、
決して首を縦に振ることができない。
中にはデザイナーやら実業家等の富裕客からの求婚にも
ニベもない返事を突き付ける。
別にオトコに対する選り好みが激しいからではない。
 
  ・・実は 彼女は レズビアンなのである。
  しかも同僚に相思相愛の相手(日配)がいる。
  その容姿や性格は決して同性愛を想像させるものではない。
 
  そこで彼女は・・・
 
 
 

最後のピンパブ 19

実は カノジョは知っている。
 もし このまま申請を押し通したら・・の結末を。
 
  カノジョの親友で、オッサンか?府、さかり市に
  嘗て繁栄したピンパブあり。
  タレント亡き後は 日配フィリピンにて営業。
 
   このピンパブ経営者は 昨年逮捕された。
 
 
 
 その理由は 次の如く・・
 
 今経営者、興行ビザ規制の波風が立って以来
 タレント諸君に日本人との結婚を盛んに推奨、
 中には積極的に紹介もした。
 緻密な努力のお蔭をもち、
 タレント不在となるもヤング日配が多く在籍し、
 近隣では 飛び抜けた繁盛を呈す。
 
 
さて、
今店舗の名称は ”テイ○ワ○”で、
その由来は 経営者の姓、武井から来ている。
彼は 嘗てポップス界ではドラマーとしてチョイト有名な存在で、
その栄光は 今でもユーチューブに沢山残っている。
 
その彼が現在のフィリピン人奥さんと結婚し、
ポップス界を引退して 故郷さかり市にてピンパブを開店したのは
今は昔 17年程前の事であった。
 

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