音の本箱から

一応ジャズに軸足は置いているつもりですが、ジャンルには拘りません。

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‘60年代末のフリー・ジャズ系コンボの代名詞のように扱われているアート・アンサンブル・オブ・シカゴ(AEOC)
ですが、彼らは決してフリー・フォームしかできないミュージシャンではありません。
時折聴かせるビ・パップ的な演奏の疾走感は素晴らしいですし、以前このBlogでも紹介したシャンソン歌手
ブリジッド・フォンテーヌとの共演も見事でした。

本日紹介する2枚はR&B的要素を取り入れた作品で、渡欧時フランスで制作されたアルバム。

Les Stances A Sophie(画像上)
Art Ensemble of Chicago with Fontella Bass(画像中)
同アルバムの日本盤(画像下)

それぞれ’70年、’71年の録音。前者は同名映画のサウンド・トラックになります。
両盤とも主要メンバーであるレスター・ボウイの妻でソウル・シンガーのフォンテラ・バスとの共演が楽しめます。

欧州で制作されたフリー・ジャズのアルバムと言うと無機質な音を連想する方もいらっしゃるとは思います。
しかしながら、この2枚は熱いです。
フォンテラ・バスのソウルフルなヴォーカルにAEOCのフリー系の演奏が絡む曲も勿論面白いのですが、
AEOCがここぞとばかりに8ビートのファンクを演っているのが好きですね。

特に前者冒頭のTheme de Yoyo(A-1)は素晴らしいです。
思いっきりグルーヴしてるファンク・ビートに熱いヴォーカル。
快調に飛ばすと思いきや、いきなりフリー・リズムに突入。
すぐにグルーヴィーな8ビートに復帰するも、再びフリー・リズム…の繰り返し。

次行に音源をリンクします。


聴き様によっては、一昔前のコミック・バンドのネタ風の感じ。
フリー・リズムに入ったところで全員コケるみたいな…。
まあ、こんなに上手いコミック・バンドがいたら今でもウケてると思いますがね。


追伸)
映画Les Stances A Sophieの1シーンのようです。
AEOCの演奏が楽しめます。

Art Ensemble of Chicago - Theme de Celine / Les Stances A Sophie [Episode from the movie]

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