音の本箱から

一応ジャズに軸足は置いているつもりですが、ジャンルには拘りません。

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クラシック及び現代音楽
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小さな空 / 武満徹

初めて武満徹の楽曲に出会ったのは大河ドラマ『源義経』…
和楽器を大胆に使った幻想的なオーケストレーションは、当時まだ子供だった私にも衝撃的でした。
まさかあれがノベンバー・ステップスの原型だったとは知る由もなかった訳ですが…


前衛的な作品で世界的な名声を獲得した武満ですが、だれでも口ずさめるような歌曲も沢山作っていて「小さな空」もそんな作品。
元々は子供向けラジオ・ドラマのテーマ曲で、原曲はジェリー藤尾(一説には藤木孝)が歌ったそうです。

その楽曲を武満自身が80年代に混声合唱にアレンジしたのがこれ…
次行に音源をリンクします。


どこか懐かしく郷愁を誘うシンプルなメロディーに豊かなハーモニー…
最後の和声も何処かに飛んでいく感じで印象的ですね〜


追伸)
この黒沢映画の音楽も好きですね!

どですかでん

月の光 / 富田勲

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作編曲家の富田勲氏が5月5日に亡くなられました。

久しぶりに富田さんの作品が聴きたくなり、レコード棚から盤を取り出そうとしたのですが、捜しても捜しても見つかりません。

処分してしまったのかな…なんて諦めていたのですが、先日実家を訪れたおり納戸で本盤を発見!
何年、もしかしたら何十年ものあいだ納戸の中に放りっぱなしだったので、盤にカビがこびり付いていて、除去するのに一苦労でした(涙)
閑話休題。

'73〜'74年の録音、‘74年に米RCAよりリリースされたシンセサイザー奏者としてのデビュー盤。
シングル・トーンしか出ないモジュラー・シンセサイザーという不自由な楽器を用い、多重録音を駆使して制作したドビュッシー楽曲集です。

当時テレビ番組の音楽担当として富田さんの名前は知ってはいましたが、こんな風にシンセサイザーを操る人だとは思いませんでしたね。
幻想的なシンセサイザー・サウンド… もう何十年も前になりますが、初めて聴いた時は衝撃的でした。

以下に音源をリンクします。


シンセサイザーという楽器が一般化してしまった今改めて聴いてみると、本盤は「シンセサイザー」云々ではなく、富田さんの巧みなアレンジメントを聴く作品なのかなと感じます。

最後になりましたが、富田さんのご冥福をお祈りいたします。

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ジュリアード弦楽四重奏団によるシェーンベルクの弦楽四重奏曲集。
BOXジャケットには先日紹介したウェーベルン作品集に続きカンジンスキーの絵画が使われていますね。

作品番号順に収録されているので、後期ロマン派的なロマンティシズムに溢れた少々大仰な作品から無機質な12音技法の楽曲に至るまでクロノロジカルに聴くことができます。

勿論最初から最後まで順を追って聴くのもよいのですが、そんな時間のない方にお薦めなのは第2番
(C-1〜4)。

有調(Fマイナー・キー)で始まるものの、だんだん怪しくなって行き、第3楽章で何故か突然一人のソプラノ歌手が登場。
第4楽章では完全に無調になってしまいます。

無調とは言え未だ12音技法は確立されている訳ではありませんが、1曲でシェーンベルクの作曲技法の変化が確認できますね。
弦楽四重奏に歌手が入るという掟破りの構成も私大変気に入っております。

Webern Boulez

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第2次大戦後の現代音楽に多大な影響を与えたアントン・ウェーベルン。
そんな聞きかじりの情報をどこかで仕入れた学生時代、やっぱり聴いておかなきゃと思い入手した盤です。
ピエール・ブーレーズの監修によるウェーベルン集。
作品番号が附せられた楽曲の全て(と言っても31曲)が収録されたLP4枚組になります。
BOXジャケットにワシリー・カンジンスキーの絵画が使われているのも印象的です。

イヤ厳しい〜! とても厳しい音ですね。
同じシェーンベルク門下でもベルクは無調と言うことを忘れてしまうほど艶っぽい曲を書くのですが、この人は
全く対照的に無機質というかスカスカな感じ。
静寂の中に緊張感を感じるところは日本の『能』の雰囲気によく似ているかも知れませんね。
そう言えば、フランク・ザッパ師匠が能を観て『ウェーベルンのSF版みたい』と表現してました。

案の定、軟弱な私には少々厳しすぎ、めったに聴く事がなくなりました。
今でも聴くのはウェーベルンっぽさを感じない作品。
ワーグナーみたいなパッサカリア(作品1、A-1)とかバッハの『音楽の捧げもの』を彼がアレンジしたもの(H-1)
ですかね。
後者は私が中高生のときNHK-FMの番組『現代の音楽』のテーマ曲でした。
解説の上浪渡さん、懐かしいです。


追伸)
このアルバムには入っていませんが、ウェーベルンのごく初期の作品『弦楽四重奏のための緩徐楽章』は大変
ロマンティックで美しい楽曲です。
スカスカな音でウェーベルンを敬遠している方も多いと思いますが、この曲は大丈夫ですよ。

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ウィーンという街が好きです。
ジャズを聴く人間としては珍しいかも知れませんが、
ハプスブルグ家の話をし始めたら長くなるタイプです。

ウィーンと言えばやっぱりクラシック。
本日紹介するアルバン・ベルクなんかも聴いたりします。

このアルバムは現代音楽の作曲家・指揮者として有名なピエール・ブーレーズが率いていた頃の
アンサンブル・アンテルコンタンポランが演奏するベルクの室内楽曲集。

私は特にピアノ・ソナタが大変気に入っています。

ベルクって12音技法を使うようになってからも妙に艶っぽい曲を書きますが、
未だ12音に染まる前のこの作品は、当然非常にロマンティックと言おうか、
寧ろエロティックな響きさえ感じてしまいす。
かのフランク・ザッパもこの曲気に入っているようです。

私だけの思い込みかも知れませんが、
アネット・ピーコックの曲を演奏する時のポール・ブレイに近いような…。


でもウィーンってジャズとはあまり関係ない街ですよね。
強いて言えばジョー・ザビヌルがウィーン出身ですが、活動の中心は米国ですし、
ズーッとマイナーになりますが、フリッツ・パウアーぐらいですか…。

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