趣味と道楽

CD聴き、ビデオを観て、模型作って、ちょこっと汗流して、挙句の果ては「暴飲暴食」

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ナビと地図

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“ぶぶ”最新号が発行になってました。今回の主題は、「ナビと地図」。こんなことからも人間一人ひとりの違いや思い込みといった藻を感じさせられます。面倒でもありますが、だからこそ楽しい(笑)
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ナビと地図

イメージ 1

 子供のころから地理・地図好きで、地図は必ず「北が上」(最近はノースアップと言うらしい)が当たり前と思っていて、新聞広告などに記載されている地図が「北が上」を無視した地図であった場合などは、なぜか不愉快になったものだった。当然自分自身で地図を描く場合には「北が上」以外の地図はあり得なかった。

 ところが、自動車のナビゲーションシステムが売り出され、あっという間に普及した。どの車にもいわゆる“ナビ”が必ず搭載されているようになり、決して新もの好きでもないのに車を購入するとナビ付きなった。恐る恐る使い出してみるとなるほど便利で、重宝するようになった。するとあろうことか地図は必ず「北が上」という常識が自分自身の中でも揺らぎ始め、間もなくナビの地図は進行方向が上(ヘッドアップ)に設定するようになってしまった。利用は簡単でノースアップよりもヘッドアップのほうが断然見やすいからだ。それまで地図と言えば北が上、そうでないと位置関係が把握できず地図の役目を果たせないとまで思い込んでいたのが、ナビの登場で180度の宗旨転換、その変貌には我ながら驚かされた。

 ある日、知人乗せて仕事先に出かけた。しばらく走っているとその彼が「えーっ、○○(私)さんまでナビをヘッドアップにしている。」とたいそう落胆し、地図は絶対にノースアップと持論をひとくされ。もちろんずっとノースアップ信奉者であったのだから耳タコである。「どうして?」と問われても「こちらの方が見やすい」からと答えるしかなかった。

 その後、他人の車に同乗するたびにナビがどちらの設定かを観察するようにした。いいかげんな私的統計では、ノースアップで運転している割合は1割程度に感じた。WEBで調べてみてもヘッドアップが8割+であった。ノースアップ派は絶滅危惧種なんて記載も(笑)

 双方の考えは、ナビを地図として考えるノースアップ派。道案内として考え、進行方向に向かって右・左というのがヘッドアップ派だろうと思う。改めてノースアップ派の彼を考えると、行き先はだいたいが大きな会社や観光施設だった。これなら大きく縮小された地図で間に合う。間近に行けば目的地が分かってしまう。だが、とても美味しいのだが小さな店、今はやりの住宅のような隠れ家レストランに行きたい場合にはノースアップでは役に立たない。ぐっと拡大したヘッドアップで正確に誘導してくれないことには目的地まで行きつくとはできない。

 そうは言ってもやっぱり地図は「北が上」が正しい。学校でもどんな本でも、ありとあらゆる地図は生まれてこの方、北が上以外のものを見たことがない。どんなものでも決まりを共通認識として作られたものでないと誰もが同じように理解することができない。そのために「地図は北が上に描くべし」という決まりがあるように思った。

 ところがどっこい、調べてみると地図は北を上に描くなんていう国際基準はどこにも無いようだ。オーストラリアやニュージーランドでは南を上に地図は描かれているらしい。北半球は北が上、南半球は南が上というのなら、地図では高緯度を上に描くのが決まりかと言えば、こちらもそうでもないらしい。ということは何の決まりも無し、ならば、それまでの「北が上」のこだわりはなんだったのだろうかと今度はそちらが気になりだす。ただの暗黙の了解なのか。ナビまでノースアップにこだわる彼はどんな理由でそこまでかたくなになるんだろうかと。

 改めて考えてみると世の中にはこんなことが意外に多いのかもしれない。はるか昔に、どちらでも良いことにもかかわらず、誰かが偶然選んだことで正誤を決めているなんてことが・・・

 面白いことに、日本では○が正、×が誤が常識だが、これも国によって異なるらしい。台湾のテストでは正しいものに または×、違うものに○だそうだ。

 老い先短い今日この頃、出来ることならつまらない決まりや常識に振り回されるのは金輪際にして、気ままに楽しく暮らしてみたいものである。

 

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“ぶぶ”最新号が発行になってました。今回の主題は、「最低賃金過去最大26円上げ」。このニュースでもつくづく考えさせられます。
“ぶぶ”への問い合わせは、bubudon44@yahoo.co.jp こちらへ。
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最大賃金過去最大「26円上げ」

 大大的にニュースでも取り上げられていたが、2018年の最低賃金は、全国平均「874円」になったらしい。らしいというのは、これまでも地域の最低賃金よりも低い時給で求人する中小や零細企業があり、もちろんそのあまりにも低すぎる賃金で働いている方々がたくさんいたからである。

 また全国平均の最低賃金が「874円」なのであって、高いほうは東京の「958円」から一番低い九州地方や沖縄などの「737円」とその差「221円」といわゆるピンキリでは大変大きな差異がある。

 ところで、このような最低賃金が適用される仕事はとはったいどのような業務や作業だろうかということを考えてみたい。私の知る限りでは、一般事務(何が一般なのかよくわかりませんが)と通常称されているような業務も子育て中の主婦や都合があって長時間働けない方々には時給がかなり低くとも重宝されているようです。こちらは負担が相応に軽く、ストレスもきつくない状況であれば、雇用側にも被雇用側にも一定のメリットがあり、それなりの存在価値があるのではないかと思います。

 また、工場や建物内の清掃作業などはかなりやすいようで、地域の最低賃金以下もごく普通にあるようです。ところが、こちらはちょっと事情が異なります。いわゆる汚れ仕事であり、現場によって汚れの度合いは異なるはずですが、だれでも嫌がる負荷の高いトイレ清掃なども必ず含まれているはずです。これも現場による差異があるはずですが、暖冷房が無い現場もあるはずです。なんでこんなに大変な仕事の時給単価が低水準なのか疑問を感じないではいられない。

 最低賃金の話はここまでにして、次にマイナビ転職による2018年職種別モデル年収平均ランキングを調べてみた。低いほうからは消防士、ケアマネージャー、マッサージ、保育士、林業、農業、製造と現場で汗をかく職種がずらりと並んでいる、さらにイラストレーターや多分野にわたるデザイナー、放送、映像などのクリエイティブな職種も一般事務以下の250位以下の枠を埋め尽くしている。

 一方1位から見ていくとシステムアナリスト、不動産営業、金融営業(個人)、コンサルタント(経営戦略)などこれらを含めて頭脳労働と呼んだら良いのか、主に首から上だけ動かすだけで成り立っている職種が続々とリストアップされている。

 こんなランキングを眺めて、やっと今の社会では、手足や体を動かし額に汗して頑張る職種の評価は押し並べて低く低収入、頭の中で考えたことを指先や口先で支持し、動かしている職種が高収入であることに気付く、これではいくら求人や社員育成に尽力したところで製造現場の人員不足が解消できることなどあり得ない。政府が人手不足を補うために外国人労働者受け入れ拡大を検討する意向を示したというニュースの理由もわかるような気がする。

 構図としては、後進国が安い労働力で豊富な原材料を提供し、先進国は輸入した原材料で商品を作り輸出して儲けるという加工貿易(と習ったと思う)と似たようなものだが、少子化の進展と肉体労働を厭う風潮から労働力も後進国から輸入し、賄わざるを得ない状況に進化(変化)しているようだ。

 こんなことで本当に良いのだろうかと疑問を抱く、「職業に貴賤無し」とは、綺麗ごとと決めつけられて久しい言葉だが、どんな職業や労働であれ社会にとっては欠くべからざる価値がるがために存在しているのだと思う。一粒のコメを生産すること、空間を清潔で美しく保つこと、革新的な取引システムを構築することそれぞれの存在意義に、それほどもの大き
な差があるとは思えない。これも人間の長い歴史が生み出した必要悪という不条理の一つではないのだろうか。

「一億総活躍社会」

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“ぶぶ”最新号が発行になってました。今回の主題は、「一億総活躍社会」。これはどうしても腑に落ちない政府のラッパなんですよ〜(笑)
“ぶぶ”への問い合わせは、bubudon44@yahoo.co.jp こちらへ。
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「一億総活躍社会」

 「一億総活躍社会」を目指して「一億総活躍担当大臣」という大臣が新たに設けられたそうだ。目標は1、経済・「希望を生み出す強い経済」により、2020年頃にGDP600円兆達成。2、子育・「夢をつむぐ子育て支援」により、希望出生率を1.8(現在は1.4前後)まで回復。3、社会保障・「安心につながる社会保障」により、団塊世代が70歳を超える20年代に介護離職ゼロ実現。の三つだと言う。

 聞いたとたん一億総活躍ってことは、0歳児から100歳の老人まで活躍するわけですか?なんておちょくりたくなってもしまうが、先日WEBである女性タレントの体験談を知った。その女性は結婚し、子供を設けた。一億総活躍を担おうと思ったのかどうかは不明だが、仕事でもこれまで以上に頑張った。その結果は、心身ともに疲れ果て一億総活躍って何だろうと疑問を持った。現在は自身にとって最も大切な子育てと家庭に弊害が出ない範囲で仕事を受けているという。一億総活躍では女性の仕事での活躍ばかりが取りざたされているが、女性にとっては子育てや明るい健やかな家庭づくりも活躍の場ではないかと思い始めているということだった。

 目から鱗が落ちるとは正にこういうことではないかと思う。「一億総活躍」という言葉からは、女性活躍推進法とのからみもあり、どうしても職業上での活躍と強く結びついてしまう。さらに女性管理職や役員の数値目標まで示されているので、ことさら強く女性が仕事の場面で頑張って立身出世を果たすことが、一億総活躍実現のために担うべき役割だと押し付けられているようにも感じられてしまう。

 この施策には、子育て・「夢はつぐむ子育て支援」により、希望出生率1.8まで回復という目標もある。とても不思議でならないのは出生率向上の手立てとして子育て支援、それしか示されていないということである。論理的には単純である、家事と子育てで仕事に就けない女性や元々の職業に復帰できない女性を子育て支援(保育所待機児童ゼロなど)によって仕事の場面で100%力を発揮してもらうということだろう。しかし、本当に子育てさえ支援していけば出生率が向上するものであるのだろうか?私にはとてもそうとは思えない。

 身の回りを見回せば、男女を問わず実に多くの独身者が存在することに気づく。もちろんいわゆる結婚適齢期をとうに過ぎた年代の方々も含んでのことだ。まず男性の方々、彼らの生活ぶりや話からは、結婚し子供をもうけ十分な教育するには到底無理な低収入だから結婚できないという理由が浮かび上がる。現実は、成果主義や能力主義の浸透で、女性活躍どころか、家庭を築きうる収入を得るほどには活躍できていない男性が増加しているのだ。どう考えてみてもこちらの問題の方が女性活躍よりもはるかに大きな課題のようにも思う。

 斜めから見れば、活躍する女性がキャリアウーマンになり相応の高収入を得る、ところが男性は以前のように真面目に働いていれば年功序列で年齢と比例して収入が増加し、豊かな家庭を築くことができるといった時代は去り、大半はそれほどの収入を得ることが難しくなった。さらには非正規就労者も増加し、こちらはもちろん正規就労者に比し低収入である。とてもとても家庭を持つに十分な収入は得られない。さらに政府の女性活躍の目標には遠く及ばないとしても以前に比べれば、社会的にも認められ収入も多く活躍している女性は増加していると思う。然るに生活費を稼ぐのはキャリアのある妻、家事・育児は夫・主夫というスタイルの家庭はまだまだ少ないはずだ。これではなかなか高齢独身者の増加を食い止めることはできそうもない。

 結婚しないのに子供が生まれるわけもない。こんな状況で果たして出生率が向上するので
あろうか?こんな施策は、ますます少子高齢化を加速するばかりではないかと思う。

 よく考えてみれば、世の中には方針を作り命令を下す人がいる一方、農作物を育てる人、
建築現場で汗を流す人など様々な人間がいて成り立っているはずである。華々しく活躍す
る人ばかりでは不健全な社会になってしまうのではないかと思う。地味だが堅実に社会を
支える人が存在してこその社会ではないだろうか、さて「一億総活躍社会」とは、???

 どう考えてみても腑に落ちない(笑)

全国嫁姑問題懇談会

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“ぶぶ”最新号が発行になりました。今回の主題は、古くて新しいテーマ、嫁姑問題「全国嫁姑問題懇談会」と題して...
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「全国嫁姑問題懇談会」

 タイトルの「全国嫁姑問題懇談会」というのは、若いころ取引先などとの酒席で、私自身の肩書としてこれに自ら会長を付けて口にしていたものだ。もちろん冗談(笑)。当時は御多分に漏れず、拙宅でも果てることは永遠に無かろうと思えるほど、常に頭を悩まされていた問題の今で言う自虐ネタだった。

 ところが面白いもので、この肩書とこの問題に関する蘊蓄やよもやま話は、どんな酒席でも必ず大受であった。本当の目的である仕事の話もそっちのけでやれ「ウチの嫁はとか、おふくろがとか」盛り上がることもたびたびであった。おまけにスナックであれ、居酒屋であれ、そこで働く女性の方々までもが仲間に入って熱心に聞き入る始末。それほどまでにこの問題は、老若男女、日本全国津々浦々まで共通する難題であったようだ。

 そのうちに、仲間内からは「栃木県支部長を名乗っても良いか?」とか、また取引先からはそれぞれ大阪支部長、金沢支部長、広島支部長を名乗りますなんて声もかかった。もちろん即答で「ハイ、会長自ら支部長に任命します」なんてこともしばしばであった。話が始まると始めは、酒の肴としての冗談の範疇を超えることもない。ところが、熱心に話し込むうちに、話題は恐れ多くも深刻な相談にまで進むこともしょっちゅうで、話は尽きることを知らなかった。

 私自身も多いに悩んでいたのだから大したことを言えたもんでもないのだが、”会長”の肩書を自ら名乗り、酒席で面白おかしく肴にし、相談を受けるのだからなんらかの答えを要求される。しかたなく(いい加減だが)結論として話していたのが・・・
「どうしても同居せざるを得ない場合、夫は必ず嫁のかたを持つ。」ということ、善悪がはっきりしている場合は別として、嫁姑の争いで、善し悪しがはっきりわかることなんかほとんどない。そういった場合、夫が嫁のかたを持たない限り、必ず嫁は一人、これでは立つ瀬がない。第一この後より長く付き合うのは嫁の方である。この後の人生をより楽しいものにするためにも必ず嫁の側につく。ということであった。

 実際に実践した後輩がいたが、姑(彼の実母)には大変泣かれたそうである。それはそうであろう、腹を痛めて生んだ何よりもかわいい息子にハッキリ最後通牒を突き付けられたようなものである。ただし、それ以降夫婦の間で、嫁姑問題に悩まされることはなくなったということであった。実母の方はどうかというと、しばらくはぎくしゃくしていた関係も実の母子、時間が経つうちにいつのまにかグチを聞かされることもなくなったそうだ。さらに、実母の介護も嫁がきちんと務め、最後を看取りあの世へと旅立ったということであった。

 ということで、少しは他人様のお役に立つこともあったのだが、改めて考えてみると当たり前のことだが、根本的な解決策は「同居しないという」ことに落ち着かざるを得ない。
また昨今の住宅環境もことごとく、そのことを証明しているように感じる。人口ピラミッドは原子爆弾のキノコ雲のように高齢化がはなはだしく、若年層が少ない。しかも男女ともいわゆる適齢期を過ぎても結婚しない独り者が増加しているという。にもかかわらず、あちこちで戸建て新築や高層マンションの工事が目立つ。さらに、建築業界はアパート経営を促すTVCMを頻繁に放映し、確かにアパートの新築も増えているように感じる。これはどう考えても(近所の状況も全く同様だが)別居が進行していなければつじつまが合わない。

 論より証拠、このことがかつては切望の的であった団地の高齢化や空き室問題、さらに集落全体の高齢化などの問題を引き起こしている一つの要因になっているように思う。

 そんないわゆる核家族化が当たり前になっている状況に一つ不安なことがある。

 別居して嫁姑のトラブルを避けること、煩わしいことから逃れること。そんな考え方が、例えば隣近所の付き合い、仕事の進め方や職場での付き合いにも表れているような気がする。煩わしいことは避けて通る。議論になりそうな時には、自論を引き下げて面倒くささから逃げる。あたらず触らず、煩雑な人間関係からは逃避する。これからの時代WEBの発展で人とかかわりを持たなくても生きていける。

 こんなふうに人と人とのかかわりがますます希薄なっている現実に、どうしても一抹の不安を感じてしまう。

「綴り方こと始め」

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忘れていました。とっくに“ぶぶ”最新号が発行になっていました。今回の主題は、この書庫と同じ作文について、本文にも書きましたが、本当に割れながら信じられないことで...
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「綴り方こと始め」

 人間半世紀以上も生きてみると、我ながらかつてであれば・・・と、思いもよらなかったであろうことにいくつも思い当たる。

 私は、長じては文理どちらかには分けにくい専門分野になったが、高校も工業高校の機械科を卒業した。したがって、いわゆる文系とは正反対だったと言って良い。筆まめの正反対で、年賀状を出ことも面倒な口で、社内の虚礼廃止の通達にこれ幸いとそれも止めてしまった。

 つまり、生まれてから30数年のうちでは、卒業論文だけが唯一の自分で書いた文章であったと言って良い。さらに、今にも続くことだが、筆や万年筆など筆記具を問わず手書きで手紙を書いたことも未だに一度も経験がない。

 私の綴り方(文章書き)は、自分自身で書かざるを得ない、止むを得ない事情から始まった。

 ある期間新事業開発の部門に在籍した折だった。全くの新分野の商品を一から開発していた。全く新しい商品は、企業にとっては当然リスクも多い、新事業と言えば聞こえが良いが、十分な人数がかけられることは少ないのが実情である。この時もぎりぎりの人数であった。ある程度試作が進み、商品の全容が整ってくると取扱説明書をはじめとする商品には当たり前ともいえる付属書類が多々必要になる。通常の商品であれば、しかるべきセクションであったり、熟練のワープロ担当の女性が担当するわけだが、先の皆目わからない新商品には望むべくもない。この商品全体を実質的に統括し、全容を一番理解していたのが私であったために、丸ごとお鉢が回ってきた。

 幸いであったのは、まだまだパソコンの時代には遠かったもののワープロがそこそこ普及していたことだ。私の所属していた部門でも別の新商品の開発でシャカリキになっていた先輩が専用のものを調達していたので、早速借用させていただいた。

 キーボードさえ触ったこともなかったのだが、パソコンとは異なる単能機、電源を入れさえすればスタンバイできるので、キーをはたくスピードは別にして楽に扱うことはできた。

 まずは、製品を紹介するためのプレゼンテーション作りから始めた。試作品の写真やスケッチはできていたので、タイトルやコピーを付けてパンフレットを作製した。商品の特徴やスペック、訴求点、雰囲気あるコピーなど全く経験がなかったにもかかわらず、とにかく書いた。

 この商品はいわゆる施工ものであったために、購入したユーザーがこの商品を使用するための通常の取扱説明書のほかに、承認図や施工手順書も必要であった。すなわち、従前に作り上げた施工手順を第三者に伝えるための書類も仕立て上げなければならなかった。

 どちらも簡単に一丁あがりというようなものではない。試行錯誤の連続とワープロとの格闘で何とか仕上げた。ただし、この経験は後々大いに役立った。命令には絶対服従というサラリーマンのしがない人生で、企画書、社長の年頭朝礼、テープ起こし(これは、言葉とは違い、たいてい新たに文章を書くのと同じ)、新規規定の作成、競争的資金の申請、NPO設立申請などなどなんとも節操もないほどに多岐にわたる文書作成に携わった。

 いつの間にか、書く側から指導する側になってしまい、恥ずかしながら文章書きの手ほどきをすることもある。そんな経験の中で思うのは、文章の要は、書き手がテーマにどれだけ強い思いを持ち、読む人に何をどう伝えたいのか?というが明確になっているかどうかということではないかと思う。多少文章が稚拙であってもストーリーの組み立てに難があろうとも書き手の明確で強い意志が訴求力ある文章の決め手ではないかと思う今日この頃・・・

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