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剣道形の構えの中に、いくつの構えがあるのだろうか。
一般に、大陸古来の宇宙観、すなわち火・水・木・金・土の五行の構え
中段は水の構え、下段は土の構え、八相の構えは木の構え、脇構えは
金の構え、上段は火の構え、土よく水を吸い込み、木はよく土の滋養を吸収して
生まれ、金はよく木を穿ち、さらに火はよく金を溶かす。
そして、水よく火を止める。 五行がそれぞれに関与し、生まれ霧散し
相克するものである。
また大刀と小刀の組み太刀には、陰陽思想が深く関わっている。
小よく大を制す。 小刀にて残心。天を突けば、陽となり、大刀を天にかざせば
即ち、陰となり、陰陽は月と太陽、のいわゆる2天を示す。
余談ながら、武蔵晩年の流儀である二天一流とは、この日と月の
陰陽二天を自在に使う構えであった。
小刀3本目の構えはその、五行と二天(陰陽)を超越した「有構無構」
構有ッテ構無シの心境に至る。
剣道形の中には実は沢山の構えが隠さてていて、実は五行の五つでは
無い。
特に古い資料には中段という表記はなかった。同じく、下段や上段の記載は
ない。すべて晴眼(八晴眼)の高さの総称に過ぎない。
流派によって、切っ先の高さの位層を特別な名前で表していた。
同じ晴眼でも漢字が異なる。清・青・正・臍・晴・聖・星・静など
ひたい・眉間・左目・鼻・喉・胸部・臍・左手(中墨)・相手膝小僧から3CM
などなど・・・
実は中段という言葉ではない。
最も低い位置、北辰一刀流では地摺晴眼(現在の下段位置またはそれよりも低い)
そして、地摺りよりさらに右に刃を捻り、ねかせば、本覚(ほんがく)の構え
と称する。 それそれの演舞を終了して後ろへ下がる構えをいいます・
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