不刀 庵 閑話 シーズン2

剣道の故きを温ねて、新しき人生を知るブログ

全体表示

[ リスト ]

 
 もう一つ重要なこと。気位の在り方も剣道形に本来あって、それを学ぶことによって
 竹刀剣道のバタバタ・パンパン感をなくしていく。 結果として品位というものが加わる
 ことができれば、昇段審査特に高段者の合格要件には肝要であろう。
  武蔵が晩年に描いた水墨画に、静かな自然の些事に一点の鋭さ
 を持つ生が描かれている。 剣道もアートであれば、その極みはすべての芸につながる
 との武蔵晩年の実践でもある。 柳生但馬守は「兵法花伝書」にて、その心の極みを禅
 との一致に求めた。また能狂言の所作に、剣の裁きの妙、静と動の、あるべき範を
 求めた。  いずれも、不動なる心の芸術と玄妙なる石火雷神の技をその目標とするが、
 変化する敵という不安定で未知なるものに対するとき、絶対的圧倒的なる心と気位で
 これを制し、活人への道を開くものであった。
 
  今日の日本剣道形は、一方においてより多くの人に、よりわかりやすく教えることには成功したかも
 しれない。 しかし、その解説を読み、理解するのは、芝居の台本を理解したに過ぎないものである。
 役者が一人でしゃべるのであれば、問題はないが、相手のセリフに合わせて感情をこめて
 顔の表情を作る、あるいは声のトーンや勢いというのは、その台本の上に乗っかる重要なものであり
 それを否定しては、劇も成り立たない。 すなわち映画監督がいれば、台本はあくまで骨組に
 あたるもので、役者の力量やその流れによっては、台本以上にアドリブが採用されたりする。
 つまりAという師範がやる剣道形とBという師範がやる剣道形がコピーのように同じであるほうが
 おかしいのである。
  勘違いがあっては困るのであるが、形そのものはもちろん、変わらない。 言いたいのは
 所作の個性であり、気の合わせ具合やメリハリに特徴があるという、個人が持つ剣道の持ち味である。
 問題は解説に書いていないことを単純に否定したり、気位や相手とのかけあいに合わせる
 部分を教えず、本の棒読みをして教えることをいさめたい。 よく教科書をもって教えている
 学校の先生のようなスタイルで教えている光景を目にするが、それは付け焼刃で教えている
 人もまた、台本を読む新人の役者であるといえる。 
 打太刀、仕太刀の役割とはなんであろう。 打太刀は師匠で、仕太刀は弟子の位。
 「木刀による稽古法」では元打ち と 掛手 で 対等の関係という。 この違いが
 古流の発想と現在教育上の発想の違いと私は理解するのだが、その役割の重要性を
 「木刀による稽古法」にも徹底する方が良いのではないかというのが私見である。
 子供たちにも木刀による事故を防止する上で、約束稽古のルールと合わせ方を教え
 、ゆっくりとスピードをおとすが、決して舞踊化することのなきよう、真剣に取り組ませる  
 ことが重要であろう。 子供の個人差は大人以上に大きいので、どちらがお兄ちゃん役で、
 兄弟の掛け合いのように、事故がないように助け合って、お互い責任をもってやらせることができれば
 理想ではないかとも思う。

.
bunta
bunta
男性 / A型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
友だち(22)
  • MOMO太朗
  • matty
  • sachiko
  • 巴御前
  • shu*a*uma*o200*
  • 坂井
友だち一覧

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

Yahoo!からのお知らせ

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!
いまならもらえる!ウィスパーうすさら
薄いしモレを防ぐ尿ケアパッド
話題の新製品を10,000名様にプレゼント
いまならもらえる!ウィスパーWガード
薄いしモレを防ぐパンティライナー
話題の新製品を10,000名様にプレゼント
お肉、魚介、お米、おせちまで
おすすめ特産品がランキングで選べる
ふるさと納税サイト『さとふる』

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事