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「打つ太刀を切り分け中を突くぞかし 勝負は天にまかしてぞある」
一刀斎の歌がありますが、その意図するところ、千葉周作翁をこのような逸話をつけ加えて説明します。 本文は古文ですが、口語訳します。 樵(きこり)が山に入って木を切っておりました。 そこへ、サトリという名前の獣がやってきます。 変わった獣なので、樵はこれを捕らえようとしました。 サトリは言います。「お前さん、わしを捕らえようとしているな」 樵は驚きます。この獣が自分の気持ちを先読みしていることに。 サトリはまた言います。 「お前さん、わしが気持ちを読んでいるのを不審におもっているな。」 樵はさらに驚いて、今度はこれをもっていた斧で殺そうとします。 サトリはそれを読んで「お前さん、わしを殺そうとしているな」 樵は、このように思うことをことごとく読まれては、どうしようもない。あきらめて木を切ることに専念 することにしました。 樵は一生懸命、無心に木を切っていますと、斧の刃が抜けて、飛んでいったではありませんか。 そしてそれがサトリの頭を打ち砕きました。獣は二度と言葉を発することはありませんでした。 すなわちこれは、相手が上位段者で、こちらの出方や思うところをすべてよまれているような場合、無念夢想の打突でなければ勝てないものだと。ゆえに練磨すべしと。 |

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