不刀 庵 閑話 シーズン2

剣道の故きを温ねて、新しき人生を知るブログ

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謹賀新年
皆さん、明けましておめでとうございます。
旧年中は本当にお世話になりました。
本年もよろしくお願いします。
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 〜率然という蛇の如し〜
 昔、率然(そつぜん)という蛇がいましたが、いわゆる双頭の蛇で、中国の北西五岳の一つ
常山(現在の恒山)に住んでいました。
孫子の兵法 第十一章 九地編 に・・・
 
故善用兵者、譬如率然。率然者常山之蛇也。撃其首則尾至、撃其尾則首至、撃其中則首尾倶至。
故 ( ゆえ ) に 善 ( よ ) く 兵 ( へい ) を 用 ( もち ) うる 者 ( もの ) は、 譬 ( たと ) えば 率然 ( そつぜん ) の 如 ( ごと ) し。 率然 ( そつぜん ) とは、 常山 ( じょうざん ) の 蛇 ( へび ) なり。 其 ( そ ) の 首 ( くび ) を 撃 ( う ) てば 則 ( すなわ ) ち 尾 ( お ) 至 ( いた ) り、 其 ( そ ) の 尾 ( お ) を 撃 ( う ) てば 則 ( すなわ ) ち 首 ( くび ) 至 ( いた ) り、 其 ( そ ) の 中 ( なか ) を 撃 ( う ) てば 則 ( すなわ ) ち 首尾 ( しゅび ) 倶 ( とも ) に 至 ( いた ) る。
 
 とあります。
 
敵を攻めるとき、戦場となる地形の持つ特質を知るとともに、用兵においては、両頭の蛇のように
頭を攻めれば、尻尾(別の頭)が攻めてくる。そして、尻尾を攻めれば、前の頭が攻めてくる。
胴体中程を攻めれば、両頭部が攻めてくる。 
このように,軍の用兵においては変幻自在に、その体の隅々まで活かし攻めることの重要性を説いています。
 
もう一つ大切なこと、それは・・・・この蛇の体のパーツ(小部隊)のそれぞれが攻めるというミッシヨン(使命)を
共有していることにあります。
それは時には、敵対している相手とも組む場合があり得ます。目の前の敵を打つという利害を共有したならば
たとえ呉越同舟の状況にあっても、共同して戦わなければ、目の前の大群に処することはできない場合が
あります。 目的の共有、小国同士の連合、それぞれが強い勝つ意志をもって、補完すること。
気剣体の一致、懸待の一致、事理一致など個人の小なる兵法は、また大なる兵法に通じていることも
興味深い一節です。
 
〜卒然のごとし〜今年の剣道人生に生かせて行きたいものです。
 
 

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