<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
	<rss version = "2.0"  xmlns:blogChannel="http://backend.userland.com/blogChannelModule">
		<channel>
			<title>デブスおばさんのブログでこんにちは</title>
			<description>還暦を過ぎてはや２年、変化のない毎日ですが、ちょっとおバカで笑える話しを載せます。
笑いたいなあと思っている方、読んで下さい</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/kyo622001</link>
			<language>ja</language>
			<copyright>Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.</copyright>
		<image>
			<title>デブスおばさんのブログでこんにちは</title>
			<url>https://s.yimg.jp/i/jp/blog/iym_img.gif</url>
			<description>還暦を過ぎてはや２年、変化のない毎日ですが、ちょっとおバカで笑える話しを載せます。
笑いたいなあと思っている方、読んで下さい</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/kyo622001</link>
		</image>
		<item>
			<title>事々場々漫遊記　　初体験のインドネシア　旅の終わりに　2４</title>
			<description>　バリ島のある地区に、集落ごとにチームがあると思われる。その地区に男の子が生まれると、この子は「ケッ」とか決められる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　と、その子は生涯「ケッ」で過ごすのだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　それが「チャッ」とか「ガーッ」とか何種類かあって、一つ一つの楽器のように発声し、一糸乱れぬ大合唱になるのだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　数えてみると、おおよそ五十人あまり、リーダーのかけごえに合わせて夢に見た「ケチャ」が目の前に展開されているのだが、なんか違う気がする。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　私が「ケチャ」を知ったのは、短大の音楽の講義である。音楽といっても、もちろん小中学校のようにピアノに合わせてピーチク歌うわけではない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　担当の助教授は、東南アジア大好き、インド特に好きという先生だったが、音楽ももっぱらそこら地域の物を聴いたり、ビデオで見たりすることが多かった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　先に書いた、子どもの時に発声が決まるということも、もちろんその先生に教えて貰ったことの受け売りである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　　　　　　　　　　　　　続く</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/kyo622001/48825439.html</link>
			<pubDate>Wed, 28 Jan 2009 09:01:33 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>事々場々漫遊記　　初体験のインドネシア　旅の終わりに　23</title>
			<description>最前列、その前に車いすに座っているのは、私より若そうに見える女性、日本人に見える。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　車いすの生活をしている女性が海外旅行をするのはかなり大変なことではないだろうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ましてやここは、ドライブインの横のレストランではない。それなりの、金銭的、人手の補助がなければ実現は不可能だろう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　日本の豊かさを思わぬ場所で実感させられた。&lt;br /&gt;
思えばこの日は土曜日、そのためか会場はいつの間にかぎっしり満員で、座る所がなく右往左往していた人も何とか落ち着いた頃&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「○×△×□×▽×！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　生きの良いかけ声が聞こえると、上半身裸で、同じ腰巻きをした男性が数十人、幼さの残る十代の青年から、六十代位までか、バックの門の中から駆け足で一気に会場に入ってくる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「○×△×□×▽×！」一人のかけ声に&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「チャッチャッ、ケッチャッチャ、エーイ、チャッチャッ」&lt;br /&gt;
大合唱が始まる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　誰もが「ケチャ」がどんなものかご存じではないだろうから、少し説明します。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　　　　　　　　　　　　　　　続く</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/kyo622001/48302270.html</link>
			<pubDate>Tue, 13 Jan 2009 16:05:58 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>事々場々漫遊記　　初体験のインドネシア　旅の終わりに　22</title>
			<description>　猿と遊ぶもそこそこに、方向を変えて左手の細い道を入ること十メートル余、そこにはコンクリート製、円形のイベント会場が。&lt;br /&gt;
真ん中に松明が立ち、すでに火が入っている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　直径十メートル程の平面のステージの回りは、背景セットの門が出来ている一方を除いて階段状の観客席になっている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　入りはこの時点で二割程度、最前列は指定席になっているようで、階段を上がり、正面の前から三番目あたりに腰を下ろす。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　来た道の方に目を向ければ、夕日が落ちる少し前。雄大なインド洋の荒波に一層心浮き立つ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　会場には、途切れることなく、次から次へと人が入ってきて、お祭の様だ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　　　　　　　　　　　続く</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/kyo622001/47508148.html</link>
			<pubDate>Mon, 22 Dec 2008 16:44:49 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>事々場々漫遊記　　初体験のインドネシア　旅の終わりに　21</title>
			<description>　岩にしがみついたその姿は、広いインド洋と落ちつつある太陽をバックにして、いかにも儚げである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「小さな猿がいますが、バッグが開いていたら中の物を取ります。手に持っている物も取りますから、しっかり持って下さい」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　山中に向かう時、ガイドさんに注意を受けていたが、猿はテレビで何度か見た日光のニホンザルとは違っていて、白っぽく、小さく、ぬいぐるみのように可愛い。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　と、思っていたが、「ウルワッツ寺院」を遠景に写真を撮っていたら、&lt;br /&gt;
髪の毛や背中がチクチクする。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　振り返ってみたら、かの猿さんが四～五匹、欄干に止まり、私の髪を引っ張り遊んでいた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　　　　　　　　　　　　　　　　　続く</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/kyo622001/47398160.html</link>
			<pubDate>Fri, 19 Dec 2008 09:20:45 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>大変だったタイ編　１１</title>
			<description>信じられないほど激安だったこのツアー、日本のゴールデンウイーク開けということもあるが、バンコクでは雨期に入っていることもその理由だったかもしれない。弱り目に祟り目&lt;br /&gt;
　着いた翌日、マーブンクローンに連れて行かれた時も帰ろうと思ったら大雨だったし、その後も何度か雨に祟られた。&lt;br /&gt;
この日も有り金をはたいて両替して、外に出たら、又雲行きが怪しくなって雨が落ちだした。&lt;br /&gt;
　近くのデパートらしき所に入る。松江のデパート並にこぢんまりしていて、あまり見る物がない。&lt;br /&gt;
つい、初日、王宮だと思って連れて行かれた「マーブンクローン（東急）」に比べている。&lt;br /&gt;
　かの店はとにかく広く、売っている物も幅広く、というかすごいバーゲン会場が有って、とにかく何時間いても飽きなかった。&lt;br /&gt;
　ところがこちらの店はティシャツ一枚も日本円で千円以上もする。五回まで上がって……下りて……　&lt;br /&gt;
時間はあるが金がない。移動するにも雨が降っていて動けない。ウロウロして時間をつぶしていたが、取りあえずフアラボーン駅まで帰ることにして地下鉄に乗った。&lt;br /&gt;
開通して一年余りのピカピカの地下鉄から国鉄の駅に上がっていくと、歴史を重ねたくすんだ空間が広々と開いている。&lt;br /&gt;
取りあえず並んでいる椅子に座る。列車の待ち時間に座る椅子だ。決して座り心地はよくない。固くて小さい。&lt;br /&gt;
と、文句を言う気も起きずしばらく座っていて、何か食べようということになった。&lt;br /&gt;
二回に上がって見るがどうも把握しきれず、というか、迂闊にレストランに入って注文するのが恐い。&lt;br /&gt;
結局下におり、駅の壁に貼り付いている出店でハンバーガーのような物を買い、元の席に戻って、ムシャムシャと食べる。&lt;br /&gt;
すぐそこのホテルに帰らず駅にいる理由は、ホテルのロビーは狭くて何もすることが無いからなのだ。&lt;br /&gt;
もちろん駅でも何もすることはなく、待合室の小さな椅子に座っているだけなのだが、ここにはテレビがあるのだ。&lt;br /&gt;
上方の壁に貼り付いているテレビはかなり大きい。どうやら音は消してあるようだが、聞こえても何を言っているのか分からないから「そんなの関係ない！」のだ。&lt;br /&gt;
画面では繰り返して同じコマーシャルを繰り返しているが、その内にゲームのような物が始まった。&lt;br /&gt;
ゲームのような物と言ったが本当に見慣れない番組だった。&lt;br /&gt;
田舎の中年のおばさんがトラクターに乗って物を運んだり、干し草を積み上げたりしている。それも登場しているのが本当に普通の田舎のおばさんなのだ。&lt;br /&gt;
それもよく見ているとカメラが注目しているのは、たった一人のおばさんなのだ。&lt;br /&gt;
その内にそのおばさんが家で農作業に従事し、舅、姑に仕えておまけに夜になるとサテの準備をして屋台をひいて出かける場面が写る。&lt;br /&gt;
ボーっと不可解なテレビに目をやっていると隣から「グアー、グアー」とイビキが聞こえる。&lt;br /&gt;
旅の恥はかき捨てだし、喧噪かき消されそんなに目立たないし、声も掛けずゆっくり寝かせておく。&lt;br /&gt;
どの位時間が経っただろうか。テレビは相変わらずおばさんオンリークイズと同じコマーシャルを繰り返していて、ふと気づけば隣の夫も目覚めている。&lt;br /&gt;
まだホテルに帰るのには早いだろう。周りの出店からコーラを一本買ってきて交代に飲む。&lt;br /&gt;
そんなことをして時間をつぶしていたら、なんか周りの空気が変わった。ざわざわと座っていた人が立ち上がるのだ。&lt;br /&gt;
なんか、音楽らしきものも聞こえてきて、ハタとテレビに目とやれば勲章のいっぱい付いた軍服を着いた国王か写っていっらっしゃる。&lt;br /&gt;
どうやら、タイの人だけでなく、でっかいリュックを傍らに置いた見るからにハッカーらしき人達も皆立ち上がって、やがて国歌の大合唱が始まった。&lt;br /&gt;
なにこれって、と思っているとなんと我が夫まで立ち上がって、私も思わず起立してしまった。&lt;br /&gt;
ほんの数分で音楽が終わると、まるで何もなかったように周りは元に戻っている。&lt;br /&gt;
「何かすごいねえ」&lt;br /&gt;
「みんな立つけん、なんか立たいといけん気がしたよ」&lt;br /&gt;
「北朝鮮みたいだったねえ」&lt;br /&gt;
　北朝鮮がどんな具合か見たこともないのに、勝手なことを言っている。&lt;br /&gt;
「今日は大変な日だったけど、これに立ち会えただけで、結構よかったなあ」&lt;br /&gt;
「うん、そげだね」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　考えてみれば、この旅行は大変の連続だった。その原因は、きちっとツアーを入れていなかったことが大きい。&lt;br /&gt;
行ける所は自分達で行こうと張り切っていたが、こちらの英語は全く不良品だし、バンコックも日本と同じように自国の言葉しかはなせない人ほとんどだった。&lt;br /&gt;
頑張れば歩いて行けそうな王宮付近さえも丸二日かけてやっと行くことが出来た。&lt;br /&gt;
それでも、帰って何日，何ヶ月経って夫婦で話すことはこの大変な経験のあれこれで、その度に二人で笑ってしまう。&lt;br /&gt;
この歳になると、残された日々が限られているのは身にしみているが、その反面一分一時間が貴重な訳でもない。なぜなら結構家ではボーっとテレビを見ている時間も多いから。&lt;br /&gt;
でも私はこのテレビのワイドショー、バラエティ、特にクイズ番組が好きで好きで……&lt;br /&gt;
ムダばかりの八日間だったが我々にはやっぱりたのしい旅行だった。&lt;br /&gt;
発泡酒ならぬ第三のお酒をチビチビなめながら、又どこかに行こうと、&lt;br /&gt;
インターネットの格安ツーアーを眺めているのです。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/kyo622001/47026185.html</link>
			<pubDate>Mon, 08 Dec 2008 09:47:25 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>大変だったタイ編　１０</title>
			<description>時間にすればほんの三～四分ほど、大きなレストランの庭先だ。営業は夜が中心だと見えて、広―い庭には椅子とテーブルがワンセットづつ厚手の布で覆われている。その数四～五十ほどか。&lt;br /&gt;
「○×△×□×▽×◇×」&lt;br /&gt;
トツクトツクが着くのを待っていたかのように、ウエーターぽい男性が出迎えてくれる。&lt;br /&gt;
案内された場所には普通のお魚屋さんに並んでいるような発砲スツールが三個並んでいて、全く中が見えないほど砕いて雪のようになった氷が乗っている。&lt;br /&gt;
　案内係の不愛想なおじさんが右側の箱に手を入れてカニを取り出す。&lt;br /&gt;
「ノー、ノー」チャイナタウンで何回も食べていたし高そうなので断ると、真ん中の箱からエビを出して見せてくれる。&lt;br /&gt;
　かなり大きい。ＯＫとうなずくと、指を広げて二匹ずつ二回、洗面器に四匹もつかんで入れる。二匹でいいですよ、と言いたいが気が弱くて言えない。&lt;br /&gt;
　彼は次の箱からイカを取り出す。これ又大きい。私はインドネシアのジンバランで食べたイカの揚げたのを思い出し、これもお願いした。&lt;br /&gt;
その後、写真付きのメニューを見せて、トムヤンクン、焼きめしと野菜炒めを勧められて、まあいいかと応じた。&lt;br /&gt;
庭の奥には二階建ての建物があり、そこもレストランのようで階段がつながっていて、三十代後半のちょっとおしゃれな女性が下りてくる。&lt;br /&gt;
途中屋外の中二階があり、ここにもテーブルと椅子が所狭しと並べられていて、一番端の席に若い男性が一人、焼きめしのような物を食べている。&lt;br /&gt;
かの女性の後ろに従い、多少の優越感を持って野外の彼を横目に見ながら二階にと上がる。中はテーブルが十個余り、冷房はしっかり効いているが、我々の他に客はいないようだ。&lt;br /&gt;
窓際の席に座ると目下にかの男性が見られる。ここにエアコンの効いた快適な部屋があるのになぜ彼はこの炎天下あの場所で食事をしているのだろうか。従業員なのだろうか。&lt;br /&gt;
どうでもいいことを考えていると、元々この部屋に待機していた、やはり三十代かな、小柄で丸顔の女性がお水やおしぼりを出して接待をしてくれる。&lt;br /&gt;
少し待ったかな、と思った頃、鍋に入ったトムヤンクンが来る。かなり沢山ありそうだ。小柄な女性が小さなお椀に着けてくれる。&lt;br /&gt;
その後、エビが来れば皮をむいて食べやすいように切ってくれるしビールもタイミング良く次いでくれる。&lt;br /&gt;
時間は十二時過ぎ。我々入店してからもかなり時間が経っているが来客の気配がない。&lt;br /&gt;
クーラーの効いた広―い店内で二人っきり目の前に並んだでボリュームのある料理を口に運んでいると、不安が胸に浮かぶ。&lt;br /&gt;
「ねえ、客引きにひっかっかたんじゃあない」　日本語は通じないと思いつつも、小声で夫に話しかけると&lt;br /&gt;
「うーん」夫もうなっている。&lt;br /&gt;
「あの、きれいなオネエサンには、売り上げの三分の一くらい、行くかね」うかつなことを言うと怒るのが分かっているので、気を使いながら言うが案の定、表情がムカッと変わる。&lt;br /&gt;
「なに言っちょかや、あの人はそげな人じゃあないわ」&lt;br /&gt;
　それにしても、付きっきりで接待してくれるオネエサン。笑顔を見せながら見張っている高そうな服を着たオネエサン。受付で対応してくれたおじさん。料理をしている人、運んでいる人、これらの人件費。かなり広いエリアのエアコン代。&lt;br /&gt;
客は我々だけだから、もしかして全は我々が負担しなければいけないんじゃあないか、その上にもちろん客引きの取り分もあるわけで。そう考えると、本当に身の縮む思いがする。&lt;br /&gt;
「こんなにサービスがいいなら少々高くても仕方ないな」&lt;br /&gt;
　こういう状況になったのも、元をただせば、後で言うには、目で話しかけられたという夫のスケベ心が原因なのだ。彼も多少の覚悟が出来ているようだ。&lt;br /&gt;
　一時間余りも居ただろうか。結局中二階で焼きめしを食べていた男性が見えなくなると、見渡す限り客の姿は我々のみになった。&lt;br /&gt;
大通りからかなり入った場所に有ったせいか、前を通る人もまれで、その人達も全く入る気配もない。&lt;br /&gt;
出された料理は必ず完食する主義の私も、一つ一つの量が余りに多く、食べ切れそうにない。&lt;br /&gt;
目の前のご馳走の残骸に未練を残しつつ、我々も帰ることにし、計算をお願いした。&lt;br /&gt;
並んだ数字は２３９８バーツ。２４００バーツ。日本円で三、五倍として八千五百円ほど、固く見て物価は三分の一だから、日本だと二万五千かぁ。&lt;br /&gt;
昼ご飯としてはやはり高すぎだよね、と思っても口には出せない。&lt;br /&gt;
それより困ったことがあった。何しろこの日は帰る日、余分な金を持っていては余分に使うだけだと思い、余り持っていなかったのだ。&lt;br /&gt;
このツアーは朝食しか付いていなくて、昼夜はそれなりに毎日賄っていた。安い所しか行かなかったから当然なのだが、たいがい千円程度ですんでいたのだ。&lt;br /&gt;
といっても、ぼられた訳ではない。一人二匹、四匹並べられた焼きエビなど日本で見たこともないほど大きかったし、トムヤンクンも何回もお代わりしてもまだ底の方に残っていたし、付きっきりでサービスして貰ったりしていたし……&lt;br /&gt;
この程度ですんで良かったと思いつつも不安がいっぱい。前述のようにバーツをわずかしか持っていなかったのだ。&lt;br /&gt;
財布を開けて数えてみると二千バーツもない。夫は元々そんなにバーツを持っていないので合わせても足らない、どうしよう。&lt;br /&gt;
「出国の時に要るからって取っておいたのが有るわ」&lt;br /&gt;
一人五百バーツ二人分で千バーツ、財布の中から出してくれる。なんとか払うことが出来た。&lt;br /&gt;
「フェア、イズ、ザ、ステーション？」&lt;br /&gt;
「○×△×□×▽×◇×」どうやらこのレストランの横の細い道を行けばいいようだ。&lt;br /&gt;
「ハウロングタイム？」&lt;br /&gt;
「○×△×□×ファイブミニッツ▽×◇×」&lt;br /&gt;
　エッ、たった五分。&lt;br /&gt;
　今さら不満ったらしい顔をしてなんになろう。笑顔を作って別れを告げ駅に向かう。&lt;br /&gt;
　というのも、この辺りにはとりわけデパートとかもなさそうだし、時間がつぶれそうにない。&lt;br /&gt;
　つまりこの日は帰る日で、ホテルは正午までしか部屋が使えない。十時過ぎに荷物だけあずけてチェックアウトをして出てきたのだ。&lt;br /&gt;
　だから帰っても部屋には入れないし、ベッドでくつろぐことも出来ない。広くもないロビーにいるしかないが、テレビもないし何もすることがない。&lt;br /&gt;
　飛行機の出発時間は夜中の十一時、ツアーの人がホテルに迎えに来てくれるのは九時となっている。&lt;br /&gt;
　ホテルはバンコクの中心に位置するというが、それは本当に位置が中心なだけで、周りにはデパートの一つもない。&lt;br /&gt;
　歩いていける所にあるのは、純金の仏像のある寺院とチャイナタウンのみ。両方とも三回は行って、もう見る所もない。&lt;br /&gt;
　ホテルに帰られず、ビジネス街っぽいここにも又ヒマをつぶす所がないので、取りあえずＢＴＣで地下鉄との乗り換え駅（ここは繁華街なので）まで戻ることにしたのだ。&lt;br /&gt;
　駅から出てまずすること、二人合わせて五百バーツもない金穴状態をなんとかしなければならない。&lt;br /&gt;
　ところが、ところが……　日本円も又ないのだ。&lt;br /&gt;
根がケチな私は、持っていれば使うだろうと、出来るだけ少なく両替をする。&lt;br /&gt;
最初は多分これくらいは要るだろう目安を付けてと替えるが、すぐに無くなってしまう。その後は物価も安いからと一万円あれば持つかなと期待し、毎日のように両替所に通うのだ。&lt;br /&gt;
というわけで、もう私の財布は二千ほどしか入っていない。で、夫の方はといえば、なんと彼も三千円余りしか持っていない。&lt;br /&gt;
余分だろうと思ったお金はパスポートと共にホテルのセキュリティボックスに預けてしまっていたのだ。&lt;br /&gt;
セキュリティボックスを開けるには、自分とホテルの係の人と二人の鍵が必要なのだ。で、まあ、今日の分はなんとか間に合うだろうと、彼も空の財布を持っていたのだ。&lt;br /&gt;
皆さんは思われるだろう。こんな時にこそ役に立つのが「トラベラーズチェック」じゃあないの、「トラベラーズチェック」はどうしたの。&lt;br /&gt;
我々が初めて外国旅行したのは二年前のインドネシア。&lt;br /&gt;
生まれながらの金欠病で外国旅行など夢の又夢と乗り気の無かったのを子ども達が還暦祝いにと店の休業の補償までして送出してくれた。&lt;br /&gt;
その時はもちろん「トラベラーズチェック」も持たしてくれたのだが、持ち金で間に合い使うことはなかった。で、翌年のグアムは準備をしなかったが不都合がなかったので、今回も用意しなかったのだ。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/kyo622001/47026161.html</link>
			<pubDate>Mon, 08 Dec 2008 09:46:00 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>大変だったタイ編　９</title>
			<description>「どうする」&lt;br /&gt;
「どうしようもないだろう」&lt;br /&gt;
　二人とも思うことは同じ。どうせ言ったことが通じなくて違う場所に到着するだろう。こんなジジババ二人、見るからに大金など持っていそうに無いのに危ない目に遭うわけ無いのだ。&lt;br /&gt;
　と思っている内にやっと到着した。郊外の高級ホテルのエントランスに止まったのだ。&lt;br /&gt;
　すぐにホテルのドアボーイが二人寄ってくる。&lt;br /&gt;
「ホエヤイズジス？」&lt;br /&gt;
「ジスイズ、セントラルホテルバンコク」ああもういや&lt;br /&gt;
「アイウオント、トーゴー、バンコクセンターホテル。バット、ヒー、テイク、アス、ヘア」&lt;br /&gt;
「オオー」そういうことかと納得してくれる。&lt;br /&gt;
　運転手の兄さんは、我々が怒っているのが分からない訳はないのに、変わらずヘラヘラ笑っている。&lt;br /&gt;
「ホワット、アイ、ドウー」私はどうしたらいいでしょう、と聞いてみる。&lt;br /&gt;
「○×△×□×▽×◇×タクシー△×□×ペイ▽×◇×」&lt;br /&gt;
　取りあえず乗ってきたタクシーの料金を払いなさい、と言っておられるようだ&lt;br /&gt;
「ハウマッチ」&lt;br /&gt;
「シックステンバーツ……　○×△×□×▽×◇×セブンテン……」&lt;br /&gt;
　六十七バーツにチップを入れて七十……　と言ってるのかな。&lt;br /&gt;
　ちょっとぉ、ちょっと、ちょっと。なんで関係ないとこに連れてこられてチップまで払わんといけんの。&lt;br /&gt;
　冗談じゃあないと、財布の中の小銭を集めてキッチリ払う。&lt;br /&gt;
ドアボーイのお兄さんが中から紙を一枚持ってきてくれる。タクシーにクレームがあったらどっかに提出する用紙のようだ。&lt;br /&gt;
車のナンバーとドライバーの名前も記入してあることを示し丁寧に説明してくれる。&lt;br /&gt;
結局タクシーで帰るしかないと、ホテルに客を乗せてきた他のタクシーにスタッフの方がきちんと指示してくれて、乗り込む。&lt;br /&gt;
「○×△×□×▽×◇×ハイウエイ△×□×」&lt;br /&gt;
　タクシーの運転手さんはどうやら高速道路を通りましょうか、と言っている。やはりかなり遠くまで連れて行かれたみたいだ。&lt;br /&gt;
「どうする」&lt;br /&gt;
「下でいいんじゃあないか」&lt;br /&gt;
「ノー、ハイウエイ、プリーズ」&lt;br /&gt;
夜間で、又郊外でもあったからだろうか、道路はいつもの大ラッシュのタイの道とは異なってスイスイ進み、なんとか無事に滞在ホテルに戻ることが出来た。時計を見れば、なんと十二時を過ぎていた。&lt;br /&gt;
　料金は九十九バーツ。区切りがいいので百バーツ札一枚渡して、チップはたったの一バーツ。&lt;br /&gt;
　少し前、旅番組をみていたら、エジプトの田舎で牛車に乗って観光案内していた少年が&lt;br /&gt;
「日本人はチップをくれないから嫌いだ」と言っていた。&lt;br /&gt;
「外国に行った時は、おれら、ちゃんとチップ払おうな」&lt;br /&gt;
その時は二人で話していたが、いざとなるとケチ本能が先に出てしまう。&lt;br /&gt;
　いずれにしてもタイのタクシー料金は安い。百バーツを円に換算すると三百五十円。物価が三分の一としても千円あまりではないか。&lt;br /&gt;
帰りのあの距離を日本で利用すれば、夜間割り増しで料金は多分四～五千円程度。いやはや運転手さん申し訳ありません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この翌日は夕方からウエンディツアーに頼んでいた「タイスキ、タイマッサージ、ムエタイ、ナイトマーケットの買い物」のツアーが入っていただけだった。&lt;br /&gt;
このツアーは前日のニューハーフショーと同じで、ホテルに迎えに来られるのではなく、繁華街のホテルでの待ち合わせになっていた。&lt;br /&gt;
どうやってそのホテルに行ったらいいの。タクシーかトツクトツクで？　又どこに連れて行かれるか分からないじゃあないの。&lt;br /&gt;
せめて帰ることが出来る様にと、とりあえずフロントでいつも私に笑顔を見せてくれる、最初のトラブルの時にお世話になった美人のお姉さんにお願いした。&lt;br /&gt;
「イエスタディ、アイウエントカリプソ」&lt;br /&gt;
「オォ、カリプソ、○×△×□×▽×◇×」&lt;br /&gt;
「アイウオント、カムバック、ジスホテル」&lt;br /&gt;
「イエース、○×△×□×▽×◇×」&lt;br /&gt;
「バット、ウイー、トック、セントラルホテルバンコク」&lt;br /&gt;
「オォ、セントラルホテル、○×△×□×▽×◇×、○×△×□×▽×」&lt;br /&gt;
　彼女はビックリしてバンコクの地図を取り出してかなり離れた位置に丸をして見せてくれる。&lt;br /&gt;
　やっぱりかなり遠かったんだなあ、と、あらためて思う。&lt;br /&gt;
「プリーズ、ライトミー、ジスホテルズアドレス」&lt;br /&gt;
「オォ、アイムソーリー○×△×□×▽×◇×」&lt;br /&gt;
　彼女は引き出しからホテルの名刺を二枚取り出して、一枚ずつ我ら老夫婦に手渡してくれる。&lt;br /&gt;
「ツディー、アイ、ハフタ、ツー、ゴー、○○ホテル。プリーズ、ライターミー」&lt;br /&gt;
ついでに今日行くホテルの住所とか書いてもらおうとお願いする。&lt;br /&gt;
「ＯＫ　○×△×□×▽×◇×」&lt;br /&gt;
彼女はスラスラとメモ用紙に英語で書き出すのであわてて言う。&lt;br /&gt;
「ノーノー、イングリシュ、ノー、」なんて言ったらいいかいな、そうか&lt;br /&gt;
「タイランゲージ、プリーズ」&lt;br /&gt;
　ああ、そうかそうか彼女は書いてくれる。サッパリ分からない字で書いた頂いたメモを持って出かけた。&lt;br /&gt;
　でも、いつも人の世話になってばかりはいられない。明日は帰るから余り意味がないかもしれないが、公共の交通機関を使ってみよう。&lt;br /&gt;
　この日の夜の待ち合わせ場所のホテルは地上十メートルほどの所を走るＢＴＳの駅の近く。我らのホテルの近くにあるのは地方に伸びている国鉄と、最近開通した地下鉄の駅のみ。地下鉄を乗り継いで行ってみよう。&lt;br /&gt;
　しかし、地図を見てみると、両方の駅が同じなのはかなり遠くなのだ。とすると、随分遠くまで行って引き返すことになる。&lt;br /&gt;
いかに時間があろうともちょっとまずいんじゃあない。もっとよく地図を見てふと発見した。&lt;br /&gt;
「二つ目の駅で降りて、三百メートルほど歩けば、ホラここで乗れるんじゃあないの」&lt;br /&gt;
「まあ、今日は予定もないし、とりあえず行ってみよう」&lt;br /&gt;
　というわけで、もう二日しか残りはないが、初めて公共の交通機関を利用して出かけたのだった。&lt;br /&gt;
　いかに言葉が通じないといえども、いい歳をした大人が二人、そんなに戸惑うこともなく地下鉄に乗り込めた。&lt;br /&gt;
　途中の乗り換えも、なんのことはない人の波に乗っていれば自然とＢＴＳの駅にたどり着けた。もっともＢＴＳは頭上にドッシリと線路が伸びている。その下を行けば間違えようもない。&lt;br /&gt;
　まず夜の待ち合わせのホテルを確認する。&lt;br /&gt;
ホテルは駅から二百メートルほどの所にあったが、その道中にある一軒の店の前に若い日本女性が並んでいる。レストランなのだ。丁度お昼だったので我々も後ろについて並んだ。&lt;br /&gt;
中にはいるともちろんぎゅうぎゅうだったが、少しずつ皿に入っている料理にはなぜかピーナツが入っていて、かなり美味しかった。&lt;br /&gt;
この後又ＢＴＳに乗って「ルンビニ公園」に行ったりしたが、地下鉄、ＢＴＳとも、一人二十バーツ前後するので、二人で乗り換えたりするとタクシーの方が安いなあと思う。&lt;br /&gt;
これはもちろん公共の交通機関が高いのではなくて、タクシーが安いのだ。&lt;br /&gt;
しかし、何度も書いたように、バンコクの渋滞はすごいので、時間的は電車の方が確実に早い、と思う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんな経過をふまえて、最終日のこの日も地下鉄とＢＴＳを乗り継いで「ソンブーン」に行くことにしたのだ。&lt;br /&gt;
かの店はＢＴＳに乗り換える時、昨日と反対の方向の電車に乗って二駅目で下りて、大通りを四～五百メートル戻ったところにあるようだ。&lt;br /&gt;
その中間に大きな交差点があり、その交差点を渡ってふと気づくと、隣にいるはずの夫の姿が見えない。&lt;br /&gt;
アレッと思い振り向くと、どういう訳か、彼は三十台と見えるきれいなお姉さんと嬉しそうに向き合っているのではないか。&lt;br /&gt;
「ソン、ブーン？」&lt;br /&gt;
　私も少し足を戻し側によると、夫は私には見せたことのない笑顔を浮かべながら、手振り身振りでそのお姉さんに道を尋ねている様なのだ。&lt;br /&gt;
「オォ、ソン、ブーン。○×△×□×▽×◇×ネクスト○×△×□×▽」&lt;br /&gt;
　思った通り、次の信号のあたりだと言っておられるようだ。&lt;br /&gt;
そんなこと分かって今歩いているんだから、聞くなよ、と言ってもしょうがないし、知らない土地できれいなお姉さんとお話するのも楽しそうだし、と、私も仲間に入る。&lt;br /&gt;
「オォ○×△×□×▽×◇×、ソン、ブーン○×△×□×▽×◇×」&lt;br /&gt;
　ソンブーンになんか問題があるようだ。&lt;br /&gt;
「ソン、ブーン、四時○×△×□×▽×◇×、オープン」&lt;br /&gt;
　エエッ、ソン、ブーンは四時にならないと開店しないの。ウソーッ、そんなの聞いてないよぉ、と、持ってきたガイドブックを開いてみる。&lt;br /&gt;
それを覗いていたお姉さんが&lt;br /&gt;
「ここ、書いてある」と指をさす所を見れば、おっしゃるとおり（16:00~&lt;br /&gt;
20:00）と書かれているではないか。&lt;br /&gt;
「どげする、折角ここまで来たのに」&lt;br /&gt;
「ウーン、どうしようか」&lt;br /&gt;
「ランチですか」アレッ日本語だ。&lt;br /&gt;
「日本語、話されるんですか」&lt;br /&gt;
「ええ、日本に少し行っていたこと、あります」&lt;br /&gt;
「へえ、そうなんですか。どこに行かれたのですか」&lt;br /&gt;
　こんなきれいなお姉さんが、我が日本に関心を持って下さったのが感じられて嬉しい。&lt;br /&gt;
「東京です」そんなことを二言三言言葉を交わしていると&lt;br /&gt;
「私、シーフードの美味しいお店知っています。行かれますか」とおっしゃる。&lt;br /&gt;
　この親切で優しい現地の人が言って下さるお店が良くないわけがない。ぜひ行ってみましょう。&lt;br /&gt;
「お願いします」&lt;br /&gt;
「トツクトツクで十五バーツですが、どうですが」&lt;br /&gt;
　十五バーツ、五十円ほどだ。&lt;br /&gt;
「ええ、いいですよ」というと、なぜかそこで待っていたように、目の前にトツクトツクが止まっている。&lt;br /&gt;
　まあなんと親切なひとに出会えたことだろう。トツクトツクに乗り込んだ我々老夫婦は何度も頭を下げて彼女に感謝した。&lt;br /&gt;
「ソンブーンが休みで、どうしようかと思ったけど、いい人に出会って良かったねえ」&lt;br /&gt;
「うん、タイっていい人ばっかだな。住所とか聞いておきゃあ良かったな」&lt;br /&gt;
「ほんとだねえ」&lt;br /&gt;
　とか話している内に、トツクトツクは二度ほど角を曲がったと思ったら、もう目的地に着いたようだ。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/kyo622001/47026122.html</link>
			<pubDate>Mon, 08 Dec 2008 09:44:03 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>大変だったタイ編　９</title>
			<description>「どうする」&lt;br /&gt;
「どうしようもないだろう」&lt;br /&gt;
　二人とも思うことは同じ。どうせ言ったことが通じなくて違う場所に到着するだろう。こんなジジババ二人、見るからに大金など持っていそうに無いのに危ない目に遭うわけ無いのだ。&lt;br /&gt;
　と思っている内にやっと到着した。郊外の高級ホテルのエントランスに止まったのだ。&lt;br /&gt;
　すぐにホテルのドアボーイが二人寄ってくる。&lt;br /&gt;
「ホエヤイズジス？」&lt;br /&gt;
「ジスイズ、セントラルホテルバンコク」ああもういや&lt;br /&gt;
「アイウオント、トーゴー、バンコクセンターホテル。バット、ヒー、テイク、アス、ヘア」&lt;br /&gt;
「オオー」そういうことかと納得してくれる。&lt;br /&gt;
　運転手の兄さんは、我々が怒っているのが分からない訳はないのに、変わらずヘラヘラ笑っている。&lt;br /&gt;
「ホワット、アイ、ドウー」私はどうしたらいいでしょう、と聞いてみる。&lt;br /&gt;
「○×△×□×▽×◇×タクシー△×□×ペイ▽×◇×」&lt;br /&gt;
　取りあえず乗ってきたタクシーの料金を払いなさい、と言っておられるようだ&lt;br /&gt;
「ハウマッチ」&lt;br /&gt;
「シックステンバーツ……　○×△×□×▽×◇×セブンテン……」&lt;br /&gt;
　六十七バーツにチップを入れて七十……　と言ってるのかな。&lt;br /&gt;
　ちょっとぉ、ちょっと、ちょっと。なんで関係ないとこに連れてこられてチップまで払わんといけんの。&lt;br /&gt;
　冗談じゃあないと、財布の中の小銭を集めてキッチリ払う。&lt;br /&gt;
ドアボーイのお兄さんが中から紙を一枚持ってきてくれる。タクシーにクレームがあったらどっかに提出する用紙のようだ。&lt;br /&gt;
車のナンバーとドライバーの名前も記入してあることを示し丁寧に説明してくれる。&lt;br /&gt;
結局タクシーで帰るしかないと、ホテルに客を乗せてきた他のタクシーにスタッフの方がきちんと指示してくれて、乗り込む。&lt;br /&gt;
「○×△×□×▽×◇×ハイウエイ△×□×」&lt;br /&gt;
　タクシーの運転手さんはどうやら高速道路を通りましょうか、と言っている。やはりかなり遠くまで連れて行かれたみたいだ。&lt;br /&gt;
「どうする」&lt;br /&gt;
「下でいいんじゃあないか」&lt;br /&gt;
「ノー、ハイウエイ、プリーズ」&lt;br /&gt;
夜間で、又郊外でもあったからだろうか、道路はいつもの大ラッシュのタイの道とは異なってスイスイ進み、なんとか無事に滞在ホテルに戻ることが出来た。時計を見れば、なんと十二時を過ぎていた。&lt;br /&gt;
　料金は九十九バーツ。区切りがいいので百バーツ札一枚渡して、チップはたったの一バーツ。&lt;br /&gt;
　少し前、旅番組をみていたら、エジプトの田舎で牛車に乗って観光案内していた少年が&lt;br /&gt;
「日本人はチップをくれないから嫌いだ」と言っていた。&lt;br /&gt;
「外国に行った時は、おれら、ちゃんとチップ払おうな」&lt;br /&gt;
その時は二人で話していたが、いざとなるとケチ本能が先に出てしまう。&lt;br /&gt;
　いずれにしてもタイのタクシー料金は安い。百バーツを円に換算すると三百五十円。物価が三分の一としても千円あまりではないか。&lt;br /&gt;
帰りのあの距離を日本で利用すれば、夜間割り増しで料金は多分四～五千円程度。いやはや運転手さん申し訳ありません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この翌日は夕方からウエンディツアーに頼んでいた「タイスキ、タイマッサージ、ムエタイ、ナイトマーケットの買い物」のツアーが入っていただけだった。&lt;br /&gt;
このツアーは前日のニューハーフショーと同じで、ホテルに迎えに来られるのではなく、繁華街のホテルでの待ち合わせになっていた。&lt;br /&gt;
どうやってそのホテルに行ったらいいの。タクシーかトツクトツクで？　又どこに連れて行かれるか分からないじゃあないの。&lt;br /&gt;
せめて帰ることが出来る様にと、とりあえずフロントでいつも私に笑顔を見せてくれる、最初のトラブルの時にお世話になった美人のお姉さんにお願いした。&lt;br /&gt;
「イエスタディ、アイウエントカリプソ」&lt;br /&gt;
「オォ、カリプソ、○×△×□×▽×◇×」&lt;br /&gt;
「アイウオント、カムバック、ジスホテル」&lt;br /&gt;
「イエース、○×△×□×▽×◇×」&lt;br /&gt;
「バット、ウイー、トック、セントラルホテルバンコク」&lt;br /&gt;
「オォ、セントラルホテル、○×△×□×▽×◇×、○×△×□×▽×」&lt;br /&gt;
　彼女はビックリしてバンコクの地図を取り出してかなり離れた位置に丸をして見せてくれる。&lt;br /&gt;
　やっぱりかなり遠かったんだなあ、と、あらためて思う。&lt;br /&gt;
「プリーズ、ライトミー、ジスホテルズアドレス」&lt;br /&gt;
「オォ、アイムソーリー○×△×□×▽×◇×」&lt;br /&gt;
　彼女は引き出しからホテルの名刺を二枚取り出して、一枚ずつ我ら老夫婦に手渡してくれる。&lt;br /&gt;
「ツディー、アイ、ハフタ、ツー、ゴー、○○ホテル。プリーズ、ライターミー」&lt;br /&gt;
ついでに今日行くホテルの住所とか書いてもらおうとお願いする。&lt;br /&gt;
「ＯＫ　○×△×□×▽×◇×」&lt;br /&gt;
彼女はスラスラとメモ用紙に英語で書き出すのであわてて言う。&lt;br /&gt;
「ノーノー、イングリシュ、ノー、」なんて言ったらいいかいな、そうか&lt;br /&gt;
「タイランゲージ、プリーズ」&lt;br /&gt;
　ああ、そうかそうか彼女は書いてくれる。サッパリ分からない字で書いた頂いたメモを持って出かけた。&lt;br /&gt;
　でも、いつも人の世話になってばかりはいられない。明日は帰るから余り意味がないかもしれないが、公共の交通機関を使ってみよう。&lt;br /&gt;
　この日の夜の待ち合わせ場所のホテルは地上十メートルほどの所を走るＢＴＳの駅の近く。我らのホテルの近くにあるのは地方に伸びている国鉄と、最近開通した地下鉄の駅のみ。地下鉄を乗り継いで行ってみよう。&lt;br /&gt;
　しかし、地図を見てみると、両方の駅が同じなのはかなり遠くなのだ。とすると、随分遠くまで行って引き返すことになる。&lt;br /&gt;
いかに時間があろうともちょっとまずいんじゃあない。もっとよく地図を見てふと発見した。&lt;br /&gt;
「二つ目の駅で降りて、三百メートルほど歩けば、ホラここで乗れるんじゃあないの」&lt;br /&gt;
「まあ、今日は予定もないし、とりあえず行ってみよう」&lt;br /&gt;
　というわけで、もう二日しか残りはないが、初めて公共の交通機関を利用して出かけたのだった。&lt;br /&gt;
　いかに言葉が通じないといえども、いい歳をした大人が二人、そんなに戸惑うこともなく地下鉄に乗り込めた。&lt;br /&gt;
　途中の乗り換えも、なんのことはない人の波に乗っていれば自然とＢＴＳの駅にたどり着けた。もっともＢＴＳは頭上にドッシリと線路が伸びている。その下を行けば間違えようもない。&lt;br /&gt;
　まず夜の待ち合わせのホテルを確認する。&lt;br /&gt;
ホテルは駅から二百メートルほどの所にあったが、その道中にある一軒の店の前に若い日本女性が並んでいる。レストランなのだ。丁度お昼だったので我々も後ろについて並んだ。&lt;br /&gt;
中にはいるともちろんぎゅうぎゅうだったが、少しずつ皿に入っている料理にはなぜかピーナツが入っていて、かなり美味しかった。&lt;br /&gt;
この後又ＢＴＳに乗って「ルンビニ公園」に行ったりしたが、地下鉄、ＢＴＳとも、一人二十バーツ前後するので、二人で乗り換えたりするとタクシーの方が安いなあと思う。&lt;br /&gt;
これはもちろん公共の交通機関が高いのではなくて、タクシーが安いのだ。&lt;br /&gt;
しかし、何度も書いたように、バンコクの渋滞はすごいので、時間的は電車の方が確実に早い、と思う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんな経過をふまえて、最終日のこの日も地下鉄とＢＴＳを乗り継いで「ソンブーン」に行くことにしたのだ。&lt;br /&gt;
かの店はＢＴＳに乗り換える時、昨日と反対の方向の電車に乗って二駅目で下りて、大通りを四～五百メートル戻ったところにあるようだ。&lt;br /&gt;
その中間に大きな交差点があり、その交差点を渡ってふと気づくと、隣にいるはずの夫の姿が見えない。&lt;br /&gt;
アレッと思い振り向くと、どういう訳か、彼は三十台と見えるきれいなお姉さんと嬉しそうに向き合っているのではないか。&lt;br /&gt;
「ソン、ブーン？」&lt;br /&gt;
　私も少し足を戻し側によると、夫は私には見せたことのない笑顔を浮かべながら、手振り身振りでそのお姉さんに道を尋ねている様なのだ。&lt;br /&gt;
「オォ、ソン、ブーン。○×△×□×▽×◇×ネクスト○×△×□×▽」&lt;br /&gt;
　思った通り、次の信号のあたりだと言っておられるようだ。&lt;br /&gt;
そんなこと分かって今歩いているんだから、聞くなよ、と言ってもしょうがないし、知らない土地できれいなお姉さんとお話するのも楽しそうだし、と、私も仲間に入る。&lt;br /&gt;
「オォ○×△×□×▽×◇×、ソン、ブーン○×△×□×▽×◇×」&lt;br /&gt;
　ソンブーンになんか問題があるようだ。&lt;br /&gt;
「ソン、ブーン、四時○×△×□×▽×◇×、オープン」&lt;br /&gt;
　エエッ、ソン、ブーンは四時にならないと開店しないの。ウソーッ、そんなの聞いてないよぉ、と、持ってきたガイドブックを開いてみる。&lt;br /&gt;
それを覗いていたお姉さんが&lt;br /&gt;
「ここ、書いてある」と指をさす所を見れば、おっしゃるとおり（16:00~&lt;br /&gt;
20:00）と書かれているではないか。&lt;br /&gt;
「どげする、折角ここまで来たのに」&lt;br /&gt;
「ウーン、どうしようか」&lt;br /&gt;
「ランチですか」アレッ日本語だ。&lt;br /&gt;
「日本語、話されるんですか」&lt;br /&gt;
「ええ、日本に少し行っていたこと、あります」&lt;br /&gt;
「へえ、そうなんですか。どこに行かれたのですか」&lt;br /&gt;
　こんなきれいなお姉さんが、我が日本に関心を持って下さったのが感じられて嬉しい。&lt;br /&gt;
「東京です」そんなことを二言三言言葉を交わしていると&lt;br /&gt;
「私、シーフードの美味しいお店知っています。行かれますか」とおっしゃる。&lt;br /&gt;
　この親切で優しい現地の人が言って下さるお店が良くないわけがない。ぜひ行ってみましょう。&lt;br /&gt;
「お願いします」&lt;br /&gt;
「トツクトツクで十五バーツですが、どうですが」&lt;br /&gt;
　十五バーツ、五十円ほどだ。&lt;br /&gt;
「ええ、いいですよ」というと、なぜかそこで待っていたように、目の前にトツクトツクが止まっている。&lt;br /&gt;
　まあなんと親切なひとに出会えたことだろう。トツクトツクに乗り込んだ我々老夫婦は何度も頭を下げて彼女に感謝した。&lt;br /&gt;
「ソンブーンが休みで、どうしようかと思ったけど、いい人に出会って良かったねえ」&lt;br /&gt;
「うん、タイっていい人ばっかだな。住所とか聞いておきゃあ良かったな」&lt;br /&gt;
「ほんとだねえ」&lt;br /&gt;
　とか話している内に、トツクトツクは二度ほど角を曲がったと思ったら、もう目的地に着いたようだ。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/kyo622001/47026121.html</link>
			<pubDate>Mon, 08 Dec 2008 09:44:03 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>大変だったタイ編　９</title>
			<description>「どうする」&lt;br /&gt;
「どうしようもないだろう」&lt;br /&gt;
　二人とも思うことは同じ。どうせ言ったことが通じなくて違う場所に到着するだろう。こんなジジババ二人、見るからに大金など持っていそうに無いのに危ない目に遭うわけ無いのだ。&lt;br /&gt;
　と思っている内にやっと到着した。郊外の高級ホテルのエントランスに止まったのだ。&lt;br /&gt;
　すぐにホテルのドアボーイが二人寄ってくる。&lt;br /&gt;
「ホエヤイズジス？」&lt;br /&gt;
「ジスイズ、セントラルホテルバンコク」ああもういや&lt;br /&gt;
「アイウオント、トーゴー、バンコクセンターホテル。バット、ヒー、テイク、アス、ヘア」&lt;br /&gt;
「オオー」そういうことかと納得してくれる。&lt;br /&gt;
　運転手の兄さんは、我々が怒っているのが分からない訳はないのに、変わらずヘラヘラ笑っている。&lt;br /&gt;
「ホワット、アイ、ドウー」私はどうしたらいいでしょう、と聞いてみる。&lt;br /&gt;
「○×△×□×▽×◇×タクシー△×□×ペイ▽×◇×」&lt;br /&gt;
　取りあえず乗ってきたタクシーの料金を払いなさい、と言っておられるようだ&lt;br /&gt;
「ハウマッチ」&lt;br /&gt;
「シックステンバーツ……　○×△×□×▽×◇×セブンテン……」&lt;br /&gt;
　六十七バーツにチップを入れて七十……　と言ってるのかな。&lt;br /&gt;
　ちょっとぉ、ちょっと、ちょっと。なんで関係ないとこに連れてこられてチップまで払わんといけんの。&lt;br /&gt;
　冗談じゃあないと、財布の中の小銭を集めてキッチリ払う。&lt;br /&gt;
ドアボーイのお兄さんが中から紙を一枚持ってきてくれる。タクシーにクレームがあったらどっかに提出する用紙のようだ。&lt;br /&gt;
車のナンバーとドライバーの名前も記入してあることを示し丁寧に説明してくれる。&lt;br /&gt;
結局タクシーで帰るしかないと、ホテルに客を乗せてきた他のタクシーにスタッフの方がきちんと指示してくれて、乗り込む。&lt;br /&gt;
「○×△×□×▽×◇×ハイウエイ△×□×」&lt;br /&gt;
　タクシーの運転手さんはどうやら高速道路を通りましょうか、と言っている。やはりかなり遠くまで連れて行かれたみたいだ。&lt;br /&gt;
「どうする」&lt;br /&gt;
「下でいいんじゃあないか」&lt;br /&gt;
「ノー、ハイウエイ、プリーズ」&lt;br /&gt;
夜間で、又郊外でもあったからだろうか、道路はいつもの大ラッシュのタイの道とは異なってスイスイ進み、なんとか無事に滞在ホテルに戻ることが出来た。時計を見れば、なんと十二時を過ぎていた。&lt;br /&gt;
　料金は九十九バーツ。区切りがいいので百バーツ札一枚渡して、チップはたったの一バーツ。&lt;br /&gt;
　少し前、旅番組をみていたら、エジプトの田舎で牛車に乗って観光案内していた少年が&lt;br /&gt;
「日本人はチップをくれないから嫌いだ」と言っていた。&lt;br /&gt;
「外国に行った時は、おれら、ちゃんとチップ払おうな」&lt;br /&gt;
その時は二人で話していたが、いざとなるとケチ本能が先に出てしまう。&lt;br /&gt;
　いずれにしてもタイのタクシー料金は安い。百バーツを円に換算すると三百五十円。物価が三分の一としても千円あまりではないか。&lt;br /&gt;
帰りのあの距離を日本で利用すれば、夜間割り増しで料金は多分四～五千円程度。いやはや運転手さん申し訳ありません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この翌日は夕方からウエンディツアーに頼んでいた「タイスキ、タイマッサージ、ムエタイ、ナイトマーケットの買い物」のツアーが入っていただけだった。&lt;br /&gt;
このツアーは前日のニューハーフショーと同じで、ホテルに迎えに来られるのではなく、繁華街のホテルでの待ち合わせになっていた。&lt;br /&gt;
どうやってそのホテルに行ったらいいの。タクシーかトツクトツクで？　又どこに連れて行かれるか分からないじゃあないの。&lt;br /&gt;
せめて帰ることが出来る様にと、とりあえずフロントでいつも私に笑顔を見せてくれる、最初のトラブルの時にお世話になった美人のお姉さんにお願いした。&lt;br /&gt;
「イエスタディ、アイウエントカリプソ」&lt;br /&gt;
「オォ、カリプソ、○×△×□×▽×◇×」&lt;br /&gt;
「アイウオント、カムバック、ジスホテル」&lt;br /&gt;
「イエース、○×△×□×▽×◇×」&lt;br /&gt;
「バット、ウイー、トック、セントラルホテルバンコク」&lt;br /&gt;
「オォ、セントラルホテル、○×△×□×▽×◇×、○×△×□×▽×」&lt;br /&gt;
　彼女はビックリしてバンコクの地図を取り出してかなり離れた位置に丸をして見せてくれる。&lt;br /&gt;
　やっぱりかなり遠かったんだなあ、と、あらためて思う。&lt;br /&gt;
「プリーズ、ライトミー、ジスホテルズアドレス」&lt;br /&gt;
「オォ、アイムソーリー○×△×□×▽×◇×」&lt;br /&gt;
　彼女は引き出しからホテルの名刺を二枚取り出して、一枚ずつ我ら老夫婦に手渡してくれる。&lt;br /&gt;
「ツディー、アイ、ハフタ、ツー、ゴー、○○ホテル。プリーズ、ライターミー」&lt;br /&gt;
ついでに今日行くホテルの住所とか書いてもらおうとお願いする。&lt;br /&gt;
「ＯＫ　○×△×□×▽×◇×」&lt;br /&gt;
彼女はスラスラとメモ用紙に英語で書き出すのであわてて言う。&lt;br /&gt;
「ノーノー、イングリシュ、ノー、」なんて言ったらいいかいな、そうか&lt;br /&gt;
「タイランゲージ、プリーズ」&lt;br /&gt;
　ああ、そうかそうか彼女は書いてくれる。サッパリ分からない字で書いた頂いたメモを持って出かけた。&lt;br /&gt;
　でも、いつも人の世話になってばかりはいられない。明日は帰るから余り意味がないかもしれないが、公共の交通機関を使ってみよう。&lt;br /&gt;
　この日の夜の待ち合わせ場所のホテルは地上十メートルほどの所を走るＢＴＳの駅の近く。我らのホテルの近くにあるのは地方に伸びている国鉄と、最近開通した地下鉄の駅のみ。地下鉄を乗り継いで行ってみよう。&lt;br /&gt;
　しかし、地図を見てみると、両方の駅が同じなのはかなり遠くなのだ。とすると、随分遠くまで行って引き返すことになる。&lt;br /&gt;
いかに時間があろうともちょっとまずいんじゃあない。もっとよく地図を見てふと発見した。&lt;br /&gt;
「二つ目の駅で降りて、三百メートルほど歩けば、ホラここで乗れるんじゃあないの」&lt;br /&gt;
「まあ、今日は予定もないし、とりあえず行ってみよう」&lt;br /&gt;
　というわけで、もう二日しか残りはないが、初めて公共の交通機関を利用して出かけたのだった。&lt;br /&gt;
　いかに言葉が通じないといえども、いい歳をした大人が二人、そんなに戸惑うこともなく地下鉄に乗り込めた。&lt;br /&gt;
　途中の乗り換えも、なんのことはない人の波に乗っていれば自然とＢＴＳの駅にたどり着けた。もっともＢＴＳは頭上にドッシリと線路が伸びている。その下を行けば間違えようもない。&lt;br /&gt;
　まず夜の待ち合わせのホテルを確認する。&lt;br /&gt;
ホテルは駅から二百メートルほどの所にあったが、その道中にある一軒の店の前に若い日本女性が並んでいる。レストランなのだ。丁度お昼だったので我々も後ろについて並んだ。&lt;br /&gt;
中にはいるともちろんぎゅうぎゅうだったが、少しずつ皿に入っている料理にはなぜかピーナツが入っていて、かなり美味しかった。&lt;br /&gt;
この後又ＢＴＳに乗って「ルンビニ公園」に行ったりしたが、地下鉄、ＢＴＳとも、一人二十バーツ前後するので、二人で乗り換えたりするとタクシーの方が安いなあと思う。&lt;br /&gt;
これはもちろん公共の交通機関が高いのではなくて、タクシーが安いのだ。&lt;br /&gt;
しかし、何度も書いたように、バンコクの渋滞はすごいので、時間的は電車の方が確実に早い、と思う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんな経過をふまえて、最終日のこの日も地下鉄とＢＴＳを乗り継いで「ソンブーン」に行くことにしたのだ。&lt;br /&gt;
かの店はＢＴＳに乗り換える時、昨日と反対の方向の電車に乗って二駅目で下りて、大通りを四～五百メートル戻ったところにあるようだ。&lt;br /&gt;
その中間に大きな交差点があり、その交差点を渡ってふと気づくと、隣にいるはずの夫の姿が見えない。&lt;br /&gt;
アレッと思い振り向くと、どういう訳か、彼は三十台と見えるきれいなお姉さんと嬉しそうに向き合っているのではないか。&lt;br /&gt;
「ソン、ブーン？」&lt;br /&gt;
　私も少し足を戻し側によると、夫は私には見せたことのない笑顔を浮かべながら、手振り身振りでそのお姉さんに道を尋ねている様なのだ。&lt;br /&gt;
「オォ、ソン、ブーン。○×△×□×▽×◇×ネクスト○×△×□×▽」&lt;br /&gt;
　思った通り、次の信号のあたりだと言っておられるようだ。&lt;br /&gt;
そんなこと分かって今歩いているんだから、聞くなよ、と言ってもしょうがないし、知らない土地できれいなお姉さんとお話するのも楽しそうだし、と、私も仲間に入る。&lt;br /&gt;
「オォ○×△×□×▽×◇×、ソン、ブーン○×△×□×▽×◇×」&lt;br /&gt;
　ソンブーンになんか問題があるようだ。&lt;br /&gt;
「ソン、ブーン、四時○×△×□×▽×◇×、オープン」&lt;br /&gt;
　エエッ、ソン、ブーンは四時にならないと開店しないの。ウソーッ、そんなの聞いてないよぉ、と、持ってきたガイドブックを開いてみる。&lt;br /&gt;
それを覗いていたお姉さんが&lt;br /&gt;
「ここ、書いてある」と指をさす所を見れば、おっしゃるとおり（16:00~&lt;br /&gt;
20:00）と書かれているではないか。&lt;br /&gt;
「どげする、折角ここまで来たのに」&lt;br /&gt;
「ウーン、どうしようか」&lt;br /&gt;
「ランチですか」アレッ日本語だ。&lt;br /&gt;
「日本語、話されるんですか」&lt;br /&gt;
「ええ、日本に少し行っていたこと、あります」&lt;br /&gt;
「へえ、そうなんですか。どこに行かれたのですか」&lt;br /&gt;
　こんなきれいなお姉さんが、我が日本に関心を持って下さったのが感じられて嬉しい。&lt;br /&gt;
「東京です」そんなことを二言三言言葉を交わしていると&lt;br /&gt;
「私、シーフードの美味しいお店知っています。行かれますか」とおっしゃる。&lt;br /&gt;
　この親切で優しい現地の人が言って下さるお店が良くないわけがない。ぜひ行ってみましょう。&lt;br /&gt;
「お願いします」&lt;br /&gt;
「トツクトツクで十五バーツですが、どうですが」&lt;br /&gt;
　十五バーツ、五十円ほどだ。&lt;br /&gt;
「ええ、いいですよ」というと、なぜかそこで待っていたように、目の前にトツクトツクが止まっている。&lt;br /&gt;
　まあなんと親切なひとに出会えたことだろう。トツクトツクに乗り込んだ我々老夫婦は何度も頭を下げて彼女に感謝した。&lt;br /&gt;
「ソンブーンが休みで、どうしようかと思ったけど、いい人に出会って良かったねえ」&lt;br /&gt;
「うん、タイっていい人ばっかだな。住所とか聞いておきゃあ良かったな」&lt;br /&gt;
「ほんとだねえ」&lt;br /&gt;
　とか話している内に、トツクトツクは二度ほど角を曲がったと思ったら、もう目的地に着いたようだ。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/kyo622001/47026119.html</link>
			<pubDate>Mon, 08 Dec 2008 09:44:01 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>大変だったタイ編　８</title>
			<description>　正味六日間と長かったタイでの休日もとうとうこの日が最後だ。&lt;br /&gt;
チェンマイとかビーチは遠くて始めから予定に入れていなくて、近くのアユタヤ、水上マーケット、王宮付近、それに象サンにも乗ったし、と大方の目的は達して心残りもない。&lt;br /&gt;
ホテルは昼にはチェックアウトしなければいけない。でもまあ一日、繁華街にでも出かけて、ウロウロしようと思っていた。&lt;br /&gt;
「今日は土曜日だな。ウイークエンドマーケットが開いているんじゃあないか。予定もないし行ってみようか」と、夫は言う。&lt;br /&gt;
でも買い物に行くというのは又お金を使うことになる。ケチしか取り柄のない私はもうお土産も買ったし買い物はしたくない。&lt;br /&gt;
「今日は『ソンブーン』に行って見ようよ」&lt;br /&gt;
『ソンブーン』というのはタイ料理のレストランの名前である。&lt;br /&gt;
三年前にひと月タイにいた次女が&lt;br /&gt;
「タイ料理の店で美味しいから一回は探して行くといいよ」とお勧めの料理まで本に丸をしてくれていたのを、ふと思い出したのだ。&lt;br /&gt;
「そうだなあ、じゃあ買い物はナイトマーケットにでも行こう」金もないのに夫は買い物好きだ。&lt;br /&gt;
　と、まあこの日はそんなわけで『ソンブーン』に行くことになり、またまた笑える話に続くのだが、その前にニューハーフショーに行った時に少し面白い話があるので、二日ほど遡ることにしよう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　思い返して計算すれば何のことはない。&lt;br /&gt;
この文の前の章で書いた二度目に「王宮付近」にチャレンジをして、散々失敗を繰り返し、十キロ以上も歩きクタクタになったはずのあの日のことなだ。&lt;br /&gt;
我ながらいい歳をして元気だなあ、と、あきれるが、ホテルに帰った我々はたいした休憩もしないでニューハーフショーに出かけた。&lt;br /&gt;
もちろん日本でも一回も見たことはないが、田舎に住んでいてとうていこの先見るチャンスもなさそうなので、この前水上マーケットなどのツアーに行った時ウエンデーツアーのガイドの人にチケットをお願いしていたのだ。&lt;br /&gt;
どういうことかと言えば、その前、ガイドブックに有名なニューハーフショークラブの二つ、「カリプソ」と「マンボ」のチケットがウエンデーツアー通すと三千円が千円になると書いてあったのだ。&lt;br /&gt;
ウエンデーツアーのガイドさんにショーの行われるホテルの名前を現地語で書いて貰い、出かけて行った。&lt;br /&gt;
この旅行中、何度かタクシーに乗ったが、なかなかこちらの意志通りの場所に行けなかったが、紙を運転手さんに見せたこの時のみは、すんなりと目的のホテルにたどり着けた。&lt;br /&gt;
タイに行かれる方はかなり多く、その中の半数以上はニューハーフショー見学に行かれると思う。&lt;br /&gt;
ほとんどの人はツアーそのものにニューハーフショー見学が含まれているだろうが、そうでない、個人的に行かれる方は普通にチケットを買うとかなり高いのでウエンデーツアーに電話一本入れるといいですよ。&lt;br /&gt;
何回もタクシーで失敗しているので、かなり早めに出かけたためショーの始まる一時間以上も早く着いてしまった。&lt;br /&gt;
チケットを持っている訳ではないので、そのことを又英語で説明しなければならない。&lt;br /&gt;
「アイ、ボート、ジスショーチケット、トー、ウエンデーツアー」&lt;br /&gt;
　すんなりと通じない。トーが違うかな、アットかな&lt;br /&gt;
「アット、ウエンデーツアー」ウエンデーの発音が悪いかな、と苦戦していると奥から黒いスーツを着た、スラリとしてハンサムなお兄さんが現れた。&lt;br /&gt;
「いらっしゃいませ、どうなさいました」&lt;br /&gt;
　ああ、日本語だぁ、&lt;br /&gt;
「日本人の方ですか」&lt;br /&gt;
「そうですよ」&lt;br /&gt;
「よかったあ」本当に嬉しい。事情を話すと携帯を取りだして英語でなんやら打ち合わせをしておられる。&lt;br /&gt;
かっこいい！　と見惚れていると受付の人からチケットを受け取り、渡してくれた。&lt;br /&gt;
ショーが始まるのにはまだ少々時間がある。ホテルから出て少し周りを散歩して戻ると、もう「カリプソ」の前には長い列が出来ている。&lt;br /&gt;
たしか指定席だったはずだが、枠の中で先着順かもしれない。やっぱり不安で席の後ろに付いて並ぶ。&lt;br /&gt;
すぐに列は動きだし、地下に向かう階段をゾロゾロと下りて行く。&lt;br /&gt;
思っていた通り、決まっていた席は前から二列目と結構いい場所だ。二列目といっても一列が二重になっているので、三列目とも言えるかも。&lt;br /&gt;
どうも舞台から見て左側のここら辺一角は日本人用に当てられているのか聞こえてくるのは日本語ばかり。&lt;br /&gt;
最前列はおじさんばかり十人余りのグループのようだ。既にアルコールもかなり入っているようで、実ににぎやかに盛り上がっている。&lt;br /&gt;
「あんたら、なに？　愛人？　夫婦？」&lt;br /&gt;
　突然おじさんの内のお一人が振り向いて我らに声を掛けられる。ロマンスグレーの長髪であか抜けた感じだが、目がとろんとして既に出来上がっている。&lt;br /&gt;
「夫婦に決まってるじゃあないですか、こんなバアサン、愛人にしてくれる人はいませんよ」&lt;br /&gt;
「愛人」とはお金を掛けて持つ物だから、当然それなりの女性のはずなのだ。私は「愛人」と思われたのが嬉しくて、ニコニコとご機嫌で返事をする。&lt;br /&gt;
もちろん一方の夫は、この程度の女を愛人にして連れている男に見られて、プッとふくれている。&lt;br /&gt;
「あんたら、どこから来たの」&lt;br /&gt;
ギャアギャア騒ぎながら、時々ふり返ってひと声ふた声と声を掛けられる&lt;br /&gt;
「島根県です」&lt;br /&gt;
「しまねけーん？　田舎だねえ。」&lt;br /&gt;
「ハーイ、田舎ですぅ」正直に反応する。&lt;br /&gt;
「おれら、栃木県、首都圏だよぉ」&lt;br /&gt;
「栃木だって、充分田舎だよ」「バカかお前は」&lt;br /&gt;
　ロマンスグレーのおじさんは周りに座っている仲間からバシバシ突っ込まれて赤い顔を一層赤くしている。&lt;br /&gt;
「ハハハ、それもそうだ」&lt;br /&gt;
　しばらく仲間と話していた彼だったが、どうも我々が気になると見えてまたもや振り向く。&lt;br /&gt;
「いつ来たの」&lt;br /&gt;
「日曜日の夜です」&lt;br /&gt;
「へー、それで明日帰るの？」なんで明日なの、と思うが、まあどうでもいいか。&lt;br /&gt;
「いいえ、帰るのは土曜日の夜です」&lt;br /&gt;
「エエーッ、そんなに長いの！」&lt;br /&gt;
「はーい、のんびりしています」&lt;br /&gt;
　格安ツアーといえど、私には大金である。折角大金を掛け、飛行機に何時間も乗っての旅行なのだ。延泊料金は一泊わずか三千円、日にちを伸ばすのは、どうってことはない。&lt;br /&gt;
「いやぁ、おみそれしました。ワシらなんて昨日来て明日はもう帰るんだよ」&lt;br /&gt;
「あらそうなんですか」&lt;br /&gt;
「二泊三日、三万円のタイ旅行だぁ」&lt;br /&gt;
　三万円か、我らのツアーも似たり寄ったりですよ、と言いたいが夫に、つまらんことを言うな、と怒られそうなのでニコニコ笑って受け流す。&lt;br /&gt;
空いていた我々の後ろの席も日本人のお母さんと娘が二人座られ、気づけばほとんどの席が埋まっている。&lt;br /&gt;
ほのぼのと明るかった客席の証明がグッグと落ち、スポットライトが一点を指す。&lt;br /&gt;
「レデースアンドジェントルマン」タキシードの兄さんがライトの中に浮かび、それらしき音楽と共にいよいよショーの始まりだ。&lt;br /&gt;
　ショー自体はまあこんなもんか、というか、もちろんナマで見るのは初めてなのだが、何度となくテレビで見ていたのをまるまると通してみる、といった感じなのだ。&lt;br /&gt;
　だから気になるのはもっぱら股間のみ。中心になって踊っている皆さんは当然ぺたんこ。&lt;br /&gt;
そうしてみていると大柄なお姉さんが踊っているようにしか見えないなあ、と退屈気味になっている頃、なんと、グアグアとどこかで音がする。&lt;br /&gt;
舞台から周りに目を移せば……　&lt;br /&gt;
例のロマンスグレーのおじさんが首をカクンと後ろ（つまり我々の方）に折って大いびき。いやはや。&lt;br /&gt;
ニューハーフの人（まるきしペタンコ）、半端なニューハーフ（胸女、下もっこり）、普通の男性、ダンサーの数は三～四十人ズラリと通路に並んで、我々お客は気に入った人と握手をしたり、写真を撮ったりしながら出口に向かう。&lt;br /&gt;
皆さんブラジャーやパンツにお札を挟んでいるが、ケチな私はもちろんそんな物は無視して写真だけ一緒に取らして貰う。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　外に出ると並んでいるタクシーを覗き&lt;br /&gt;
「メーター、ＯＫ」と確認を取って帰路につく。&lt;br /&gt;
　運転手のお兄さんは何が嬉しいのか、やたらヘラヘラしている。タイは「ほほえみの国」というが、微笑みではなくあきらかにヘラヘラ笑っているのだ。&lt;br /&gt;
　今まで何度タクシー、トツクトツクで失敗したことだろう。不安はつのるが、もう乗ってしまったのだからしょうがない。&lt;br /&gt;
　タクシーは走り出す。相変わらずラッシュがひどい。もうボチボチ着く頃かなと思うが、止まる気配がない。なんか心配だ　もちろん知らない土地で、全く分からないが、ラッシュだった車の数もすっかり減って、郊外って感じだ。ジワジワ広がる不信感をよそにどんどん走る。&lt;br /&gt;
「なんか、違うとこに連れて行かれるみたいだね」&lt;br /&gt;
「またかよ」&lt;br /&gt;
「まただね」&lt;br /&gt;
　一昨年バリで「ジンバラン」に連れて行かれた時とは違って、不思議と恐怖感はない。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/kyo622001/47026088.html</link>
			<pubDate>Mon, 08 Dec 2008 09:42:32 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		</channel>
	</rss>