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こんばんは、じゃじゃ丸です。 「 京都薪能六十回記念 祝賀乱能 」 のレポートを続けます。 いよいよ乱能の幕が上がり、まず初めは 「 翁 」 です。 「 翁 」 は 「 能にして能にあらず 」 、神事でもあるので、あまりくだけた気分にはなりません。 おふざけもほとんどなく、「 ちゃんとできるんやろか 」 という 乱能の良い緊張感が漂います。 面箱の左鴻先生は、一つひとつの所作に お人柄が滲み出ていて、ついつい応援してしまいます。 面箱は、派手なことはしませんが、位を保ちながら重くなり過ぎてはいけない所が大変な役で、 「 翁 」 が出る際には、いつも注目しています。常は若い方が勤められることが多く、親近感もあります。 翁と三番三は、それぞれ茂山七五三師と種田道一師が勤められました。いやあ、面白いですね。 型通りにされているはずなのに、やはり前者の方が黒式らしく、後者の方が白式らしいのです。 特に三番三は、型の決め方や装束や面の扱いは流石ですが、妙に落ち着いていて 違和感を感じます。 巧拙に関わらず、シテ方と狂言方の身体性、力の使い方の違いを見せ付けられました。 一番驚いたのは、三番三が始まろうという時、大鼓の宇高通成師が、常座にて片膝を付いて打ち始め、 打ちながら正先へ出て、常の位置へ下って床机にかかられたこと。小書「打掛り」のようでした。 次は、半能 「 絵馬 」 です。 まず、作り物が運ばれてくると、大きな笑い声。絵馬に、「 男湯 」 「 女湯 」 とイタズラ書きされていました。 シテとツレのお三方は、橋掛かりで 徐に巻物を取り出し、広げるとそこには それぞれのお名前が ・・・ 一瞬 出オチかなと心配しましたが、始終 笑わせてもらいました。やっぱり、お囃子方は面白い方が多いですね。 「 翁 」 と 「 絵馬 」 の笛は、河村和晃師。 余談ながら、乱能の前日、「 河村研究能 」 という稽古会に足を運んだのです。 そこで拝見した師の 能 「 安達原 」 は、身体や声、あるいは面の使い方が大変優れていました。 終演後 興奮して思わず、会場でお会いした 観世会の先輩に ご意見を伺った程でした。 ついでながら、河村ご一家の方々について 勝手ながら 家系図を整理させて頂きます。
いつも、どなたがどなたか分からなくなってしまうので、備忘録として。 故 北星師 −禎二師 −和重師 −和貴師 −和晃師 −故 信重師 −浩太郎師 −博重師 −晴夫師 −晴久師 −晴道師 −故 隆司師 −栄重師今回はここまで。まだまだ続きます。 「京都薪能六十回記念 祝賀乱能」 12月27日(日)10時〜17時半頃 於・金剛能楽堂 「翁」 翁 :茂山七五三 三番三:種田道一 千歳:吉阪一郎 面箱:左鴻泰弘 囃子:河村和晃 河村和重 河村和貴 味方團 宇高通成 地謡:茂山千之丞 茂山千五郎 茂山正邦 茂山茂 茂山童司 茂山良暢 松本薫 山口耕道 後見:茂山逸平 茂山千三郎 狂言後見:宇高竜成 嶋崎暢久 半能「絵馬」 シテ:林光寿 ツレ:井上敬介 河村大 ワキ:石井保彦 谷口有辞 井林久登 囃子:河村和晃 吉浪壽晃 河村晴道 片山伸吾 アイ:豊嶋幸洋 山田安造 都丸勇 重本昌也 和田次夫 掛川昭二 地謡:林大輝 林大和 有松遼一 小林努 杉信太朗 武重方軌 前川光長 前川光範 後見:杉市和 光田洋一 台後見:久馬治彦 岡充 |
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詳細なレポート、ありがとうございます。
そうだったのか、そうだったのかと記憶を整理しております。
続きも楽しみにしております。よろしくです♪
河村家、ほんとうにややこしいですね。系図もありがたいです(^_^;)
2009/12/30(水) 午前 0:04 [ 月扇堂 ]
翁にも小書があるんですね!
てっきりパフォーマンスだと思っていました。
他にもいっぱい勉強になりました。
ありがとうございます。
2010/1/4(月) 午前 1:03 [ ヨウダ ]