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こんにちは、じゃじゃ丸です。 東西合宿に参加した時、「しっぽらぽうって何ですか?」と尋ねられました。 茂山千五郎家の狂言では、市場の「子供のもてあそび店」に登場する品ですが、 野村万作家の「もてあそび店」には出てこないそうで、ちょっとした話題になりました。 家に帰って台本集を開いてみると、山本東本、大蔵虎寛本のもてあそび店にもありません。 注には皆「不詳」とあり、狂言辞典 語彙編でも「無意味な言葉を添えたものか」とあります。 つまり残念ながら、何かは分かりませんでした。みなさんも一緒に調べたり考えたりしてみて下さい。 ちなみに、僕のイメージではあの、息を吹き込むとピーと伸びる紙製の笛です… さて、御尋ねなされたきとは、如何様なる御用にて候ぞ。
思ヒモ寄ラヌ申シ事ニテハ候ヘドモ、「シッポラポウ」ノ謂レ御物語リ候ヘ。 是は思ひも寄らぬ事を御尋ね候者かな。 我らも此の所には住み候へ共、左様の事詳しくは存ぜず候さりながら。 およそ承りたる通り、御物語申そうずるにて候。 まず『長光』『磁石』『太刀奪』では 「こりゃ子供のもてあそび店そうな」「誠に子供のもてあそび店そうな」 「デンデン太鼓・振り鼓」「ピイピイ風車」 「あれにしおらしいシッポラポウもあるは」(茂山千五郎家 現行台本) と申す間、シッポラポウとは 子供のもてあそび物にて候。 さてまた『鍋八撥』では 「その上でこそ鞨鼓も八撥もしっぽらぽうもいりますれ」(茂山千五郎家 現行台本) 「鞨鼓も八撥もしつほらはも入りまするまい」(和泉流 狂言集成) と申す間、これは推量申すに シッポラポウとは鞨鼓八撥の如き 楽器の類と存じ候。 さて、我らの承りたるは、およそ斯くの如くにて候が、 只今は何と思し召してやらん、御尋ね不審に存じ候。 |
お勉強
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