週末家庭菜園から新規就農を目指して

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 現場で土壌に直接挿すだけでPHが測定できる簡易土壌酸度計は、今のような秋冬野菜の土作り時期には、苦土石灰等の石灰質の投入量を現場で決めるのにとっても有用です。でもこの測定器は、安くて簡易にできる分、この精度がどの程度のものか以前からかなり不安でした。^|^;
 
 この精度を確認する為のPH校正用のPH標準液(PH4.0)も勿論市販されていますが、これが1000円以上して送料等を入れると結構高くなりそうで、毎年酸度計の精度を確認する為にその都度購入するのも大変そうなので、この測定器の精度を安く簡単に確認できないか以下のことをやってみました。
 
準備する物
 ①乾式酸度測定器
 ②測定器の電極研磨材 −>下の写真の左下のシート
   これはセンサー電極の酸化膜除去に必要で畑でも測定時毎に使用しています。
   実際にはスポンジシート状の物を使用していて測定器と常時一緒に保管しています
 ③酒石酸(しゅせきさん)水素カリウム ー>下の写真の中央の白い粉末
   これは、ケーキ用の材料に使われているクリームタータ orケレモレと言う商品で
   100gで400円程度でした。(数gあれば十分なのですが、、、^|^;)
   (近所のスーパーにはなくて、近所のケーキ材料の専門店で購入しました)  
 ④バッテリー液(純水の代用品でオートバックス等の車用品店やHCで入手可能です)
    水道水は塩素が混入されている為に使用できませんでした。
    値段も2リットルで300円程度とそれなりに安かったと思います。 
    それから、これはEC測定や硝酸イオン濃度測定にも使えて結構重宝しています。
    
 
                    準備した物一式の写真です
イメージ 1
   酸度計が3つもあるのは、2つを雨ざらしにして壊して修理していて、修理はしたもののこれらの測定値の
   精度が不明で不安になり更に1つ追加した為です。^|^;
 
酸度測定器の精度確認の原理
 原理と言うほど大げさな物ではありませんが、酒石酸水素カリウムの物性値が飽和溶液でPHが3.66になることを利用しただけの話です。

     クリームタータ(L-酒石酸水素カリウム)の物性値
       http://www.fusokk.co.jp/lifescience/indu_01/005/index.html
       *飽和溶液でのPH値と言う点が、下手な計量が不要で便利です。
 
酸度測定の精度確認
 ①PH標準液の作成
    バッテリ液200ccに2g以上のクリームタータを入れて良く攪拌する
      *酒石酸水素カリウムの溶解度は0.9%(100gの水に0.9gまで解ける)
      *攪拌後に溶液の底に酒石酸水素カリウムの解け残りがあればOK
      *PH標準液の量は、酸度測定器のセンサ部がしっかり浸かる量を作る
      *これで作ったPH標準液は、あまり日持ちしないようですので、
       必要な時に必要な量を作る必要があるようです。
 
                                   作成したPH標準液の写真です。 
イメージ 2
 
 ②酸度測定器の精度確認測定
    単に酸度測定器のセンサー部をこのPH標準液に漬けるだけです
      *センサー部をこの標準液に浸漬すると酸度測定器のメータが
       直ぐに振り切れて測定不能になりました。
      *浸漬後1分ぐらいにPH3を越えてそれらしい値を表示していました
      *浸漬後2分ぐらいで指示値がほぼ安定しました
      *最終的には5分ぐらいで指示値が完全に安定した感じです
 
私の酸度測定器の精度確認結果
 私の持っている乾式酸度測定器は竹村電機製作所のDM-15です。
      https://www.adex-dc.co.jp/takemura/product/pdf_product/dm13.pdf
 この酸度測定器のPH測定範囲は、4〜7となっていて、また水の測定はだめとなっていますので、上記のような水溶液でPHが3.66は本当は測定対象外です。^|^;
 
 まあ、どの程度の確認ができるかと言う意味でやってみたのですが、意外にそれらしい結果が出ました。
        
 ①竹村製 DM-15  測定値はPH3.2   畑用  (購入後1年程度の物/修理等はしていません)
イメージ 3

 ②竹村製 DM-15  測定値はPH3.6   畑用予備(購入後6年程度の物/自己修理品)
イメージ 4

 ③PH METER   測定値はPH4.1   自宅用(購入後3年程度の物/自己修理品)
イメージ 5

        *各測定値は、測定器を上記標準液に漬けてから2分後の測定値です。
 
 上記の結果は、まずはどの測定器もそれなりの精度と言えそうな気がしています。
     *バッテリー液だけだとどの測定器もPH7.0なので、畑で良くでる測定値のPH5.5では
       誤差が半分程度になって、①で5.2、②は5.5、③は5.7程度の測定値となると思います。
     *簡易測定器なのでこの程度の精度が期待値と言った方が正しいかも、、、^|^;
 
 ただ、本来であれば、この精度確認には液温等の補正も必要ですが、室温ではPH値で±0.1程度の誤差にしかならないのでこれは無視しても良いのではとも思っています。
 
 それからDM-15の測定範囲は、PH4〜7となっていますが、指示部にはPH3からの目盛りが刻んであるので、PH3.66の測定にはこれもほぼ問題ないのではと思ったりしています。
 
 何はともあれ、どれもそれなりの精度で使えそうなことと、持っているPH測定器の精度の個々のばらつきを知ることができたのでこれはこれで良かったのでは思っています。^|^ 
 
 もし、簡易酸度計をお持ちで、家にクリームタータもある方は、一度お試し戴いても良いかも知れませんね。^|^
 今年の春から野菜別の元肥を牛糞堆肥主体に変更しています。これは、一般的に良い畑の土壌を作る為に肥料とは別に堆肥を投入することが都道府県別の施肥基準でも大抵推奨されていることや、NHKの趣味園芸・野菜時間でも植え付け前の土壌作りに毎回1平米当たり2〜3kgの牛糞堆肥を投入されていることなどによります。
 
 *牛糞堆肥が推奨されているのは、他の堆肥と比べて窒素分が少なくて大量に腐植質を投入できて保水/保肥性等の土壌改良を行えることと、C/Nが20前後と適度に高くて土壌菌の餌となる炭素=Cも供給できて肥効も長いことによるのではと思ったりしています。(牛糞堆肥以外の完熟堆肥は、C/Nが10以下の物が多くて、有機肥料を無機化してくれる土壌菌の餌となるC=炭素が少ないので、土壌改良にはこの点で少しマイナスポイントのようです。)
 
 *以前作成した野菜別の有機肥料による元肥の配合は、昨年まで大きな問題はなくて、あれはあれなりに良いのではと思っています。ただ、土壌改良と長期肥効にはやはり牛糞主体にしてやった方が良さそうなので今年の春から変更しました。それで、今年のスイカや南瓜も問題なく育ってくれて収穫できて、どうやらこれでも問題ないような気がしています。
 
 各種堆肥を使用する場合の細かい注意点については、こちらで詳しく解説してありましたのでこちらを参照願います。(何時もの無断リンクです。^|^;)
 http://www.niigatamai.info/userimg/10393/Taro-%E5%9C%9F%E3%81%A5%E3%81%8F%E3%82%8A%EF%BC%BC%EF%BC%94.pdf
 
 これで牛糞堆肥主体の施肥に変えると牛糞堆肥が私でも結構それなりに大量に必要なことがわかりました。私は現在はホームセンターで牛糞堆肥を購入していますが、できればもっと安くしたくなり、購入する先を以下のように探してみましたので、以下、この探した結果をメしておきます。
 
 大抵の都道府県の堆肥の購入先は、下記の農政局のHPの地方農政局へのリンクのページからたどって行くことができました。
 http://www.maff.go.jp/j/link/tihou.html
 
  ここから、生産→畜産と進むと、畜産のページに堆肥生産者リストとか、家畜ふんたい肥供給者等リストとかでリンクが張ってあるので、これを開くと全国各地域別の堆肥生産者リストが表示されます。(おそらく全てではないと思いますのでご注意下さい。)
 ただ、ここからこの方法で見つからない都道府県もありましたので、以下、各都道府県別のたい肥生産者リストへのリンクをまとめておきました。
 
 北海道 酪農畜産協会
      http://hokkaido.lin.gr.jp/taihi/taihi.htm
 関東農政局(茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨・長野・静岡)
      http://www.maff.go.jp/kanto/seisan/chikusan/kou_tiku_renkei/index.html
 北陸農政局(新潟・富山・石川・福井)
      http://www.maff.go.jp/hokuriku/seisan/supply/taihiweb.html
 東海農政局(岐阜・愛知・三重)
      http://www.maff.go.jp/tokai/seisan/nosan/kankyou/taihilist.html
 近畿農政局(滋賀・京都・大阪・奈良・兵庫・奈良・和歌山)
      http://www.maff.go.jp/kinki/seisan/chikusan/taihiriyou_no_suisin.html
 九州(福岡・長崎・熊本・宮崎・鹿児島)
          http://www.maff.go.jp/kyusyu/seiryuu/chikusan/taihi/katuyou.html
 
 この各地区の情報をちょっとだけチェックしてみたのですが、各地区の行政の違いが、上記の使い勝手や情報量の違いになって結構現れているように感じました。
 できれば、下記の東海地区のたい肥供給者リストの例のように詳細データまであると良いと思うのですが、、、
 
 このリストの例でたい肥の購入先を探す場合、まずは自宅から近い生産者をピックアップして処理期間が比較的長くて水分の比較的少ない物の中から、費用や各成分、EC値、C/N率等で自分で使いたい物を選んで、ここに当たってみるのが良いのではと思います。(ハウス用には、EC値の低いことが結構重要ですよね)
 
 また、このたい肥の選定には、下記の「堆きゅう肥の見分け方・使い方」を参照されると良いと思います。
 http://www.maff.go.jp/tohoku/seisan/koutiku/file/pdf/taihi1001.pdf
 
 あとは、配送サービスの有無とか、袋詰めの要否なども選択できますので、きっとそれなりの物が見つかるのではと思います。
 
 また、地域によっては発酵鶏糞等でN、P、Kがほぼ同じ成分量(例:3、3、2)の物があって、これは追肥用に使えるのではと思います。(先日、30km程離れたコメリで発酵鶏糞3:3:2が一袋100円で売っていて、追肥用に思わず購入してしまいました。^|^;)
 
 また、これも地域によりますが、発酵肥料の材料に魚粉を入れて窒素成分を高くした物もあり、安ければ元肥用としても使えそうな気がしています。(これは大抵は結構高いのですが、HCの油粕より安そうです。^|^)
 
 ただ、残念なことに肝心の我が家の近くには適当なたい肥の入手先が結局なくて(町の中に普通は厩舎はないですよね ^|^;)、当面はホームセンタでの購入が続くことになりそうです。^|^;
 
 最後にこの記事のコメント欄は開けていますが、私にはコメントを頂いても返信できそうにもないので基本的にはコメントは不要でお願い致します。ただ、ここの堆肥が良かったとか安かったとか、このリンク先以外で良い堆肥センタがあったとかの情報交換の場になればと思っていますのでそういう情報があればよろしくお願い致します。m(_|_)m

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