混沌の時代のなかで、真実の光を求めて

現代に生きる私の上に 仏法は何ができるかを 試そうと思い立ちました。//全ての原発を 即刻停止して、 別の生き方をしましょう。

現代の問題4.

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小氷期(11)


今回 この記事を取り上げたのは、
現代の ふつうの知識人の ものの考え方の典型が ここに見られ、
たいへん興味深く思ったからです。

事実を どのように見るか、解釈するか ということにおいて、
その見たモノ・解釈したモノも 興味深いですが、
それを見る立場・解釈する立場を知ることは、さらに意味深いものがあります。
                                   合掌

     ※ 以下の文の *** に、私は 「立場」の問題を感じます。
       すなわち、別様に 言う(見る・考える)ことができるだろうと・・・。
         たとえば、 >>※ *** のように。

        また、 @ *** は、kyomuーの文です。


                      (2)


3. 気候環境論的説明
「寒冷化が惹き起こすイノベーション」で既に述べたように、近代資本主義や近代科学の
誕生といった革命的な出来事は、寒冷化によって惹き起こされる

 現在の間氷期における 主な革命的出来事
  寒冷化の時期         革命の名称     説明
  BC10500−9600   食料革命      西アジアと中国で植物栽培が始められる
  BC 3700−2000   都市革命      大河のほとりに都市文明が形成される
  BC  800− 400    精神革命      父権宗教と哲学が発達した「枢軸時代」
  AD 1600−1850   産業革命      近代科学と技術革新による大量生産

 こうした寒冷化は、ヨーロッパや西アジアといった、ユーラシア大陸で 最初に かつドラス
ティックに起きる。 例えば、上の表に書いた食料革命を引き起こしたヤンガードリアス寒冷期
の開始は、モンスーンアジアでは、ヨーロッパよりも 300年も遅れ、また寒冷化の度合いも
ヨーロッパより微弱であった[安田喜憲:気候変動の文明史,p.65]。

宗教革命、近代科学、近代資本主義といった ヨーロッパにおける一連の出来事は、気候史上
"近代小氷期 Little Ice Age" と呼ばれる時期の出来事である。
逆に、ヨーロッパが、中世に 経済的にも学問的にも停滞したのは "中世温暖期 Medieval
Warm Period" のせいである。 ところが、IPCCも指摘するように、中世温暖期とそのあとに
続く 近代小氷期というドラスティックな気候変動は、北大西洋地域で 顕著に見られるが、
その他の地域では あまり はっきりしない
             >>※ 発展した
             >>※ 「 あまり はっきりしない 」は 2001年のIPCC見解(☟)です。
「近代小氷期」は、変動した大気循環のパターンとしては、北大西洋において 最も明確に
 表れたように思える。
  [ Climate Change 2001: The Scientific Basis;  IPCC Third Assessment Report ]
             ※ その後、IPCCは 上の見解を修正すます

 以下の図1 は、様々な気温変動の推測を重ねたものであるが、これを見ると、中世温暖期と
近代小氷期の差が はっきりしているグラフもあれば、そうでもないグラフもあるということに
気が付く。
   http://www.globalwarmingart.com/images/c/c1/2000_Year_Temperature_Comparison.png



 近代小氷期で 最も寒かった時期の太陽に ほとんど黒点がなかったことから、太陽活動の
停滞が寒冷化を惹き起こしたという説が最も有力である。 
以下の図2は、放射性炭素から推定した 過去1000年間の太陽活動の変動である。Aには、
1700年以降の太陽黒点数の変動が重ねられているが、両者の相関性は高い。Bには、太陽黒点数
の極大期と極小期の名前が示されている。

   図2 太陽黒点数と気温( 元記事の図を参照してくだい ) 

 近代小氷期がいつから始まるかに関しては、諸説あるが、1250年頃から、大西洋の流氷が
増え始めているので、最初の寒冷化を 1300年頃のウォルフ極小期に求めることができる。
ウォルフ極小期は ルネサンスの時期に対応し、シュペーラー極小期は 宗教改革と大航海
時代に対応し、マウンダー極小期は 農業革命と産業革命の時期に対応している。

 温暖期には 大気循環が活発になり、人々は食料(低エントロピー資源)に不自由しなくなる。
将来のことを考えずに、富を蕩尽し、今を楽しむことができる。それは 動物的な無媒介な
生き方であり、だから、温暖期には、文明が発達せず、 その意味で、暗黒時代になる
中世のヨーロッパが 暗黒時代と言われるゆえんである。温暖期は 物質的に低エントロピー
であるから、精神的には 高エントロピーでかまわないのである。
            >>※  文明が発展し、その意味で 黄金時代になる
              「 中世ヨーロッパが 暗黒時代 」と言うのは、近代啓蒙主義以降の
             ヨーロッパ人たちの 手前勝手な歴史観です。
       @ 記者が言う「エントロピー」とは 「大地からの逸脱」の度合いの意でしょう。
        近代ヨーロッパは、この意味で キリスト教を換骨奪胎して 極端なエントロピー増大を
        企図としたと言えます。

 しかし、寒冷化が進むと、資源の減少により、人々は 生存の危機に直面するようになる。
1315年から翌年にかけて ヨーロッパは 記録的な大飢饉に苦しむ。1347−49年、
さらに 1361−62年には ペストが流行、人口の3割が これで命を落としたとも言われ
ている。そんな ウォルフ極小期に、ルネサンスによる啓蒙が始まり、ヨーロッパ人は 暗黒時代
から抜け出し、自然に翻弄される存在から自然を克服する存在へと成長しようとし始めた。
            >>※ に入り  @ 暗黒時代とは 倫理的・宗教的な暗黒の意。
            >>※ 大地の掟を逸脱し
シュペーラー極小期になると、ヨーロッパ人は 新たな資源を求めて海外に渡り、大航海時代が
始まる。 人々は、カトリック教会の腐敗という エントロピーの増大にプロテスト(抗議)し、
宗教革命を起す。 ピューリタニズムの「 ピュリティ 」は 清潔・潔白を意味し、低エントロピー性
象徴している
            >>※ 象徴しているはずだった。しかし、その清潔・潔白というのは、
                実際は 人間性の偏狭or奇矯と同義語であった。

        @ 松岡正剛の千夜千冊『ピューリタン』大木英夫
          ピューリタニズムは そもそもが外来的な思想なのである。エミグレの移住宗教
         なのである。もう少し正確にいえば、人間をエミグレにする宗教思想なのである。
         ・・・・              
マウンダー極小期になると、牧草栽培や囲い込みなど農業経営の合理化と集約化が行われ、
農業生産性が向上する 農業革命が起き、人口が増えた。 人口の増加と寒冷化は、衣類の需要
を増やすので、機械化により繊維製品を大量生産する必要性が生じ、それが 産業革命を惹き
起こし、近代資本主義社会、産業社会を生み出した。

 
 結局のところ、プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神を生み出したのは、寒冷化
である。 寒冷化により、低エントロピー資源が減ると、禁欲的に将来に向けて貯蓄をしなけれ
ばならなくなり、また、生産性を高めるために 合理的な手段が求められるようになる。
そして、ヨーロッパで 最初に近代資本主義が発達したのは、ヨーロッパで いち早く、そして
最も顕著に寒冷化が起きたからだった。

 ウェーバーは、ユダヤ教と原始キリスト教に近代資本主義の萌芽を見出そうとした。
しかし、原始キリスト教が伝わったエチオピアでは、人々は 2000年以上にわたって キリスト教
を信じ続けているにもかかわらず、今日にいたるまで、資本主義経済は発達していない。
他方で、キリスト教が支配的になることは決してなかった日本では、ヨーロッパに勝るとも
劣らぬ近代資本主義経済が発達している。 キリスト教は、近代資本主義発達の必要条件でも
なければ 十分条件でもない
            >>※ 必要条件ではあるが、十分条件ではない
              @ より正確には、西欧キリスト教がなければ、たとえ 寒冷化
               になっても、近代資本主義はない。
               ( 寒冷化すれば 西欧キリスト教がなくとも、近代資本主義が
                ありえるのではない ) 
               従って、西欧キリスト教の世界観・人生観を放棄すれば、我々人類は 
               近代資本主義∧科学・技術 の息の根を止めることができる・・・。
                   
                                   以上

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人類の行動と気候の間には、なんらかの関係性があるのだろうが、この解釈はあまりに恣意的すぎて、「チョットなあー」の感ありだ。

また寒冷期、温暖期の分け方も、それほど合理的根拠があるとも思えません。
地球全体の温度の測定は、科学・技術的に不可能で、あまり意味がない。

むしろ今の状況は、先進国が過去やってきた富の独占が、崩壊しつつある時代と認識しています。
先進国が開発したデジタル革命が、逆に先進国の衰退を早めているという、皮肉な結果になっている。

昨今、原子力発電が再度ブームというか、救世主のごとく扱われだしたのが、気になる。
その背景には、利潤率の低下(成長の限界・成熟社会の限界)に伴って、新たなる成長分野を探さざる得ないのだが、それが見つからないから、昔の技術である原子力へとしがみつく。

2010/4/2(金) 午後 2:56 みずがめ座

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特にわが国では、70年代の石油ショックの後、政府の肝いりで始めた、「サンシャイン計画」が全部挫折した。
であるにもかかわらず、二匹目のドジョウねらいで、「ニューサンシャイン計画」なる陳腐な事を始めている。

失敗は明白だが、補助金ぶんだくり、新たなる公共事業として、利権がらみで群がっている。
原子力発電では反対運動が怖いから、風力発電でカネをばら撒いているの。まったくエネルギーコスト無視の、垂れ流し政策だ。

原子力発電だけが、負の遺産を子孫に残す、じゃあなく風力発電もまた、負の遺産を子孫に押し付けている。
どこまでやるか、環境ビジネス・・・貪欲ビジネス。
税金取り放題のインチキビジネス・・・名前はかっこよく環境である。

この愚劣に対抗できるのだろうか???

2010/4/2(金) 午後 3:03 みずがめ座

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「 水がめ座 」さんへ。
> 人類の行動と気候の間には、なんらかの関係性があるのだろうが、
この解釈はあまりに恣意的すぎて・・・
――― 我々人類の生活は、その自然環境と 無関係ではありえないですね。
昔から 天変地異は、その社会の人々 及びその為政者たちにとっては、深い関心を
抱いてきたモノでした。
旱魃や冷夏 或は長雨などは、疫病や飢饉を結果しました。 これらは、
圧倒的な自然の中にあった つい最近までの 人類史に 恒常的なことでしたが、

19世紀以降の 産業革命 即ちエネルギー革命以降 今日までの間に、人類は
自然環境の影響に左右されない社会を 世界大の規模をもって 作り上げることを
目指してきました。
これを遂行するための駆動装置が、所謂 資本主義( 産業資本と金融資本 ) と
科学・技術 そして 基本的人権を基礎とした近代国民国家 だったのでしょう。

このグローバルな人類活動は、自然環境の制約を壊して 遂行することで、環境破壊
を 未だかってない規模で すでに 200年間にわたって 為してきました。(続)

2010/4/2(金) 午後 10:48 [ kyomutekisonzairon ]

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「 人為起源 温暖化 」説は、このことへの危機意識から出てきたものだと 思います。
しかし、この まっとうな危機意識は、経済的・政治的利害の中に取り込まれて、
今や 腰骨を折られてしまっています。
否、彼らは その危機意識を、この説に 強引かつ性急に単純化して、危機の本質を
究明するという シンドイ作業に背を向け、科学・技術の言語や資本主義経済の言語
或は 近代的理念の言語を使って、解決できるものとしてしまいました。

文明自体への 正当な危機意識は、私企業や巨大利権( = 巨大公共事業 )
或は 国家資本主義とも言えるモノの餌食となって、人類全体のサバイバルを
この地球上で 極めて 危ういものにしていますね。

「 人為起源 温暖化 」説を唱えた人々は、「 経済と環境の両立 」が可能だという
ことを前提としたため〜 それが現実的だと 彼らは考えたわけですが 〜、
その後 ムリな欺瞞を 沢山 為さざるを得なくなったのでしょう。(続)

2010/4/2(金) 午後 11:26 [ kyomutekisonzairon ]

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仰る 風力、さらには 太陽光やバイオマス、また原発というクリーンエネルギーの
開発という 科学・技術や商売の問題に、環境問題をしてしまいました。

名ある大学の先生が、こういう貪欲に呑み込まれた 非論理的な言動を 堂々と
しているのに、その知性は人並み優れているはずの同業者たちは、所謂 学会で、
その 論理破綻を指摘して、その責任を問おうともしないテイタラクです。
すなわち、私企業や官僚だけでなく、科学・技術者らも、「 環境 」を食い物に
している 利権集団 でしょう。

「 泣く子と地頭には勝てぬ 」と言いますが、地方の農民は 当時、そうした中
でも 彼らをなだめすかしながら 生きてきました。 徒に 彼らに振り回されたり
地頭の権威に盲従・崇拝するのではなく、愚かは 愚か、悪は 悪と シッカリ
見定めながら、たくましく生きてきました。合掌

2010/4/3(土) 午前 0:00 [ kyomutekisonzairon ]


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