混沌の時代のなかで、真実の光を求めて

現代に生きる私の上に 仏法は何ができるかを 試そうと思い立ちました。//全ての原発を 即刻停止して、 別の生き方をしましょう。

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(18) のつづき
 
 
 更新世 Pleistocene 約258万〜約1万年前)
   更新世のほとんどは 氷河時代であった。
 
   氷河期という言葉は一般的に、北アメリカとヨーロッパ大陸に氷床が拡大した寒冷期
   について用いられる(アジア地域は氷床が発達せず寒冷な地帯であったらしい)。
   この意味では、最後の氷河期は 1万年前に終了したということになる。この約1万年前に
   終った出来事を 「最後の氷河期」とすることもあるが、科学者の多くは 氷河期が終った
   のではなく、氷河期の寒い時期 「氷期」が終ったとし、現在を 氷期と氷期の間の間氷期
   と考えている。
          氷河期と氷河期の間には 数百万年続く温暖な期間が いくつかある。 更に 氷河期の
      間にも、 より寒冷な時期(氷期) と より温暖な時期(間氷期)がある。
 
   氷期と間氷期を繰り返し、総計 15回の氷期があった。 その主たる要因は
  地球の回転軌道の性質からもたらされる変化のために生じる太陽放射量の
  周期的な変動である(ミランコヴィッチ周期2)。  ⋆2 欄外参照
 
       過去約5百万年間の氷期、間氷期の変動(ボストーク基地
                                 4.1万年サイクル  10万年サイクル
         ↑ 気温                                           炭酸塩↑  
        500万年前           300万年前           100万年前
  中新世 ←|→         鮮新世      ←|→ 更新世
                       
     ※ 地球軌道要素は長期にわたる氷河期では 大きな原因とはならないが、
      現在の氷河期の中で 交互に起こっている凍結と溶解の繰り返しのパターンを
             支配しているように見える。地球軌道とアルベドの変化の複雑なパターンにより、
      氷期と間氷期の二つのフェーズが起こるようである。
 
 
      300万年前から起きた北半球での氷床の発達とともに 寒冷化は その規模を
  拡大し、更新世に向かうにつれて 更に激しくなり、その頃から 氷床の拡大と
  後退の繰り返しによる 4万年と10万年の周期が 世界中で見られるようになる。
 
    大陸の形は 現在とほとんど変わらないが、氷期間氷期の氷床の拡大・縮小
  による海水準変動に伴って、海岸線の位置が移動した。
  更新世の後期では 海水準にして百数十mの変動があった。 海水準が低下
  した時期は、現在 浅い海である海域の多くが 陸地となっていた。
 
        
 
     氷期が訪れると海岸線が極端に遠退き、陸上の大部分が氷に覆われる。
   そのため 動植物も激減し、動植物を食料とする狩猟採集生活の人類には、
   大きな打撃であった。人類(猿人)になる前は 樹上生活であったらしいが、
   氷期の環境で地上生活を始め、2足歩行を開始し人類となったというのが
   通説である。
 
 
  前期
   ジェラシアン (258万8000〜180万6000年前)
    ビーバー氷期(195万〜160万年前)
   カラブリアン (180万6000〜78万年前)
    間氷期    (160万〜135万年前)
      マンモス: 約300万〜250万年前、アフリカから ヨーロッパに 北上する過程で、
            新しい種 Mammuthus meridionalis を誕生させた。
            さらに アジア、シベリアを経て、約150年万年前 当時 シベリアとアラスカ
            の間は陸続きだったベーリング地峡を通過して、北米大陸まで広がった。
 
    ドナウ氷期  (135万〜85.0万年前)
  中期(78万〜12万6000年前)
                                 
    ドナウⅠ氷期(60万〜58.5万年前)
    間氷期    (58.5万〜55.0万年前)
    ドナウⅡ氷期(55.0万〜54.0万年前)
    間氷期    (54.0万〜47.0万年前)
    ギュンツ氷期(47.0万〜33.0万年前/ 80.0万〜42.3万年前
    間氷期    (33.0万〜30.0万年前)
    ミンデル氷期(30.0万〜23.0万年前 30.3万〜24.5年前
    間氷期    (23.0万〜18.0万年前)
    リス氷期   (18.0万〜13.0万年前 18.6万〜12.8万年前
    間氷期    (13.0万〜 7.0万年前)
 
                                      濃い青: 地形学辞典
 
      過去45万年間の気候変化と氷床量の変化 (横軸は単位千年前)
            ギュンツ    ミンデル       リス        ヴュルム
       ※ 氷河や氷床が最も拡大するのは,もっとも寒冷な時期ではなく、気温はそれほど
        低くないその手前の時代である.これは,最寒冷期には水蒸気の発生が少なくなる
        ためである.
 
     海水準変動と気温変化
                     ヴュルム氷期
 
                                横軸は千年、縦軸は現在と比較した相対的な海水準
                                上は 過去90万年、下は 過去14万年。
 
     日本近海では、太平洋日本海を結ぶ海峡の深度が浅いため、
   少なくとも過去数十万年の間の氷期では、海水準の低下に伴い 対馬暖流
   の流入が止まり、気候に大きく影響を与えた。
   氷期には寒冷化のために 亜寒帯林が 西日本まで分布していた。また、
   対馬暖流が流入しないため(現在の日本海側の降雪は対馬暖流の蒸発量に影響
    を受ける) 氷河は 日本アルプス 及び北日本の高地にわずかに発達するのみ
   であったが、これらの氷河が 最終氷期に形成したカールモレーンなどの
   氷河地形は 現在の日本アルプスや日高山脈で確認することができる。
 
 
  後期(12万6000〜1万1700年前)
   
    7.5万〜7万年前 スマトラ島トバ火山 大噴火
      ↓
    ヴュルム氷期( 7.0万〜 1.5万年前/  7.1万〜 1.3万年前
      この間、短い周期で 気候が激しく変動していた。
 
      最寒冷期には、ヨーロッパ北部全域、カナダのほぼ全域と、西シベリア平原
     の北半分が 巨大な氷床に覆われていた
     北米では その南限は 五大湖周辺、東ヨーロッパでは ライン川の河口
     からクラクフロシアでは モスクワからアナバル川河口まで達していた。
     アイスランド全島、南部を除いたブリテン諸島も氷床に覆われていた。
      一方 南半球では、パタゴニア氷床が チリ南部、南緯41度付近まで達した。
      チベットや、カシミール地方の バルティスタン(パキスタン北端部)とラダック
     (インド西北部)、アンデス山脈アルティプラーノ も氷床に覆われていた。
 
      アフリカ中東東南アジアでは小規模な山岳氷河が形成され、特に
     アフリカでアトラス山脈とバレ山地、東南アジアでは ニューギニア氷河
     存在した。
      オビ川エニセイ川は 広大な氷床によってせき止められ、巨大な湖が
     形成された。
 
       永久凍土が、ヨーロッパでは 氷床の南から 現在のハンガリーセゲドまで、
     アジアでは北京まで発達していた。しかし 北アメリカ では 標高の高い所
     以外では 氷床の南域に 永久凍土は発達しなかった。
 
    間氷期    (1.5万年前〜現在)
 
 
 
            最終氷期以降の海水準の変化
                       
            約2.1万年前 (最終氷期の時に最も氷床が拡大した)
           最終氷期の最寒冷期(最終氷期最盛期Last Glacial Maximum、LGM)
 
 
   最終氷期最盛期には 地球全体の気温が低下しており、数10万立方kmの
  氷が、北欧や北米を中心とした大陸に氷河氷床として積み重なった。海水を
  構成していた水分が 陸上の氷となったため、海水量が減少したことに加え、
  水温が低いために その体積も収縮したため、海面は 約120m低下、サンゴ礁
  は地上に取り残され、海岸線は 現在よりも沖へ遠くなった。
   この海水準が最も低下した時代、東南アジアでは 現在の浅い海が陸地に
  なっており「スンダランド」を形成していた。
   アジアとアラスカ間(ベーリング陸橋を通って北アメリカ先住民の祖先が 
  アジアから移住したとされる。
 
    ウルム氷期の期間は広大な氷河が陸地を覆っていた。北アメリカに到達した人類も
    南北3500km東西4400kmの ローレンタイド氷床 (厚さ:最大3km) に南下を阻まれた。
    ウルム氷期が終了すると、人類は アメリカ大陸の南へと拡散していく。遺跡の調査や
    DNAの研究から、ローレンタイド氷床を突破した人類が南アメリカの南端に達するまでは、
    ほぼ1000年だったと推定される。
 
   最寒冷期の直前は 多くの地域では 砂漠も存在せず、現在よりも湿潤だった
  ようである。特に 南オーストラリアでは、4万年〜6万年前の間の湿潤な時期に
  アボリジニが移住したと思われる。
 
   現在温暖な地域は 非常に乾燥していて、一般に寒冷であった。南オーストラリア
  やサハラ砂漠南部のサヘル地域では 降水量が9%まで減少し、植物相は
  氷河に覆われたヨーロッパや北アメリカ地域と同じくらいまで減少した。
   比較的影響の少なかった地域でも 熱帯雨林は 大きく縮小し、西アフリカの
  熱帯雨林は グラスランド(熱帯性の大草原)に囲まれて「避難するような」状態
    であった。アマゾンの熱帯雨林は 拡大したサバナによって 2つに分割されて
  いた。東南アジアの熱帯雨林地域も似たような影響を受け、スンダランド
  東西端以外は落葉林が広がっていたと思われる。
  中央アメリカ とコ ロンビア のチョコ地域だけが熱帯雨林として実質的に損なわれず
  に残っていた。
    砂漠地域のほとんどは その面積を拡大していた。 ただ アメリカ西部では
  例外的にジェット気流が変化して 現在 砂漠である地域に大量の雨を運んで
  いたオーストラリアは移動する砂丘に大陸の50%が覆われ、南米のグランチャコ
  やパナマも同様に乾燥していた。
   現在の亜熱帯地域、特に 東部オーストラリアやブラジルの大西洋沿岸森林地域
  や中国南部では 乾燥化により 森林の大部分が喪失し、荒涼としたウッドランド
  (疎開林)が分布していた。中国北部は 寒冷だが 氷河に覆われることは無く
  ツンドラと大草原が混在し、森林の北限は 少なくとも現在より緯度にして20度
  南にあった。
 
 
                        (つづく)
 
 

 
  ミランコビッチ・サイクルを決定付ける変化要素とその結果 (100万年前まで)
   歳差運動(Precession)の周期は3つあり、それぞれ1万9000年、2万2000年、2万4000年。
   自転軸の傾斜角(Obliquity)の変化は、周期4万1000年。
   公転軌道の離心率(Eccentricity)変化は、周期9万5000年、12万5000年、40万年。
   この結果、北緯65度における日射量は 複雑な変化を示すことが計算できる。
   氷床規模の変化は、日射量の変化と相関が良いように見える。
 
   なぜ「氷河期」が起こるのか?
   ――― 大きな スケール で起こる氷河期についても、氷河期の中での より
      小さな氷期/間氷期の繰り返しについても、議論が決着していないが、
      一般的な総意としては、大気組成(特にCO2メタンのフラクション)と、
      「ミランコビッチ・サイクル」として知られる 太陽を回る地球の軌道要素
             (おそらく銀河系を回る太陽系の軌道も関係する)、及び 大陸の配置
             の組合わせ、の3つの要素が組合わされたものが その原因とされる。
   ――― 新生代の氷河時代が始まった原因の大きなものとして 南極大陸
             の移動がある。中生代ゴンドワナ大陸の一部であった南極大陸の
             分裂と南への移動によって 南極大陸の寒冷化が始まり、分裂と南下
      によって発達した南極環流が 南極大陸への熱輸送を遮るようになり、
      更に寒冷化を進めた。4000万年前に 南極の氷床の成長が始まった
 
 
 米国防総省が専門家に依頼して作成した地球温暖化の影響による大規模な
 気候変動を想定した安全保障についての報告書
   Peter Schwartz and Doug Randall,
  An abrupt climate change scenario and its implications for United States national security
                                      October 2003
  ――― 地球温暖化による海流の変化が原因で、北半球では 2010年から平均気温が
   下がり始め、2017年には平均気温が 7〜8℃下がるという。逆に 南半球では、急激に
   温度が上がり、降水量は減り、旱魃などの自然災害が起こるという。
 
 
 

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これまでも様々な学者が大きなサイクルの中に私たち人類が存在していることは地学の時間でも学んだ記憶がある改めて昨今の全世界的な異常現象を考え合わせれば理解できる。
これから多少とも食糧事情はひっ迫しそれを巡っての対立は激発してくるだろう。そこで現在のTPPとは大国が世界の食糧を支配を目論んでいる二しか見えないのだ

2014/5/9(金) 午前 9:45 [ nasutondenhey ]

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nasutondenhey さんへ。はじめまして。コメント、ありがとうございます。

そうですか・・・、地学を習われましたか。私は 高校の時 地学の教科書は
買ったわけですが、この授業はありませんでしたので、自分で 時々 読んで
いました。

マスコミは、さかんに異常気象のことを報じていますが、私は 実は どうも
胡散臭いと思っています。昔から こういう平年から逸脱した気象というのは
あったのだろうと思います。大騒ぎする程のことじゃないだろうと・・・。
もちろん 被害の当事者は 大変ですが、異常気象というのは、この地球では
ふつうのことで、もし 異常気象がなければ、それこそ 地球は大変なこと
になるんじゃないか? と思うのです。

で、こういうのを 必要以上に強調する裏には、仰るような政治的・経済的
な意図があるものと思います。合掌

2014/5/9(金) 午後 0:36 [ kyomutekisonzairon ]

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確かに地球の気象変動は一年程度の観測では判らないものだと貴方の説は最もです。正直言って地学の授業は面白かったと思います。
しかし私は一つに熱中することはできないタイプであって専門家にはなれません。地球がこれから氷河期に向かっているのか、それとも温暖化が進んで地球上の生物が絶滅に向かっているのかは大いに関心興味がある点です。あなたのこれからの一層の研究を期待します。

2014/5/31(土) 午後 4:28 [ nasutondenhey ]

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nasutondenhey さんへ。お早うございます。

激励、ありがとうございます。
フクシマのことに 忙殺されて、地球温暖化&CO2原因説の検討に手が回らない
状態が続いていて、申し訳ありません。
(両者は 深く 根っ子が関係しているという見立てをしてはいるのですが・・・)

地球上の生き物が すべて絶滅するというのは、太陽には寿命があるので、
遠い将来は ほとんど確実なことでしょうね。
ただ、人類という 特殊な進化をした生き物は、その自らの特殊性を原因として、
太陽の寿命のはるか以前に 絶滅する可能性が高いだろうと思います。
実際、米ソ冷戦期には その現実的な可能性がありましたね。

いずれにしても、我々生き物に 永遠ということはないわけで、ついには 全て
いなくなってしまうのでしょう。
この宇宙すら 永遠ではないということですし・・・。合掌

2014/6/1(日) 午前 8:59 [ kyomutekisonzairon ]


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