混沌の時代のなかで、真実の光を求めて

現代に生きる私の上に 仏法は何ができるかを 試そうと思い立ちました。//全ての原発を 即刻停止して、 別の生き方をしましょう。

現代の問題 1.〜科学

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気候と人類活動(3)

(2) のつづき
 
 サハラ砂漠
     東西 5,600km、南北 1,700km   面積: 約1,000万km2
       アフリカ大陸の1/3近くを占める。
     サハラ砂漠中央部は極度に乾燥しており、植生はほとんどない。
     砂漠の端で山地から水の供給のある所では草、潅木、高木が生えている。
     サヘルとの境界は 年間降水量150mmの線。
 
          砂漠の南縁地部の半乾燥地帯をサヘル(下図)と呼ぶ。
         
           半乾燥草原から灌木の茂るサバンナへの移行地帯
 
 
   サハラの先住民は、西部全体に居住する白人系のベルベル人
  ティベスティ山脈周辺に居住する黒人系のテダ人(トゥブ人)。
  これに、6世紀以降東からやってきたアラブ人と、アラブ人とベルベル人の両方
  の祖先を持ち イスラム化しムーア人がいる(西方のモーリタニア周辺を中心に居住)。
 
 
   ベルベル人: アフロ・アジア語族ベルベル諸語
       先祖は タドラルト・アカクス (1万2000年前) やタッシリ・ナジェール代表される
       カプサ文化 (1万年前 - 4000年前) と呼ばれる細石器文化を築いたとされており、
       チュニジア周辺から北アフリカ全域に広がったとみられている。
 
        カビール人シャウィーア人ムザブ人トゥアレグ人をはじめ、リーフ人
       シェヌアス人シルハ人などのグループに分かれる。
       東は エジプト西部の砂漠地帯から 西は モロッコ全域、南は ニジェール川方面
       までサハラ砂漠以北の広い地域にわたって分布し、その総人口は 1000万人から
               1500万人ほど。モロッコでは 国の人口の半数、アルジェリアで 同1/5、その他
       リビア、チュニジア、モーリタニア、ニジェール、マリなどで それぞれ人口の数%
       を占める。
 
          タドラルト・アカクス の岩絵 
 
     リビアの首都トリポリの南に約1000kmにもわたって連なるタドラート・アカクス山脈の
    谷間にあるリビア西部の砂漠地帯、アルジェリア国境にも近い、このタドラルト・アカクス地域
    には、BC12000年頃〜AD100年頃の間、タドラット・アカクス山脈の岩肌に描かれた
    岩絵が、多数、残されている。
     岩絵には、ゾウ、キリン、水牛、ウマ、レイヨウ、ダチョウ、羊、ラクダや、馬に乗った人
    などが描かれており、当時、辺りは緑豊かなサバンナ地帯で、狩猟や牧畜中心の生活
    が行われていたことを示す。また、音楽や舞踊といった日常の様々な生活風景の岩絵
    もある。
 
         タッシリ・ナジェールの岩絵     
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     アルジェリア南東部のサハラ砂漠に約500kmにわたる台地状のタッシリ・ナジェール山脈
    (最高点は標高2158m、砂岩でできている) に、BC6000年頃から紀元前後までの間に
    描かれた2万点以上の岩絵や線刻画が残っている。
           アルジェリア 世界遺産 タッシリ・ナジェール 壁画(ビデオ)
 
 
 
 
 50万年前 サハラ砂漠周辺に人類が定住 
      石碑などから、この地帯は湿潤な気候で、野牛などの狩猟が行われた
     ことがわかる。
 
 BC 3万5000年〜BC8000年頃
      野牛・ゾウカバなど、今日 この地域で絶滅した動物が生息した。
         人間は 主に棍棒で武装し、他に斧も使用した。槍はなかった。
 
   2万年〜1万2000年前 サハラ砂漠が最も拡大し、現在のサヘルのほとんど
     が砂漠に呑み込まれていた。
   1万年前 最終氷期の終焉とともに サハラは 湿潤化しはじめる。
 
 BC7500年〜BC4000年頃
      研磨した石斧や石の鏃などが作られ、狩猟に弓矢を使用した。
 
     この時代の後期には、村落が形成され、今までより 多数の人口が
     維持可能になった。また アジアから輸入された家畜(ヒツジヤギ)の
     群れを飼育した。
 
     8000年前 もっとも湿潤な時期を迎えた
      砂漠は アトラス山脈直下の一部にまで縮小し、サハラは ほとんどサバンナ
     やステップとなり、森林も生れた
   7500年前 一時乾燥化するが すぐに回復し5000年前まで湿潤な気候が
     続いた
 
 
 BC3000年〜BC700年頃
      この時代の初期 ウマラクダ乳牛飼育が行われるようになった。
     BC1220年頃から、フェニキア人との交易により 鉄器がもたらされた。
      サハラ砂漠からエジプトに渡って 幾つかの王国による連合体が作られた。
     ( これらの王国は 海岸付近に位置したが、中には砂漠の中に及ぶものもあった )
 
     ※ 三内丸山遺跡 (約 5500年〜4000年前 青森市
 
 
  その後 徐々に乾燥化し、歴史時代を通じて 乾燥化は進行しており、砂漠の
  南下も進行中で、5000年前と比べると 砂漠の南限は 1000kmも南下している。 
 
 

 
 ヤギ(山羊
    ヤギの家畜化はイヌに次いで古いとされる。ただ、野生種と家畜種の区別
   が難しく、その起源は確定的ではない。
   新石器時代BC7000年頃の西アジアの遺跡から遺骨が出土しており、
   この頃 家畜利用が始ったか?
 
    用途により乳用種毛用種肉用種乳肉兼用種などに分化し、その品種
   は数百種類に及ぶ。
 
    初めて搾乳が行われた動物はヤギと考えられ、チーズバターなどの
   乳製品も、ヤギの乳から発明された。
    乳用のほか、肉用としても利用され、皮や毛も利用される。
    群れを作って移動するヤギは、遊牧生活にも都合が良く、肉や毛皮、乳を
   得ることを目的に家畜化された結果、分布域を広げていったと考えられる。
 
    (  ヤギは 粗食によく耐え、険しい地形も 苦としない。そのような強靭な性質から、
     山岳部や乾燥地帯で生活する人々にとって 貴重な家畜となっている。
      ユーラシア内陸部の遊牧民にとっては、ヒツジ、ウシ、ウマ、ラクダとともに 五畜
     の一つであり、特に ヒツジと比べると 乾燥に強いため、西アジアの乾燥地帯では
     重要な家畜であり、その毛が テントの布地などに使われる。ヤギの乳質は ウシに
       近く、乳量は ヒツジよりも多い。
     農耕文明においては 飼育されてはいたが、遊牧民ほど重宝しなくなった。ヤギは
     農耕そのものには役に立たず、ヒツジの方が 肉や毛皮が良質であり、また、新たに
     家畜化されたウシの方が 乳が多く 農作業に適していたからである。 
 
 
 ヒツジ
    ヒツジの祖先は、中央アジアのアルガリ、中近東のアジアムフロン、インドの
   ウリアル、地中海のヨーロッパムフロンの4種の野生ヒツジに遡る。
    新石器時代から野生の大型ヒツジの狩猟が行われていた形跡がある。
    家畜化が始ったのは 古代メソポタミアとされBC7000〜6000年頃の遺跡から
   野生ヒツジとは異なる小型のヒツジの骨が大量に出土している。
 
    ヒツジは、その「脂肪」と「毛」を目的に家畜化された。
    山岳や砂漠、ステップなど乾燥地帯の遊牧民にとって、重要な栄養素である
   脂肪は ヤギからは充分に得ることができず、現代でも ヒツジの脂肪が最良
   の栄養源である。(他の地域で 脂肪摂取の主流となっているブタは、こうした厳しい
    環境下での飼育に適さず、宗教的にも忌避されている。
    野生のヒツジは、春に上毛(ケンプ)が抜ける(換毛)性質があり、紀元前
   から人類は、この抜け落ちたケンプで フェルトを作っていたようだ。
   ( 現代の家畜化されたヒツジは 換毛しない )
    ※ 野生のヒツジの毛(フリース)は 2層になっている。外側を太く粗く長い「上毛(粗毛
      ケンプ)」に覆われ、肌に近い内側に 産毛のような短く柔らかく細い「下毛(緬毛、
         ウール)」がわずかに生えている。最初期のヒツジの緬毛(ウール)は未発達で、
      利用されていなかった。
      
    家畜化されたヒツジは、改良によって ケンプを退行させる代わりに、
   ヘアーと呼ばれる中間毛 と 緬毛(ウール)を発達させた。
   BC4000年頃 ヘアータイプやウールタイプのヒツジが分化。
   BC2000年頃 バビロニアは ウールと穀物と植物油の三大産物で繁栄した。
 
    野生のヒツジのケンプは 黒色、赤褐色や褐色だったが、改良により
   ヘアーやウールタイプのヒツジからは 淡色や白色の毛が得られ、染料技術
   と共に メソポタミアから エジプトに伝播、彩色された絨毯は 重要な交易品
   となった。
 
 
 ラクダ  ウシ目偶蹄目)・ラクダ科・ラクダ属
     西アジア原産で 背中に 1つのこぶをもつヒトコブラクダ と、中央アジア原
    で 2つのこぶをもつ フタコブラクダ の2種が現存する。
 
     ラクダ科の祖先は もともと北アメリカ大陸で進化し、200万〜300万年前に
    陸橋化していた ベーリング海峡を通って ユーラシア大陸へ移動、ここで現在の
    ラクダへと進化した。 北アメリカ大陸のラクダ科は絶滅したが、パナマ地峡
    を通って南アメリカ大陸へと移動したグループは生き残り、現在 リャマ
    アルパカビクーニャグアナコの近縁4種が生き残っている。
 
     ヒトコブラクダとフタコブラクダの家畜化は おそらく それぞれ独立に行われ、
    家畜化は、 
    ヒトコブラクダは BC2000以前・BC4000・BC1300〜1400など諸説あるが、恐らく
    アラビアで行われ、そこから 北アフリカ・東アフリカなどへ広がった。
    フタコブラクダは 恐らく BC2500年頃、イラン北部からトルキスタン南西部に
    かけての地域で家畜化され、 イラク・インド・中国へと広がったとされる。
 
      ラクダを最初に家畜化したのは古代のアラム人ではないかとされる。
    アラム人は ヒトコブラクダを放牧する遊牧民或は ラクダを荷物運搬に使って
    隊商を組む通商民として歴史に登場した。
     砂漠を越えることは他の使役動物では ほぼ不可能であるため、ラクダを
    使うことで はじめて砂漠を横断する通商路ができた。
     サハラ砂漠では、それまで 主な使役動物だったウマに代って 3世紀
    に 東方から ラクダがもたらされ、はじめてサハラを縦断する交易ルートの
    開設が可能となり、サハラ交易がスタートした
 
     背中のこぶの中には脂肪が入っており、エネルギーを蓄えるだけでなく、
    断熱材として働き、をほとんどかかないラクダの体温が日射によって
    上昇しすぎるのを防ぐ。
 
     乾燥した環境に適応しており、水を飲まずに数日間は耐えられ、砂塵を
    避けるため 鼻の穴を閉じることができ、目は 長い睫毛(マツゲ)で保護され
    ている。哺乳類には珍しく瞬膜を完全な形で備えている。
    また、塩分濃度の非常に高い水でも飲むことができる。さらに の皮膚
    が分厚く発達して 断熱性に優れ、ここを接地して座れば 高温に熱された
    地面の影響を受けることなく休むことが出来る。
 
     ラクダの(ヒヅメ)は小さく、指は 2本で、5本あったうちの中指と薬指が
    残ったもの。退化した蹄に代わり、脚の裏は 皮膚組織が膨らんでクッション状
    に発達している。これは 歩行時に地面に対する圧力を分散させて、脚が
    砂にめり込まないようにするための構造である。
 
     ラクダは 一度に 80〜136 L もの水を飲むが、その水は血液中に吸収
    され、大量の水分を含んだ血液が循環する。ラクダ以外の哺乳類では、
    血液中に水分が多すぎると その水が赤血球中に浸透し、その圧力で
    赤血球が破裂してしまう(溶血)が、ラクダは 水分を吸収して 2倍にも膨れ
    上がっても破裂しない。また、水の摂取しにくい環境では、通常 34-38度の
    体温を40度位に上げて、極力水分の排泄を防ぐ。勿論 尿の量も最小限
    にするため、濃度がかなり高い。 人間は 体重の1割程の水が失われる
    と生命に危険が及ぶが、ラクダは 4割が失われても生命を維持できる。
 
     ヒツジヤギウシなど 乾燥地域に やや適応した他の家畜と組合せて
    飼育されることが一般的。これは、飢饉や疫病等によって 家畜が大打撃
    を受けた時のリスク軽減のため。
     ラクダは 繁殖が遅く増やすのが難しいが、寿命は約30年と長く、乾燥に
    強いために旱魃の際にも 他の家畜に比べて打撃を受けにくいため、
    ヒツジやヤギが可処分所得として 短期取引用に使用されるのに対し、
    ラクダは備蓄として、長期の資産形成用として使用される。
 
 
 
 
                       (つづく)
 
 
 

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