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暗黒の宇宙の中で、恒星は 自ら光を出して輝く。
しかし、惑星は 光に照らされて輝く。
我々人間は、恒星のように、自ら光を出して 輝くモノではなく、
惑星のように、光に照らされて 輝くものである。
我々衆生の、これが 恐るべき 存在の限界である。
古人が、太陽を この上ないものとして崇めたのは、
いろいろ 理由はあろうが、
この「 自ら光るもの 」という事実にあるだろう。
我々はじめ これ以外の すべてのモノは、
太陽がなければ、まったくの暗黒、死の世界のなかにある。
この現実に対する 己が実存の深みからの 畏怖と感嘆ゆえに、
古人は 太陽を崇めたのではないだろうか?
我々は、いかに 科学を発展させても、
自ら光を出して、周囲を照らし 温められるような存在ではない。
永遠に 冷たい闇の存在である。
(つづき)
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