混沌の時代のなかで、真実の光を求めて

現代に生きる私の上に 仏法は何ができるかを 試そうと思い立ちました。//全ての原発を 即刻停止して、 別の生き方をしましょう。

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(5) のつづき
 
  漫画「美味しんぼ」への 中央・地方の行政機関や政治家、マスコミの
 過剰とも思われる反応は、それぞれの思惑から為されたのであり、その
 具体的な所は 知る由もないが、
  彼らが この漫画のどこに 一番 反応したか? というところを、
 改めて 見てみる。
 
  まず、一番 クローズアップされたのは、
 放射線の影響として 鼻血がでるものかどうか?
 ということで、
 これを認めることは、ICRPの放射線防護体系の信頼性を脅かし また、
 これに依る 政府や県の事故対応全般の破綻につながるという危機感
 からであろう。
 
 
  次に、風評被害。つまり 放射能への健康影響への不安から福島県産品
 や観光業などへの忌避感情に対する経済的危機感から。
 しかし、これは (4)で指摘したように、漫画は 大した影響ではない。
 
 
 
  そして、県内外の人々の「感情」への配慮である。
 
 福島県は、 
                                  平成26年5月7日 福島県
 
   このように、県のみならず、県民や関係団体の皆様が一丸となって復興に
  向かう最中、国内外に多数の読者を有し、社会的影響力の大きい「週刊ビッグコミック
  スピリッツ」4月28日及び5月12日発売号の「美味しんぼ」において、
  放射線の影響により鼻血が出るといった表現、また「除染をしても汚染は取れない」
  「福島はもう住めない、安全には暮らせない」など、作中に登場する特定の個人の
  見解があたかも福島の現状そのものであるような印象を読者に与えかねない表現
  があり大変危惧しております。
   これらの表現は、福島県民 そして本県を応援いただいている国内外の方々の
  心情を全く顧みず、殊更に深く傷つけるものであり、また、回復途上にある本県の
  農林水産業や観光業など各産業分野へ深刻な経済的損失を与えかねず、さらには
  国民及び世界に対しても 本県への不安感を増長させるものであり、総じて本県
  への風評を助長するものとして 断固容認できるものでなく、極めて遺憾であり
  ます。・・・
 
  と言っており、
 「風評被害」という言葉を、「経済的被害」を超えて 「心情」にも拡大適用
 している。
 
  ここに 「県の内外の方々の心情」とあるが、これは たとえば、 
 産経の記事に スポーツジャーナリスト・増田明美氏の 
  
   ・・・ 5月中旬、東京都内のホテルで福島県いわき市の「いわき応援大使」の
  委嘱状交付式が催されたときのことである。大使は40人と1団体。いわきが故郷
  の人や、いわきと縁がある人たちばかりだ。
  私は 毎年2月に開催される、いわきサンシャインマラソンにゲストランナーとして
  参加していることがご縁だった。
   この日、市長の清水敏男さんからは、より元気な“いわき”を作ろうと、各界の人の
  意見を聞く情熱が伝わってきた。思えば、地震、津波、原発事故と三重苦に見舞われ
  ている福島だが、それだけではない。最大の被害は風評被害だという。
  これほど 人の心を傷つけるものはないのだ
   漫画「美味(おい)しんぼ」が話題になっている。私も読んでみたが、不安をあおる
  大げさな表現が目立つように思えた。例えば、「(圧力容器内の蒸気を抜くための
  ベントを行ったせいで) 双葉町では 爆発以前に毎時1590μ㏜を計測している。
  (中略)そうとは知らず避難最中、我々はその放射線を浴び続けた」「それはひどい」
  「むごすぎる」…と会話が続く。 
    この表現を放射線の知識がない人が読むと、とんでもない被曝をしたと勘違い
  するだろう。避難する間ずっと1590μ㏜だったわけではないし、外を歩いて避難
  し続けたわけでもない。表記の仕方も1・59m㏜と書けばいいのに、数値が高い
  印象を植え付けようと1590μ㏜と書いたように感じた。
  参考までに、胸部CTの検査を1回受ければ、約7000μ㏜を被曝する。皆が慣れ
  親しんだ漫画内のキャラクターを使って自分の考え方を流布しようとしていることに
  怒りを覚える。
 
   福島では毎年11月に東日本女子駅伝が行われる。私は震災後も変わらず、
  秋になると、この駅伝に出向き、福島県内の中高生を取材しているが、選手や
  関係者から鼻血のことなど聞いたことがない。
   郡山市や福島市の小中学校でもときどき、子供たちと一緒に校庭で走る。どの
  学校にも放射線量を測るモニタリングポストが設置されているが、昨年10月に郡山
  の学校を訪れたときの数値は毎時0・136μ㏜で、パリのシャンゼリゼ通りと同じ位
  だった。ローマの市内では 0・3〜0・4μ㏜と聞く。
   なのにいまだに、「福島では子供たちが校庭で遊べずに運動不足でいる」などの
  言葉が躍っている。福島のテレビ局の友人が怒っていた。「運動会の映像を送ったら、
  東京のニュース担当が『マスクして競技している映像はないか』と言ってきた」と。
  不安をあおる一部のメディアの責任も大きい。自分の目で確かめてほしい。怖いと
  思ったら 噂などをうのみにするのではなく、ちゃんと確かめてほしい。怖がるにしても
  「正しく怖がる」ことが大切だ。
   いわき応援大使の会、乾杯のあいさつで、テレビプロデューサーの石井ふく子さん
  は 「 先日、築地市場に出始めたメヒカリをいただいて涙が出ました 」と。これからも
  私は子供たちと一緒に走る時間を増やしたい。風評被害なんかに負けずに「 前に
  進もう 」という思いを込めて走りたい。
 
 
 ――― というような発言がある。
 
  彼女は、<「正しく怖がる」ことが大切だ> と、福島の人たちには 耳に
 タコができるほど聞いてきた言葉を、ここで繰り返している。
 マラソン選手だった彼女に、放射線の健康被害に どれほどの知識があるか
 きわめて疑わしいが、
  まさに 増田氏のような、政府や県 また市町村 に協力している or の協力
 なしには活動できない人たちに 不安を与えることを、福島県は
 
   福島県民 そして本県を応援いただいている国内外の方々の心情を全く顧みず、
  殊更に深く傷つけるものであり・・・国民及び世界に対しても 本県への不安感を
  増長させるものであり、総じて本県への風評を助長するものとして 断固容認できる
  ものでなく・・・
 
 と言っているのであろう。
 
   事故後から 福島県内に限らず、ことさらに 汚染地帯で 大小の色々な
 スポーツ大会やイベントが開かれてきた。 
 震災処理も まだ終わらず、避難住民が不自由な仮設生活を強いられている
 中、そうした事への対処は 県外のボランティアに任せて、風に土埃の舞う
 空間放射線量も高い 運動場or競技場で 若者たちが 大声を上げ 汗を
  流しているサマに、私は 衝撃を受けた。応援席には 乳飲み子を抱えた
 選手の母親の姿もあった。
  あたかも、大震災&原発事故がなかったかのように 3.11以前と同じ、
 或いは 罹災を被らなかった地域と同じ振る舞いを かの地の人々or若者
 はしていたのである!
 
   いずれにしても、当地の住民の多くは、被曝環境にあるという自らの現実に
  真正面から対処できず、これを無いものとして 今までどおりの生活する他、
  道を見出せなかったのである。
 
   事故から2年目の春のこと、
  私が泊った宿の女将は「 この辺りは 線量が高いとこ いっぱいあるよ。 でも
  仕方がないんだよ 」と サバサバした調子で言いながら夕食を出し、中学1年の
  子を持つスナックの女は 他の客がいなくなった時、被曝環境のことに話が及ぶ
  と ただ涙を流すほかなかったのである。
   また、福島駅の傍の埃っぽい道を、女子高校生がマスクもせず、髪を風になびか
  せながら下校しており、 団地の家々の鉢も植え込みも 事故前と同じであったし、
  ある家の門の前では、初老の男が側溝に座り込み のこぎりで板を切っていた。
   また、風に吹きさらされている コンビニに 軽トラで乗り付けた 百姓の服は 
  土で汚れていたし、線量の高い所に住む 2人の子を持つ男は 春の山を見上げ
  ながら、「 今年は ひときわ山が輝いて見える。木々がセシウムを吸って勢いづいて
  いるのかと思う。私の感覚が狂ってしまったのだろうか? 」と 目を赤くした。
  
 
 
  おそらく、学校の部活や 行政・体育連盟が催す こうした大会の背後には、
 文科省の指導or意向があったのであろう。或いは 地元の学校やスポーツ
 の関係者の強い意向に 文科省は乗っかったのであろうか?
 
   (事故後、福島県はじめ 放射線管理区域相当に汚染された観光地への修学旅行
  の企画が 関東・東北の学校で流行ってきたのも、スポーツ大会や各種イベント
  と同じ背景があるだろう。)
       
     ※ 文科省が 20m㏜/年を決定した経緯
      <ガラスバッジ(1)、 (2)、 (3)、 (4)、 (5)、 (6)、 (7)、 (8)、 (9)
         (10)、 (11)、 (12)、 (13)、 
 
 
 
    事故以来、中央、地方行政は連携して 県の内外の人々を巻き込み、
 「絆」の名のもとに  こうしたことを 陰に陽に推し進めてきたわけだが、
  漫画「美味しんぼ」は こうした行政の政策に対して、真っ向から
 
   「 除染をしても汚染は取れない 」
   「 福島はもう住めない、安全には暮らせない 」 
 
 と 疑問を呈していたのである。
 
  こういうことは、すでに いろいろな方面で言われてきたことで、
 「美味しんぼ」も こうした見解を 反復していたにすぎなかった。
  しかしながら、
 今までは 見逃していた こういう発言を、行政や自民党政治家 打って一丸
 となって ‘今度ばかりは見逃せない’となった経緯は よく分からないが、
 除染&帰還政策や甲状腺検査などに関与してきた環境省は、双葉町と県
 の 出版社への抗議or申し入れの翌日、「 鼻血は 放射線の影響でない 」
 メッセージを出し、石原環境相は「地元の産品の販売に協力してもらっている。
 (風評被害が発生すると)取り返しがつかない」と述べている。
 
  つまり、政府・官庁や県が 県内外の国民を巻き込んで推し進めてきた
 20m㏜/年の避難基準と除染&帰還政策、汚染地帯の産物の販売促進や
 観光客呼び戻し、各種イベント や スポーツ大会・・・、こうした事に関った人々
 本県への不安感」をもち、自分の行為は間違っていたのではないか
 と動揺することに、「本県を応援いただいている国内外の方々心情
 全く顧みず、殊更に深く傷つけるもの」と危機感を懐いたのではないか?
 
 
                                                 (つづく)
 

 
 
小学館への抗議文
  平成 26年 4月28日に 貴社発行 「スピリッツ」の美味しんぼ第604話において、
前双葉町長の発言を引用する形で、福島県において原因不明の鼻血等症状がある人
が大勢いると受け取られ表現がありま した 。
 双葉町は、福島第一原子力発電所の所在町であり 事故直後から全避難を強いれ
ておりますが、 現在 、原因不明の鼻血等の症状を町役場に訴える町民 が大勢いる
という事実はありません。 第604話の発行により、町役場対して県外の方から福島産
の農物は買えない、福島県に住めない、福島方面へ旅行中止したなどの電話が
寄せられており、復興を進める福島県全体にとって 許しがたい風評被害を生じさて
いるほか 双葉町民のみならず福島県民へ差別を助長させることになると 強く危惧 して
おります。
 双葉町に事前の取材が全く なく 、一方的な見解のみを掲載した今般の小学館の
対応について、町として厳重に抗議します。
                             平成26年5月7日  福島県 双葉町
 

 
      文部科学省関係リンク集  スポーツ
                 (独立行政法人日本スポーツ振興センター)
          連盟は関連するスポーツ協会やメディアなどと共に大会を主催している
 
 

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